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Dies irae -Also sprach Zarathustra-

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Dies irae
-Also sprach Zarathustra-
ジャンル 学園伝奇バトルオペラADV
対応機種 Windows 2000/XP/Vista
発売元 light
発売日 2007年12月21日
レイティング 18禁
キャラクター名設定 不可
エンディング数 2+2
セーブファイル数 80
ゲームエンジン  
メディア DVD-ROM1枚
画面サイズ 800×600
BGMフォーマット  
キャラクターボイス 主人公以外フルボイス
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ 既読/全文
オートモード あり
備考  
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Dies irae Also sprach Zarathustra
-die Wiederkunft-
ジャンル 学園伝奇バトルオペラADV
対応機種 Windows 2000/XP/Vista
発売元 light
発売日 2009年7月24日
レイティング 18禁
キャラクター名設定 不可
エンディング数 2
セーブファイル数 80+20
ゲームエンジン  
メディア DVD-ROM1枚
画面サイズ 800×600
BGMフォーマット  
キャラクターボイス 主人公(一部を除き)以外フルボイス
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ 既読/全文
オートモード あり
備考  
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Dies irae -Also sprach Zarathustra-』(ディエス・イレ アルゾ・シュプラーハ・ツァラトゥストラ)とは日本アダルトゲームブランドであるlight(ライト)により開発された18歳未満購入禁止のパソコンゲームソフトである。愛称は「ディエス」、もしくはタイトルの和訳である「怒りの日」と呼ばれることが多い。

概要

2006年冬の日本を舞台にナチス・ドイツにより生み出された魔導兵器「聖遺物」を操る者たちの死闘を描いた伝奇バトルアドベンチャーゲームで、2004年のlight作品である『PARADISE LOST』と同様、シナリオ音楽はそれぞれ正田崇与猶啓至が担当。メッセージテキストは画面下のウィンドウに表示されるアドベンチャーゲーム形式の場面の他に、画面全体に表示されるビジュアルノベル形式の場面もある。

メインタイトルのDies iraeとはキリスト教(またはレクイエム)における『怒りの日』、サブタイトルのAlso sprach Zarathustraドイツ哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作『ツァラトゥストラはかく語りき』のことである。

当初は2006年冬に発売と報じられていたが、主にシナリオ面での開発が遅延し発売日の延期が度重なった上、発売当日になって公式サイト上に掲載されていたスペックが大幅に変更され、サンプルCGも一部削除された。また、シナリオは正田崇が担当しているとだけ公表されていたが実際には6人ものサブライターが起用されており、当初攻略可能とされていたキャラクターのシナリオも収録されていなかった。

この事実は発売当日まで一切明かされておらず、詳しい説明もなかったため購入者の間で強い批判(後述)を受けた。そのため同ブランドより既存シナリオ(マリィ、香純ルート)に加筆修正を加えた「Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-」が2009年7月24日に発売。 また当初収録されるはずだったシナリオ(玲愛、螢ルート)や主人公のフルボイス化した「Dies irae ~Acta est Fabula~ -Scharlachrot Grün-」(アペンド版)、全シナリオ(マリィ、香純、玲愛、螢ルート)を収録した完全版「Dies irae ~Acta est Fabula~」が2009年12月25日に発売予定(ただし、本体を購入したユーザーは手続きを行えば差分データのダウンロードが行えるようになる予定)。

なお「Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-」の差分データは7月18日午後6時からダウンロード開始された。

あらすじ

第二次世界大戦終結を間近に控えた1945年5月1日ドイツ。陥落寸前となった首都ベルリン「聖槍十三騎士団」と呼ばれる者たちがいた。彼らにとっては自国の敗退など取るに足らぬことであり、むしろ戦火の犠牲となった夥しき数の民衆を謎の儀式の触媒として生贄にしていたのである。戦争終結後彼らの存在は歴史の闇に隠れ、その行方を知るものは誰もいない。
その61年後、西暦2006年日本。「諏訪原市」に暮らすごく普通の学生「藤井蓮」は親友の「遊佐司狼」と、どうしたことか殴り合いの決闘を起こし、満身創痍により2ヶ月もの入院生活を強いられていた。その後無事に退院し、幼馴染の「綾瀬香純」や先輩の「氷室玲愛」と共にもとの学園生活にも戻りつつあった。
しかし、クリスマスも近づいた12月の諏訪原市では人が首を斬り落とされて殺されるという無差別連続通り魔事件が起こり始める。奇妙なことに蓮はその頃から、自分が断頭台で首を刎ねられるという恐ろしい悪夢にうなされ始めていた。だがそれは彼にとって恐怖と苦悶に満ちた戦いの物語の前触れでしかなかった。
暗躍するナチスの残党。街は戦場へ変わり、常識を超えた不条理が蓮を襲う。戦わなければ生き残れない現実の前に彼は平凡な生活を取り戻せるのか。

