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キディ・ガーランド

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キディ・ガーランド
ジャンル SF
アニメ:キディ・ガーランド
原作 gimik
監督 後藤圭二
シリーズ構成 きむらひでふみ
キャラクターデザイン 門之園恵美
メカニックデザイン 海老川兼武(メイン)
川原智弘(サブ)
アニメーション制作 サテライト
製作 GTO
放送局 放送局参照
放送期間 2009年10月 - 放送中
漫画:キディ・ガーランドぴゅあ
原作・原案など gimik(原作)
きむらひでふみ(脚本)
作画 緋賀ゆかり
出版社 角川書店
掲載誌 月刊コンプエース
レーベル カドカワコミックスエース
発表号 2009年9月号 -
巻数 既刊1巻
ラジオ:『キディ・ガーランド』GTO喫茶室『タッチ&ゴー!』
配信期間 2009年11月13日 -
配信サイト ランティス
配信形式 ストリーミング
パーソナリティ 白石稔(ミ・ヌルゥーズ役)
内田彩(アスクール役)
合田彩(ク・フィーユ役)
テンプレート - ノート

キディ・ガーランド』(KIDDY GiRL-AND)は、日本テレビアニメ2009年10月より、独立UHF局などで放送中。ハイビジョン制作

また、漫画版『キディ・ガーランドぴゅあ』(以降、『ぴゅあ』と表記)が、月刊コンプエース2009年5月号より連載中。

概要

当初のタイトルは『キディ・グレイド2』。『涼宮ハルヒの憂鬱SOS団ラジオ支部』第35回放送(2006年9月29日放送)内で、初めて発表された。そのパイロット版DVDが2007年5月25日角川書店より発売(販売元 - 角川エンタテインメント)された後は続報が途絶えていたが、2009年2月26日に公式サイトや同日発売の月刊コンプエース4月号で、正式タイトル『キディ・ガーランド』とそのテレビアニメ放送決定の旨が発表された。

前作『キディ・グレイド』の50年後の世界が舞台となっており、アスクールとク・フィーユの2人の少女を主人公として物語は展開する。

テレビアニメ本編やアイキャッチには、様々なパロディが散見される(例:『天空の城ラピュタ』のムスカ、アンパンマン、担当声優ネタなど)。

あらすじ

伝説のESメンバーであるエクレールリュミエールが星の輝きに消え、遥かな時が流れた星暦(スターズ・センチュリー)0379年。

GTO(銀河系貿易監視機関:Galactic Trade Organization)」の本局ビルでは、イヴェール局長の下で様々な局員達が働いていた。喫茶室「Touch&Go」のウェイトレスアスクールク・フィーユも、その一員である。ESメンバー見習いでもある2人は、騒動を起こしたり巻き込まれたりと紆余曲折しながらも、少しずつ成長していく。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


用語

前作も併せて参照のこと。

組織

GTO
Galactic Trade Organization(銀河系貿易監視機関)」の略称。前作のGOTT(銀河通商関税機構:Galactic Organization of Trade and Tariffs)が解散した後、再編された機関である。ESメンバーを初め、旧GOTT関係者も多数関わっている。
本局には中枢機能を受け持つ様々な部署や喫茶室「Touch&Go」が入ったビルの他、広大な裏庭が設けられている。また、本局ビルと空中通路で接続された別棟には、局員用の寝室や数十人サイズの大浴場などを備えた居住区が設けられている。
GOTT
前作の完結後、ノーヴルズとデュカリオンの件から解散を余儀無くされた。星暦0379年現在、旧本局ビルは放棄されてエネルギー供給を絶たれたことから老朽化が進み、内外装も荒れ果てているが、まだ解体されてはいない。もちろん局員は全て退去済みであり、中には誰も居ないはずであったが、最近では亡霊騒動が持ち上がっている。

機械

ジェネティックビースト(Genetech Beast)
獣の姿をした機械生物。星暦0379年現在、テロリストの手に渡って用いられたり、製造元を逃げ出した個体が旧GOTT本局ビルに棲み付くなど、まだ完全解決には至っていない。
タマ
声 - 若本規夫
旧GOTT本局ビルに出没していた「亡霊」の正体。掌サイズの身体は赤い一対の眼が付いた薄緑の楕円形で、柔らかい。迅速な変形能力(周囲から吸着したナノマシンによって、姿形を自在に変える)と若干の言語能力(簡単な単語の羅列程度)を持っており、旧本局ビルを調査に訪れたGTOの関係者を惑わせたり撃退していたが、アスクールとク・フィーユに敗れて正体が露呈。その後はGTOへ持ち帰られ、ディアにポシェットとして扱われるようになった。

