日本の文化
日本の文化 (にほん〔にっぽん〕のぶんか)
文化とは、人間の社会が長年にわたって形成してきた慣習や振舞いの体系を指し、衣、食、住などの日常生活に関わる慣習や、芸能、道徳、宗教、政治、経済といった社会構造まで、文化の範疇は非常に幅広い。日本の文化についても、様々な要素を含み、また他国からの影響も受けながら、時代とともに変遷してきている。
日本の文化で特徴的な事物を指す言葉として、「和」「和風」という言葉がよく使われる(例:和文、和歌、和服、和食、和風旅館など)。「和」は古くから日本を示す言葉で、漢(中国)や洋(西欧)など外国の事物に対比して使われる。また「大和」という言葉が使われる場合もある(例:大和言葉、大和魂、大和撫子、大和絵など)。「大和」は本来、奈良地方を指すが、同時に日本を示す古い言葉でもある。主に古代から変わらない事象と考えられるものを示す。
日本の文化は、古くは中国や朝鮮半島、近年では欧米の文化を吸収・取捨選択を繰り返し、様々な手が加えられて独特なものへと変形していったものが多い。伝統的な日本文化については、特に仏教や儒教の影響なくしては語れない。近代以降はヨーロッパの影響を受け、現代の文化は、アメリカ文化の影響を強く受けている。日本文化といっても、決して固定したものでなく、時代とともに変化してきたものである。また、表面的に大きく変化していても、その中に日本的要素が指摘できる部分もある。 Wikipedia:ウィキプロジェクト 日本文化も参照のこと。
本項では、日本の文化全般について、幅広く、概要の説明やリンクを示す。分類については、まだ発展途上であり、正式なものではない。日本発祥のもの以外でも、日本に深く根付いているものはこの記事に含まれる。
- なお、日本の文化に関係する人物(文化人)は、原則として記述しない。人名一覧を参照のこと。
- 各年ごとの分野別の文化・流行などは年表からたどった各年の記事内の「芸術・文化・ファッション」の項を参照。(例:2000年#芸術・文化・ファッション)
歴史
<日本文化の流れ>
- 旧石器文化、縄文文化、弥生文化、古墳文化
- 飛鳥文化、白鳳文化、天平文化、弘仁・貞観文化、国風文化
- 鎌倉文化、室町文化(北山文化・東山文化)
- 桃山文化、寛政文化、元禄文化、化政文化
- 文明開化、明治文化、大正文化(⇒大衆文化)、昭和文化
<概要>
- 原始・古代
- (日本人の起源について)(稲作の伝来)
- 紀元前から大陸や南方から渡ってきた人々が文化をもたらすことはあったと考えられるが、話す言葉や生活などは日本固有の文化が育ってきた。4世紀頃から大和朝廷が他の諸豪族を圧倒して支配力を持つようになると、文化面でも先進国であった中国や朝鮮半島の文物を積極的に受け入れるようになった。漢字や仏教などがその代表である。遣隋使、遣唐使、遣新羅使が派遣され、留学生が先進文化を学び、日本に持ち帰ってきた。朝廷を中心に日本固有の文化の上に中国や朝鮮半島の文化が取り入れられていった。
- 遣唐使の廃止(894年)後、外国からの影響が日本独自に消化されてゆき、「国風文化」時代を迎えた。貴族の女性の間で漢字からかな文字が生まれ、和歌や日記文学など文芸が盛んになった。芸術の分野でも、法隆寺や唐招提寺の建築には中国などの影響が強く見られたのに対して、宇治平等院では日本人好みの表現になっている(建築史では和様という)。
- 中世
古代末から中世に武士が台頭してくると、流鏑馬、犬追物など武士特有の文化が生まれ、合戦をテーマにした軍記物語(平家物語など)も生まれた。都や農村では猿楽や田楽などの舞踊が発達した。平清盛の宋との貿易や、禅宗僧の往来、天竜寺船、勘合貿易など再び中国との交流も盛んになり、唐物が珍重された。室町時代は戦乱の世であったが、東山文化の時代を中心にして、猿楽(能)、茶の湯、和風建築(書院造)などが発展し、今日「日本的」といわれる文化の多くがこの時代につくられた。
- 近世
安土桃山時代にヨーロッパの新しい異文化がもたらされた(南蛮文化)。鉄砲が戦闘形式を一変させ、天下統一への道を開いたほか、外来語、てんぷらなど飲食物も伝えられた。イエズス会の宣教師がキリスト教の布教を進めたが、スペイン・ポルトガルの領土的野心(サン=フェリペ号事件ほか)が知られたため、宣教師は追放され、次いで禁教の施策が取られた。江戸幕府は最初外国との友好的な外交を目指したが、危機は拭えず、やがてキリシタン弾圧、そして鎖国の道を選ぶことになる。この時期には、宣教師及び朝鮮出兵で捕虜となった技術者が活版印刷の技術を伝え、刊行本が世に出回り始めた。
