巨細胞性動脈炎
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巨細胞性動脈炎 | |
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顔面と頭蓋の動脈 | |
概要 | |
診療科 | 免疫学, リウマチ学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | M31.5-M31.6 |
ICD-9-CM | 446.5 |
OMIM | 187360 |
DiseasesDB | 12938 |
eMedicine | neuro/592 |
Patient UK | 巨細胞性動脈炎 |
MeSH | D013700 |
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側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん、英: temporal arteritis)は、リウマチ関連疾患の1つ。巨細胞性動脈炎 (Giant Cell Arteriris, GCA) とも呼ばれる。
病因
詳細な原因は不明である。
症状
- 側頭動脈の自発痛
- 浅側頭動脈・後頭動脈の腫脹・硬化・圧痛・脈拍微弱/欠如、
- 拍動性の頭痛
- 発熱
- 視野欠損、失明
- 間欠性顎跛行 (jaw claudication; 食べ物を噛むときに頬に痛みがある。噛むことにより血流が不足するため。特異度が高い)
- 体重減少
などを認める。
検査
赤血球沈降速度 (ESR) 上昇、CRP増加、白血球数増加などが認められる。 眼底での動脈炎から失明を来たすことがあるため、眼底検査や眼科医の診察を受ける必要がある。 側頭動脈の生検が診断を下すうえで重要である。
- 超音波断層走査で側頭動脈、後頭動脈または滑車上動脈に低エコーの同心性血管壁肥厚(halo)が認められる。
- 典型例ではCRP ≧5mg/dL, ESR ≧50mm/1hr
診断基準
アメリカ・リウマチ学会(ACR) 1990年
- 発病年齢 50歳以上: 臨床徴候の出現が50歳以上
- 頭痛: 新たに出現し、新しい性質の頭部に限局した疼痛(片頭痛などと鑑別できる)
- 側頭動脈の異常: 側頭動脈の圧痛・拍動の低下
- 赤沈亢進: 赤沈(ESR) 50mm/hr以上
- 動脈生検異常所見: 単核球細胞浸潤あるいは多型核巨細胞をもつ肉芽腫性病変
以上の5項目のうち3項目を満足した場合を側頭動脈炎と診断する。
治療
ステロイドが奏効する。ただし15mg/dayの少量ステロイドでよいリウマチ性多発筋痛症と違い、側頭動脈炎ではプレドニゾロン40~60mg/dayの高用量を用いる。
関連項目
外部リンク