その他

ESメンバー
Encounter of shadow-work member」の略。GTOには、元GOTT所属者が多数関わっている。

登場人物

前作も併せて参照のこと。

主人公

アスクール(Ascoeur)[1]
声 - 内田彩
主人公の一人で、ク・フィーユのパートナー。見習いESメンバーで、階級(ランク)はC-。星暦0363年8月10日生まれ。「プッシュ・プル(push pull)」という能力を持ち、ニードルガンやビームソードとしても使える「コーム(Comb)」という型のアイテムを愛用する。
『ぴゅあ』冒頭ではトゥイードゥルディとトゥイードゥルダムを指導教官としており、見習いの第2段階としてク・フィーユとペアを組んでからは「Touch&Go」のウェイトレスとして働いている。
元気いっぱいかつ気楽な性格であるが、他人に迷惑を掛けることも多いため、「Touch&Go」ではミ・ヌゥルーズによく叱られている。好物はカボチャプリン
ク・フィーユ(Q‐feuille)[1]
声 - 合田彩
主人公の一人で、アスクールのパートナー。見習いESメンバーで、階級はC-。星暦0363年9月21日生まれ。「パルファン(Perfum)」という能力を持ち、破裂させることで爆弾や煙幕など多用途に使用できる「チョコボンボン(ChocoBonBomb)」というチョコレート型のアイテムを愛用する。
『ぴゅあ』冒頭ではアンオウとエイオウを指導教官としており、アスクールとペアを組んでからは同じくウェイトレスとして働いている。
アスクールとは対照的に落ち着いた性格であるが、萌えアイテムに夢中となるなどの一面も持つ。アスクールには何かと手を焼かされてはいるものの、信頼し合える良きパートナーでもある。
上記の通り16歳であるはずが、第4話ではディアに対し真剣な表情で同い年(7歳)と語ったり、第5話では旧GOTT本局ビル内で逃げ惑った際に身体の各所を打ち付け回っても全くの無傷で済むなど、その身体には謎が多い。また、後者の際には我を忘れるほどお化けの類が苦手であることも明らかとなった。

GTO

イヴェール(Hiver)
声 - 水橋かおり
GTO本局局長。
ゾマ(Sommer)
声 - 瀧澤樹
イヴェールの秘書
エクレール
声 - 永田亮子
前作に引き続き登場。第1話冒頭で、ある任務の際に星の輝きに消え、生死不明となる。
リュミエール
声 - 平野綾
前作に引き続き登場。第1話冒頭で、エクレールと共に生死不明となる。
トゥイードゥルディ(Tweedledee)
声 - 桑谷夏子
前作に引き続き登場。アスクールの先輩。
本作ではGTOの監視員でもある。夜中に本局へ無断侵入してきたアスクールとク・フィーユに対し、様々なパロディを採用した新型セキュリティシステムの実験台にするなど、前作には無かったお茶目な一面も見せる。
トゥイードゥルダム(Tweedledum)
声 - 福山潤
前作に引き続き登場。トゥイードゥルディの弟。
姉と同じくGTOの監視員でもあるが、姉への依存ぶりは相変わらず。
アンオウ
声 - 石田彰
前作に引き続き登場。
エイオウ
声 - 稲田徹
前作に引き続き登場。
トリクシー
声 - 松岡由貴
アスクールの先輩。
陽気な性格であるが、トロワジェインの趣味には若干呆れ気味。
トロワジェイン
声 - ゆかな
トリクシーのパートナー。
アスクールの先輩にして憧れの存在であるが、実はク・フィーユと同じ趣味を持っており、その夢中ぶりは彼女以上。
ディア
声 - 高橋夢波
第4話より登場。イヴェールの依頼による子守を経てアスクールとク・フィーユがそのまま預かることとなった、金髪の「ESメンバー見習いの見習い」少女。7歳。言動は舌足らずでそそっかしいが、唇にキスした相手の特殊能力を一時的に底上げできる能力を持つ上、両親についても人物像どころか所在すら不明であるなど、謎が多い。好物はホットミルク
リトューシャ
声 - 今野宏美
パウーク
声 - 松元恵
サフィル
声 - 水原薫
リュビス
声 - 斎藤楓子
トーチ
声 - 中井和哉
シェイド
声 - 飛田展男
ミ・ヌゥルーズ(Mi nourose)[2]
声 - 白石稔
「Touch&Go」の室長であり、女子寮の寮長も兼任[3]する。
筋骨隆々のニューハーフに見えるが、女性である。
アリサ(Alisa)
声 - 相沢舞
GTO本局の受付嬢。実は無類のBL好き。
ベル(Belle)
声 - 堀川千華
GTO本局の受付嬢。アリサとペアを組んでいる。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