鎖国により外国と隔絶された日本では、平和な時期が長く続き、再び独自の文化が発達した。寺子屋や藩校の普及により読み書き算盤が広く浸透し、幕府奨励の儒学のほかに本草学などの自然科学が育った。庶民の間では演劇(歌舞伎、人形浄瑠璃)や刊行物(浮世草子、読本、浮世絵など)が愛好され、世俗文化が栄えた。鎖国体制の中でも、オランダを通じて少しづつ西洋文化の流入があった。オランダ語など洋学や蘭学(医学)が発達した。この流れは、幕末に帝国主義時代の欧米の接近に際して対応する力となり、開国の原動力のひとつになった。
- 近代
幕末の開国、明治維新を経て、欧米の文物・制度を取り入れ日本の近代化を図ることが国家目標になり、文明開化の風潮が広まった。政府主導で積極的な西洋文化の導入が図られ、鹿鳴館時代には急激な西洋化が図られたが、日本の伝統を見直そうという反動の動きも起こった。啓蒙的な思想家が封建的な思想や習慣を否定し、西洋の政治制度、文物を紹介し、新聞、雑誌などのメディアや鉄道など交通機関の発達は各地に新しい文化を広め、庶民生活に大きな影響を与えた。しかし、都市部から離れた地域(農村部)では依然として、農業を基盤とした伝統的な行事や生活習慣が続いていた。
大正時代頃には進学率の上昇などを背景に、都市を中心に洋風の文化が次第に浸透し、デパートに代表される消費文化、大衆文化が成立した。昭和時代に入り、大恐慌により経済は疲弊し、農村は荒廃したが、都市にはエロ・グロ・ナンセンスと呼ばれる享楽的な文化も見られた。知識人の間にはアメリカの大衆文化とソ連の社会主義への関心が高まった。こうした状況を退廃と捉え、危機感を抱いた軍部が独走し、中国での戦線を拡大していくと、国内的には思想・経済への統制が強まり、万世一系の日本の優秀さが説かれた。国際的には英米などから批判を受けて孤立し、敵国語として英語が禁止された。やがて真珠湾攻撃により太平洋戦争を開戦し、第二次世界大戦に参戦、国家総力戦のため文化や生活は徹底的に統制された。
- 現代
ポツダム宣言を受け入れて無条件降伏し、アメリカ合衆国が主体とする連合国軍に占領されると、その連合国軍最高司令官総司令部は支配階級、武装及び軍国主義の排除・解体・追放と産業・経済の民主化を進めた。国民の間でも、軍国主義への反省から積極的にアメリカ流の民主主義が取り入れられる過程で、電化製品やハリウッド映画に代表されるアメリカ流の生活・文化(American way of life)が生活の規範となった。一方、日本の伝統的な文化の「封建性」や遅れ、歪みが指摘され、“和風文化”に否定的な風潮が高まった。暗くて厳しい統制から解放され、地に落ちた経済は復興と上昇を目指した。科学技術の発達は希望となり、日本人の器用さ、相対的に真面目で勤勉な性格は、高度経済成長を支え、日本人の長所として前向きに作用した。アメリカに次ぐ経済大国となった日本は自信を回復し、大阪万博では「人類の進歩と調和」が謳いあげられた。
一方、科学技術・産業・文化の高度化とともに公害に象徴される科学技術の暗い面が目立ち始め、あるいは科学技術には良い面も悪い面もあるとする認識が広まっていった。また、それまで否定されてきた“和風文化”を見直そうとする機運も生まれた。また、90年代以降、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国にも日本文化(のある側面)に興味を持つ人々が増えてきた。特にアニメやキャラクターなどのコンテンツ分野、食文化、スポーツ、武士道などは多数の人が知るようになり、それらに関する店や施設(寿司バーや漫画ショップ)ができるまでになってきている。
平成に入って、世界規模、地球規模で環境の危機が認識され、合理的、機械的な文化に代わり、シンプルで素朴な文化の良さが少しずつ人々に再認識され始めた。いっぽう各方面の技術の高度化や改革(環境に配慮した技術やIT、ハイテクなど)が進み、文化の流行は常に変わってきている。
