マクロスF
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マクロスfrontier | |
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ジャンル | ロボットアニメ、SFアニメ |
アニメ | |
原作 | 河森正治、スタジオぬえ |
総監督 | 河森正治 |
監督 | 菊地康仁 |
シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
キャラクターデザイン | 江端里沙、高橋裕一 |
メカニックデザイン | 河森正治 |
音楽 | 菅野よう子 |
アニメーション制作 | サテライト |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年4月 - 2008年9月 |
話数 | 全25話 |
漫画:マクロスF | |
作者 | 青木ハヤト |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 月刊少年エース |
レーベル | カドカワコミックス・エース |
発表期間 | 2008年2月号 - |
巻数 | 既刊2巻 |
漫画:マクロスF 超次空歌巫女ランカ | |
作者 | 黒岩よしひろ |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
発表期間 | 2008年4月号 - 7月号 |
漫画:マクロスF 抱きしめて、銀河の果てまで。 | |
作者 | 水島空彦 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
発表期間 | 2008年9月号 - |
小説:マクロスフロンティア | |
著者 | 小太刀右京 |
イラスト | 江端里沙、青木ハヤト |
出版社 | 角川書店 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
刊行期間 | 2008年7月1日 - 2009年3月1日 |
巻数 | 全4巻 |
関連項目 | |
テンプレート - ノート |
『マクロスfrontier』(『マクロスF』とも表記、マクロスフロンティア、MACROSS Frontier)は、日本のテレビアニメ作品。およびそれを原作としたメディアミックス作品。2008年4月から2008年9月までMBS・TBS系列で放送された。全25話。
概要
- コンセプト
- マクロスシリーズ生誕25周年記念作品として、河森正治を総監督に迎え制作されたテレビアニメ版マクロスの第3作目。物語の舞台は、超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」である。(『マクロスF』の「F」は「FRONTIER」の略である) 物語の年代は『超時空要塞マクロス』から50年後、『マクロス7』から14年後の西暦2059年。シリーズの伝統である主要男女キャラクターの三角関係は本作でも健在で、更に軍人・歌手としての生活を送る一方で、日常では普通の学生として日々を過ごしている。
- 河森正治は同じことを繰り返さないことをモットーとしているが(河森正治#人物を参照)、本作では原点回帰として各種設定やエピソードなどに過去のマクロスシリーズからのセルフオマージュが多数見られる他、深夜枠ならではの描写も多い。また、本作ではOVA『マクロス ゼロ』に続いて、メカニックや敵生物バジュラの描写などに3DCGが全面的に導入されている。
- 制作スタッフ
- これまで同シリーズの映画、OVAには、バルキリー(可変戦闘機)のデザインのみならず監督としても名を連ねた河森であるが、テレビシリーズにおいては本作が初であった。なお、「総監督」である河森の他に、「監督」として菊地康仁も起用されている。
- 『マクロスプラス』をはじめとして、『天空のエスカフローネ』や『創聖のアクエリオン』など、河森作品に縁の深い菅野よう子が本作でも音楽を担当する他、河森に馴染み深いスタッフが多数参加している[1]。
- 歌唱シーン
- 同じくシリーズの伝統である歌姫については、1980年代の清純派アイドル風のランカ・リーと、現代の洋楽アイドル風のシェリル・ノームがダブルヒロインとして登場する。ランカ・リー役は、約5000通の応募からオーディションで選ばれた新人・中島愛が演じており[2]、歌唱シーンも中島本人が担当している。シェリル・ノーム役は、声優とシンガーがそれぞれのパートを担当する『マクロス7』と同様の手法が採られており、「歌シェリル」を女性歌手のMay'nが担当している。
- 楽曲の多彩さに加え、作中の随所で歌唱シーンを演じていることの影響から、主題歌・挿入歌のシングルやサウンドトラックがオリコンチャート5位以内に飛び込み[3][4]、さらに映像ソフト第1巻がBlu-ray Discとしては異例の2万枚を突破するなどDVDより普及率が少ないにも関わらず好調なセールスを記録している。また、放送内容とリンクする形でヒロイン2人のオフィシャルブログ(外部リンク参照)が掲載されていた。放送終了後から更新は途絶えていたが、12月4日に更新があったことから現在も続いているものと思われる。
製作には「マクロスシリーズ」を伝統的に担当するビックウエストおよび毎日放送(MBS)が関わっている。劇場版の製作が公式に発表された[5]。
2009年東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞した。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
西暦2009年2月。地球統合軍と異星巨人種族「ゼントラーディ」とのファースト・コンタクトを機に勃発した第一次星間大戦。1年余りに渡る戦いは、地球を死の星へと変貌させ、そこに住まう生命の99%以上を死滅に追いやった。西暦2010年3月、第一次星間大戦は終結。同年4月、旧統合軍及び旧ゼントラーディの将官達を取り込み新地球統合政府が樹立。荒廃した地球環境の再生と共に、来たるべき全人類規模の危機に備え、全宇宙への種の保存・拡散を目的とした「銀河播種計画」を立案、実行へと移した。やがて、新統合軍の護衛戦闘艦と一体化した巨大な居住艦を中心に大規模移民船団が次々と結成され、人の住める惑星を探して銀河の方々へと旅立っていった。
西暦2059年。旗艦アイランド1を中心に大小数千隻の宇宙船で構成された第25次新マクロス級移民船団マクロス・フロンティアは、1,000万人規模もの居住民を乗せて銀河の中心を目指す航海の中にあった。
ある日、近隣宙域を航行中の第21次新マクロス級移民船団マクロス・ギャラクシーより、コンサートツアー中のトップシンガーシェリル・ノームがフロンティアに来訪する。彼女のコンサートの演出であるエア・アクロバットへの参加依頼を受けた美星学園航宙科の高校生早乙女アルトは、ステージ裏手での準備の最中、コンサートに訪れた女子高生ランカ・リーと出会う。そして始まったシェリルのコンサートに人々は熱狂するが、一方その頃、謎の巨大異星生命体バジュラがフロンティアへと迫っていた。新統合軍の迎撃が奏効せぬ事態を受けて、フロンティア行政府は民間軍事プロバイダーS.M.S.に出動を要請。最新鋭可変戦闘機VF-25を擁するスカル小隊が迎撃に向かうが、バジュラはついにアイランド1居住区にまで侵入し破壊の限りを尽くす。混乱の中アルトは逃げ遅れたランカを救うべく、バジュラに殺されたパイロットに代わりVF-25へ乗り込み立ち向かう。
ランカを救ったアルトは紆余曲折を経てS.M.S.に入り、スカル小隊に配属される。ランカはアルトに励まされて歌手への道を歩みだし、コンサートでのアクシデントをきっかけにアルトと知り合ったシェリルは自分を特別扱いしないアルトに惹かれてゆく。三人はそれぞれの道で互いに影響されながら成長してゆくが、その裏ではバジュラの持つ力を利用しようとする者たちによるさまざまな陰謀が絡み合っていた。
登場人物
主人公・ヒロイン
- 早乙女 アルト(さおとめ アルト)
- 声 - 中村悠一
- 美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに通う少年。2042年7月27日生まれの16歳(作中誕生日を迎え17歳)。小説版やブックレットでの名前の漢字表記は有人。
- 美少女と見紛うほどの美貌の持ち主。自分の容姿に強いコンプレックスを抱いている。
- 歌舞伎の名門早乙女一門の跡取りとして生まれ、母親似の容姿と天賦の演才で名女形としてわずか13歳でファンを持つほどだったが、幼少から抱いていた大空への憧れを捨てられず、父親との大喧嘩の末に勘当される。それと同時に、演劇科から航宙科へと転科した。学業成績は次席と優秀で、パワーグライダー「EX-ギア」を用いたアクロバット飛行を得意としている。
- 家庭の事情からやや捻くれているが、正義感は強く義理固い性格。異性関係に疎い。紙飛行機を折っては飛ばす癖がある。
- バジュラに襲われたランカを救うために、VF-25Fに搭乗したことがきっかけで、S.M.S.スカル小隊所属のパイロットとなる。入隊後の階級は准尉(後に少尉、最終的には中尉)。コールサインは「スカル4」。
- S.M.S.の解体・新統合軍への編入後は正規軍人として中尉に昇進し、サジタリウス小隊の隊長に就任。コールサインは「サジタリウス1」。
- ランカ・リー
- 声 - 中島愛
- シェリルに憧れ、歌手を志す女子高生。2043年4月29日生まれの15歳(作中誕生日を迎え16歳)。ゼントラーディの血を引くクォーターで、感情の変化に合わせて頭髪が動く。アルファベット表記はRanka Lee[6]。
- 聖マリア学園に通いつつ、中華料理店「娘々」(ニャンニャン)でアルバイトをしていた。
- 11年前にバジュラによって壊滅させられた第117次大規模調査船団の生き残り。解離性健忘により当時の記憶を全て失っているが、親しい人間の危機に直面すると記憶がフラッシュバックし、錯乱状態に陥る。事故以前の唯一の記憶が、劇中歌の「アイモ」。
