コンテンツにスキップ

戸上守

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。220.102.250.188 (会話) による 2009年4月25日 (土) 00:00個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

戸上 守(とがみ まもる、1935年12月1日- )は、日本競輪選手会福岡支部に在籍していた元競輪選手日本競輪学校第2期生で、登録番号は5805である。

経歴

ホームバンクは久留米競輪場。当初は追い込み型の選手だったが、3角捲りを繰り出せるようになるや、トップクラスへと上り詰めるようになる。

1958年名古屋競輪場で開催された第3回オールスター競輪において、福岡県を登録地とする選手として初の特別競輪(現在のGI)を制覇。また、同年の競輪祭も制覇。1964年には高松宮賜杯競輪を制覇した。1986年1月6日登録削除。通算勝利数805。また、1995年1月に創設された日本名輪会の一員にもなった。

エピソード

現在、久留米競輪場では、戸上の冠を頂くS級シリーズ(FI)・「戸上守杯」が行われているが、同じく久留米競輪場をホームバンクとしていた中野浩一を記念して「中野カップレース」(GIII)が行われることになった際、戸上は恐縮して、自身の冠レースの返上を申し出た。ところが、久留米競輪場の主催者である久留米市側は逆に、戸上のこれまでの功績は計り知れず、逆にその名を消すことこそ恐れ多いとして返上を拒否。そして、戸上を説得させたばかりか、限りなくGIIIに近いレースという位置づけの意味をこめて、「スーパーFI」と銘打っている。

関連項目


先代
西村公佑
オールスター競輪優勝者
1958年
次代
中井光雄
先代
高原永伍
高松宮記念杯競輪優勝者
1964年
次代
白鳥伸雄
先代
石田雄彦(1955年)
競輪祭優勝者
1958年
次代
高原永伍(1963年)