MGMグランド
MGMグランド・ラスベガス（MGM Grand Las Vegas）とは、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにある、カジノ・ホテルである。
ネバダの富豪、カーク・カーコリアンが建てたホテルで、MGMグランドの名を持つラスベガスのホテルとしては2代目にあたる。
初代のMGMグランドは1985年に売却され、現在はバリーズとなっている。
概要
ホテルとしては世界で最も面積が広く、野球場が4つ入るほどの面積で、カジノとしては世界で3番目の面積を誇る。
ホテル棟は30階建てで、高さは293フィート(89m)あり、総客室数は5,044室。
映画をイメージしているらしく、ホテルのあちこちに映画に関するアトラクションなどがある。開業当初はオズの魔法使いのエメラルドシティを主に意識したテーマ作りがされ、家族向けのテーマパーク的なホテルであったが、2000年ごろからは大人向けの落ち着いた雰囲気に変わってきている。ホテル名のグランドは映画グランド・ホテルからとられたものではあるが、初代のMGMグランドホテルほど作品を意識したテーマ作りがされているわけではない。
ホテルの客室の値段は案外、格安でレギュラールームは$55～$220、スイートルーム$160～$650。
経営はMGMミラージュ社で、同社を代表するホテルとして運営されている。
歴史
- 1991年 マリーナホテル爆破解体。現MGMグランドはこの跡地に建設される。
- 1993年12月18日 開業。
- 1995年 バリーズとの間に無料のモノレールが開通する。これが後にラスベガスモノレールに発展する。
- 2000年4月26日 空港にホテルのチェックインカウンターがオープン。
- 2004年 最上階にスカイロフトと呼ばれる展望フロアが完成した。
ライオン像
同ホテルを象徴する金のライオンの像。写真のライオン像は2代目。初代はというと、形が異なり口をあけて寝そべったような格好をしていた像で、口がホテルの出入り口となっていた。しかし、“安っぽい”、“口から入るのは縁起が悪い”などのクレームがあり、1997年の5月をもって撤去し、右の写真のような新しい像に代わった。
この像の重量は約45tで、高さは約13m、台座部分を入れると約20mであり、全米で最も大きい銅像である。[1]
- ^ http://www.mgmgrand.com/press_room/press_room_releases_template.aspx?ID=49 MGM Grand press release.
アトラクション
- ライオンハビタット 本物のライオンがいる無料のミニ動物園。
- カー（KÀ） シルク・ドゥ・ソレイユのアトラクションショー
- スタジオ54 ニューヨークの伝説的なディスコであるスタジオ54を再現したクラブ
- MGMグランド・ガーデン・アリーナ
過去のアトラクション
- EFX 1995年から2002年まで長期公演されていたミュージカル仕立てのナイトショー。
- アドベンチャーテーマパーク 開業から2002年まで存在した家族連れ向け遊戯施設。
場所
- 3799 Las Vegas Boulevard South Las Vegas, Nevada 89109, U.S.A.
ラスベガス大通り（ストリップ）とトロピカーナ通りの交差点、通称ニューフォーコーナーに位置する。
周辺にはニューヨーク・ニューヨークなどの大型のカジノホテルがある。
