大野武雄

大野武雄（おおのたけお　　1947年-）は、日本の映像作品を主に執筆している脚本家。

作風

1970年代～1980年代にかけて刑事ドラマでの登板が多く、同ジャンルには欠かせない存在の一人であった。その作風はある理由で不幸な境遇に見舞われた人物の悲劇を非情かつ極限にまで描き、そのキャラクターを窮地に追い込むという作劇である。そのためレギュラー刑事の退場劇を任されることが多い。ハードアクションから人間ドラマ、サスペンスまで幅広くこなす。

脚本作品

テレビドラマ

『連続アクチュアルドラマ部長刑事』（朝日放送）
『コメットさん』（1968年、国際放映・TBS）第79話中2本執筆
『仮面ライダー』（1972年、毎日放送・東映）第45話執筆
『へんしん!ポンポコ玉』（1973年、国際放映・TBS）第15話中?本執筆
『おしどり右京捕物車』（1974年、松竹・朝日放送）第23話執筆
『夜明けの刑事』（1974 - 1977年、大映テレビ・TBS）
『TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿』（1975年、大映テレビ・朝日放送）全35話中6本執筆
『傷だらけの天使』（1975年、日本テレビ・東宝・渡辺企画）第25話執筆
『仮面ライダーストロンガー』（1975年、毎日放送・東映）第36話執筆
『新・二人の事件簿暁に駆ける!』（1976 - 1977年、大映テレビ・朝日放送）全35話中2本執筆
『新・夜明けの刑事』（1977年、大映テレビ・TBS）
『明日の刑事』（1977 - 1979年、大映テレビ・TBS）
『特捜最前線』（1977 - 1987年、テレビ朝日・東映）全509話中?本執筆
『大都会 PARTIII』（1978 - 1979年、石原プロモーション・日本テレビ）全49話中5本執筆
『鉄道公安官』（1979 - 1980年、テレビ朝日・東映）全42話中5本執筆
『西部警察』（1979 - 1982年、石原プロモーション・テレビ朝日）全126話中20本執筆
『爆走!ドーベルマン刑事』（1980年、テレビ朝日・東映）全22話中3本執筆
『走れ!熱血刑事』（1980 - 1981年、勝プロダクション・テレビ朝日）全26話中?本執筆
『警視庁殺人課』（1981年、テレビ朝日・東映・藤映像コーポレーション）第22話執筆
『土曜ワイド劇場』
- 『混浴露天風呂連続殺人シリーズ』（朝日放送・テレパック）
- 『花吹雪美人スリ三姉妹シリーズ』（ABC・東通企画）
- 『新・赤かぶ検事奮戦記4・飛騨路を火魔が走る!・墓の赤印は殺人予告』（1997年、ABC・松竹）
- 『新・赤かぶ検事奮戦記6・北アルプス安房峠美女殺人事件・白骨温泉『泡の湯』に残された花と高山蝶の謎』（1998年、ABC・松竹）
- 『新・赤かぶ検事奮戦記9・郡上八幡盆踊り完全犯罪殺人・秘湯！濁河温泉で密会したカップルの謎』（1999年、ABC・松竹）
- 『新・赤かぶ検事奮戦記11・紫式部があやつる連続殺人・下呂～高山～新平潟　飛騨の人形に秘められた女の運命はいかに!!』（2000年、ABC・松竹）
『ザ・ハングマンII』（1982年、朝日放送・松竹芸能）全28話中?本執筆
『西部警察 PART-II』（1982 - 1983年、石原プロモーション・テレビ朝日）全40話中5本執筆
『西部警察 PART-III』（1983 - 1984年、石原プロモーション・テレビ朝日）全70話中7本執筆
『京都マル秘指令ザ新選組』（1984年、松竹・朝日放送）第12話執筆
『新ハングマン』（1983 - 1984年、朝日放送・松竹芸能）全26話中4本執筆
『ただいま絶好調!』（1985年、石原プロモーション・テレビ朝日）
『女ふたり捜査官』（1986 - 1987年、朝日放送・テレパック）全21話中?本執筆
『大都会25時』（1987年、テレビ朝日・東映）全23話中3本執筆
『新・部長刑事アーバンポリス24』（朝日放送）
『代表取締役刑事』（1990 - 1991年、石原プロモーション・テレビ朝日）全45話中8本執筆
『愛しの刑事』（1992 - 1993年、石原プロモーション・テレビ朝日）全20話中2本執筆
『はだかの刑事』（1993年、日本テレビ・東映）全30話中2本執筆
『水曜ミステリー9』
- 『神楽坂署生活安全課迷刑事エイジ&ロク』（2005年、テレビ東京・BSジャパン・ニューウエーヴ）