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遠藤誉

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遠藤 誉(えんどう ほまれ、本名・おなじ、1941年 - )は中国長春出身の女性物理学者社会学者作家。2児の母、2孫の祖母。

日中戦争終結後も日本独立回復まで中国で教育を受けるという特異経験をもつ。そのため本来物理学者でありながら、日中社会の社会学的考察に基づいた社会評論や自伝小説など幅広い活躍をみせる。

筑波大学名誉教授。元帝京大学グループ顧問(国際交流担当)。留学生教育学会名誉会長。理学博士。

北京大学アジアアフリカ研究所特約研究員。中国国務院西部開発弁公室人材開発法規組人材開発顧問。内閣府総合科学技術会議専門委員。中国社会科学院社会学研究所研究員(教授)。上海交通大学客員教授。など。

来歴・人物

  • 長春市(当時の満州国新京市)生まれ。
  • 1952年、日本に引き揚げ。『卡子』は、脱出行の体験を基に書かれた。
  • 1975年、東京都立大学大学院理学研究科博士課程単位取得。以降、千葉大学教授、筑波大学教授などを歴任。
  • 1983年、『不条理のかなたに』で読売ヒューマンドキュメンタリー大賞優秀賞受賞

作品リスト

脚注

  1. ^ この著書は、山崎豊子大地の子』に盗用されたとして、提訴したが、主人公の男女を入れ替え、換骨奪胎しているので盗用にはならない、という理由で敗訴している。
  2. ^ この著書は、山崎豊子大地の子』がの前半の進行が、全体として『卡子』と一致しており、具体的な場面なども多くが一致することを統計的手法を用いて論証したものである。