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不浄な生き物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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不浄な生き物とは、一部の宗教にみられる概念。不浄な動物生贄にささげたり、食用としたりすることができない。

ユダヤ教

以下、『レビ記』に記載のある不浄な生物を示す。

反芻するが、蹄の分かれていない動物(11章4-7節)

蹄が分かれているが、反芻しない動物(11章8節)

水中に棲む、ヒレと鱗を持たない生物(11章10-12節)

明確な記載無し

付加的に不浄と考えられる生物

翼のある汚れた生物(11章13-19節)

付加的に不浄と考えられる生物

  • カラス

翼のある四つ這いで歩行する生物(11章20-23節)

※イナゴなど幾つかの例外を除く

明確な記載無し

足にかぎづめのある生物(11章27節)

明確な記載無し

付加的に不浄と考えられる生物

地を這う生物(11章29-30節)

付加的に不浄と考えられる生物

キリスト教

キリスト教の場合、宗派や教派によって不浄の概念が異なる。顕著なのはカニやイカなどで、禁じる教派もあるが正教会では魚の代わりとして認めているなど。

英国聖公会では犬と馬は食べてはならないとしている。

イスラム教

  • クルアーンの2章173節には、死肉、血、肉、アッラー以外に供えられたものを食することが禁じられている。
  • ハディースでは、の唾液は不浄とされ体についたら七回洗うように指示されている。

関連項目