登場人物

主要人物

藤井 蓮(ふじい れん) - 声:先割れスプーン(ゲーム中一部及びドラマCD)
身長:176cm 体重:63kg
この物語の主人公。諏訪原市にある私立月乃澤学園の2年生。
タブーに触れなければ人当たりはいいのだが、人付き合いは良いほうではなく、社交性に欠けた一匹狼気質で学園内に友人は少ない。2ヶ月前の司狼との一件により、学園では悪評が立ってさらに一線を引かれている。しかし争いごとや事件は好きではなく、平凡で無難な人生を送ることを望んでいる。
香純、司郎とは住んでいるアパートでは隣同士で、それぞれの部屋との間の壁にはアパートの管理人に内緒で作った秘密の抜け穴が空けられている。
自分の外見がやや女っぽいことにコンプレックスを感じており、容姿について触れられると不機嫌になる。また刃物の類も苦手で、アパートの自室には料理用の包丁すら置いていない。諏訪原市には2年前、幼馴染の香純と共に学園に通うため引っ越してきた。
退院した後、首刈り魔事件が発生する頃から謎の悪夢を見るようになり、ある夜、聖槍十三騎士団と遭遇。彼をツァラトゥストラと呼称する騎士団の襲撃を受け、その日を境に彼の日常は崩れ去り、騎士団との戦いに巻き込まれてゆくこととなる。
形態は人器融合型。聖遺物は『マルグリットの断頭刃』。触る者全ての首を刎ね飛ばしてしまうマリィを唯一所持することが出来る。創造位階に達するとカドゥケウスが眼に宿り、ギロチンの刃の模様も変わる。その能力は、一瞬を一秒に、一秒を一分に、と時間を切り刻み、極限まで引き伸ばしたその時間の中を動くことで、超高速で動くことを可能にする。
その正体はメルクリウスの代行者であり、メルクリウスが生み出したエイヴィヒカイト・ツァラトゥストラの唯一にして真の後継者、『超越する人の理(ツァラトゥストラ・ユーヴァーメンシュ)』。マリィを操る為に、ある人物の魂の片割れを基に作られた聖遺物を操るための聖遺物であり、ギロチンのみならず、ラインハルトの持つ『運命の槍』を例外とした全ての聖遺物を完全に操る事が出来る。ゆえに彼には両親というべき者は存在しない。彼が自身の存在を理解し“完成”すれば、ラインハルトに匹敵する存在にすらなると断言される。彼の存在は騎士団の望みを叶えるための鍵となる存在である模様。
詠唱はファウスト及びツァラトゥストラはかく語りき。また、この作品でファウストが悪魔メフィストフェレスに魂を差し出す際の有名な言葉が、後の蓮の能力と関連する。
綾瀬 香純(あやせ かすみ) - 声:佐本二厘
身長:161cm 体重:48kg 3サイズ:86/60/85
蓮の幼馴染でクラスメイト。
幼い頃、両親を亡くした蓮を綾瀬家が引き取ったことから二人は長い間同居していた。勝気でテンションが高く友人も多いため学園では人気者で、学園の表ミス。一見完璧そうに見えるが弱点は高所恐怖症である。
剣道部の主将を務めており、その実力は全国でも上位に入る。蓮に対しては心配性でおせっかい焼きで面倒見がよく、進んで蓮のために食事を用意したり部屋を掃除してお姉さんぶろうとするが、あまり似合っていない。そのしつこさから、たまに蓮に煙たがれるが、心の内では感謝されている。蓮と同じアパートで隣の部屋に住んでおり、壁に穴を開けて蓮の部屋への入り口を作っている。
実はカドゥケウス(双頭の蛇)の特性から、一連の首刈り魔事件と重要な関わりを持っていた。
初代ゾーネンキント・イザークの隠された弟ヨハンの子孫であるため、玲愛と同じく聖櫃としての資質を持つ。しかしヨハン自体がイザークと比べかなり劣っていたため、彼女自身の特性も玲愛と比べるとあまり良くないものである。
マリィ(Marie) - 声:榊原ゆい
身長:160cm 体重:50kg 3サイズ:88/60/89
蓮が最近になって見るようになった不思議な夢の中に現れる謎の少女。「人類最悪にして最美の魂」とメルクリウスから称される。
呪われたフランス人とも言われるが、本当にフランス人なのかも不明。背が低く、ボロボロのドレスに見える真っ白な服を着ている。フランス語による不気味な歌をいつも口ずさんでおり、その首にはまるでギロチンで切断されたような傷跡がある。メルクリウスからは「マルグリット」と呼ばれている。
その正体は数多の罪人を処してきた『マルグリットの断頭刃』。つまりギロチンそのものが変異した聖遺物である。人に触れると問答無用で首を刎ねる呪いを帯びて生まれたため、誰にも深くかかわることが無かったゆえに性格は無垢、無邪気(何も知らないとも言える)である。蓮が形成段階に至った中盤から現実世界で現れる。
彼女のルートでは人としての自覚を持ち、人間らしさが芽生える。現実世界では髪を纏め、香純に貰った黒のゴスロリの服装および香純の制服を着る。
氷室 玲愛(ひむろ れあ) - 声:雛見風香
身長:155cm 体重:44kg 3サイズ:82/56/81
月乃澤学園3年生で蓮の先輩であり数少ない友人の一人。祖父がドイツ人だというクォーター。
諏訪原市に一つしかない教会にシスター・リザと共に暮らしている。洗礼名はテレジアと言い、「玲愛」はそれを日本風に改めたもの。物静かで神秘的な雰囲気があるが、あまり人と交流を持ちたがらず、また口を開くとネジが外れた言動が目立つ為か、友人は蓮達以外にはいない。学園では一部のマニアから高い人気がある、学園の裏ミス。
蓮曰く、空気に話しかけてるような話し方をする。2ヶ月前、司狼と決闘し重傷を負った蓮を病院まで運んだ。諏訪原市で発生している連続殺人事件による遺体の第一発見者でもある。
その正体は聖槍十三騎士団黒円卓第六位『太陽の御子(ゾーネンキント)』。かつて生命の泉協会レーベンスボルンにて生み出された成功作である初代黒円卓第六位ゾーネンキント、イザークの血を引いている。しかし血脈維持の過程で東洋人の血を混ぜたため、「唯一の成功例にして、最大の失敗作」と呼ばれる。騎士団員ではあるものの戦闘力は一般人と大差無く、戦闘員としては問題外である。しかし、その存在自体が騎士団の目的と深く関わるため、同胞でも彼女に危害を加える事はタブーとされている。
位階は不明。形態は事象展開型。聖遺物は『聖櫃』。諏訪原市全体を聖遺物として、赤、黒、白、翠、金の五色からなる黄金練成『壺中聖櫃、不死創造する生贄祭壇』の鍵となる。ラインハルトの“城”を現実世界に流出するための子宮であり、彼女自身が聖遺物を操ることはない。
櫻井 螢(さくらい けい) - 声:かわしまりの
身長:168cm 体重:50kg 3サイズ:83/57/82
聖槍十三騎士団・黒円卓第五位『獅子心剣(レオンハルト・アウグスト)』。騎士団最若輩の日本人。蓮とヴィルヘルムのファーストコンタクトの後、ルサルカと共に月乃澤学園へ転校生として現れる。
大戦中、同盟国としてナチスと関わっていた一族の末裔であり、11年前、先代の第五位であるベアトリス・キルヒアイゼンが死亡し、その抜け番としてある目的のために団員となった。騎士団唯一の日本人であるため、同じ団員であるベイ達からは「黄色い劣等」呼ばわりされている。
一見生真面目で冷静沈着のように見えるが、根はかなりの激情家である。また、無益な殺生を好まない性格であり、結果的に蓮を助けたり、ヴィルヘルムの度が過ぎた行動を忠告したりしている。
トバルカインに対し、ある特別な感情を持っている。それに関連し、ルートによってはザミエルを怨むようになる。
位階は創造。形態は武装具現型。聖遺物は『緋々色金(シャルラッハロート)』。炎を纏った赤い剣を具現化し、扱う。創造は『爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之』。自分自身を炎に変化させ、その炎を自在に操り戦う。その際は髪も赤色になり、『緋々色金』の形状も大太刀へと変化する。
詠唱は古事記
遊佐 司狼(ゆさ しろう) - 声:ルネッサンス山田
身長:177cm 体重:65kg
蓮のもう一人の幼馴染でかつての親友。あらゆる物事を高レベルでこなせる天才。
2ヶ月前、蓮とふとしたことから決闘し、彼と同様全身に瀕死の重傷を負う。その後、蓮と同じ病院に入院するが3日後に姿をくらまし、そのまま消息を絶った。「デジャヴるんだよ」を口癖にし、日常に退屈しており、常に新しい刺激や感覚を求める無鉄砲な性格で、蓮とは対極的。そのため、死への恐怖心が皆無であり、デザートイーグルを片手に聖槍十三騎士団との戦いに自ら足を踏み入れる。
本編が始まる以前に、蓮、香純と三人乗りをしてバイク事故を起こし、後遺症として痛覚、味覚、嗅覚が麻痺し、代わりにそれら三感以外が発達し、アドレナリンの大量分泌をする異常体質となり、通常の人間にしては並外れた戦闘力を持っている(弊害として生殖障害を起こし、また寿命も長くない)。とはいえ騎士団相手には遠く及ばなず、加えてダメージを与える手段もないため、まともな戦いでは相手にならない。そのため様々な策と小細工・手段を講じて騎士団に挑む。ルートによっては後半で、ある方法により騎士団と戦う術を得ることになる。
2ヶ月前までは蓮と同じアパートに住んでおり、香純とは反対の蓮の隣部屋であった。彼が気まぐれに壁に穴を開けて蓮の部屋への入り口を作ったのを見て、香純がそれを真似た。現在もその穴は香純の意向で塞がっていない。
本城 恵梨依(ほんじょう えりい) - 声:皆美伊吹
身長:166cm 体重:49kg 3サイズ:84/59/85
学園を去った後の司狼と出会い、行動を共にしている女性。司狼の良き相棒。「エリー」と呼ばれており、苗字で呼ばれることを嫌う。
博識で頭も切れる才媛。コンピュータの操作も得意で、アングラサイトや国連のデータベースへのハッキングもいとも容易く実行することができる。司狼と同様に既知感を感じており、日常に退屈しきっている。
蓮や司狼が入院していた「本城病院」の跡取り娘で、相当なお嬢様学校に通っていたが、司狼と出会い、刹那的な快楽を共有することを求め、騎士団との戦いに参加するようになる。

