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自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生

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自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生(じち・れんたい・エコロジーをめざすせいじグループ・あおしょう)は、日本の構造改革新左翼党派。略称政治グループ蒼生。通称グローカル共産主義労働者党の中間派であるプロレタリア革命派(全国協議会)が1996年8月に臨時党大会で「自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ蒼生」と改称し誕生した。過去、三里塚闘争ではプロ革派の青年組織であるプロレタリア青年同盟(プロ青同)が、1978年3月26日、第4インター戦旗・共産主義者同盟 (戦旗日向派)と赤ヘル三派を組んで管制塔を占拠するなど、成田空港開港阻止の中心党派として活動した。

反グローバリゼーションエコロジー社会を掲げ、レイシズムナショナリズムに対して反対する、としている。しかし党員である横田えつ子岡山県議会議員(みどりの未来)は外国人参政権反対意見書の採択に同意するなど、党内での排外主義・国粋主義に対する温度差は激しい。ナチス政権では国家社会主義とエコロジーは分かちがたく結びついており、エコロジーを標榜するグループがレイシズムやナショナリズムと親和性があることは驚くには当たらない。

活動は学習会・講演会活動やパンフの作成など草の根レベルの運動も行なっているが、「市民派」としている政党(主に地方政党)の支援や地方議会(同グループは「制度圏」と呼んでいる)などにも力を入れている。共労党時代には環境政党原発いらない人びと」や「平和:市民」に関わり、2004年の参院選挙ではみどりの会議(選挙区では民主党)を支援し、現在も虹と緑みどりのテーブル、前2団体が発展解消、統合した団体であるみどりの未来、民主党とも協力関係にある。

機関紙名「グローカル」は「グローバル」と「ローカル」をあわせた造語。

  • 指導者(代表):宮部彰
  • 機関紙誌:グローカル
  • 活動拠点:工人社
  • 青年組織:プロレタリア青年同盟(プロ青同、PYL)
  • 関連組織:国連・憲法問題研究会

年表

8月 共産主義労働者党全国協議会が「自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ蒼生」と改称
1月 機関紙「統一」を「グローカル」に改称
7月11日 参議院選挙でみどりの会議の中村敦夫代表委員(比例区)が落選。みどりの会議の国会議員は0となった。政治グループ蒼生は敗北だが善戦したと評価。敗因を年金問題にまったく触れずにいたことに求め『「主張したいこと」と「有権者が求めている」こととの間のギャップに無自覚だった選挙戦術の誤り(趣旨)』と分析した。
7月22日 みどりの党党大会で党の解散と新しくみどりのテーブルの発足が決定される。
2月13日 みどりのテーブルの設立総会が開かれ、正式に発足。
11月13日 プロ青同がブログを開設。

関連項目

外部リンク