赤羽くれは
赤羽くれは(あかばね -)は日本のテーブルトークRPG (TRPG) 作品、『ナイトウィザード』の多数のリプレイに登場するプレイヤーキャラクター(PC)の名前。架空の人物。演ずるプレイヤーはみかきみかこ。ボイスドラマ及びTVアニメ『ナイトウィザード The ANIMATION』における声優は佐藤利奈。
『ナイトウィザード』(ルール第一版)ソースブック『スターダスト・メモリーズ』掲載のリプレイ「星を継ぐ者」での初登場以来、ルール環境が「The 2nd Edition」に移行した現在まで、PCもしくはノンプレイヤーキャラクター(NPC)として活躍している。
プロフィール
注意:以降の記述には赤羽くれはに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
以下は、TRPGの『ナイトウィザード』(ルール第一版)のデータ記述に基づくプロフィールである。なお、ルール第二版『The 2nd Edition』のデータを《》囲みで併記した。
- 名前:赤羽 くれは (あかばね くれは)
- 性別:女
- 年齢:17歳《19歳》
- クラス:陰陽師
- ワークス:《世界魔術協会会長代行=第八世界守護者代行》
- ふたつ名:
- 属性
- 第一属性:冥
- 第二属性:水
- 出身:東京
- ライフパス
- 秘伝の継承者、眠気との戦い《出自:スパルタ式:特徴:精強なるもの、生活:遥かなる人:特徴:多生の縁》
- 性格:《性格決定ルールは『The 2nd Edition』ではオプション扱いになっている》
- 髪の色:黒
- 瞳の色:紺
- 肌の色:黄
- 家族構成:母・桐華、弟・青葉
人物像
東京・神田にある「赤羽神社」を司る一族であると共に陰陽師の名家でもある赤羽家当主の長女であり、エミュレイター(『ナイトウィザード』の敵勢力である怪物たち)と陰ながら戦うウィザードである(『ナイトウィザード』の世界では常軌を逸した特殊能力を持つ人物は職業魔術師でなくともウィザードと称される)。
ルール第一版では輝明学園秋葉原校高等部に在学(3年生)。同校の学内結社「巫女クラブ」のメンバーであり、天文部の部長でもあった。天文部は部員が極端に少なく絶えず廃部の危機を抱えており、新規部員の勧誘に余念がなかったが、この新規部員たち(「星を継ぐ者」での結城マサトや星野篝、「The ANIMATION」での志宝エリス)はくれはの運命に大きく関わる事になる。
幼なじみの柊蓮司がウィザードに覚醒した時には既にウィザードとして活動しており、「柊蓮司第一の事件」によれば、柊がウィザードに覚醒した直接の原因は、くれはがエミュレイターと戦っているところを柊が目撃したためである[1]。
口癖は「はわ」「はわわ」。これは元来プレイヤーであるみかきの口癖で、菊池たけしによればみかきは「驚いた時と困った時となんでもない時に『はわ』と鳴く」[2]という。好物は煎餅。
経歴
星の巫女
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くれはは、その半生において少なくとも三度命を狙われ、うち一度は命を落としている。その最初と二度目の事件は魔王ディングレイに絡んでいる。
マジカル・ウォーフェア
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「世界の守護者代行」として
マジカル・ウォーフェア終結直前、主八界の一つである第一世界「ラース=フェリア」が滅亡の危機に陥る事態が発生する。ラース=フェリアには第三世界「エル=ネイシア」の軍勢が侵攻していたが、この背景には人類も裏界のエミュレイターも等しく敵とする「冥魔」の存在があった。
もともとエル=ネイシアの守護者であったアンゼロットは、事態を打開すべくファー=ジ=アースのウィザードを選抜してラース=フェリアに投入し、その後自らは配下の実働部隊「ロンギヌス」を率いてエル=ネイシアに向かう遠征計画を立てたが、遠征部隊の中にくれはは含まれていなかった。彼女はアンゼロットから「自分の不在の間、ファー=ジ=アースを護る」という重大な使命を負わされていた。無限の力と鉄の意志を持つアンゼロットと、そのアンゼロットがもっとも信頼するウィザード・柊蓮司が共に不在という状況下で、くれはは冥魔の魔王である冥刻王メイオルティス襲来の日を迎える事になる。
くれはとは因縁の関係にあるベール=ゼファーに重傷を負わせたメイオルティスの力は強大であったが、緋室灯や復活成った真行寺命、やはり復活に手を貸したルー=サイファーらの協力を得て、くれはは撃退に成功する。これと前後して、くれはは表界のウィザードを代表して、ルー=サイファー不在下の裏界の魔王の全権代表であったエイミーとの間で、狭界の一つ「ラビリンスシティ」での共闘とその間の休戦協定を結び、対冥魔で着々と手を打っている。
問題がないわけではない。アンゼロットから守護者代行を命ぜられた際には少なからぬウィザードの反発を招き、同じ陰陽師の名家である御門家とは「星を継ぐ者」以来確執がある[3] 。しかし灯や命、マユリ=ヴァンスタインといった同世代のウィザードの協力、ロンギヌス00ら古参の補佐、さらに漣や藤乃=赤羽=ヴァンスタイン(くれはの叔母)のように第一線を退いていた熟練のウィザードの復帰もあり、戦力面では充実した布陣を整えつつある。
ちなみに「世界の守護者」という仕事には有事の指揮統制や戦闘だけでなく書類決済も含まれており、「The 2nd Edition」環境下のリプレイや小説では、時には1万通にも及ぶ大量の書類を前に疲弊するくれはの姿がしばしば見られる。
脚注
- ^ ただし「星を継ぐ者」ではくれはと柊はお互いがウィザードである事を知らなかった事になっており、矛盾している。
- ^ 『ナイトウィザード The 2nd Edition ファンブック スターダスト・ティアーズ』、17ページ頁。
- ^ 『ナイトウィザード The 2nd Edition ソースブック ラビリンスシティ』、75ページ頁。
以上で赤羽くれはに関する核心部分の記述は終わりです。
登場リプレイ
2010年9月現在。NPCとして登場した作品については省略している。
- 星を継ぐ者
- 『ナイトウィザード』のリプレイ。サプリメント『スターダスト・メモリーズ 星を継ぐ者』(ISBN 4-7577-1220-0)及びその改訂版であるファンブック『スターダスト・ティアーズ』(ISBN 978-4-7577-5077-7)に収録。
- 聖なる夜に小さな願いを
- 『ナイトウィザード The 2nd Edition』のリプレイ。サプリメント『オペレーション・ケイオス』(ISBN 978-4-7577-4676-3)に収録。