- 総括
総じて、日本文化は有史以来、輸入文化の側面を持ち(固有の文化が存在しないという意味ではない)、自文化(自国)より上位の文化(国)を尊び、上位の文化をもたらす知識人が文化上の優位を保つ傾向があった。
強大な中華帝国唐が盛んな時代には、漢文を流暢にこなすことは(つまり中国語を流暢にこなすことは)、貴族にとって重要なことだった。「国風文化」の時代にかな文化は起きたが、絵画の世界では中国の山水画がもてはやされた。江戸時代、鎖国の世に国風の気が高まったが、世相を風刺する言葉のひとつ「好んで唐言葉を使う」に、当時の時代の気分(社会の気分)が表し出されている。
日本の文化は、明治維新と連合国占領時代の2度、大転換期を迎えている。われわれ現在の日本人がイメージする伝統的文化は明治以降に生まれたものも多い。「明治維新以降-第二次世界大戦降伏まで」の時代には、帝国主義国が植民地争奪を繰り広げる国際環境の中、西洋の圧倒的な文明と先進文化を前に日本のアイデンティティをどう捉えるかが課題であった。日本を強国にするため積極的に西洋の文物を取り入れようとする動きと、独立のために伝統を強調しようとする動きの両者が存在し、時には極端な西洋崇拝になったり、逆に外国排斥するようになったりもした。第二次世界大戦後は、差し迫った危機感が去った(薄れた)ものの、両者の動きは続いていると見られる。
アメリカの51番目の州と自嘲・揶揄される場面もある21世紀初頭の今日、日本文化は“自立”するのだろうか(自立することが“善”ではない。その逆でもない。善悪の問題ではない。あるいはまた、日本文化の持つこの特徴が、世界に平和をもたらす何かヒントを持つのかもしれない)、といった感想や展望もある。
日本文化論
日本文化、あるいは日本人を特徴づけると考えられる概念を中心にした日本文化論・日本人論も多く提唱されている。
- 和辻哲郎『風土』 モンスーン・砂漠・牧場の比較文化論
- 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
- ベネディクト『菊と刀』 西欧を「罪の文化」、日本を「恥の文化」と規定した。第二次世界大戦中、アメリカの日本占領政策を検討するために書かれたが、戦後、日本でも刊行されベストセラーになった。
- 谷川徹三『縄文的原型と弥生的原型』、岡本太郎の縄文文化論
- 加藤周一『雑種文化』
- 中根千枝『タテ社会の人間関係』
- 土居健郎『甘えの構造』
- 河合隼雄『母性社会日本の病理
- 「日本的経営」論
- グレゴリー・クラーク『ユニークな日本人』講談社現代新書 1979年
外国から見た日本
外国からイメージされた「日本」の文化は、特に欧米圏では、キリスト教文化とは全く系統の異なる文化への好奇心(エキゾチズム)から、ある一面が誇張され、ステロタイプ(ステレオタイプ、紋切り型)化されて伝わる傾向があり、日本人から見れば「偏った認識」と思われるものが多く見受けられた。
しかし近年では、日本製品やコンテンツ、アニメ(ジャパニメーション)やマンガやJ-POPなどが海外で注目され、今までとは違った「日本」のイメージを持つ者も増えてきている。ハリウッド映画にも、本気で日本を描こうとする作品が作られたり、日本映画をリメイクしたり、日本人監督を起用するなどの動きが見られる。
- ジャポニズム - 浮世絵・琳派などの日本美術が印象派やアール・ヌーボーに影響を与えた。
- フジヤマ、テンプラ、ゲイシャ、スシ、ニンジャ、サムライ、武士道、禅
- エコノミック・アニマル - 高度経済成長期の日本人の経済活動を揶揄した言葉。
- アニメ、カラオケ、オタク
- ジャパニーズ・ハードコア
- J-POP - 1990年代、アジアを中心に、世界に影響を与えた。
伝統文化
- 代表的な伝統文化や伝統産業、下の各項目には分類されていない伝統文化などを示す。
民話・伝承・昔話
- 日本の主な民話・昔話
- <以上、「Wikipedia 説話」より。>
怖い話・怪談の中には、講談、芝居など様々な文学ジャンルで採り上げられているものがある。
- <以上、「Wikipedia 怪談」より。>
衣