- 人前で歌うことを避けていたが、フロンティア船団へのバジュラ襲来をきっかけに知り合ったアルトやシェリルの激励を受けて本格的に歌手を目指し、ミス・マクロスに出場。エルモ・クリダニクに見出されて芸能プロダクションに入る。ミス・マクロスの件が問題視され停学処分となり、芸能活動のために美星学園芸能科に編入した。
- 映画「BIRD HUMAN -鳥の人-」でサブヒロイン・マオの代役となったことから脚光を浴び、「超時空シンデレラ」の異名をとるアイドル歌手となる。
- バジュラから助けられたことでアルトに好意を抱いているが、上手くそれを伝えられず、また自分の感情を自己確認しきれず、彼とシェリルが親しいことに複雑な思いを抱くようになる。
- シェリル・ノーム
- 声 - 遠藤綾 / 歌 - May'n
- ギャラクシー船団出身のアイドルシンガー。11月23日生まれの17歳。漢字表記は雪露。「マクロスゼロ」に登場するマオ・ノーム(Dr.マオ)の孫。
- 美貌と美声からギャラクシー・ネットワークにて絶大な人気を博し、「銀河の妖精」と称される。リリースされた楽曲は常に銀河チャートの上位に位置しており、「この銀河に暮らしてシェリルの歌を聞かない日はない」とまで言われる。
- ギャラクシー船団においては整形やインプラントが積極的に用いられているが、シェリルはその類の処置を一切受けていないことも売りの一つにしている。
- フロンティア船団来訪ツアー中に知り合ったランカの夢を後押しし、また、自分を特別扱いせず自然に接してくるアルトには興味と好意を抱くようになり、他の人間の前では決して見せない弱い一面も彼の前では見せるようになる。一方、ランカとアルトが親しいことには複雑な思いを抱く。
- ギャラクシー船団が消息を絶ったためツアー終了後もフロンティアに滞在し、美星学園航宙科パイロットコースに編入した。
美星学園
- ミハエル・ブラン
- 声 - 神谷浩史
- 愛称はミシェル。2042年生まれの17歳。航宙科ナンバー1の優等生で、アルトの悪友。同時にS.M.S.スカル小隊所属の少尉というもう1つの顔を持つ。搭乗機は青いVF-25G。コールサインは「スカル2」。
- 祖父母のうちひとりがゾラ人で、ゾラ人種族特有の尖った耳が特徴。常人離れした視力を持ち、スカル小隊では遠距離狙撃を担当。普段は補正用眼鏡を架けている。女好きで、美人を見つけると口説かずにはいられない性分。
- 達観した部分も持ち、アルトのS.M.S.入隊やランカの歌手志望に厳しい目を向け、その道を進む覚悟を問う場面もある。
- 両親を幼少時に失い、新統合軍の名スナイパーだった姉ジェシカもある事件により失っている。S.M.S.に入隊し、スナイパータイプの機体に乗っているのも、姉の死の影響によるもの。クランとは幼馴染で互いに並みならぬ想いを抱いている。
- 青木ハヤトの漫画版での名前は、ミシェル・ブラン。
- ルカ・アンジェローニ
- 声 - 福山潤
- アルトを慕う航宙科の後輩(1年飛び級しているため、学年は同じ)。2043年生まれの15歳。ミシェルと同じくS.M.S.スカル小隊所属のパイロットで、緑のRVF-25に搭乗し、主に後方からの情報支援を担当する。コールサインは「スカル3」。随伴機として専用ゴーストを使用するが、それらには単体別の名前(シモン・ヨハネ・ペテロ)が付けられている。
- まだ幼さの残る少年だが、コンピュータや軍用電子機器の扱いは無二の天才。総合機械メーカーL.A.I.技研の経営一族の子息で、技術開発部特別顧問の肩書きを持つ。VF-25の開発にも関わっており、そのコネクションを生かし最新試作装備をS.M.S.に廻すこともある。アルトとミシェルという2人の個性的な先輩に振り回されつつも、健気に日々を過ごす。ナナセに密かに想いを寄せている。
- 小説版にイタリア系の血を引いているとの説明がある。
- 松浦 ナナセ(まつうら ナナセ)
- 声 - 桑島法子
- アルトの級友。2043年生まれの16歳。美術科所属。
- おとなしく引っ込み思案な性格だが、ランカ絡みのことに対しては活発で大胆な面を見せる。豊満なバストと眼鏡姿が特徴。ランカの絵を描くなどランカに対して友情以上の感情[7]を抱いている節もあるが、それを表に出すことはなく、影ながらランカの恋を応援する。
S.M.S.
スカル小隊
- オズマ・リー
- 声 - 小西克幸
- S.M.S.スカル小隊隊長。2032年1月5日生まれの27歳。民間軍事会社の社員であるが少佐という軍人の階級を持つ。搭乗機は指揮官用のVF-25S。コールサインは「スカル1(リーダー)」。
- 普段は豪放磊落で雑な性格だが、任務では元軍人らしいシビアさを見せる。操縦に高度な技量を要するアーマード装備をほぼ常用するなどパイロットとしての腕は一流。かつては新統合軍のエースとして第117次大規模調査船団の護衛任務に就いていたが、バジュラの襲撃で船団は壊滅。この時の軍上層部の対応(バジュラ襲撃の秘諾)を巡って軋轢が生じ軍を除隊、のちS.M.S.へ。その時ランカの家族を救えなかった悔恨からランカを引き取り、妹として育てている。
- ランカには非常に甘く過保護で、彼女のためならばS.M.S. の職権乱用も辞さない。ランカには事務職に就いていると嘘をついていたが、戦闘で負傷したことによりばれてしまった。ランカの歌手への夢には強く反対していたが、彼女の成人が近い事やエルモの説得もあり、渋々ながら認めた。
- キャシーとは恋仲だった。ランカを引き取ってからは彼女にかかりきりだった事もあり一度は別れたが、彼女と共にレオンの陰謀の内偵を進めるうちによりを戻していく。
- FIRE BOMBERのファンであり、作戦中のフォーメーション名に「PLANET DANCE」「突撃ラブハート」などの楽曲名を好んで使っている。
- カナリア・ベルシュタイン
- 声 - 桑島法子
- 重可変爆撃機ケーニッヒモンスターを駆る、寡黙な女性。階級は中尉で、コールサインは「ラビット1」。達観した思考の持ち主で、オズマの良き相談相手。医師免許を所持しており、平時は衛生兵として勤務している。また、記憶を失ったランカの治療やカウンセリングなども行っており、ランカがバジュラとの戦闘に出るようになってからは、彼女を機体に同乗させ戦場に出る。既婚者で、「エディ」という名の息子がいる。
- ヘンリー・ギリアム
- 声 - 大原崇
- アルトの前任のスカル小隊パイロット。階級は大尉。第1話のバジュラ襲来時にオズマと共にVF-25Fで迎撃に出たが攻撃を受けて殉職、遺された機体はアルトが引き継いだ。小隊唯一の妻帯者だったが、S.M.S.の規則により、遺族には正確な死因は伝えられていない。
- 小説版での名前はヘンリー・ギリアム・フォード。新統合軍時代からのオズマの部下で、彼と共にS.M.S.に移籍した。
ピクシー小隊
- クラン・クラン
- 声 - 豊口めぐみ
- ゼントラーディ女性で構成されるピクシー小隊の隊長。2040年生まれの19歳。階級は大尉。搭乗機は真紅のクァドラン・レア。平時はフロンティア内にある大学に通う大学生。
- 第一次星間大戦の折に最初に地球人側に付いたゼントラーディ達の末裔で、一族の戦士としての誇りを受け継ぐ気高い女性。戦争終結後も文化的な生活に適応できずに無差別な破壊活動を続ける同胞達を、一族の恥として嫌悪している。
- 巨人時はグラマラスな女性だが、マイクローン化すると遺伝子異常により肉体が幼児化し、性格・声まで幼くなる。ミシェルとは幼馴染。現在では反発し合うことも多いが、密かに好意を抱いている。
- ネネ・ローラ
- 声 - 平野綾
- 桃色のロングヘアーが特徴の長身女性。やや気弱で、おっとりした性格。大人クランに匹敵するプロポーションの持ち主。クランを「お姉様」と呼び、慕う。
- ララミア・レレニア
- 声 - 大村歌奈
- 赤いショートヘアーと鋭い目付きが特徴の、ボーイッシュな女性。第14話で、バジュラ(大)からビーム砲の直撃を受け爆死する。小説版によると、次の長距離フォールド後に結婚退職する予定であった。
マクロス・クォーターのブリッジクルー
- ジェフリー・ワイルダー
- 声 - 大川透
- 艦長。階級は大佐。かつては新統合軍のパイロットとして腕を鳴らしていた。歴戦の軍人らしい貫禄ある容貌だが、部下への気遣いやユーモアを欠かさない。オズマとは旧知の仲らしい[8]。既婚者だが、妻とは死別している。
- 演じる大川はナレーションも兼任している。
- ボビー・マルゴ
- 声 - 三宅健太
- 操舵士。階級は大尉。ファンキーな厳つい男性だが、心は女性そのもの。素の性格や言動は極めて男らしく、時にクォーター強攻型で雄叫びを上げながら荒々しい操艦を行う事もある。
- S.M.S.入隊前は伝説のメイクアップアーティストとして名を馳せており、気立ての良さもあって女性クルー達からの信頼は厚い。オズマに対し、密かに淡い恋心を抱いている。ランカの芸能界デビュー後は、彼女のメイクと相談役を引き受けている。
- 小説版設定では惑星エデン出身。また、出身校は『マクロスプラス』のイサム・ダイソンと同じくダルメシアン・ハイスクール。
- モニカ・ラング
- 声 - 田中理恵
- オペレーター3人娘の最年長者で、索敵担当。真面目な優等生で、個性的な他の2人をまとめ上げる。密かにジェフリーに対し想いを寄せているが、彼以外の面々には周知となっている。
- ミーナ・ローシャン
- 声 - 平野綾
- オペレーター3人娘の1人で、艦内ステータス管理などを担当。褐色の肌と、白目の少ない黒い瞳が特徴。マイペースでどこか抜けた雰囲気だが、実はIQ180を誇る天才的頭脳の持ち主。
- 小説版設定ではバンガロールに本拠を置くローシャン財閥の令嬢。在学中に同人誌(とりわけ美少年を扱う一連のジャンル)に傾倒し、放校の末紆余曲折を経てS.M.Sに引き抜かれたという過去を持つ。
- ラム・ホア
- 声 - 福原香織
- オペレーター3人娘で最年少。通信・火器管制(デルタ1)担当。データ収集・分析を趣味とするデータマニア。たまに出る毒舌の切れ味は非常に鋭い。
- 小説版設定ではヴェトナム系とアングロサクソン系の血を引いている。