「聖槍十三騎士団」メンバー

現存メンバー

存在が確認されている団員。諏訪原市でとある目的を果たすため集結する。

ヴァレリア・トリファ(Valeria Trifa) - 声:青島刃
身長:192cm 体重:77kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第三位『神を運ぶ者(クリストフ・ローエングリーン)』。もう一つの黄金。
幹部が不在である騎士団の暫定的最高司令官。裏で策を練り、団員達を指揮・煽動している。彼らが諏訪原市で起こそうとしている儀式を司る狂徒の司祭でもある。物語冒頭に、地球の裏側のメキシコから地脈を伝って富士の樹海に出現した。
仮の姿は教会の神父。玲愛の暮らす教会へ向かおうとして道に迷っていたところを蓮たちに助けられた。表面上は、ドジなうえ気が弱く、優しく笑顔を絶やさない聖職者として振舞っており、自分に不幸がある度に神に嘆いている。教会の主で古い付き合いのシスター・リザには頭が上がらず、娘のような玲愛を溺愛しているが、彼女には冷たくされている。
本名はヴァレリアン・トリファ。その本性は冷酷非情で、目的のためには手段を選ばない残忍さを持つ狂信の徒。しかし玲愛に対しては本当に父親のような愛情を抱いている。
位階は創造。形態は特殊発現型。聖遺物は『ラインハルト・ハイドリヒの肉体』。黄金の獣と敵味方問わず恐れられ、聖遺物になるほどの恐怖を吸ったラインハルト・ハイドリヒの肉体を61年前、ラインハルトが魂のみ現世から離れる際、幾重もの魔術によって当時の状態で保存されたその肉体に、トリファ生来の他者との心霊的同調能力、副首領の術式、そしてエイヴィヒカイトの力によってトリファの魂を移し替え、ラインハルトの肉体を己のものとして使用できる。そのため常時形成位階にあり、この肉体を所有していることこそが首領代行の証である。その肉体の防御力は騎士団の中でも最高クラス。しかしその反面、攻撃力はそれほどでもなく(本人曰くこれはあくまで鎧でしかないため)、攻撃に転ずる時は創造を発動せねばならない。創造は『神世界へ、翔けよ黄金化する白鳥の騎士(ヴァナヘイム、ゴルデネッシュヴァーン・ローエングリーン)』。首領の聖遺物たる『ロンギヌスの槍』を限定的に召喚し、矢のように射ち出す。その破壊力は強力だが、これを発動する際には無敵の防御力は消失する諸刃の剣でもある。
詠唱はローエングリン
上記のような能力なため、他者からは『偽りの黄金』、『鍍金』と揶揄されることもある。
Die Morgendammerung
ヴァレリアン・トリファという名の東方正教司祭として登場。神に仕える身として読心術を持っており、人々の思念が詰まった特別な存在(即ち作中の聖遺物)の探索に長けたサイコメトラーであり、『闇の賜物』をルサルカに謙譲した。ただし、本人はこの能力を嫌っている。
ヴィルヘルム・エーレンブルグ(Wilhelm Ehrenburg) - 声:杉崎和哉
身長:182cm 体重:73kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第四位『串刺し公(カズィクル・ベイ)』。白面外道。ブラッドサッカー。
元オスカー・ディルレワンガー隊、第36SS所属武装擲弾兵師団の中尉。かつては凶悪犯罪者上がりの軍人で、気性が荒く、殺人狂で戦闘狂。非常に好戦的な性格で、正しい意味で「危ない性格」の持ち主。現存する団員の中では一、二を争う戦闘力を持つ。父と姉との近親相姦から生まれたアルビノ。日光を始めとした光の類を嫌うが、夜になると全ての感覚が増幅し研ぎ澄まされるという吸血鬼のような性質を有し、本人もそれをアイデンティティとして、吸血鬼じみた属性を好んでいる。筋金入りの人種差別主義者でもある。
ワルシャワ蜂起戦にて敵味方市民の区別なく虐殺したことで粛清されたとされるが、その後も世界中の戦場に出没しているため、戦場のオカルトとして兵隊世界では「絶対に戦ってはならない」伝説の存在となっている。
ある夜、諏訪原市の公園で突如として蓮の前に現れ、有無を言わさぬまま戦いを挑み、蓮を瀕死にする。その後、中盤で乱入してきた司狼と交戦。自分たちに恐怖を感じない彼に興味と執着を持つ。
メルクリウスに「欲しいもの全てを奪われる」という呪いの言葉を受け、事実その通りになっているため彼を憎んでいる。
位階は創造。形態は人器融合型。聖遺物は『闇の賜物』。ヴラド・ツェペシュの結晶化した血液を素体とし、全身のあらゆる箇所、あるいは周囲の闇から、刺さったものの水分や魂を瞬時に吸い取る杭を無数に出現させ、格闘戦や防御などに用いたり、バルカン砲の如く射出もできる。創造は『死森の薔薇騎士(ローゼンカヴァリエ・シュヴァルツヴァルド)』。周囲を強制的に「夜」に変質させる結界を展開し、この結界内では自分の感覚、身体能力を上昇させるだけでなく、あらゆる生物・物体は生命力を吸い取られ枯渇し、朽ち果てていく、彼の「吸血鬼」への渇望を具現化した能力。さらに夜に創造を重ねがければ、より大幅に地力や感覚器官が強化される「闇夜」となる。ただし、同時に吸血鬼としての特性を得るため、銀や炎など吸血鬼が弱点とするものに対しては聖遺物でなくてもダメージを受けるようになってしまうという弱点を持つ。
詠唱はばらの騎士
Die Morgendammerung
自傷癖を持つ凶悪犯で、快楽を求めて暴挙を振るう荒くれ者。似た特徴を持つ凶悪犯(シュライバー)と誤解されドイツ警察に追われる身となり、彼を疎ましく思い、始末しようとする。
ルサルカ・シュヴェーゲリン(Rusalka Schwägerin) - 声:木村あやか
身長:146cm 体重:34kg 3サイズ:75/50/72
聖槍十三騎士団・黒円卓第八位『魔女の鉄槌(マレウス・マレフィカルム)』。
