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モルタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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レンガの間の目地材として埋め込まれたモルタル

モルタル(mortar)とは、細骨材)とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料

セメントと砂とは重量比にして1:2~1:3の割合で混合されることが多い。ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材、躯体の調整などに多く用いる。

コンクリートと違い、砂利粗骨材)が入らない。コンクリートと比べ高価で、クリープ現象などの伸縮を起こしやすいため、構造材料として単独で用いられることは少ない。

外壁在として

かつては日本住宅の外壁材として広く使用されたが、工程が複雑で、施工日数が20日前後かかるため、サイディングによる外壁に取って代わられた。また施工後に亀裂が入りやすいという欠点があるため、大手ハウスメーカーで標準工法としてモルタル壁を採用するのは極めて少数となっている。[1]モルタル自体は非透水性であるが、前述のクラックの問題があるので、施工後に塗装を実施する。

脚注

  1. ^ 2010年現在、住友林業がモルタル壁を標準工法の1つの選択枝としている

関連項目