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マリインスキー・バレエ

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マリインスキー・バレエは、ロシアサンクトペテルブルクマリインスキー劇場バレエ団である。旧ソ連時代はキーロフ・バレエと呼ばれていた[1]。マリインスキー・バレエとキーロフバレエは歴史的組織的につながっているものであり、帝政ロシアの時代とソビエト連邦崩壊後の現在の名称がマリンスキー・バレエである。

概要

帝室劇場のバレエ団員は貴族の子弟に限られていた為、貴族的で古典的な美しさを崩さず優雅で上品、特に腕のラインが美しい。コール・ド・バレエ(群舞)は世界一で、ソ連のペレストロイカ以前は踊り手の身長・手足の長さなどのスタイルまで揃っている。

クラシックバレエはこのバレエ団にて誕生したと言って過言ではない。(クラシックバレエはロシアからフランスをはじめ西欧各国に広がったものである)

また振付師M・プティパの活躍により、 『眠れる森の美女』(1890年)や 『白鳥の湖』(1895年)[2]、『ライモンダ』(1898年)などのバレエの初演が行われた。ハチャトゥリアンの 『スパルタクス』 (1956年)が初演されたのもこの劇場においてである。

A・パヴロワT・カルサヴィナV・ニジンスキーG・バランシンR・ヌレーエフM・バリシニコフら第一級の舞踏家を輩出した。

所属ダンサー

脚注

  1. ^ DVDなど、いくつかの商品では現在でも「キーロフ・バレエ」としてクレジットされている場合がある。
  2. ^ プティパによる再振付版の初演。『白鳥の湖』 自体の初演は1877年にモスクワのボリショイ劇場でおこなわれた。

関連項目