ドイツ古代遺産継承局、アーネンエルベの初期メンバー。騎士団入団以前から魔道に踏み込んでいた正真正銘の魔女。外見は十代の少女のようであるが、実年齢は副首領を除いた団員の中で最年長を誇る。気まぐれでマイペースな性格で、ふざけたような言動が目立つが、その本性は狡猾で老獪な拷問好き。ヴィルヘルムと共に蓮の前に現れ、蓮がヴィルヘルムに一方的にいたぶられる様を手を出さず笑いながら見守り、戦闘後、重症を負った蓮を治療した。蓮が命からがらその場を後にしたのち、螢と共に彼のクラスに転校生としてやってくる。
位階は創造。形態は事象展開型。聖遺物は『血の伯爵夫人(エリザベート・パートリー)』。自身の美貌のために多くの女性を拷問にかけたエリザベート・パートリーが獄中で書き記した日記が素体。能力は、それに記された様々な拷問器具の召喚。一つ一つの力は弱いものの、多種多様な器具を扱える。さらにルサルカが創造位階に達した時点で、召喚した拷問器具を破壊されても本人へのダメージを受けなくなっている。創造は『拷問城の食人影(シェイテハンガリア・ナハツェーラー)』。彼女の使い魔である『食人影(ナハツェーラー)』の影を踏んだものの動きを止めるという、聖遺物と自身の魔術を融合した能力である。この能力によって相手を捕らえ、その後に拷問にかけるという戦法を得意としている。
詠唱はアントニン・ドヴォルザークルサルカ
Die Morgendammerung
アンナ・マリーア・シュヴェーゲリンという本編のそれとは大きくかけ離れた妖艶な美女として登場。ドイツ古代遺産継承局局長の側近として、「闇の賜物」を回収した。なお、この人物は歴史上実在しており、魔女として獄中死したことになっている。
リザ・ブレンナー(Riza Brenner) - 声:彩世ゆう
身長:174cm 体重:57kg 3サイズ:93/60/91
聖槍十三騎士団・黒円卓第十一位『大淫婦(バビロン・マグダレーナ)』。代行補佐。マグダラのマリア
仮の姿は、教会で玲愛と共に暮らしているシスター。玲愛のよき理解者であり保護者。玲愛への行き過ぎるヴァレリアの愛情に対し彼へ制裁を下しているため彼には恐れられている。バストサイズFカップというスタイルの良さから、Bカップの玲愛からは羨ましがられている。諏訪原市で最近発生している連続殺人事件被害者の死体を玲愛と共に発見してしまい、ショックで数日間寝込んでいた。
かつて生命の泉協会レーベンスボルンに所属。首領代理のクリストフとは古い付き合いでもある。軍属ではないが少佐相当の地位と権限を持つ。
位階は形成。形態は事象展開型。聖遺物は『青褪めた死面(パッリダ・モルス)』。自身の戦闘力はさほど高くないが、これをトバルカインに装着し、彼を意のままに操る。凶悪な存在を生み出す特性を持つため、ある意味真っ先に潰さねばならない存在。騎士団の中では珍しく良識を持つ人物であり、裏では自分の大義のために人を殺す事に葛藤している。レーベンスボルン時代では、度重なる人体実験で、異形の赤子を生み出していき、最終的に自身の肉体で初代『太陽の御子』の誕生に至った。イザークの実の母親でもある。
Die Morgendammerung
ある将校との婚約間近の民間人として登場。エレオノーレとは古くからの知人である。
ロート・シュピーネ(Rot Spinne) 声:三川春人
身長:179cm 体重:60kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第十位『紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)』。人蜘蛛。縊殺マニア。
かつてゲットーや絶滅施設において、残虐非道な人体実験の限りを尽くしてきたマッドサイエンティスト。戦後はナチス軍人の逃亡機関に所属し、団員の中で最も表の世界に通じているため、現在は諜報活動を担当し、戦闘部隊には加わっていない。戦闘よりも弱者を嬲り殺すことを好む。シュピーネとは名ではなく称号であり、本来の姓名は不明。本人曰く、既に本名は捨てたらしい。実は消息不明の五人の幹部たちを騎士団の中でも飛び抜けて畏怖しており、彼らに再び従うことを激しく拒絶していた。そのため、五人の再来を阻止するため暗躍するが、結果として哀れな末路を辿ることになる。
位階は形成。形態は人器融合型。聖遺物は『ワルシャワの絞殺縄』。称号に相応しく蜘蛛の糸のようにワイヤーを操り、巣のごとく張り巡らせる。糸は鋭利な切れ味を持ち、絡めた物を切断することも可能だが、本来の使用法は名の通り絞殺する為のものである。
余談ではあるが、シナリオにおいての不遇さや、位階が形成段階に留まっていること、かませ犬のような言動などから、ファンからは「形成(笑)」と呼ばれている。
トバルカイン(Tubal Cain)
身長:210cm 体重:125kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第二位『死を喰らう者(トバルカイン)』。不死怪物。聖遺物に喰われた人間の末路。
現存する団員の中では最強クラスの戦闘力を誇るが、魂や精神といったものが欠片も存在していないため単体で機能することが出来ず、リザによって操られる単なる殺人マシンと化している。人とは思えぬ巨大な体躯をし、その顔は人間のものではなくなっている。その正体は死んだ櫻井螢の実の兄、櫻井戒の成れの果て。
位階は創造。形態は武装具現型。聖遺物は『黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス)』。首領の『運命の槍』の人工的な複製品として日本のある刀鍛冶によって鋳造された槍(といってもオリジナルとは似ても似つかぬほど巨大)。あまりに良く再現してしまったために疑似的な聖遺物として機能するようになり、以後、その刀鍛冶に連なる家系の人間の魂を喰らい続ける呪いの槍となる。使用者であるカインの魂も吸収している。先代第五位であるヴァルキュリアを喰らったため、彼女の能力である電撃を使用可能。
リザの遠隔操作で動く為、彼と攻撃対象との距離関係が不確定、つまりリザ側から敵が見えていなければうまく攻撃できない。しかし自身への防衛本能はあり、殺気に反応して単体でも動けるが、その動きは反射の域を超えない。何故かトリファに対して反応し、彼を無差別に攻撃をする。