(スタブ)古く縄文時代の遺跡から見つかるアクセサリーなどから、日本の衣文化は稲作より古い時代に始まり、主に身分や階級の違いや、生活の豊かさをアピールするものだったと考えられている。その後、時代によって衣装はめまぐるしく変わりながらも、身分によってある程度分類されていた。明治時代以降、軍隊や官庁、学校などから次第に西洋風の服が採用されるようになり、今日では日常的には洋服を着用し、晴れの日やめでたい日など和服を着る、といったスタイルが多くなっている。
- 日本の衣装
その他
- オプション(付属品)
- 布巾、手ぬぐい
- 腹巻、腰巻、帯、帯揚げ、帯締め
足袋 、地下足袋 - ふんどし、
襦袢 、長じゅばん、半衿、羽織ひも - ショール、コート
- 手甲、脚絆、道中差し
- 扇子、ハンドバッグ、懐紙
- 根付、印籠、矢立、
煙管 - 蓑、傘、笠、陣笠
- 甲冑、陣羽織
装飾
- 時代による変遷
- 貫頭衣
- 狩衣、烏帽子、直垂、十二単
- 和服
- 洋服(西洋化)、軍服、散切り頭
- 制服、詰襟、セーラー服
- 国民服
- 配給洋服、化学繊維製の衣服などの洋服の普及
- スーツなどのきちんとした洋服の流行、装飾品の多様化
- 竹の子族などの派手さ重視の衣装
- 現在では、流行は激しく移り変わり、常に新しいファッションが生まれている。
- 大衆的ではないもの
- 参考に...
食
(スタブ)Wikipedia:ウィキポータル 食 も参照。 日本の料理は「和食」(学術的には「日本料理」)と呼ばれており、欧米の料理とはかなり異なっている。しかし、同じ米食文化を共有する東アジアや東南アジア諸国には、日本と類似した料理、食材などが数多く見られる。 (?)全体で栄養バランスの取れた健康的な食事とも言われる。 また、食事の内容は地域ごとに異なり、郷土料理として各地にさまざまなものが存在する。海に近い地域では海産物を、山に近い地域では山菜を多く食べる傾向がある。
今日の日本人は朝・昼・夜と3回の食事を取るのが一般的である。家庭で取るより、外食で済ませる機会も多くなっている。米食よりパン食を好む人も多くなっており、伝統的な和食を取る機会も減ってきている。
外国から見ると、日本人が魚介類を生で食べることは奇異に感じられることもある。また、鍋料理のように、素材のまま出し、食べる人が自ら味付けや調理を行う料理法は、他の国にあまり例がないようである。
- 和食(日本料理)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ea/Tempura.jpg/220px-Tempura.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d0/Breakfast_Japan.jpg/220px-Breakfast_Japan.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/81/Sushi_etalage.jpg/220px-Sushi_etalage.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fb/Tea_ceremony.jpg/220px-Tea_ceremony.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5c/Okonomiyaki_2.jpg/220px-Okonomiyaki_2.jpg)
料理
- 寿司、押し寿司
- てんぷら
- 蕎麦
- 刺身
- 味噌汁、お吸い物
- ラーメン
- 焼き魚、煮魚
- 御飯、餅
- おひたし
- すき焼き、しゃぶしゃぶ、牛鍋
- うどん、素麺、冷麦
- カレーライス
- トンカツ、コロッケ
- お好み焼き、もんじゃ焼き
肉類
海藻
野菜
穀類・豆類
茸類
果物
柑橘類
- 調理方法
- 日本料理の種類
住まい・建築
日本各地では、古くからその土地にあった建材を利用した住宅が建てられてきた。そのような地域差がありながらも、日本全国どこでも木を使った住宅(日本家屋、和風住宅)が建てられてきた。この背景には、豊富な木材と、湿度の高い気候、木の性質をよく知った技術者の存在などがあった。 住宅は近年までほとんどが木造であったが、現在は鉄筋コンクリート造の住宅(戸建て、集合住宅)も多くなってきている。
