コンテンツにスキップ

ユッカ=ペッカ・サラステ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。FX-V (会話 | 投稿記録) による 2009年11月10日 (火) 21:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ユッカ=ペッカ・サラステJukka-Pekka Saraste, 1956年4月22日 - )は、フィンランド指揮者ヴァイオリン奏者として教育を受けた後、シベリウス音楽院ヨルマ・パヌラの元で指揮法を学んだ。その際、同じクラスにエサ=ペッカ・サロネンオスモ・ヴァンスカがいた。

フィンランド放送交響楽団において、サラステは第2ヴァイオリンの一員として活躍し、後にはレイフ・セーゲルスタムに師事した。

ユッカ=ペッカ・サラステは、アヴァンティ室内管弦楽団(Avanti! Chamber Orchestra)の設立メンバのひとりであり、タミサーリ音楽祭(Tammisaari Festival)の発案者でもある。彼は2000年に音楽における功績によってフィンランド政府から賞をうけており、シベリウス協会シベリウス・メダルを彼に与えている。サラステはヨーク大学の名誉博士号も持っている。

フィンランドの外では、サラステはトロント交響楽団の音楽監督を1994年から2001年にかけて務めた他、BBC交響楽団の首席客演指揮者を2002年から2005年にかけて務めた。その後、2006年8月にはアンドレ・プレヴィンの跡を継ぎ、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した。

2006年12月にはラハティ交響楽団が、2008年から2011年にかけてサラステを芸術監督に招聘するつもりであることを発表した。2008年のラハティ・シベリウス音楽祭においても、サラステが芸術監督を務めることが内定している。