消息不明のメンバー

騎士団の中でも桁外れの実力を持つ、首領・副首領・三騎士の五人の最高実力者たち。61年前(1945年)のベルリン崩壊時より行方不明。

ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ(Reinhard Heydrich) - 声:トム・クノレーズ
身長:?cm 体重:?kg(ヴァレリアとほぼ同等と思われる)。
聖槍十三騎士団・黒円卓第一位『愛すべからざる光(メフィストフェレス)』。聖槍十三騎士団首領。忌むべき黄金。黄金の獣
黄金の長髪と、それと同じ色の瞳を持つ男。幾百万もの魂を喰らい、比類なき強さの魂を有し、超越者として騎士団に君臨する最強の存在。それを持つ者は世界を支配すると謳われる『運命の槍』の正当後継者。破壊公、黒太子など、数多の異名を持ち、その全てが魔の言霊を帯びている。座右の銘は「メメント・モリ(死を想え)」。副首領のメルクリウスからは獣殿と呼ばれている。
かつてはナチスの高官であったが、そのあまりの力のために危険視され暗殺を図られるも逆にそれを利用し、暗殺されたと偽装して闇に潜り、親友のメルクリウスと共に騎士団を結成。以降、戦争の裏で団員を操って敵味方を問わず滅ぼし、破壊の限りを尽した。61年前のベルリン陥落時に直属の部下三名と共に消息を絶ち、現在は最早この世にいないとも噂されている。彼が戻ってきた時、世界は終わると言われる。
位階、形態は不明。聖遺物は『聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)』。
Die Morgendammerung
秘密警察ゲシュタポの若きエリート将校。本人はこの地位に就いたのは「手加減せずに真面目に事を進めただけ」と認識していたが、心のどこかで自分の実力を完全に出し切れる場が無いという飢餓感を抱いていた。そして、当初は邪険としていたメルクリウスの言葉に、次第に耳を傾けるようになる。
メルクリウス(Mercurius) - 声:先割れスプーン
身長:?cm 体重:?kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第十三位『水銀の王(メルクリウス)』。聖槍十三騎士団副首領。魔人練成者。「影絵のような」と表現されるなど、曖昧な存在。本作のトリックスターである。
世界の真理に最も近い魔術師、ヘルメス・トリスメギストス。その他にもマルグリット(マリィ)に「カリオストロ」、ハイドリヒ卿には「カール」と、数え切れないほどの多くの名を持ち、果てしなく長い時を彷徨っていた。エイヴィヒカイトを生み出し、それを団員に授けた全団員の師にあたる存在と同時に、騎士団を魔人の集団に仕立て上げた張本人。
首領と唯一同格の存在で、親友同士でもある。だが、何故か首領以外の古参の団員からは病的なまでに恐れられ、憎まれ、「存在を無かったことにしたい」と言われるほどである。狂人揃いの団員たちのなかでもなお異常なほどの狂人かつ危険人物であったと言われる。彼と面と向かって口を利くことすら、出来た者は首領とベルリッヒンゲンの二人のみで、ザミエルとシュライバーですら一線を引いているほどであった。
古参の団員はメルクリウスの力に対して極度のコンプレックスを抱いており、どうにかして彼を超えようと躍起になっている。彼のエイヴィヒカイトは本家本元であるため、他のそれとは主旨が違うものであるらしい。
人の一生を「未知を既知に変える作業」と定義しており、「未知が無いものは生きてはいない」と明言している。彼のとった全ての行動の目的も、この無限に続く既知感を超越する事である。
位階、形態は不明。聖遺物は『賢者の石』。上記のように主旨が他の団員と異なるらしいが詳細は不明。ツゥラトゥストラの存在と関係があるらしい。
Die Morgendammerung
ナチス宣伝省占術師カール・エルンスト・クラフト。ラインハルト曰く「道化師」のような言葉で、接点の無かったはずの「彼ら」をある時間、ある場所に集合させる。
ウォルフガング・シュライバー(Wolfgang Schreiber) - 声:日椰たぬき
身長:158cm 体重:50kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第十二位『悪名高き狼(フローズヴィトニル)』。騎士団幹部。三騎士の一人、白騎士(アルベド)。凶獣シュトゥルムヴィント。自称「道化の魔神その息子」。
元武装親衛隊第三師団、髑髏の大隊長。兼、東部戦線遊撃部隊、移動殺戮集団アインザッツグルッペンの特別行動部隊長。元少佐。
隻眼であり、右目に装着したトーテンコップの描かれた眼帯から、殺した人間の魂を喰らう。外見は十代前半の美少年であるが、その実態は、全団員中最も人を殺した、完全に人格の壊れた殺人狂。その行動と凶暴さは制御不能で、力によって屈服させられた首領以外は味方すら襲いかねない危険人物。しかしこと殺しに関しては異常なまでに優れているため、実力至上主義の騎士団内では不動の地位。「暴風」「凶獣」など、数多の禍々しい異名を持つ。東部戦線において敵味方の区別なく殺戮を繰り返したために粛清されかけたところ、騎士団に拾われて生き延びる。
狼のルーンが刻印された、スネイルマガジン装備のルガーP08とモーゼルC96の二丁拳銃を使い、軍用バイクを駆る。他者に触れられることを極度に忌み嫌い、平時でも桁違いの戦闘力を持つが、一度でも触れられた時にこそ真の実力を発揮する。ちなみに、何故か他の団員と異なり、称号ではなく本名の「シュライバー」の名で呼ばれている。
位階は創造。形態は人器融合型。聖遺物は『破壊の杖(ヴァナル・ガンド)』。軍用バイクを素体とし、シュライバーの意のままに超々高速で自在に機動し、一撃の吶喊で街一つを焼け野原にする凄まじい威力を持つ。創造は『死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)』。その能力は、どんな行動であろうと必ず誰よりも速く動くことができ、相手の後手からでも先手を取れる、絶対の「最速」の力。それゆえに捕捉不可能で、あらゆる攻撃を回避する。
詠唱はニーベルングの指環。尚、称号、聖遺物の名称は、北欧神話の狼「フェンリル」に由来する。
Die Morgendammerung
白いドレスに女装した姿で町を放浪する殺人鬼。この姿でいるのは母親によって陰部がえぐられ、娼婦として働かせられていたためである。生殖器が無い事から、子孫を残す必要が無い、一世代で死ぬ事が無い、不死で完全な存在という妄想に浸っている。なお、この時に遭遇したハイドリヒ卿により、両親の虐待によって潰され化膿していた右目を抉られる。
ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン(Göetz Von Berlichingen) - 声:左高蹴
身長:186cm 体重:?kg
聖槍十三騎士団・黒円卓第七位『鋼鉄の腕(ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン)』。騎士団幹部。三騎士の一人、黒騎士(ニグレド)。呪われしマキナ。
元武装親衛隊第一師団、アドルフ・ヒトラー親衛連隊所属。
無精髭を生やした武人で、寡黙で殆ど言葉を発しない。実際に一度死んだ人間で、その際に名を失っており、ベルリッヒンゲンとは彼の称号であり、本名ではない。彼のことを知る数人の者はマキナと呼ぶこともあるが、これも名ではないらしい。
強大な三幹部の中では慈悲深いのか、61年前のベルリン陥落時の際の戦闘では、戦意を失った者は見逃している(結果的にはザミエルによって殺害されている)。彼の態度は首領への忠誠ではなく、メルクリウスに何かを求めているようであり、それは蓮との深い因縁へと繋がっている。
位階は創造。形態は特殊発現型。聖遺物は『機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』。戦時中の戦車、死者の集合体で、彼自身が聖遺物であり、戦車を紙細工の如く破壊する鋼鉄の両腕を持つ。創造は『人世界・終焉変生(ミズガルズ・ヴォルスングサガ)』。その能力は、彼の拳を受けたものの歴史に強制的に幕を引く(破壊する)、防御が絶対に不可能な一撃必殺の力。曰く「幕引きの一撃」。その能力ゆえに、無敵と言われるラインハルトに万分の一程度ながらも(副首領を除き)土を付けられる可能性を持つ。
-die Wiederkunft-版での詠唱はパルジファル
経歴や劇中の発言から、彼の正体はこの人物だと思われる。
エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ(Eleonore Von Wittenburg) - 声:谷口ケイ
身長:180cm 体重:65kg 3サイズ:87/64/85。
聖槍十三騎士団・黒円卓第九位『魔操砲兵(ザミエル・ツェンタウア)』。騎士団幹部。三騎士の一人、赤騎士(ルベド)。紅蓮のカスパール。
元武装親衛隊第二師団、ダス・ライヒの大隊長。
顔の左半分に深い火傷の痕があり、口にはいつも葉巻を咥えている女性。軍人貴族出身のエリートだったが、首領と関わったことで魔道に傾倒する。騎士団結成の際には首領の片腕として尽力した。いかにも軍人らしい厳格な口調で話し、“遊び”が全くない性格で、物事に妥協や容赦をすることがない。またプライドが高く、一度彼女の逆鱗に触れたものは無事ではすまない。部下であったヴァルキュリアことベアトリスからは懐かれており、彼女自身も満更ではなかった模様。反対に、旧知の間柄であるリザのことは忌み嫌っている。
位階は創造。形態は武装具現型。聖遺物は『狩りの魔王』。ドーラ列車砲を素体とした、騎士団中最大の聖遺物。背後の魔砲陣から戦略兵器級の火力を任意の一点に集約させたような超火力の炎を放つ。さらに無数の銃火器も具現化し操れる。創造は『焦熱世界・激痛の剣(ムスペルヘイム・レーヴァテイン)』。その能力は、砲身状の結界に対象を封じ込め、逃げ場のない絶対必中の攻撃を放つ力。形成、創造いずれも、破壊力ではなく、爆発的な火力で標的を蒸発させる仕様である。
詠唱は魔弾の射手。「ザミエル」という称号もこの戯曲に登場する悪魔に由来する。因みに「ツェンタウア」は人馬ケンタウロスのドイツ語読み。
Die Morgendammerung
親衛隊将校。その実力はドイツ女子青年同盟の創立時からの幹部候補生と言われるほどである。