S.M.S.オーナー
- リチャード・ビルラー
- 声 - 宮澤正
- S.M.S.のオーナー。星間運輸会社の経営者で、グラス大統領の有力な支持者。巨人ゼントラーディ人。私邸でマイクローンのメイドと巨大鉄道模型に囲まれながら暮らしている。
- 少尉に昇進したアルトを自邸に招き、「フォールド断層で隔てられた銀河を1つにする」という自らの夢と、それを実現する方法にバジュラが関わっていることを語る。指にはめているロケットにはリン・ミンメイの写真が入っている。
- 小説版では、レオン・三島に多額の資金援助を与えてハワード・グラスの元に送り込んだとされる。
マクロス・フロンティア政府、軍関係者
- キャサリン・グラス
- 声 - 小林沙苗
- 新統合軍参謀本部所属の中尉。2036年生まれ(23歳)。通称キャシー。フロンティア大統領ハワード・グラスの息女にして、大学を首席卒業した明晰な頭脳と、過去に準ミス・フロンティアにも選ばれた美貌を併せ持つ才女。オズマとはかつて男女の仲だった。
- シェリルのツアー期間中担当責任者として振り回された後、対バジュラ戦でマクロス・クォーターにオブザーバーとして乗艦し、航空機管制を担当する。やがて、オズマと寄りを戻し始める一方、婚約者である三島の行動に疑念を抱くようになる。
- 演じる小林は次回予告のナレーションも担当している。
- ハワード・グラス
- 声 - 西村知道
- マクロス・フロンティア第4代大統領。キャシーの父。バジュラの存在を初めて公表する。アイランド1内部に潜んでいたバジュラが引き起こした騒乱に対処すべく、バトル・フロンティアへ向かう途中、三島とその部下達によって暗殺される。
- 小説版では、旧マサチューセッツ以来の政治家一門の当主であり、改革派と保守派の間を取り持つ中道派の政治家として大統領に就任したと説明されている。
- レオン・三島(レオン・みしま)
- 声 - 杉田智和
- フロンティア大統領府首席補佐官。2033年生まれの26歳。キャシーの婚約者。
- 若くして新統合軍参謀の座を得た秀才[9]で、地球の新統合政府から派遣された軍人。大統領府のバジュラ対策の責任者として、バジュラに関する情報の規制や、11年前の第117次大規模調査船団遭難事件の関係者情報の隠蔽工作を行っている。その一方では野望を抱き、グラスの与り知らぬ部分で暗躍する。また、ランカの能力には早くから目を着け、監視・干渉していた。
- 後にアイランド1でのバジュラの騒乱に乗じてグラスを暗殺。グラス暗殺後、非常事態対処のために政府機能を移転、発進したバトルフロンティアで大統領の死亡を(原因を偽って)明かし、その時点で乗り組んだ文官の最高位[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。[10]であることを根拠として臨時大統領を名乗り戦闘を指揮、その後第五代大統領に就任。速やかな権力の掌握に成功した。小説版では、正・副大統領を殺害すると共に上院・下院・最高裁判所を武力制圧するクーデターを成功させている。
- ジェシカ・ブラン
- ミシェルの姉。2032年生-2055年没。両親の死後はミシェルの親代わりとなり、新統合軍のエースVFスナイパーとして活躍していた。不倫関係にあった上官の機体を誤射してしまった際、故意を疑われて軍法裁判に掛けられ、自殺する。その死はミシェルの心に暗い影を落とし、後にS.M.S.に入隊する一因となった。
- エリエラ・ジフォン
- 漫画版及び小説版に登場するオリジナルキャラクター。直情径行のゼントラーディ女性VFパイロット。階級は大尉。腕は確かだが、熱い性格が災いし何度か乗機を撃墜されている。
マクロス・フロンティアの住人達
- 早乙女 嵐蔵(さおとめ らんぞう)
- 声 - 三宅健太
- アルトの父。早乙女一門の18代目宗家。非常に厳格な人物で、アルトを幼少の頃から厳しく指導してきた。それが却って息子の反発を煽る結果となり、絶縁状態となっている。
- 早乙女 美与(さおとめ みよ)
- アルトの母。故人。息子と瓜二つの容姿を持つ美女。生前はよく本物の大空の夢と魅力を幼いアルトに語り聞かせ、後に彼がパイロットを目指す原動力となった。
- 早乙女 矢三郎(さおとめ やさぶろう)
- 声 - 野島裕史
- 早乙女一門の歌舞伎役者でアルトの兄弟子。穏和な性格で細目が特徴の優男。早乙女家の血縁者ではないが、アルトには業界の慣習から「兄さん」と呼ばれている。アルトの勘当に伴い次期宗家の最有力候補に選ばれているが、自身を超える彼の才能を惜しみ、家に戻るように諭す。
- エルモ・クリダニク
- 声 - 大川透
- 弱小芸能プロダクション「ベクタープロモーション」を経営するゼントラーディ人。街中で偶然耳にしたランカの歌に感銘を受け、彼女をスカウトする。クラン達と同じ親地球派ゼントラーディの末裔で、歌や文化による平和の実現を唱える。名刺の絵柄や書かれたメールアドレスは、ミンメイ。
- ランカを二人三脚で支えるが、政府命令でグレイスにマネージャー権を奪われる。後に表舞台に復帰したシェリルのマネージメントを行う。
- 見た目はさえない中年男性であるが、小説版ではかなりの手練れである。
- 徳川 喜一郎(とくがわ きいちろう)
- 声 - 稲田徹 / 歌 - 徳川一郎
- ベクタープロモーション所属のゼントラーディ巨人演歌歌手。持ち歌は「宇宙兄弟船」。ゼントラーディモール・フォルモなどでの営業の他、ランカやエルモを励ましている姿が見られる。
- ミランダ・メリン
- 声 - 田中理恵
- 第12回「ミス・マクロス・フロンティア」優勝者で、プロポーション抜群の美女。ナナセとは中学時代の同窓生。映画『鳥の人』でヒロインのサラを演じる。非常に高慢な性格で、ランカを見下し冷遇する。一方でシェリルには敬愛の眼差しを向けているが、肝心の彼女には全く相手にされない。『超時空要塞マクロス』に登場する女優、ジャミス・メリンの孫。
- ジョージ・山森(ジョージ・やまもり)
- 声 - 坂口候一
- 映画『鳥の人』の監督。寡黙な人物で、他人との会話は助監督を介して行う。ランカの手渡しキャンペーンの際に偶然プロモディスクを受け取ったことがきっかけで、彼女を端役として映画に起用。サブヒロインのマオ役へと大抜擢した。女形時代のアルトのファンでもあったことから、ランカの出番増加を対価として彼に出演を依頼するが、断られる。
- 容姿のモデルは総監督の河森本人。
マクロス・ギャラクシーからの来訪者
- グレイス・オコナー
- 声 - 井上喜久子
- シェリルのマネージャー。シェリルを巧くコントロールし的確に仕事をこなす。物腰柔らかで穏やかな女性だが、怒ると怖い。全身の体内は機械で構成されており、情報処理と通信能力に優れている上、驚異的な運動能力を備え、性別・体格・髪型などを変えることも可能。とある場所に他人と意識を共有する同一の身体を幾つも用意しており、使用中の身体が消失してもすぐさま別の身体を使えるため、単体へのダメージは全く影響とならない。小説版では、ラムジェットエンジンやグレネードを内蔵していることが描かれている。
- フロンティアに来てからは、マネージャー業の裏でブレラに命令を与えたり三島と密約を結ぶなどの不審な動きを見せる。
- 元々は第117大規模調査船団で、マオやランシェと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。調査船団の壊滅後ギャラクシー船団に渡り、インプラント・ネットワーク理論をもって中枢に入り込んだ。自身の野望のためスラム街で1人でごみ漁りしながら生きていたシェリルを保護。インプラントを受けていない生身の人間へのV型感染症の影響を調べるために、シェリルにV型ウィルスを感染させた。
- 小説版ではギャラクシー船団の旗艦であるメインランドに本体があると説明されている。
- ブレラ・スターン
- 声 - 保志総一朗
- バジュラに壊滅させられたギャラクシー軍の残存部隊、アンタレス小隊を率いるVFパイロット。2040年生まれの19歳。階級は少佐。搭乗機は赤紫のVF-27。コールサインは「アンタレス1」(登場初期はパープル1)。ギャラクシーのサイバネティクス技術により身体の大部分をインプラント化(人工化)した機装強化兵(サイバーグラント)であり、生身の人間には操れないVF-27を易々と乗りこなす。また、個人の戦闘能力も極めて高く、体の各部にナイフなどの様々な武器を内蔵している。
- フロンティア潜伏中に偶然ランカと出会い、同じ記憶を持つ彼女に強い興味を抱く。
第33海兵部隊
- オゴタイ
- 声 - 稲田徹
- 惑星ガリア4駐留のゼントラーディ部隊「第33海兵部隊」の指揮官。階級は少佐。テムジン達の叛乱を穏便に解決することを望み、シェリル慰問団の派遣を要請する。
- 副長
- 声 - 麻生智久
- オゴタイ付きの副長で、第33海兵部隊旗艦オケアノスの副艦長。名前は不明。テムジンの叛乱に対し、母艦の艦砲射撃による殲滅を強く進言する。
- テムジン
- 声 - 金野潤
- 第33海兵部隊の上級兵士。好戦派で地球文化を拒み、武力により「マイクローン(地球人)」から銀河系の覇者の座を奪回しようとする。グレイスの手引きでシェリル慰問団を人質に部下達と叛乱を起こす。
- 小説版での乗機はネオ・グラージ。アニメ版とは異なり、ガリア4で発生した大規模フォールド波に巻き込まれて仲間達と宇宙を漂流していた所を、フロンティア船団を離脱したマクロス・クウォーターに拾われ、船団のバジュラ母星突入作戦を援護する。
その他
- あい君(愛KUN)
- 声 - 佐々木日菜子
- アイランド1に迷い込んだバジュラの幼生体。美星学園を大騒動に陥れ、後にランカに匿われる。
- 第21話にて脱皮し、第2形態へと変化する。
- ランシェ・メイ(蘭雪 美)
- 声 - 坂本真綾
- 第117大規模調査船団で、グレイスと共にV型感染症とバジュラを研究していた研究者。ランカとブレラの母親。ランカを妊娠時にV型感染症に感染していた。グレイスとは、バジュラの調査・利用方法で意見が対立していた。第117調査船団がバジュラに襲撃された際、船団と運命を共にした。
