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ら〜じ・PonPon

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ら〜じ・PonPon
ジャンル こめでぃたっちほすぴたるしみゅれーしょんAVG
対応機種 Windows95/98/98SE/Me/XP/Vista
開発元 オーバーフロー
発売元 オーバーフロー
発売日 1999年11月26日(パッケージ版)
2007年1月26日(ダウンロード販売版)
価格 税込9240円(パッケージ版)
税込2940円(ダウンロード販売版)
レイティング 18禁
セーブファイル数 20
メディア CD-ROM:1枚(パッケージ版)
画面サイズ 800×600/16bit-COLOR
BGMフォーマット MIDI
キャラクターボイス ヒロインのみフルボイス
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
備考 必須CPU:Pentium 133MHz以上
必須メモリ:32MB(XPでは160MB)以上
必須HDD:最少2MB、標準:285MB、フル:410MB
パッケージ版はロットアップ済み
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ら〜じ・PonPon』(らーじぽんぽん)は、1999年11月26日オーバーフローより発売されたアダルトゲーム

概要

オーバーフローのデビュー作[1]。ヒロインの妊娠をテーマに、コメディータッチの物語が展開する。シナリオはメイザーズぬまきち、原画はBou西E田が担当。

大きな特徴としては、本作以前のアダルトゲームではバッドエンドの一種のように扱われることが多かった主人公と婚姻関係を持たないヒロインの妊娠を肯定的に扱いながら、ゲームの主題としている点が挙げられる。これにより、本作はアダルトゲーム業界に妊婦属性を1ジャンルとして確立する嚆矢となった。2008年現在でこそ珍しくなくなった孕ませシチュエーションも本作発売当時はまだ稀少だったため、妊婦となったヒロインの体型に嫌悪感を催すプレイヤーには、設定画面でヒロインの体格を変えず母子手帳を持たせるグラフィック差分を選択可能な配慮が施されている。

ゲームシステムについては、単なるコマンド選択型恋愛アドベンチャーゲームではなくマップ移動と時間の概念が導入されており、目的地を移動する度にそれが経過するなど、オーバーフローの本家である有限会社スタックがかつてコンシューマ移植作業を請け負った『同級生』シリーズからの影響が見られる。また、様々な漫画ゲームなどから引用したパロディーも散りばめられている。

なお、登場人物の多くはオーバーフロー作品の根幹を成す家系に属している。

あらすじ

主人公・伊能歩は、平凡なサラリーマン同棲中の恋人・鷲野るり香が仕事でパリへ旅立つ日の前夜、歩は彼女と今まで以上に激しく愛し合う。ところが4ヶ月後、るり香はいきなり帰国して歩の元へ…彼女は歩の子を身篭っていたのだ。認知結婚を迫っても煮え切らない歩に、るり香は激怒して家を飛び出すと、そのまま出産のために入院してしまう。

るり香以外の女性達も絡む中、歩はどのような未来を掴むのか…。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

伊能 歩(いのう あゆむ)
主人公。平凡なサラリーマン。恋人のるり香とは大学時代からの仲で、同棲中。優柔不断な上、女性を軽視しがちな性格。
PureMail -ピュアメール-』の緒方圭、『School Days』の伊藤誠をはじめ、その他のオーバーフロー作品の主人公は、殆どが異母兄弟にあたる。『Summerラディッシュバケーション!!』、『オーバーフロー プレミアム・トリロジーBOX』において彼の壮絶な過去が明らかになっている。
鷲野 るり香(わしの るりか)
メインヒロイン。ヤキモチ焼きな性格で、あまり大きくない乳房コンプレックスを持っている。仕事でパリへ旅立つ日の前夜に歩と激しく愛し合うが、その際に彼の子を身篭り、4ヶ月後に仕事を投げ出して帰国する。
鷲野 美咲(わしの みさき)
るり香の妹。ハチャメチャな性格で、るり香をも巻き込むタイプ。歩のことを「お兄ちゃん」と慕う。パリ赴任中に歩が浮気しないよう、るり香にお目付け役を頼まれるが、実は小さい頃から歩に想いを寄せている。
奈川 ゆかり(ながわ -)
るり香の入院先で、彼女の担当となる看護婦。歩の従妹かつ幼馴染でもあり、かつて親同士の事情から離れ離れとなってしまった歩に、今も想いを寄せている。
PureMail』のヒロイン、奈川碧の姉。『Summerラディッシュバケーション!!』、『オーバーフロー プレミアム・トリロジーBOX』において、歩との血縁関係および歩一家とかつて別離したいきさつがより詳細に語られている。
沢越 桃里(さわごえ とうり)
るり香の隣室に入院してきた、臨月の妊婦。明るく天然系ドジっ娘。マザコンでオタクな夫と、意地悪なを持つ。
板崎 かおり(いたざき -)
美咲の後輩。内気な性格で、るり香の入院先の周りを不安そうにうろつきながら、入りたそうにしている。

以上の面々の他、隠れキャラクターが存在する。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


脚注

  1. ^ 実際は次作の『PureMail -ピュアメール-』の方が先に企画されており、諸事情で本作の方が先に開発・発売されたという経緯がある。

関連項目

外部リンク