スタッフ

  • 原作 - gímik
  • 企画 - 安田猛、嵐智史、酒匂暢彦、太布尚弘、佐藤道明
  • 企画プロデューサー - 伊藤敦
  • 監督 - 後藤圭二
  • シリーズ構成 - きむらひでふみ
  • キャラクターデザイン、総作画監督 - 門之園恵美
  • メカニカルデザイン - 海老川兼武(メイン)、川原智弘(サブ)
  • 美術監督 - 徳田俊之
  • 色彩設定 - 鈴木依里
  • 音楽 - 上松範康
  • 音響監督 - 佐藤順一
  • 撮影監督 - 岩崎敦
  • アニメーション制作 - サテライト
  • 製作 - GTO(協力 - 角川メディアハウス、角川書店)
  • (c)2009 gímik・サテライト・角川書店 / GTO

主題歌

オープニングテーマ
『Baby universe day』
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 黒須克彦 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - アスクール(内田彩)&ク・フィーユ(合田彩)
エンディングテーマ
『太陽と月』(第1話、第4話)
作詞 - yozuca* / 作曲 - rino / 編曲 - 安瀬聖 / 歌 - アスクール(内田彩)
『月と太陽』(第2話、第5話)
作詞・作曲 - yozuca* / 編曲 - chokix / 歌 - ク・フィーユ(合田彩)
『マジカルさくらちゃん』(第3話)
作詞 - yozuca* / 作曲 - 俊龍 / 編曲 - 安藤高弘 / 歌 - ク・フィーユ(合田彩)&トロワジェイン(ゆかな)
挿入歌
『カボチャプリンのうた』(第2話)
作詞・作曲 - 白石稔 / アスクール(内田彩)
『うたを歌おう♪』(第4話)
作詞・作曲 - yozuca* / 編曲 - 安瀬聖 / 歌 - アスクール(内田彩)&ク・フィーユ(合田彩)&ディア(高橋夢波)
パイロットDVDテーマ曲
純白サンクチュアリィ
作詞 - 畑亜貴 / 作曲、編曲 - 菊田大介 / 歌 - 茅原実里

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 アイキャッチ
#1 ラッキーアイテム きむらひでふみ 後藤圭二 谷川亮介 Dr.モロー
#2 甘い、罠 後藤圭二 登坂晋 岩崎光洋
#3 最悪の相性? 酒井和男 堀内修
#4 子守特務 二瓶勇一 田辺泰裕 稲吉朝子
#5 GOTTの亡霊 細田直人

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
兵庫県 サンテレビ 2009年10月15日 - 木曜 24時40分 - 25時10分 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 木曜 25時00分 - 25時30分
東京都 TOKYO MX 2009年10月16日- 金曜 26時30分 - 27時00分
神奈川県 tvk 金曜 27時15分 - 27時45分
京都府 KBS京都 2009年10月20日 - 火曜 25時00分 - 25時30分
広島県 広島テレビ 火曜 25時34分 - 26時04分 日本テレビ系列
千葉県 チバテレビ 火曜 26時00分 - 26時30分 独立UHF局
宮城県 仙台放送 火曜 26時08分 - 26時38分 フジテレビ系列
中京広域圏 中京テレビ 火曜 27時12分 - 27時42分 日本テレビ系列
日本全国 アニメNewtypeチャンネル 2009年10月22日 - 木曜 22時00分更新 ネット配信[4]
角川アニメチャンネル ネット配信
テレ玉 木曜25:00 - 25:30枠
前番組 番組名 次番組
キディ・ガーランド
-

Webラジオ

テレビアニメに関連して、Webラジオが配信されている。音声のみでなく、収録時のパーソナリティーの映像も合わせて配信されている。

概要
  • ラジオタイトル:『キディ・ガーランド』GTO喫茶室『タッチ&ゴー!』
  • 配信期間:2009年11月13日 - (毎週金曜)
パーソナリティ

単行本

  • キディ・ガーランドぴゅあ 第1巻 - カドカワコミックスエース 2009年9月初版 ISBN 978-4047152984

キディ・グレイド2

『キディ・ガーランド』のプロトタイプ作品。

発表や経緯については、概要を参照。アスクールの容姿が全く異なる他、パロディ要素が見られないなどの違いが存在する。

脚注・出典

  1. ^ a b 『ぴゅあ』第1巻巻末の設定資料集より。
  2. ^ 公式サイトのキャラクター解説より。
  3. ^ テレビアニメ第2話より。
  4. ^ 第1話は無料配信、第2話以降は1週間無料配信、期間終了後は有料配信。

関連項目

外部リンク