元メンバー

ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン(Beatrice Waltrud von Kircheisen) - 声:かわしまりの
身長:159cm 体重:46kg
先代聖槍十三騎士団・黒円卓第五位『ヴァルキュリア(漢字表記は不明)』。戦乙女と称えられた独ソ戦争の英雄であるが、性格は陽気で飾り気のない気さくな女性。本来騎士団に居るには不自然な人物であったが、何らかの目的のためにあえて騎士団に所属しており、唯一首領と副首領に魂を売っていない団員でもあった。しかしそれらが災いして11年前に死去し、彼女の空席を埋める後任として螢が騎士団に入ることとなった。幼い螢にとっては憧れの存在であり、彼女の死は多くの者に何らかの影響を与えた。
位階は創造。形態は不明。聖遺物は『戦雷の聖剣(スルーズ・ワルキューレ)』。電撃を使った攻撃が可能である。創造は『雷速剣舞・戦姫変性(トールトーテンタンツ・ヴァルキュリア)』。自分自身を雷に変化させる。
通常版では、会話の中で名前が出るのみで登場はしなかったが、-die Wiederkunft-版では創造詠唱を初めとする彼女に関する記述が増え、完全版にて正式に登場することとなった。
Die Morgendammerung
ドイツ女子青年同盟、AHSを首席で卒業した優等生。しかし、16歳という若さゆえの性格から不真面目且つ楽観的な言動が目立ち、上官であるエレオノーレとは対照的である。ある意味作中の清涼剤な役割を持つ。
イザーク (Izāku)- 声:雛見風香
身長:141cm 体重:30kg
初代聖槍十三騎士団・黒円卓第六位『太陽の御子(ゾーネンキント)』。生命の泉協会レーベンスボルンが優生学理論に基づいて、ある目的のために行われた人体実験の果てに誕生した成功作。成長速度が著しく速く1年で5歳分の年を取った。リザの実子だが、父親は不明で、イザークはラインハルトが父だと思っているが、ラインハルト自身はそれを否定している。
61年前のベルリン陥落時、ラインハルトの創造を永久展開させる“城”と呼ばれる法を施し、その20年後に死去。その魂は“城”の心臓として縛られており、ラインハルトが彼を解放しない限り永久に縛られ続ける。イザーク自身には戦闘能力はないが、彼が存在する限りラインハルトを倒すことはできず、また“城”そのものと言っていい存在でもあるため、ある意味で最も危険な存在。
位階は不明。形態は事象展開型。
櫻井 戒 - 声:???
身長:187cm 体重:78kg
櫻井螢の実兄。物静かで争いを好まない性格だった。黒円卓に縛られた櫻井一族の因縁を終わらせるため奮闘するも、11年前に死去。キルヒアイゼンとは懇意な仲であり、互いに相手の立場的危うさを気にかけていた。

諏訪原市

本作の舞台となる諏訪原市(すわはらし)は60年程前から存在する都市で、現在では人口80万人以上の政令指定都市となっている。歴史はそれほど古くはないものの海浜公園や遊園地、巨大タワーなどが存在し、人の出入りが盛んな行楽地として栄えている。蓮や香純の通う月乃澤学園や玲愛の暮らす教会は市の建設とほぼ同時期に建てられたものである。 しかし一部ではオカルト的な噂も囁かれており、町の人口が政令指定都市となった10年前から変動しておらず、その数はナチス武装親衛隊の隊員数と等しいとか、町の主要地点を点で結ぶとハーケンクロイツの形になるなどと言われている。 騎士団からは「シャンバラ」とも呼ばれていて、その名前には重要な意味を持っている。

