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イノベーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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イノベーションとは、新しい技術発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革である。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。

語源

イノベーションの語源は、英語の innovation である。1911年に、オーストリア出身の経済学者 シュンペーターによって、著書『経済発展の理論』において初めて上記のように定義された。英語 innovation は、動詞 innovate 「革新する」「刷新する」に名詞語尾 -ation がついたもので、innovate はラテン語の動詞 innovare 「リニューアルする」 の完了分詞形 innovatus 「リニューアルされたもの」から来ている。innovare は、さらに in- (「内部へ」の方向を示す接頭辞)と動詞 novare 「新しくする」に分解される。動詞 novare は形容詞の novus 「新しい」から来ている。innovation という語自体の用例は1440年からある。日本で使われている「技術革新」という意味では technical innovation あるいは technological innovation という[1]

  1. ^ 小稲義男 編代 『研究社 新英和大辞典』(第5版)、研究社、1980年、1089頁。

日本での使われ方

これまでイノベーションは、よく「技術革新」や「経営革新」、あるいは単に「革新」、「刷新」などと言い換えられる。これは1958年の『経済白書』において、イノベーションが技術革新と訳されたことに由来するといわれている。当時の経済発展の要因は技術そのものであったため、イノベーションは「技術革新」と訳されたのかもしれない。

新しいアイデアが世に現れて生活を大きく変えた例。

関連項目

外部リンク