- マオ・ノーム
- 第117大規模調査船団団長で、ランシェやグレイスと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。作中では「Dr.マオ」という名で通っており、プロトカルチャー研究の第一人者とされる。第117調査船団がバジュラに襲撃された際、船団と運命を共にした。
- 『マクロス ゼロ』に登場したマオ・ノームと同一人物で、シェリルの実の祖母。Blu-ray Disc版『マクロス ゼロ』では、シェリルが身に付けているイヤリングがノーム家に由来するものであることを示す描写が追加されている。
メカニック
マクロス・フロンティア船団
S.M.S.所属
- VF-25 メサイア
- 今回の主役となる可変戦闘機。()内の色は機体のカラーリングで、それぞれベース色/ラインの色をおおまかに表している。
- VB-6 ケーニッヒモンスター
- PPBの搭載やエネルギー転換装甲のアップデートがなされた機体がS.M.S.スカル小隊に配備されている。就役後既に30年以上が経過している古参機だが、その火力は依然として強力無比である。「ランカ・アタック」の際にはランカを守る重要な任務を負い、その耐久力を如何なく発揮した。
- クァドラン・レア
- 本作ではピクシー小隊隊長のクラン機が真紅、他の2機がグレーで塗装されている。元々このシリーズは、ゼントラーディの女性兵士(メルトランディ)の体型や特性に合わせて設計されていたが、クァドラン・レアへバージョンアップ後は男性でも問題なく着用可能にする為の改良が施され[11]、主に男性兵士で構成されるガリア4方面軍にも多数が配備されている。
- デストロイド・シャイアンII
- 2足歩行式の陸戦用支援兵器デストロイドシリーズの1機種。移動砲台として、マクロス・クォーターを始めフロンティア船団にも多数が配備されている。
- マクロス・クォーター
- S.M.S.旗艦を務める可変攻撃宇宙空母。「クォーター(4分の1)」の名の通り、その全長は従来マクロス級の4分の1の402mとアームド級並みのサイズしかないが、大出力の反応炉エンジンとバスターキャノンよって通常艦船よりも高い機動力と火力を持つ。右舷(右腕)のガドリング式バスターキャノンは重量子反応砲モード(通称:マクロスキャノン)で従来のマクロス級と同等の威力を持つほか、ピンポイントバリアを集中させて巨大なサーベル状の武器にもなる。左舷(左腕)飛行甲板には戦闘機やデストロイドが最大80機搭載可能で、エネルギー転換装甲により強攻型(人型形態)ではシールドとして使用する他、ピンポイントバリアを先端に集中させてダイダロスアタックと同様の戦法が行なえる。なお、バスターキャノン発射の際にはそれを保持する左腕の甲板は背部にマウントされる。強攻型での運動性、格闘性能は従来型を遥かに凌ぎ、バトロイド並に人間的な動作が可能で、本格的な格闘戦のための兵器システムも備えている。更にトランスフォーメーション中の回避機動も可能で、変形中脚部のみを展開したガウォークのような中間形態も存在する。艦自体は5隻に分離が可能で、それぞれがフォールド航法・大気・水中でも運用が可能な高性能艦である[12]。
新地球統合軍
- VF-171 ナイトメアプラス
- 新統合軍の主力可変戦闘機。フロンティア船団正規軍においても多数が配備・運用されている。劇中では、アルトやルカが正規軍配属時にVF-171EXに搭乗した(ルカ機はイージスパック仕様に3機のゴーストを従えた)が、ISCが無い等、VF-25との根本的な性能差を埋めるには至っておらず、性能に不満を漏らすシーンがあった。
- AIF-7S ゴースト
- シャロン・アップル事件で人工知能に操られたX-9の諸問題をクリアし制式化された新統合軍の主力無人戦闘機。有人機を遥かに凌ぐ高機動性能を誇るが、バジュラによるECMの前には全くの無力。
- バトル・フロンティア
- アイランド1先端に位置するバトル級ステルス攻撃空母。
- グァンタナモ級宇宙空母
- ウラガ級護衛宇宙空母
- ノーザンプトン級ステルスフリゲート
- ステルスクルーザー宇宙巡洋艦
居住艦
- アイランド1
- フロンティア船団の母艦である巨大都市型移民船。環境艦とともに閉鎖系バイオプラントを形成する第5世代型移民船。
- 環境艦
- アイランド1後方に連結された居住艦。「アイランド2、3…」と呼ばれる。
マクロス・ギャラクシー船団
- VF-27 ルシファー
- VF-25と同じくYF-24をベースとするサイバーグラント(サイボーグ)兵専用可変戦闘機。サイバーグラント化により肉体の限界を超えた機動力を発揮し、初登場時からアルト達を翻弄した。紫の機体にブレラ(パープル1、アンタレス1)が搭乗。他にグレイス機やその小隊機(グリーン系)が登場している。
- AIF-9V ゴースト
- バトル・ギャラクシーに艦載される無人戦闘機。劇中ではV9またはゴーストV9と呼ばれる。
- メインランド
- ギャラクシー船団の母艦である巨大都市型宇宙船。閉鎖系ケミカルプラントを採用した第4世代型移民船。
- バトル・ギャラクシー
- ギャラクシー船団護衛艦隊を指揮するバトル級ステルス攻撃空母。
- デネブ級巡洋艦 カイトス
- ダルフィム
第117次大規模調査船団
- 2048年にバジュラの襲撃を受けて壊滅した調査船団。政府による公式発表では「フォールド断層に巻き込まれた遭難事故」と説明されている。ランカは本船団の数少ない生き残りの1人であり、新統合軍時代のオズマも護衛部隊として参加していた。なお、襲撃を受けたのはガリア4宙域であったが、駐留軍の職務怠慢もあり、アルト達が遭遇するまで調査船団の残滓が人目につくことはなかった。
- SDFN-4 グローバル
- 船団旗艦で、第1世代型マクロス級調査移民船の4番艦。ガリア4未調査地域の湖畔に強攻型の状態で擱座していた。
- 同級は戦艦マクロス(SDF-1)を元に簡易居住区画を設けた調査移民船で、超長距離移民船団に先行する航路調査を目的に量産された[13]。また、艦内にはバジュラの標本など置かれており、バジュラに関する研究が行われていた。
その他のメカニック
- EX-ギア(エクスギア)
- 次世代可変戦闘機用に開発された、操縦桿と射出シートを兼ねる新開発の耐Gスーツ。従来のパイロットスーツを大きく上回る耐G性能を誇る。EX-ギア対応のインターフェイスを持つ可変戦闘機なら、バトロイド/ガウォーク時に手足の動きをトレースしたり、IFF(生存・所属識別信号システム)を用いた遠隔操作が可能である。機能的には、強化外骨格タイプのパワードスーツと同義。背部の飛行ユニットは、搭乗時はコクピットシートと一体化しているが、緊急脱出時やパイロットの単独行動時には熱核タービンエンジンとウイングを展開し機能する。また、飛行ユニットを使ったホバリング走行も可能なほか、足裏のローラー型の走行装置で高速移動も可能。装着するとかなり重く、動力を作動させないと立って歩くだけでも一苦労する(このため懲罰としてEX-ギアの無動力歩きが使われる)。作中ではこのEX-ギアとそれに対応するコクピットを総称して、EX-ギアシステムと呼称されている。
- 後にVF-171でも一部で改修が行われ、VF-25やVF-27以外においてもEX-ギアシステム搭載機が確認できる。
- 美星学園のパイロット養成コースでは、基本的な規格が軍用の物と同じ簡易型EX-ギアによる飛行訓練教習が行われている。同規格なのでこの簡易型でもVF-25に接続することが可能だが、新統合軍の運用規定で緊急脱出モードでなければ接続は出来ても操縦は不可能である(放棄された機体の回収を行えるように一時的な操縦は可能)。
- オオサンショウウオ君
- 声 - 金野潤
- ランカ愛用の携帯端末兼ペットロボット。緑色のサンショウウオのような形状。有機系素材や生体系素材が多用されており、柔軟に形状を変え生物のような挙動を見せる。ランカの子供の頃の記憶(夢)には、同じデザインのぬいぐるみも登場する。
- デストロイドワーク
- シャイアンIIを作業用に改造した非武装型デストロイド。バジュラの襲撃で破壊された建造物の除去作業や、オズマが倒したバジュラの回収作業の際、その姿が確認出来る。
- VF-1 バルキリー
- 第一次星間大戦で史上初めて本格的に実戦投入された可変戦闘機。美星学園では、レストアされたA型(漫画版ではJ型)が同校のシンボルとして校舎屋上に飾られており、整備もされているため今でも飛ぶことが出来る。カラーリングはマクロス劇場版における一条機(スカル11)と同様の塗装で形状はハセガワ製プラモデルに準じている。また、小説版によればパイロット養成コースでは実習用にデチューンされたVF-1Cが使用されている。
- VF-0 フェニックス
- VF-1の先行試作機を実戦用に改装した機体。劇中では本機が実戦投入されたマヤン島事変を描いた映画「鳥の人」において、機影がよく似たVF-25を撮影後にCG加工したものを使用している。
- マクロス(SDF-1)
- 最終話にて地球がバジュラの襲撃を受けた際、マクロス・シティのモニュメントとなった姿で登場した。
- マクロス11
- 最終話にてバジュラの攻撃を受ける。過去のマクロスシリーズでは設定のみ登場していた。
- リレーポッド
- フォールド断層による通信の遅延を短縮する通信中継装置。
バジュラ
当初は各移民船団の行く手を阻む人類最大の敵として登場。しかしそれはバジュラからすれば「思考パターンの違う生物=理解できないもの」という行動原理からくる排除行動であった。
概要
- 外部形態
- 成長段階の各齢、個体役割(カースト)によって様々である。
- 呼吸
- おこなっていない模様である。彼らは基本的生存、運動、代謝に酸素を必要としない。また、0気圧、0G、超高温、超低温、その他人体に対してならば有害な各種宇宙線の飛び交う宇宙空間であっても生存に何ら支障がない。
- 食物
- 不明。フォールドクォーツを集める習性があるが、これを生存、成長、繁殖に必要な栄養源にしているわけではない模様。ランカの飼っていた「アイくん」も特に彼女から餌を与えられてはおらず、勝手気ままに辺りを徘徊して成長していた。また、マクロスフロンティアの「アイランド3異星生物研究所」で10数年間[14]保管されていた「死骸」は、じつは死んでおらず休眠状態だったのであり、その間はずっと飲まず食わずであった。