月乃澤学園(つきのさわがくえん)
諏訪原市にある蓮、香純たちが通う私立学校。通称ツキガク。偏差値が高く進学校だがスポーツ特待生もある。成績が良ければ生徒の自由が利く学校である。
蓮の日常を象徴する場所だがヴィルヘルムが蓮を襲った後、螢とルサルカが転校して来て気を許せない魔境となる。
諏訪原市海浜公園(すわはらしかいひんこうえん)
海沿いにある公園。地元のデートスポットであり、夜景が綺麗なため夜になるとカップル客が多くいる。しかし深夜になると痴漢やカップルの覗きが多発する場所。
諏訪原市の首切り殺人事件の第一犯行現場となり、玲愛とリザが第一発見者となる。
遊園地(ゆうえんち)
諏訪原市にある娯楽施設。規模もそれなりで観覧車もよるにはライトアップされる。
博物館(はくぶつかん)
退院した蓮と香純が玲愛にチケットを貰いデートした場所。デート時、世界の刀剣を公開していて蓮を陰鬱にさせた。マリィの安置されていた場所であり、第一のスワスチカとなる。
実はベアトリスが死んだ場所でもある。
クラブ(くらぶ)
クラブボトムレスピット(底なし穴)。諏訪原市のアンダーグラウンドの中心で、脱走兵、ヤクザ、売人らが横行する場所。
蓮との決闘の後司狼が恵梨依とともに、ならず者達を纏め上げ騎士団に対抗するための拠点としている。
教会(きょうかい)
玲愛とリザが住む教会。蓮と香純がヴァレリアと会うきっかけとなる。歴史があり、欧州式の本格的な造りをしている。敷地も広く抜け道や隠し通路が存在する。
地下には騎士団の黒円卓があり、それぞれのルーンにちなんだ席がある。
本城病院(ほんじょうびょういん)
蓮と司狼が決闘した後担ぎ込まれた場所。蓮は2ヶ月入院したが、司狼は術後3日で脱走している。恵梨依の実家であり父親が院長している。
諏訪原タワー(すわはらたわー)
諏訪原市にある巨大建造物。地上180メートルの展望台を持ち街を一望できる。蓮がマリィ、香純と共に遊びに行った場所。
マリィルートでは最終決戦場となり、ベルリッヒンゲンにより一撃で破壊される。

聖遺物

本作における聖遺物(AhnenErbe)は、過去の聖人の遺品のことではなく、人間の思念を吸収することにより自らの意思を持ち、絶大な力を持つようになったアイテムの総称である。

聖遺物を扱うためには、メルクリウスの組み上げた複合魔術永劫破壊エイヴィヒカイト die Ewigkeit)と呼ばれる理論が必要。これは発動に人間の魂を必要とし、使うには常に人間を殺し続けねばならない。ただし予め殺しておいた魂のストックがあれば、その場で人間を殺す必要はないもよう(無論、その魂も消費されるが)。殺せば殺すほど強くなっていき、殺した数に相当する霊的装甲を常に纏うようになる。エイヴィヒカイトを操る者は聖遺物によってしか倒すことが出来ず、それ以外の手段での攻撃は一切通じない。聖遺物による攻撃は、物理的・霊的の両面で防がなければ防ぐことは出来ない。また聖遺物を破壊されない限り、エイヴィヒカイトの使い手は不老不死であるが、逆に聖遺物が破壊された使い手は瞬時に死亡する。しかし、これらの特性はエイヴィヒカイトの副次的作用に過ぎず、本来のエイヴィヒカイトがどのようなもので、何を目的として作られたのかは、生みの親であるメルクリウス以外誰も知らない。一部の登場人物は、聖遺物の発動に自身の称号、あるいは聖遺物自体を連想させる戯曲の一節を詠唱する。

経験を重ねることにより位階(Degree)は変化し、戦闘能力も飛躍的に増大する。位階が一つ違えば、その戦闘力は桁違いになる。以下の四段階存在する。聖槍十三騎士団に属する者たちは、ほとんどが第三段階である「創造」の位階にまで達している。なお、聖遺物の力は期間ではなく、いかに多くの人間を殺し、使い手が扱えるようになったかによる(事実、三騎士の聖遺物は、いずれもベイやマレウスのものよりも歴史が浅い、世界大戦中の兵器が素体である)。

  • 活動(Assiah)
初期段階。限定的に聖遺物の特性を使用できる(例として、刀剣類の聖遺物であれば手を触れずに物を切り裂くことが出来る)。常人の殺傷には十分すぎるが、騎士団同士の戦闘に使えるレベルではない。とは言え、身体能力などはこの段階で既に遥か人外の領域に達している。未だ聖遺物に振り回されている段階で、暴走・自滅の危険性が高い。
  • 形成(Yetzirah)
聖遺物を具現化できる。五感・霊感が超人化し、破壊と戦闘を高次元で行えるようになる。高密度の魂を取り込んだ場合、それを具現化させることも出来る。
  • 創造(Briah)
切り札、必殺技を獲得する。詳細不明。この位階に達した者のほとんどは聖遺物の形状が大きく変化する。
  • 流出(Atziluth)
詳細不明。この位階に到達した者は未だ存在しないとされる。

また聖遺物は四種の武装形態(Kampfform)に分類される。これは櫻井曰く血液型のようなもので、使い手の性質、聖遺物の特性により先天的に決まる。

  • 人器融合型
肉体を聖遺物と融合させる。攻撃力に特化し、全タイプ中最高の身体能力を発揮する。しかし発動中は極度の興奮状態となるため、理性的に判断することが困難。性格としては好戦的で破壊的な者、刹那主義者や享楽主義者などがなりやすい。聖遺物は、拷問や処刑に使用され、怨念を餌にした物が大半。
  • 武装具現型
聖遺物を刀剣などの武器として扱う。基本形でありバランス面で優れ、特筆すべきメリットもデメリットもない。主従関係がはっきりしているため暴走・自滅の危険性が低い。性格としては職業的な戦闘訓練を受けた者、現実主義者などがなりやすい。聖遺物は、武器・兵器などの戦闘における道具として使用され、血を吸った物が大半。
  • 事象展開型
魔術や呪術のような働きをする。物理的破壊の顕現ではないため攻撃力は低く、中には攻撃力が皆無の者もいるが、反面防御や補助に優れており、殺すことが困難。融合型と組んだ場合は非常に危険。性格としては理知的で聡明な者、探究心と神経質な拘りを持つ者など、学者・芸術家タイプの者がなりやすい。聖遺物は、書物や芸術品など、作者の狂的な情熱を餌にした物が大半。
  • 特殊発現型
上記のいずれにも属さないか、または複数の性質を持つ。他を上回る強大な力を発揮することもあれば、状況次第では全く役に立たないこともあるなど、非常に不安定なタイプ。性格としては特定の物事や人物に囚われて盲目的になっている者、純度の高い宗教家や復讐者がなりやすい。聖遺物は、質の浄不浄に関係なく、信仰を餌にした物が大半。

聖槍十三騎士団

聖槍十三騎士団とは、科学と魔術の実践によって人外の力を得た正真正銘の超人にして魔人たち、ナチス・ドイツ親衛隊の中でも最強の力を持つ、国家すら滅ぼしうる十三人の軍団である。ドイツ語ではLonginus∴Dreizehn∴Orden(ロンギヌス・ドライツェーン・オルデン)でL∴D∴Oと略す。構成員はほぼ全員が共通の黒い軍服と赤い腕章を身に付けている。

