長田秀一郎
埼玉西武ライオンズ #34 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県横浜市栄区 |
生年月日 | 1980年5月6日(44歳) |
身長 体重 |
178 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2002年 自由獲得枠 |
初出場 | 2003年3月28日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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長田 秀一郎(おさだ しゅういちろう、1980年5月6日 - )は、プロ野球・埼玉西武ライオンズの投手で、背番号は34番。
プレースタイル
140キロ前後の直球と速いスライダーや遅く落ちる変化球を駆使する投球が持ち味。フォームのバランスが取れていてコントロールがいい上に球種が豊富なのだが、いまいち球威に欠け、被本塁打が多いことが難点である。
経歴
鎌倉学園高校では2番手投手として活躍、甲子園出場は無かったが、その投球はプロから注目されており、1998年のドラフトの隠れ目玉として指名されるとか思われたが、慶應義塾大学へ進学。大学野球部の同期に田中大貴(フジテレビアナウンサー)がいる。大学進学後は先発も抑えも経験、2000年秋のリーグ優勝・明治神宮大会優勝。山本省吾(現オリックス)・中村泰広(現阪神タイガース)らと投手陣の一翼を担う。2002年春の東大2回戦で9者連続奪三振のリーグ記録をマーク。これは1970年の早大の大木勝年に並ぶ六大学史上1位タイ記録で未だにその記録は破られていない。同じ日に1試合21奪三振という六大学歴代2位の記録を樹立。これだけ活躍していたのにもかかわらず意外にも通算成績は12勝16敗と負け越している。制球力良く、スタミナもあり、安定感抜群と三拍子揃った選手として自由獲得枠で大学卒業後西武ライオンズへ入団。
プロ入り後
2003年、入団1年目から中継ぎに先発にと重宝された。被本塁打12本、防御率6.06と内容はあまりよくなかったが、46試合に登板し、スリムな外見に似合わずタフな投手であることを証明した。ルーキーながら1年間1軍に帯同した。
2004年、プロ2年目は開幕出遅れたが、防御率が前年の約半分と格段に向上。右の中継ぎとして優勝・日本一に貢献した。34試合に登板して防御率は3.18で、課題だった被本塁打もわずか2本と大きく改善された。
2005年、制球力、ボールの威力共に精彩を欠き不振に陥り、登板数が半分も減ってしまい、ほとんど活躍することができなかった。
2006年、昨年の影響もあり、2年間で13試合しか登板できず、しかもその13試合で9本塁打を打たれてしまった。
2007年、オープン戦から好調で開幕一軍に登録され、春先はセットアッパーとして点差の少ない場面で何度も起用され、左の三井浩二と右の長田でクローザーの小野寺力につなぐ方程式を形成した。6月まで防御率2点台と安定したピッチングを見せていたが、6月5日のヤクルト戦で2失点を喫すると翌日に二軍落ち。一軍では22試合で防御率3.33の成績だった。二軍では防御率7点台とピリッとせず、再昇格はならなかった。
2008年シーズンより背番号が19番から34番に変更されることが発表され、奮起を誓ったが一軍での登板は10月4日の楽天戦の1試合だけだった。今シーズンオフ、2002年の慶應義塾大学時代から6年の交際期間を経てチアリーディング部に所属していた同級生の客室乗務員の女性との婚約を発表した。
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2003 | 西武 | 46 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | -- | .417 | 315 | 68.1 | 73 | 12 | 39 | 1 | 2 | 46 | 3 | 0 | 52 | 46 | 6.06 | 1.64 |
2004 | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | -- | .400 | 188 | 45.1 | 35 | 2 | 20 | 1 | 1 | 37 | 2 | 1 | 17 | 16 | 3.18 | 1.21 | |
2005 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 71 | 14.2 | 18 | 6 | 11 | 0 | 0 | 11 | 1 | 0 | 15 | 15 | 9.20 | 1.98 | |
2006 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 17 | 3.1 | 6 | 3 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 4 | 4 | 10.80 | 1.80 | |
2007 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | .000 | 103 | 24.1 | 22 | 1 | 5 | 0 | 3 | 15 | 1 | 0 | 10 | 9 | 3.33 | 1.11 | |
2008 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 5 | 1.1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.75 | |
2009 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 26 | 4.1 | 10 | 1 | 2 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 6 | 6 | 12.46 | 2.77 | |
通算:7年 | 120 | 4 | 0 | 0 | 0 | 7 | 12 | 0 | 8 | .368 | 725 | 161.2 | 165 | 25 | 77 | 2 | 8 | 117 | 7 | 1 | 104 | 96 | 5.34 | 1.50 |
- 2009年度シーズン終了時
記録
- 初登板:2003年3月28日、対日本ハムファイターズ1回戦(西武ドーム) 1-4 9回より登板、1回無失点
- 初奪三振:同上、打者エチェバリア
- 初勝利:2003年4月27日、対千葉ロッテマリーンズ5回戦(千葉マリンスタジアム) 13-6 4回1死より登板、1回2/3無失点
- 初ホールド:2005年5月14日、対読売ジャイアンツ2回戦(インボイスSEIBUドーム)
背番号
- 19 (2003年 - 2007年)
- 34 (2008年 - )