- 内部構造
- いわゆる「バジュラ(大)」の場合であるが、入手した「死骸」(厳密には活動停止個体)の「解剖」の結果、少なくとも船団を襲撃してきた個体には脳と呼べる部位がほとんど存在しないことがわかった。そして、にも関わらず、高度に社会化された集団連携行動と複雑な戦術を彼らがとっていることから、思考、判断をおこなう「母体」となる個体が別個に存在するのであろう、というのが当初の推定であった。実際、社会性昆虫の女王蜂や女王蟻に相当する特別な個体が巣を作り産卵、繁殖している。その上、随時進化し続ける能力を持ち、ある程度の戦闘経験を積むとそのデータが群全体にフィードバックされ、より強力な個体となって生まれてくる(一例として反応弾にすら耐えられる個体が誕生するに至るが、フィードバックされていない攻撃には脆いという側面を持つ)。新統合軍やS.M.S.の軍事識別コードでは「ビクター」と呼称され、一般にはその存在は隠匿されていた。バジュラと接触した人間にはV型感染症の恐れがあるとされ、感染が疑われる者は隔離され精密検査が行われる場合がある。このV型感染症ウイルスは、バジュラにとって、「自」と「他」を識別するのに使われ、アリの蟻酸の匂いと同じ働きをする。
- 分類学上の位置
- 動物界の既存の各門どこにも属さない。バジュラは、プロトカルチャー時代以前から存在し彼らが恐れつつ憧れ遂には神格化し、姿を真似て「鳥の人」を作ったという「超時空生命体」であると劇中説明された。プロトカルチャーはバジュラと接触することで、フォールド素子を模倣したフォールド機関を開発、星間文明を発達させていった[15]。バジュラにとって頭部は思考する場所ではなく、腸(正確に言えば腸に寄生させたV型ウィルス)によって思考を行っている。
- 特異な個体概念
- バジュラの個体概念は社会性膜翅目昆虫に非常に相似したもので、1頭の女王とその女王の産卵した全カースト個体のコロニー総体によって、遺伝子型上の1個体が形成される。物語の終盤に入った段階で、ヴァジュラの「思考」は女王単体ではなく、群のネットワーク総体でおこなわれていること、またそれゆえに彼らは個というものを持つ人類を理解できなかった、という事が判明した。ただ、1つのバジュラコロニーの持つ知能水準がどの程度なのかは不明である。
- 彼らは、人類が自分達とあまりに違う生物であることから、フォールド波を発する仲間(ランカ)を人類より保護しようとした結果、第117調査船団壊滅へと繋がった。その行動が調査船団の生き残りであるグレイスに利用され、シェリルのフォールド波に誘導されたバジュラとフロンティア船団の戦いへと発展。しかし最終話において、ランカとシェリルというフォールド波を発する別々の個体を認識したことで、人類が単体思考を行いコミュニケーションをとらなければ互いに分かり合えない生物であるということを理解し、人類への敵対行動を停止する。ただ、別の銀河には交配すべき別の個体(コロニー)が存在するため、「個」の概念が全く無いと断言するには語弊がある。また、すべてのバジュラは女王(クイーン)からの命令に基本的には逆らえないといわれており、この場合、女王にはコロニー総体とは別の個としての意志があることになる。
分類
- バジュラ(大)
- 赤い体色と6本脚が特徴の個体。人類の機動兵器との戦いにおいて中核をなす。節足動物のような外部形態であり、バトロイドより二回り近い大きな体躯とそれに違わぬ怪力を発揮する。VFシリーズのエネルギー転換装甲とほぼ同じ性質を持つ外骨格を備え、強力な妨害電波を発してゴーストやその他遠隔誘導兵器を無力化する。また、「ミサイル様の物体を常時体内で生産し続け」発射する他、フレアと同種の物体を体内生成して放出する。果ては単独でフォールド航行するなど、その能力は既知の生物としてのそれを大きく逸脱している。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
- 中脚に機関砲のような火器を内蔵し、背中には戦艦をも撃沈可能なビームを撃つ大型の角状のものを備える。大気圏内では背中から細い4枚の翅を展開し飛行する。
- 第117調査船団の事件でオズマが「仕留め」、アイランド3異星生物研究所の大型ガラスケースでサンプル保管されていたのもこのタイプのバジュラであった[16]。オズマは「俺たちが仕留めた死骸をこんな所に隠して解剖していたとはな」と鼻白んだが、当該の個体に火器による外傷や解剖の切開痕のようなものは無く、三島補佐官がアナリシスコンソールで関係者に披露したデータも解剖ではなくスキャンによるものであった。外科的な意味での解剖ではなかったと思われる。
- バジュラ(小)
- 白い体色と槍状に尖った頭部が特徴の個体。頭部先端にビーム砲とミサイルを内蔵し、尾の先端に格闘用の鋭い刃を持つ。大型1体に対し数体が随伴して行動する。大きさ自体はバトロイドより一回り程度小さい。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
- 初齢幼体
- 孵化直後の幼体。 ヤマネからヒゲと四肢を取り去り全身の体毛を黄緑色にして額に大きな顱頂眼を備わらせたような姿をしている。サイズは小型のネコ科動物程度。女王の産卵した場所からどのように移動してきたかは不明であるが、アイランド1に大量に出現した。
- 二齢幼体
- 黄緑色の体色や眼の配置が同じなため一見初齢と大差がないようにみえるが、体型がイルカのようになり、胸部両側面に翅芽(しが)が生じ、またそれ以外の全身から体毛が失われ皮膚が剥き出しとなる。体長は2m近い。
- 次の脱皮で変態が起こるが、脱皮は十脚類のような関節毎ではなく、昆虫の幼虫のように背面外皮が正中線に沿って裂けて開始され、また直立姿勢をとっておこなわれる。
- 三齢幼体
- 単なる脱皮だけではなく変態がおこなわれ、身体構造が全く異なったものに変わる。
- 全身が関節の節々で分割された硬質な外骨格で覆われ、両眼は突出し、2本の脚、1対の触覚、サソリのような細長い腹尾部を備える。体色は褐色。ありていにいって、ハサミの無いカニ、あるいは眼の飛び出た二本脚のカブトエビのようであり、初齢〜二齢のような容貌上の愛らしさは失われる。
- 頭胸部側面には昆虫のように透明で翅脈のある1対の羽根が収められており、これを展張することで飛翔する。無重力の宇宙空間航行でもこの羽根を使用する。体長は2〜3m程度。
- この齢までは個体役割(カースト)の区別が無いが、成体のカーストがどのように決定されるのかは不明である。また、成体のような強固な甲殻はまだ持ち合わせておらず、対人用の火器でも対処可能ではあるが、それでも武装した軍人を簡単に殺せる程の力を持つ。
- 第117調査船団で研究対象として捕獲されていたのがこの形態のバジュラ[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- ナイト級
- 潜水艦のような形状に下側と左右に伸びるフィン状の突起物を持つ戦艦クラスの個体。艦首が上下二叉に分かれて出現する口腔部のような部位から放つ要塞砲クラスの大出力エネルギー砲と無数の対空砲を備え、フォールド断層を直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。また、艦載機射出口に相当するバジュラ(小)を放出する器官を備えている。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
- ビショップ級
- 成体のカーストの一つ。ナイト級の指揮などをする要塞クラスの個体。ナイト級の数倍の大きさを誇る。内部には準女王と呼称される成長途中のバジュラクイーンがおり、ナイト級を複数引き連れての艦隊戦や挟撃等、高い指揮能力を有する。準女王が撃破されると指揮系統が乱れるため、ナイト級の陣形維持などが出来なくなる(戦闘行為自体は続行可能)。ナイト級同様、フォールド断層を直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
- 準女王級
- 将来女王となる亜成体。ビショップ級内部で下位のバジュラの指揮を行っている巨大な個体。まだ成長途中のため準女王級となっているが、この段階でも既に産卵できる。
- バジュラクイーン
- バジュラ本星に存在するバジュラの真の女王。バジュラネットワークにおける頂点で、すべてのバジュラはクイーンからの命令に基本的には逆らえない。なお、『マクロス ゼロ』に登場する「鳥の人」は、プロトカルチャーがクイーンの姿を模して作り出したものと設定されている。
関連項目
- V型感染症
- バジュラと接触した人間が感染する症状。ただし血液、体液型感染なので、感染率は低い。感染初期ならば完治可能だが、末期まで症状が進むとウィルスが脳内に根付き毒物を分泌、手の施しようが無くなり死亡する。現時点では完全な治療法はないとされていた。劇中ではシェリルが幼い頃感染していて、発症を抑制する受容体ブロッカ薬を服用している。ただし嘔吐、発熱等の副作用があり感染症を根治することはできない。だが母体が感染者だった場合は例外で、胎児とウィルスが共存しようとする為に頭部ではなく腹部へと留まる。そのため何の病状も発症すること無く、バジュラと同じネットワーク能力を獲得するに至る。劇中ではランカがこの例にあたり、グレイス達からはリトルクイーンというコード名で呼称されていた。最終的に、ランカがネットワークを利用してシェリルの脳内のウィルスを腹部へと移動させ、シェリルの病状も回復しランカと同じ能力を得る。
- フォールドクォーツ
