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カッチ大湿地(英語: Great Rann of Kutch)はインド北西部グジャラート州からパキスタンのシンド州インダス河口に及ぶ湿地で、広さ3万平方km。一部でパキスタンとの領土問題が残る。Rannとはヒンディー語で塩沼を意味する。Kutchはその場所の地名である。
夏のモンスーン時期には海抜15mの平坦な泥地が海水で覆われる。この海水が引けると後に塩分が残る。
シベリアからの渡り鳥やフラミンゴの繁殖地で、13種のヒバリがいる。オオカミ、キツネ、ジャッカル、ガゼルなどが生息する。
カッチ湾の西の小湿地は野生のアジアロバ3種が残っていることで知られる。