ウィケッド (アトラクション)
ウィケッド(アトラクション)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのランド・オブ・オズにあるエメラルドシアターで上演される、大ヒットブロードウェイミュージカル短縮版。2006年7月12日開幕、2011年1月10日に閉幕。
概要
- 2006年7月12日、ランド・オブ・オズのオープンと共に開幕。
- 所要時間 約35分
- 定員 2143人
- 著作権保護の為、7月23日よりショー中の ビデオ・写真撮影 および 録音は禁止されている。
- 短縮版の為、マダム・モリブル、Dr.ディラモンド、フィエロ、ボック、ネッサローズ等の登場人物が省略されている。
- エルファバは外国人、グリンダを日本人が演じており日本語と英語が混在している。
- 2011年1月10日、ランド・オブ・オズ改装のため、同エリアクローズに先立ち休演。ラストショーは立ち見客も出るほどであり、キャストが舞台袖に引っ込んでからも拍手が鳴り止まなかったが、通常通りカーテンコールは一回のみであった。
ストーリー
エメラルドシティに到着したエルファバとグリンダ。二人は緑色の眼鏡をかけたり、ショーを見たりして楽しむ。そして、宮殿でオズの大魔法使いに会い二人がどう出会い、どう友達になったのかを話す。
場面はシズ大学へ。生まれ持った緑色の肌の為避けられるエルファバと、ブロンドヘアーで美人の人気者グリンダはお互いに強い反感を抱く。周りの学生達に無理やり被らされた尖がり帽子にエルファバは感情を抑えきれず、魔法を使ってしまう。グリンダはそれに嫉妬しながらも、それを素晴らしい才能だと褒め称える。彼女にそう言われ、エルファバは自分の能力に対する考え方を変えていく。
部屋に戻ったエルファバは、ルームメイトでもあるグリンダをエメラルドシティへ誘う。グリンダはエルファバを自分に相応しい友達にするため、色々と教える。
場面は再び魔法使いの宮殿へ。エルファバの魔法の力を試そうと魔法使いはエルファバに魔法の書を手渡す。見事に才能を証明して見せたエルファバ、猿のチストリーに翼が生える。しかし、それだけではなく魔法使いが捕らえていた猿全てに翼が生えてしまっていた。エルファバは彼女を取り込もうとする暗い企みを感じ取り、魔法の書を持ったまま飛び出してしまう。決心を固めるエルファバ、引き止めるグリンダ、二人を追いかけるオズの魔法使い。
そして物語は、三人の気持ちを衝突させるクライマックスへ。
主な登場人物
- オズの大魔法使い
- 劇中ではウィザードとも呼ばれる。オズの国中の尊敬と羨望を一身に集める、大魔法使い。しかし、彼はただの人間で、エルファバを利用しようとする。
ミュージカルナンバー
- One Short Day
- Dear Old Shiz
- What Is This Feeling?
- The Wizard and I
- Popular
- A Sentimental Man
- Defying Gravity Part1
- For Good
- Defying Gravity Part2(フライングシーン)
USJ版スタッフ
- 編曲:スティーブン・シュワルツ(WICKEDの作曲家)
- 台本作家:ウィニー・ホルツマン
- 演出:管野こうめい
- 振り付け:広崎うらん
主要キャスト
1期(2006年7月12日-2007年2月頃まで)
- グリンダ:小笠真紀、高橋あすか、谷合香子
- エルファバ:ジェマ、ユージニア、ジリアン、テイラー
- オズの魔法使い:金澤博、小林アトム
2期(2007年2月頃-)
- グリンダ:谷合香子、可知寛子、杉本朝陽
- エルファバ:テイラー、ララ、エリン
- オズの魔法使い:瓜生、クニ
3期(2008年2月27日~)
- グリンダ:可知寛子、ここっち、チエ
- エルファバ:チャリティー、キャシー、キャサリーン
- オズの魔法使い:わにぶちまさる、はやしのぶゆき、瓜生、
- チストリー:ダニエル、白人、東洋系の3人
トリビア
1期でエルファバを演じたジェマは「ウィケッド」メルボルン公演でエルファバの代役をつとめる。 また、同じく1期でグリンダを演じていた小笠真紀は、現在劇団四季の「ウィケッド」にてエルファバの妹ネッサローズを演じている。
ガイド
シアターに入る前、以前は英語歌の日本語訳が書かれたガイドが配布されていたが、今はストーリーガイドが配布されている。