各団員はいずれも、占星術、ルーン魔術、大アルカナの式を用いた黒円卓と呼ばれる魔法陣の霊的加護を宿し、規格外のマジックウェポンである聖遺物を操り、各々にその性質や特性に合わせた称号が与えられている。団員同士は普段互いを呼び合うとき、本名ではなく称号名を用いる場合が多い。彼らの力は真実文字通りの一騎当千であり、並の人間や兵器では到底太刀打ちできるものではない。その圧倒的な強さから、国連の裏ルートなどでは騎士団員に莫大な懸賞金が賭けられ、今に到るも額が増え続けている(ベイ曰く、全員の首を取れば戦車の一万台は買えるらしい)。

黒円卓における順位は力や地位の序列とは関わりがない(首領は黒円卓第一位だが、副首領は二位ではなく十三位である)。騎士団の中でも首領と副首領の力は他団員とは遥かに隔絶しており、絶対の存在として騎士団に君臨している。また、騎士団幹部であるシュライバー(白騎士)、マキナ(黒騎士)、ザミエル(赤騎士)は三騎士と呼ばれ、首領、副首領を除く団員中、桁外れの実力を持つ。ベルリン崩落時より首領と副首領、及びこの三騎士は消息を断っている(もうこの世には存在していないという説もある)。なお、ルーン魔術が示す意味は本来のそれと意味が食い違うものも存在する。以下の表で括弧があるルーン魔術は、そちらが本来の意味である。また聖遺物の括弧内は、その素体である(括弧が無いものは、不明か、素体そのものが名称となっている)。

No. 姓名 称号 通称 ルーン 大アルカナ 占星術 聖遺物 位階 形態 詠唱 生年月日
1 ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ
Reinhard Tristan Eugen Heydrich
愛すべからざる光
Mephisto Pheles
ハイドリヒ卿、獣殿 破壊 皇帝 白羊宮 運命の槍 流出 特殊発現型 マルコによる福音書、怒りの日、奇しきラッパの響き、涙の日 1904年3月7日
2 櫻井戒
Kai Sakurai
死を喰らう者
Tubal Cain
カイン 法王 金牛宮 黒円卓の聖槍 創造 武装具現型 なし
3 ヴァレリア・トリファ
Valeria Trifa
神を運ぶ者
Christof Lohengrin
クリストフ、聖餐杯(猊下) 保護 恋人 双児宮 ラインハルト・ハイドリヒの肉体 創造 特殊発現型 ローエングリン 1910年6月4日
4 ヴィルヘルム・エーレンブルグ
Wilhelm Ehrenburg
串刺し公
Kaziklu Bey
ベイ 茨棘
(恐怖)
戦車 巨蟹宮 闇の賜物(ヴラド・ツェペシュの血液) 創造 人器融合型 ばらの騎士 1917年7月10日
5 櫻井螢
Kei Sakurai
獅子心剣
Leonhart August
レオンハルト、レオン 闘争 獅子宮 緋々色金 創造 武装具現型 古事記
6 氷室玲愛
Rea Himuro
太陽の御子
Zonnenkind
ゾーネンキント 復活
(防御)
隠者 処女宮 聖櫃 事象展開型 1988年12月24日
7 ミハエル・ヴィットマン
Michael Wittmann
鋼鉄の腕
Göetz Von Berlichingen
マキナ、ベルリッヒンゲン 流動 正義 天秤宮 機械仕掛けの神(戦車 創造 特殊発現型 パルジファル 1914年4月22日
8 ルサルカ・シュヴェーゲリン
Rusalka Schwägerin
魔女の鉄槌
Melleus Mareficarum
マレウス 束縛 死神 天蠍宮 血の伯爵夫人(エリザベート・パートリーの日記帳) 創造 事象展開型 ルサルカ 1751年11月18日
9 エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ
Eleonore Von Wittenburg
魔操砲兵
Samiel Zentaur
ザミエル 勝利 節制 人馬宮 狩りの魔王(ドーラ列車砲 創造 武装具現型 魔弾の射手 1914年12月13日
10 ? 紅蜘蛛
Rot Spinne
シュピーネ 獲得
(祖先)
悪魔 磨羯宮 ワルシャワの絞殺縄 形成 人器融合型 なし
11 リザ・ブレンナー
Riza Brenner
大淫婦
Babylon Magdalena
バビロン 輪廻
(成長)
宝瓶宮 青褪めた死面 形成 事象展開型 1915年2月11日
12 ウォルフガング・シュライバー
Wolfgang Schreiber
悪名高き狼
Hrozvitnir
シュライバー
(本来は存在しないルーン文字)
双魚宮 破壊の杖(バイク) 創造 人器融合型 ニーベルングの指輪 1920年2月27日
13 ヘルメス・トリスメギストス
Hermes Trismegistos
水銀の王
Mercurius
メルクリウス、カール、カリオストロ、クラフト、その他多数 超越
(認識)
魔術師 水星 賢者の石 流出 特殊発現型 1900年5月3日
13(代行) 藤井蓮
Ren Fujii
超越する人の理
Zarathustra Uber Mensch
ツァラトゥストラ、副首領代替 水星 マルグリットの断頭刃 活動→形成→創造→流出 人器融合型 ファウスト、ツァラトゥストラはかく語りき
5(先代) ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン
Beatrice Waltrud von Kircheisen
戦姫
Valkyrja
ヴァルキュリア 獅子宮 戦雷の聖剣 創造 武装具現型 ワルキューレ 1923年7月30日
6(先代) イザーク・アイン
Izāku Eins
太陽の御子
Zonnenkind
イザーク 処女宮 聖櫃 事象展開型 1942年

各章タイトル

  • Chapter1 L'enfant de la punition
  • Chapter2 Xenophobia
  • Chapter3 End of Nightmare
  • Chapter4 Odessa
  • Chapter5 Holiday
  • Chapter6 King of Hollow
  • Chapter7 Sakrament
  • Chapter8 Nachtzehrer
  • Chapter9 Kreuzung
  • Chapter10 Nigredo Albedo Rubedo
  • Chapter11 Ghetto ger Ewigkeit
  • Chapter12 ring des nibelungen
  • Chapter13 Dies irae

批判

発売してから暫らくの間にユーザーから批判があった。以下に事例を挙げる。

  • 公式サイトに掲載されていたサンプルCGが発売当日に削除された。
  • 公式サイトに掲載されていた商品スペックが発売当日に変更された。
  • 発売前に公式サイトに掲載されていたサンプルシーンが製品版には存在しない。
  • そのため所謂「攻略キャラ」と思われていたキャラが実はそうではない(最終的に攻略キャラとなるのは登場人物のうち2人のみである)。
  • 1人のスタッフがシナリオを考案したと思っていたら、複数のスタッフが携わっていたことが分かった。

これらは、本来シナリオを担当していた正田崇が急遽活動できなくなったことが発端であるとされている[1]。しかし事前の告知がなかったこと、公式サイトの更新のタイミングから意図的にこれらの事実を隠していたという批判がなされている。

制作スタッフ

脚注

  1. ^ 参考文献「現代視覚文化研究 3」(三才ブックス)ISBNコード:978-4-86199-188-2

外部リンク