- プロトカルチャー研究の第一人者であるマオ・ノームが、ギャラクシー社の援助を得て長年の遺跡研究の末に辿り着いた水晶体。十一次元レベルで時間と空間のエネルギーが湾曲した物質で、三次元では生成する事ができない。唯一バジュラのみがフォールド鉱石を体内で精製する事で作る事ができる。ノーム家に代々伝わるイヤリングに使われていた石もこのフォールドクォーツだった。この水晶体により、バジュラはフォールド断層を越えタイムラグ無しでバジュラネットワークを形成する事ができる。その利用価値は非常に大きく、次世代の通信やフォールド航行を可能にするとされて以前から統合政府内で最重要視されていた。第117大規模調査船団が就航した背景にも、この水晶体の存在とそれを求める星間軍需企業クリティカルパス・コーポレーションCEO「マンフレート・ブランド」が絡んでいた。また、クリティカルパス・コーポレーションはゼネラル・ギャラクシー社とも縁が深かった。その可能性に目を付けた者達により、これを用いた様々なものが開発されている(マクロス VF-X2も参照)。『VF-X2』に登場する超空間共振水晶体と同じ物であることが明らかになった。
用語
組織・団体
- S.M.S.
- フロンティアに駐留する民間軍事プロバイダー(Strategic Millitary Services)。アイランド1に接舷する宇宙戦闘空母マクロス・クォーターを母艦としている。フロンティア政府との契約に基づき、平時には船団予定航路の先行偵察や要人護衛、軍用装備品の評価試験、補給、兵站など正規軍(新統合軍)に対する支援任務を主任務としている。
- 大統領や軍需企業との密接な関係を背景に試作戦闘機を含む最新鋭兵器を供与されており、隊員の士気と練度の高さでも正規軍を凌ぐ精強な軍事組織である。しかし、民間企業の保持する戦力としてはあまりにも過大であり、第2話ではアルトもその疑問を口にしている(オズマは「資本主義ってやつさ。金の力は偉大ってことだ」としか答えていない)。第117次長距離移民船団遭難事件の情報を得たフロンティア政府はいずれ同船団もバジュラと接触する事態を想定し[17]、S.M.S.もその対抗策のひとつ[18]であったと後に明かされている。また、S.M.S.は命令系統が新統合軍から独立した事実上の大統領直隷部隊であり、小説版では正規軍に対するカウンターウェイトだったとも説明されている。
- 戦闘要員の職位には階級呼称を用いる(「アルト准尉」、「オズマ少佐」など)。これらは正規軍を真似た単なる慣例などではなく徹底されたもので、格下の者が「上官」(上司)に対して階級を省いて呼ぶと非礼であるとして注意を受けるほどである[19]。
- また、主契約者たる政府が戦争状態になった場合は命令拒否権・脱退の自由を喪失する(入隊契約特例B項)などの制約が課せられる。しかし、民間企業S.M.S.の被雇用者は軍人ではない(軍属であるかどうかは不明)ため、戦闘行動中に殉職した場合も事故死の扱いとなり、戦没者墓地への埋葬などの栄誉は与えられない。
- S.M.S.の母体は同社オーナーのリチャード・ビルラーが経営する星間運輸会社で、元々はその護衛・警備を目的とした私兵集団であった。独立して民間軍事会社となった現在も、S.M.S.の公的社会的立場は「運輸会社」である[20]。アルトが入隊の最終試験にパスして娘々で祝いの席をもうけられた際も、店の承った団体名が「SMS運輸様」となっている。
- 研究者や学生など他の肩書きを持つ隊員も多いが、平時にはS.M.S.への所属を秘密にする守秘義務が課されていた。しかし小説版によると、実際には他の隊員たちが「守秘義務」を守っていたのはランカの前だけだとナナセに指摘され、オズマが自らの立場をランカから隠すために吹き込んだウソとの嫌疑をかけられている。
- スカル小隊
- VF-25およびVB-6を運用する可変戦闘機部隊。隊長はオズマ・リー少佐。「スカル」マーキングが、従来シリーズの人のドクロではなく牛の頭骨なのが特徴である。
- ピクシー小隊
- クァドラン・レアを運用するゼントラーディ部隊。隊長はクラン・クラン大尉。
- ブルー小隊・パープル小隊・バーミリオン小隊
- 小説版にて名前のみ登場。運用機種は不明。ただし、RVF-25と同様のフォールド同調式センサーを搭載したVF-22Sが各小隊に1機配備されている。
技術
- インプラント
- 一般的には体内に埋め込まれる器具の総称であるが、本作世界においては骨格や筋肉の人工物への置換(分かり易く言うとサイボーグ化)、脳移植デバイスによる個人データ認識技術や視聴覚データ運用技術なども含む。ギャラクシー船団では一般的な技術であるが、フロンティア船団では医療目的のものを除き、原則違法とされている。
- 機装強化兵(サイバーグラント)
- インプラント技術の軍事的利用法の1つ。人体の骨格や筋肉、臓器を人工物に置換することで身体能力を強化した兵士のことを指す。さらに体内に武器を内蔵するなど、生身の人間にはそもそも存在しない機能を付与することも可能。ギャラクシー船団で開発されたVF-27のように、この兵士の搭乗を前提とした兵器も存在する。ただし、本人の意思とは関係なく身体機能を停止もしくは制限を加える機構が組み込まれているため、倫理上の問題がある。
惑星・地名
フロンティア船団内の地名・施設については新マクロス級超長距離移民船団を参照。
- ガリア4
- 第33海兵隊が駐屯する未開の惑星。
スタッフ
- 原作 - 河森正治、スタジオぬえ
- 総監督・ストーリー構成・バルキリーデザイン - 河森正治
- 監督 - 菊地康仁
- シリーズ構成 - 吉野弘幸
- キャラクターデザイン - 江端里沙、高橋裕一
- メカニックデザイン - 石垣純哉、高倉武史
- メカニカルアート - 天神英貴
- コンセプチュアルデザイン - 宮武一貴
- モーショングラフィックス - 笹倉逸郎、HIBIKI
- 美術監督 - 吉原俊一郎
- 美術設定 - 塩澤良憲、平澤晃弘
- 色彩設計 - 中山久美子
- 色彩設計補佐 - 竹澤聡
- 特殊効果 - 安部貴俊
- 撮影監督 - 高橋なおみ
- 音楽 - 菅野よう子
- 音響監督 - 三間雅文
- ナレーション - 大川透
- タイトルロゴ - 鎌田誠
- プロデューサー - 、諸冨洋史、丸山博雄、平井伸一、長谷部大樹
- アニメーションプロデューサー - 葛西励
- アニメーション制作 - サテライト
- 製作 - ビックウエスト、バンダイビジュアル(「マクロスF製作委員会」名義)、毎日放送
主題歌
オープニングテーマ
- 『トライアングラー』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾
- 使用話数 - 第1話(テレビアニメ版・ヤックデカルチャーエディション版)、第2話〜第16話、エンディングテーマとして第19話では使用
- 『星間飛行』
- 作詞 - 松本隆[21] / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第17話、劇中歌として第12話、第15話、第17話〜第19話では使用
- 『ライオン』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - May'n、中島愛
- 使用話数 - 第18話〜第24話
エンディングテーマ
- 『愛・おぼえていますか -デカルチャーエディションsize-』
- 作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第1話(デカルチャーエディション版)、第12話、劇中歌として第18話では使用
- 『アイモ』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第1話(テレビアニメ版)、第3話、第7話、劇中歌として第8話、第12話、第18話、第21話、第23話では使用
- 『ダイアモンド クレバス』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第1話(ヤックデカルチャーエディション版)、第2話〜第6話、第8話〜第9話、第13話〜第14話、劇中歌として第6話、第7話では使用
- 『アイモ〜鳥のひと』
- 作詞 - Gabriela Robin、坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第10話、劇中歌として第24話
- 『ねこ日記』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第11話、劇中歌として第9話、第12話では使用
- 『ダイアモンド クレバス50/50』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第15話
- 『ノーザンクロス』
- 作詞 - 岩里祐穂、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第16話〜第18話、第22話〜第24話、劇中歌として第25話では使用
- 『真空のダイアモンドクレバス』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第20話
- 『蒼のエーテル』
- 作詞 - 坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第21話
- 『トライアングラー (fight on stage)』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第25話
オープニングテーマ3曲に対してエンディングテーマが11曲と多くなった理由として、インタビューで監督の菊地康仁などが総監督の河森正治から「絵コンテを切ったけど20分の尺で足りないからその曲のままエンディングに雪崩込むから」と要求があったからと答えている(基本的なエンディングテーマはダイヤモンド クレバスとノーザンクロスの2曲)。[22]
挿入歌
- 『射手座☆午後九時 Don't be late』
- 作詞 - 佐藤大、hal、マイクスギヤマ / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第1話(全共通)、第7話、第24話
