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キツネ目の男

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グリコ・森永事件 > キツネ目の男

キツネ目の男(きつねめのおとこ)とは、グリコ・森永事件において、現金受け渡し場所に指定された電車内(旧国鉄高槻~京都間)と名神高速道路大津サービスエリアの2度にわたり捜査員に目撃されながら、逮捕されなかった不審人物のこと。1985年1月、一連の脅迫事件の重要参考人として似顔絵が公開されている。

狐目の男と表記する場合もある。また、キツネ目の長身男などとも呼ばれた。

ビデオの男

青酸ソーダ入り菓子が発見されたコンビニエンスストア防犯カメラに写された「ジャイアンツマークの野球帽をかぶった防犯ビデオの男」とキツネ目の男が同一人物かどうかは定かではない。キツネ目の男は年齢35歳から45歳、身長は175cmから178cm、ビデオの男は、年齢が20代から30代、身長は約170cmと捜査本部は推測している。

宮崎学説

伝えられる外見や似顔絵は、当時解体業者で、その後地上げなどにも携わった作家宮崎学によく似ている(宮崎は当時39歳、身長178センチ)。宮崎が江崎グリコの労働争議に関わっていたという説もあり、事実、当時宮崎は重要参考人とされて、何度か事情聴取も行なわれた。しかし、物証が何もなく、アリバイがあったことから、宮崎に対しての捜査は打ち切られた。宮崎が作家としてデビューしてからは「キツネ目の男」というフレーズは宮崎の代名詞として使われるようになり、本人も好んで用いている。後に宮崎は事件に対する見解を『グリコ・森永事件 最重要参考人M』に記した。

関連項目