初音ミクの消失
『初音ミクの消失』 | |
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cosMo@暴走P feat. 初音ミク の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
時間 | |
レーベル | EXIT TUNES |
『初音ミクの消失』(はつねみくのしょうしつ)は2010年8月4日にEXIT TUNESより発売されたcosMo@暴走Pのデビューアルバム。または同アルバムの表題曲。ボーカルには歌声合成技術VOCALOIDを使ったソフトウェア初音ミクを用いている。
解説
表題曲「初音ミクの消失」は、2008年4月8日に[1][注 1]動画共有サイトニコニコ動画にて発表し2010年までに約300万回の再生数を記録する高い人気を得ているcosMo@暴走Pの代表曲である[3][4]。あえて人間らしさとかけ離れた方向を目指した歌で[5]、BPM240もの高いテンポで、高速度で歌詞を紡ぐ歌となっている[6]。その速さから同曲はリズムアクションゲーム『初音ミク -Project DIVA-』に収録された曲の中でも高い難易度を誇っている[6]。「初音ミクの消失」という曲名はこれより前に発表した曲のタイトルが「初音ミクの暴走」であったことから小説『涼宮ハルヒシリーズ』の5巻『涼宮ハルヒの暴走』、4巻『涼宮ハルヒの消失』のタイトルより着想を得たものであるが、歌詞はあくまでシリアスであり[2]、「最高速の別れの歌」とされる。
アルバム『初音ミクの消失』は「初音ミクの消失」をはじめとするcosMo@暴走Pが動画共有サイトにて発表してきた曲と書き下ろし曲を収録している[4]。収録曲のうち「初音ミクの分裂→破壊」と「初音ミクの激唱」はGAiAが作詞を手がける。『初音ミクの消失』はcosMo@暴走PとGAiAが思い描く初音ミク像などを表現したこれらの楽曲によって初音ミクの誕生から結末までのストーリーを表現するコンセプトアルバムとなっている[3][4]。ジャケットイラストレーターは左、ブックレットには各楽曲ごとのストーリーが描かれている[3]。
収録曲
- 新世界 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクとあそぼぅ!! / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- A.I. / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクの暴走 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクの戸惑 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクの分裂→破壊 / Storyteller(GAiA x cosMo@暴走P)feat. 初音ミク
- さよなら常識空間 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 0 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクの終焉 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- 初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- Hyper∞LATiON / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
- ∞ / cosMo@暴走P feat.初音ミク
- 初音ミクの激唱 / Storyteller(GAiA x cosMo@暴走P)feat.初音ミク
- 浅黄色のマイルストーン / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
注釈
参考文献
- ^ 『降臨!ボーカロイドマル秘名曲大全』洋泉社、2009年、59頁頁。ISBN 978-4-86248-418-5。
- ^ a b “初音ミクの暴走のルーツは「らき☆すた」? ハイスピードでハイテンションな楽曲でおなじみ、cosMo@暴走Pインタビュー”. アニメ!アニメ! (アニメアニメジャパン). (2009年7月21日) 2010年8月9日閲覧。
- ^ a b c “cosMo@暴走P、コンセプトアルバム『初音ミクの消失』リリース”. BARKS (ITmedia). (2010年8月2日) 2010年8月9日閲覧。
- ^ a b c “孤高の天才ボーカロイドP:cosMo@暴走P、遂にメジャーへ”. BARKS (ITmedia). (2010年5月20日) 2010年8月9日閲覧。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう』ヤマハミュージックメディア、2008年、34頁頁。ISBN 978-4-636-83762-9。
- ^ a b 『初音ミク -Project DIVA- マスターブック』ソフトバンククリエイティブ、2010年、39頁。ISBN 978-4797356601。