- 『What 'bout my star?』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第1話(全共通)、第5話、第15話
- 『超時空飯店 娘々』
- 作詞 - 吉野弘幸 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第1話(全共通・デカルチャーエディション版以外アイキャッチ)、第11話、第15話(アイキャッチ)
- 『突撃ラブハート』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲・編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
- 使用話数 - 第2話、第25話でオズマの台詞で題名が使用
- 『ダイアモンド クレバス〜展望公園にて』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第2話
- 『SMS小隊の歌〜あの娘はエイリアン』
- 作詞 - 黒河影次 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - SMSのみなさん
- 使用話数 - 第4話、第13話と第16話(アイキャッチ歌ランカ版)
- 『私の彼はパイロット - MISS MACROSS 2059』
- 作詞 - 阿佐茜 / 作曲 - 羽田健太郎 / 編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第4話、第5話
- 『宇宙兄弟船』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 徳川一郎
- 使用話数 - 第5話
- 『What 'bout my star?@Formo』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第5話と第19話(ランカ・リー=中島愛のみ)、第15話
- 『インフィニティ』
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第7話(ランカの歌う場面のみインフィニティ #7が混合)
- 『ニンジーン Loves you yeah!』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第8話、第18話
- 『母と子ランカのアイモ』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、坂本真綾(蘭雪)
- 使用話数 - 第14話
- 『Welcome To My FanClub's Night!』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第15話
- 『インフィニティ #7』
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第15話
- 『アイモ O.C.』
- 作詞 - Gabriela Robin、坂本真綾 / 作曲・編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第16話、第18話、第20話
- 『MY SOUL FOR YOU』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
- 使用話数 - 第17話
- 『TRY AGAIN』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 田中裕千 / 歌 - FIRE BOMBER
- 使用話数 - 第17話
- 『シェリルのアイモ』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第18話(アイキャッチ)
- 『アナタノオト』
- 作詞 - 真名杏樹 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第19話、第20話、第25話
- 『ボビーのニンジン等。』
- 作詞 - 吉野弘幸、一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ボビー・マルゴ=三宅健太
- 使用話数 - 第19話(アイキャッチ)
- 『妖精』
- 作詞 - 真名杏樹、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第22話
- 『ブレラと子ランカのアイモ』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第23話、第24話
- 『愛・おぼえていますか〜bless the little queen』
- 作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第24話、第25話
- 『娘々(ニャンニャン)サービスメドレー』[23]
- 作詞 - Gabriela Robin、岩里祐穂、阿佐茜、hal、松本隆、安井かずみ / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛、坂本真綾(蘭雪)
- 使用話数 - 第25話
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
01 | クロース・エンカウンター | 吉野弘幸 | 菊池康仁 河森正治 |
田中孝行 | 高橋裕一 江端里沙 |
02 | ハード・チェイス | 松田清 | 関口雅浩 猪狩崇 | ||
03 | オン・ユア・マークス | 阿保孝雄 | 藤川太 | ||
04 | ミス・マクロス | 赤根和樹 | 間島崇寛 | 江畑諒真 | |
05 | スター・デイト | 菊地康仁 | 福田貴之 | 丸藤広貴 | |
06 | バイバイ・シェリル | 田中孝行 | 土屋日 | 三浦珠美 | |
07 | ファースト・アタック | 河森正治 | 大龍之仁 | 松田清 | |
08 | ハイスクール・クイーン | 原博 | 金澤洪充 | 鈴木信吾 山中正博 | |
09 | フレンドリー・ファイア | 鹿島典夫 | KIM YONG-SIK | ||
10 | レジェンド・オブ・ゼロ | 阿保考雄 | 間島崇寛 | 小倉典子 | |
11 | ミッシング・バースデー | 原博 | 政木伸一 | 和田伸一 | |
12 | ファステスト・デリバリー | 田中孝行 | 藤川太 | ||
13 | メモリー・オブ・グローバル | 松田清 | 大龍之仁 | ||
14 | マザーズ・ララバイ | 鹿島典夫 河森正治 |
鹿島典夫 | KIM YONG-SIK | |
15 | ロスト・ピース | 河森正治 | 間島崇寛 | 小倉典子 | |
16 | ランカ・アタック | 原博 | 古川政美 | 和田伸一 | |
17 | グッバイ・シスター | 阿保考雄 | 奥野耕太 | 相坂ナオキ | |
18 | フォールド・フェーム | 福田貴之 | KIM YONG-SIK 丸藤広貴 | ||
19 | トライアングラー | 田中孝行 | 入江篤 塚原元 | ||
20 | ダイアモンド・クレバス | 原博 | 古川政美 | 和田伸一 | |
21 | 蒼のエーテル | 殿勝秀樹 河森正治 |
鹿島典夫 | 関口雅浩 KIM YONG-SIK | |
22 | ノーザン・クロス | 阿保考雄 | 小倉典子 | ||
23 | トゥルー・ビギン | 福田貴之 | 古川政美 | 和田伸一 | |
24 | ラスト・フロンティア | 菊池康仁 | 福田貴之 | 丸藤広貴 | |
25 | アナタノオト | 河森正治 | 間島崇寛 松田清 |
高橋裕一 |
放送局
放送対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 2008年4月3日 - 9月25日 | 木曜 25時25分 - 25時55分 | 制作局 |
中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 木曜 26時30分 - 27時00分 | ||
関東広域圏 | 東京放送 (TBS) | 2008年4月4日 - 9月26日 | 金曜 25時55分 - 26時25分 | |
宮城県 | 東北放送 (TBC) | 金曜 26時15分 - 26時45分 | ||
静岡県 | 静岡放送 (SBS) | |||
広島県 | 中国放送 (RCC) | 2008年4月5日 - 9月27日 | 土曜 26時40分 - 27時10分 | |
熊本県 | 熊本放送 (RKK) | 2008年4月6日 - 9月28日 | 日曜 25時50分 - 26時20分 | |
北海道 | 北海道放送 (HBC) | 2008年4月7日 - 9月29日 | 月曜 26時25分 - 26時55分 | |
岡山県・香川県 | 山陽放送 (RSK) | |||
福岡県 | RKB毎日放送 (RKB) | 月曜 26時30分 - 27時00分 | ||
日本全域 | GyaO | 2008年4月18日 - 9月30日 | 毎週金曜 12時00分更新 | ネット配信 |
アニマックス | 2008年5月7日 - 10月22日 | 水曜 22時00分 - 22時30分 | リピートあり 『LEVEL22』枠 |
放送局は前々番組『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』のTBS系列10局と同一。
毎日放送 木曜深夜25:25枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
灼眼のシャナII (Second)
(MBS・TBS・CBCのみネット) |
マクロスF
|
関連番組・配信
特別番組
祝25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!!