- 日本の建築
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/55/Ginkakuji04.jpg/220px-Ginkakuji04.jpg)
- 歴史的建造物
- 近代・現代建築
明治時代以後、ヨーロッパの建築様式・技術が伝えられ、日本の建築も大きく変わっていった。
- 国会議事堂、首相官邸、東京都庁
- 東京駅、京都駅
- 太陽の塔
- 高層建築:霞ヶ関ビル、サンシャイン60、横浜ランドマークタワー
- タワー建築:東京タワー、京都タワー、通天閣、福岡タワー、名古屋テレビ塔
- ドーム球場:東京ドーム、大阪ドーム、ナゴヤドーム、福岡ドーム、札幌ドーム
- 競技場:国立霞ヶ丘陸上競技場、日本武道館、さいたまスーパーアリーナ
生活
伝統工芸
日本各地で、「ご当地~~」と呼ばれる土産品があるが、それらの日用品は、地域の自然や歴史、産業、伝統などに見合った製品を作ろうとしてきた地域の人々の工夫の賜物である。また、日用品も、現代では多くが大企業の工場で作られるようになったが、その技術も、古くから培われてきた伝統工芸品の技術を応用して生産されているものが多い。
日本人の気質
他の民族とは違った日本での人間的な文化や礼儀、それらによって生まれた文化がある。
日本の街頭の文化
他の国では見られない、または少ない、日本の街中での特徴を示す。
- 自動販売機 - 日本では街じゅうに多種多様な自動販売機が設置してある。最も多いのは飲料を販売するものである。日本全国の設置台数は800万台を超える。これは諸外国と比べて格段に多く、日本の大きな特徴になりつつある。
- 路上観察学
日本の葬式
日本の、ことに宗教意識が薄れて生きている現代の葬式は、仏教の形式を用いる、仏式葬儀が行なわれることが多い。 これは、古来からの菩提寺と檀家の関係が現代まで引き継がれた結果のもので、純粋な宗教行事というより、俗習が大いに入り込んだものとなっている。 ひとつには、サービス業としての葬儀会社の介入がある。葬儀会社は、故人の好みと遺族の希望を聞き、葬儀をプロデュースするという一面も持つが、仏寺との密接な繋がりから、仏式葬儀を強く勧める傾向もあり、仏式葬儀の俗習化を促す大きな原因ともなっている。 ビジネス化された仏式葬儀に疑問を持つ人びとも増えつつあり、自然葬(散骨、宇宙葬、森林葬など)もひとつの形式として浸透し始めている。また、そういった自由な葬送を推進する機関(葬送の自由をすすめる会)も増えてきている。
生活習慣・決まり
日用品
その他
就学制度
保育園、幼稚園、学童保育、義務教育、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学、国立大学、私立大学、短期大学、大学院、養護学校、学士、修士、博士、教員免許、入試、お受験、、、
行事
日本のこよみ
日本のこよみについては、Template:季節の話題、Template:今日のこよみ、Template:今日は何の日も参照。
暦注の内容
年中行事
- 宗教的なものが濃い年中行事は#宗教に記載。
- 各日の行事については、メタリンク 365日を参照。
- 農業類に関する行事も戦前ごろまで大きな行事であったが、農家の減少や機械化により農村部以外では行われないようになった。(農事暦参照)
1月 - 正月(三が日は1日~3日)、新年、初夢、年賀状(1日が主)、新学期、初詣、七草粥、新年会、鏡開き(11日)
2月 - 節分、春分、バレンタインデー(14日)
3月 - 雛祭り(3日)、卒業、春の彼岸、ホワイトデー(14日)
4月 - 入学、新学期、四月馬鹿(エイプリルフール)(1日)
5月 - 端午の節句(5日)、ゴールデンウィーク(3日、4日、5日を中心に連休の長さにより毎年変動)、母の日(第2日曜)
6月 - 衣替え、父の日(第3日曜)
7月 - 七夕(7日)、暑中見舞い
8月 - 残暑見舞い、盆、お中元
9月 - 新学期、防災(1日)、秋分、十五夜、秋の彼岸
10月 - 衣替え
11月 - 七五三
12月 - お歳暮、クリスマス(24日、25日頃)、大晦日(31日)、忘年会
期日が定まっていないもの
季節
祝日
その他
日本の祭り
- 日本の祭りについてはCategory:日本の祭り
