東京バレエ団
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東京バレエ団(とうきょうバレエだん)は、
1. 戦後活動した日本のバレエ団体。
蘆原英了の呼びかけにより、小牧正英を筆頭とし東勇作、島田廣、服部智恵子、橘秋子、貝谷八百子、松尾明美、藤田繁らが集まり、東宝株式会社の後援を得て「東京バレエ団」として創立。1946年帝国劇場で行われた第一回公演「白鳥の湖」の舞台美術には藤田嗣治が携わったといわれている。しかし個人バレエ団のよせあつめに過ぎず、公演を重ねるごとに脱退するバレエ団が増え、1950年第七回公演「コッペリア」を最後に消滅した。
2. 日本のバレエ・カンパニー。正式名称は「チャイコフスキー記念東京バレエ団」。本稿で解説する。
1964年に創設れた日本の最大手バレエ団であり東京都目黒区に本部を置く。公演は上野の東京文化会館を中心に各地で行い、海外公演も毎年ツアーを行っている。1966年にはソビエト政府に招かれてモスクワとレニングラードで公演を行い、「チャイコフスキー記念」の名称を贈られる。
モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーなどの世界的巨匠的振付家が東京バレエ団のために作品を振付けており、特に仮名手本忠臣蔵を題材にしたベジャールの「ザ・カブキ」(音楽:黛敏郎)は国内外で成功を収めている。
2004年よりベジャールを名誉芸術顧問に迎える。日本のバレエ団のなかでは男性ダンサーの質・量が特に突出していて、国内では古典の全幕作品からコンテンポラリーまでレパートリーの幅広さを誇り、海外ではベジャール作品の上演で人気を集めている。
主な団員
首脳陣
現在の団員
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退団した主な団員
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脚注
- ^ 2010年の時点では、特別団員として在籍している。