- 2007年12月にTBSとMBSで放送。『マクロスF』の本放送開始に先駆け、『超時空要塞マクロス』や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のダイジェスト映像の他、宮迫博之、千原ジュニア、有野晋哉、大沢あかねら出演者と河森正治とのトークや『マクロスF』第1話スペシャル編集版を交え、「マクロスシリーズ」25周年の軌跡を振り返る。制作局であるMBSでは、トーク部分をTBS放送分より10分拡大したものが放送され[1]、放送終了後に続けて『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が放送された。
- 「デカルチャーエディション」と題された第1話スペシャル編集版は、後の本放送版では削除されたり変更された箇所を多数含む、言わば試写バージョン。本番組の放送終了後、2008年1月よりインターネットの動画配信サービス(バンダイチャンネルなど)でも期間限定で無料配信された。2008年4月現在、gyaoおよびYahoo!動画でも配信されている(編集によりいくつかバージョンが存在する)。DVD・Blu-ray Disc第1巻にも収録されている。
放送地域 | 放送局 | 放送日 | 放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | TBS | 2007年12月23日 | 26時50分 - 27時50分 |
近畿広域圏 | MBS | 2007年12月28日 | 25時15分 - 26時25分 |
Webアニメ
マックロッスfufonfia
- 「ゲームソフト制作会社S.M.S」での日常をコミカルに描写するWebアニメ。マクロスF公式サイトで配信。登場人物の役柄はすべて変更され、台詞は字幕で表現される。全20話。
ラジオ
文化放送、MBSラジオにて放送。インターネットラジオ音泉(終了)、『マクロスF』公式サイトにて配信も行われている。
- RADIO MACROSS (2008年1月4日 - 2008年3月28日)
- マクロスF○※△ (2008年4月4日 - 2008年9月26日)
- マクロスF○×△ (2008年10月3日 - 放送中)
劇場版マクロスF
Template:未公開の映画 テレビアニメ版マクロスF最終話放送終了後に劇場版の製作が発表された。公開時期など劇場版の詳細についてはTV版の放送が終了した現在公表されておらず、登場人物がTV版と同じである事が明かされているのみである。
その他関連メディア
CD
JVCエンタテインメント(Flying DOGレーベル)より発売。作曲・編曲は菅野よう子、プロデューサーは佐々木史朗。
シングル
- 『トライアングラー』
- 『ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時 Don't be late』
- 『星間飛行』
- 『ライオン』
- 『ランカとボビーのSMS小隊の歌 など。』
- 『シェリルの宇宙兄弟船 など。』
サウンドトラック ボーカルコレクション
DVD・Blu-ray Disc
バンダイビジュアルより発売。HDマスター。なお、DVDとBlu-ray Discで同時発売されるテレビアニメ作品は、本作が史上初。第1巻は第1話「クロース・エンカウンター」のTV放送版、「デカルチャー・エディション」(年末特番27分)、「ヤックデカルチャー・エディション」(完全版32分)の3バージョンと音声特典のオーディオコメンタリー(関係者複数名による作品の裏話)を収録。第2巻以降は各3話と音声特典のオーディオコメンタリーを収録で全9巻を発売予定。
- マクロスF(フロンティア)1(2008年7月25日発売)
- マクロスF(フロンティア)2(2008年9月26日発売)
- マクロスF(フロンティア)3(2008年10月24日発売)
- マクロスF(フロンティア)4(2008年11月21日発売)
- 収録話 第8話ハイスクール・クイーン、第9話フレンドリー・ファイア、第10話レジェンド・オブ・ゼロ
- オーディオコメンタリー出演者 遠藤綾、中島愛、河森正治
- マクロスF(フロンティア)5(2008年12月19日発売)
- 収録話 第11話ミッシング・バースデー、第12話ファステスト・デリバリー、第13話メモリー・オブ・グローバル
- オーディオコメンタリー出演者 中島愛、河森正治、菊地康仁
- マクロスF(フロンティア)6(2009年1月23日発売)
- 収録話 第14話マザーズ・ララバイ、第15話ロスト・ピース、第16話ランカ・アタック
- オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、遠藤綾、保志総一朗、吉野弘幸
- マクロスF(フロンティア)7(2009年2月20日発売)
- 収録話 第17話グッバイ・シスター、第18話フォールド・フェーム、第19話トライアングラー
- オーディオコメンタリー出演者 遠藤綾、井上喜久子、菊地康仁、吉野弘幸
- マクロスF(フロンティア)8(2009年3月27日発売)
- 収録話 第20話ダイヤモンド・クレパス、第21話蒼のエーテル、第22話ノーザン・クロス
- オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、神谷浩史、豊口めぐみ
- マクロスF(フロンティア)9(2009年4月24日発売予定)
- 収録話 第23話トゥルー・ビギン、第24話ラスト・フロンティア、第25話アナタノオト
漫画
青木ハヤトによる漫画版が月刊少年エース2008年2月号より、水島空彦による漫画『マクロスF 抱きしめて、銀河の果てまで。』が月刊コンプエース2008年9月号より連載中である。また、黒岩よしひろによる外伝漫画『マクロスF 超次空歌巫女ランカ』が月刊コンプエース2008年4月号より7月号まで短期連載された。
- マクロスF(青木ハヤト著、カドカワコミックス・エースより発行)
- 2008年4月26日発行 ISBN 978-4-04-715066-9
- 2008年8月26日発行 ISBN 978-4-04-715107-9
小説
- マクロスフロンティア(小太刀右京著、角川スニーカー文庫より発行)
- 『クロース・エンカウンター』 2008年7月1日発行 ISBN 978-4-04-473801-3
- 『ブレイク・ダウン』 2008年10月1日発行 ISBN 978-4-04-473802-0
- 『アナタノオト』 2009年1月1日発行 ISBN 978-4-04-473803-7
- 『トライアングラー』 2009年3月1日発行 ISBN 978-4-04-473804-4
ムック
- マクロスF(フロンティア)OFFICIAL FILE(学習研究社より発行)
- 2008年9月19日発行 ISBN 978-4-05-605268-8
- 2008年11月7日発行 ISBN 978-4-05-605269-5
- マクロスF 2059:MEMORIES 角川書店 2008年10月25日発行 ISBN 978-4-04-854250-0
- マクロスF(フロンティア) PASH!ANIMATION 主婦と生活社 2009年1月9日発行 ISBN 978-4-391-62781-7
- マクロスF(フロンティア)OFFICIAL FAN BOOK 学習研究社 2009年1月30日発行 ISBN 978-4-05-605357-9
脚注
- ^ a b ファミ通.com (2007年12月11日). “マクロス最新作『マクロスF(フロンティア)』が放映決定!”. 1月13日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ animate.tv (2007年8月17日). “『マクロス』、新歌姫に高校3年生の中島愛”. 1月13日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ ORICON STYLE (2008年6月10日). “『マクロス』が『エヴァ』以来11年ぶりの快挙!”. 7月10日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ ORICON STYLE (2008年10月14日). “アニメ『マクロスF』、サントラ初動10万枚突破は『エヴァ』以来11年ぶり”. 10月14日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ マクロスF:劇場版の製作決定 11月には武道館コンサートも毎日jp
- ^ 最終話での表記はRANKA REE。
- ^ 小説版では明確に同性愛的好意とそれを自制している様子が描かれている
- ^ 小説版設定では統合軍時代からの上司と部下
- ^ 『マクロスF PASH! ANIMATION FILE02』主婦と生活社、p24。
- ^ ただし、劇中の彼の服装は文官(背広組)ではなく武官(制服組)のものである。
- ^ オーディオコメンタリー
- ^ グレートメカニックDX7・マクロスクォーター解説文より
- ^ 『マクロス・クロニクルNo.01』小学館集英社プロダクション
- ^ 19年前=2040年は、マクロスプラスの舞台となった年である。
- ^ 河森総監督インタビューで、プロトカルチャーはたまたまバジュラの死骸を手に入れて進化した文明と明らかにされた。『オトナアニメ Vol.10』より
- ^ 浸されていた液体が培養液なのかホルマリン等の防腐溶液なのかは不明。
- ^ このため第1話のバジュラ初襲来時に発令されたコード『ビクター3』(バジュラ接近警報)発令を受けてオズマは「遂に来たぞ」、ワイルダー艦長は「残念ながらこれは演習ではない」と発言している
- ^ 『マクロス・クロニクルNo.16』小学館集英社プロダクション
- ^ 第3話。
- ^ バンダイ「1/72 VF-25Sメサイアバルキリー」付属解説書
- ^ 松本曰く、『愛、おぼえていますか』を自分の手で作詞したかったと語ったが、別の形でマクロスシリーズの楽曲に携わることになった。
- ^ マクロスF オフィシャルファイル2 河森正治・菊地康仁・吉野弘幸インタビューより
- ^ 『ライオン→インフィニティ→私の彼はパイロット→ダイアモンド クレバス→星間飛行→What 'bout my star?→ライオン→愛・おぼえていますか→ライオン(合唱に愛・おぼえてますか)→アイモ』で編成されたメドレー(マクロスF O.S.T.2 娘トラ。歌詞参照)
関連項目
外部リンク
- マクロスF公式サイト
- マクロスF公式サイト (MBS)
- FRONTIER MAGAZINE (公式ファンクラブ)
- マクロスシリーズ公式サイト
- シェリル・ノーム オフィシャルブログ
- ランカ・リー オフィシャルブログ
- presepe 河森正治総監督インタビュー 1 - 2 - 3 (注:作品の核心部分に関する内容を含む)