日本で古くから行われている祭りでは神を祭る行事として神輿や御神体を使って行われていることが多い。神を称え、豊作や健康を祈ったり、邪悪なものを吹き飛ばすというような意味合いも込められる。祭りは時期を問わずさまざまなものが行われ、キリスト圏でいう「クリスマス」や「ハロウィン」というように祭りが一日に集中するような日というものは特にないが、季節で見ると夏に多く行われ、盆踊りや花火大会が多く開催される。
宗教
日本では、仏壇(仏教に従って先祖や故人をまつる)と神棚(神道の神をまつる)が両方あるという家庭も多く、結婚式はキリスト教会で、といった宗教の混交現象が見られる。特定の宗教を熱心に信仰しているというより、日常の行事として様々な宗教に関わっている、という人も多い。
- 仏教
- 神道
- キリスト教
各地にキリスト教会があり、クリスマスなどの行事は多くの日本人に親しまれているが、キリスト教の信徒は人口の0.8%程度と少ない。カトリック系が最も多い。
- その他
- 信徒は少ないがやや増加の傾向もある。
- 信徒はごく少ない。
その他
言語
日本では、日本語が公用語で、実際に使用される場面も日本語が最も多い。古代から使われてきた言葉が大和言葉であり、中国の影響を受け、漢語も使われるようになった。明治時代以降、英語などの外来語も多く使われている。英会話は苦手だという日本人は多いが、英語に由来する外来語(例:グローバルスタンダードなど)は好んで使われる。歴史的経緯や国際化の進展によって、標識や看板などで英語や朝鮮語(韓国語)、中国語、ロシア語などの併記が盛んになってきている。日本語には、特徴的な方言があり、各地域によってかなりの違いがあり、日常生活において盛んに使用されている。
- 日本語
その他
- 日本語以外
趣味・娯楽
- 日常娯楽
- 旅行・観光
観光
- テレビゲーム
- ボードゲーム 、双六
- カードゲーム、かるた、花札
- おはじき、お手玉、めんこ、凧揚げ、剣玉、独楽
- 鬼ごっこ、かくれんぼ
- かまくら、雪合戦、雪だるま
- スキー、スケート、そり
- 枕投げ
- 野球(三角ベース、キックベース)、ソフトボール
- サッカー(フットサル)
- バスケットボール(ストリートバスケ、3on3)
- 日本の文化とは限らないがスポーツ競技一覧も参照。
- 伝統のスポ-ツ
- 現在主流のスポーツ
(五十音順に羅列)
- アウトドアスポーツ(いずれも日本では趣味としての認識が強い。)
- アニマルスポーツ
- 格闘技
- 極限スポーツ
- 混合競技
- 自転車競技
- 射撃競技
- 水上競技
- スキー競技全般
- スケート競技全般
- 体操
- チーム競技
- パワースポーツ
- マインドスポーツ(日本ではスポーツとしてではなく趣味や娯楽として認識されている。)
- モータースポーツ全般
- ラケット競技
- 陸上競技全般
- その他
芸術・音楽・文学・映画など
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a5/Tsunami_by_hokusai_19th_century.jpg/220px-Tsunami_by_hokusai_19th_century.jpg)
詳しくは日本美術史を参照。
戦闘集団
- 武士、武士道
- 武術-剣術、柔術、薙刀術、槍術
- 武器、武具 - 兜、鎧、日本刀、薙刀、槍、和弓、鎖鎌
- 馬術、流鏑馬、鷹狩り
- 仇討ち、切腹
- 武家諸法度、生類憐みの令
- 将軍、大名、御家人
- 幕府、士農工商
- 明治維新、四民平等、尊皇攘夷
- 忍者
- 徴兵制度
- 自衛隊
情報・マスメディア
情報・マスメディアの発達は日本文化に大きな影響を与えている。
- 印刷物関係
- その他
サブカルチャーなど
日本の地方の文化
- ここでは、主に地域特有の文化について説明する。
- 北海道地方の文化
※ここでの「北海道地方」は、北海道本土と離島、さらに北方領土や樺太も含む。
- 東北地方の文化
- 関東地方の文化
- 中部地方の文化
- 近畿地方の文化
- 中国・四国地方の文化
中国地方
- 中国地方の文化も参照。
四国地方
- 四国の文化も参照。
- 九州地方の文化
- 沖縄地方の文化