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朱権(しゅけん、1378年 - 1448年)は、明の皇族。
初代皇帝・朱元璋(洪武帝)の17男。母は楊妃。第3代皇帝・永楽帝の異母弟。
1391年に父から寧王に封じられる。1393年に封国大寧に任命された。朱元璋没後、建文帝のもとで藩王削減政策が行なわれると、朱権は8万の兵力を保持していたことから警戒された。このため、斉泰や黄子澄らは朱権を応天府(南京)に召還しようとしたが、朱権は拒否した。このため、建文帝によって王位を剥奪された。
永楽帝時代は南昌に移された。これは事実上の左遷であり、洪熙帝に改封を求めたが逆に怒りを買ったという。1448年に死去。享年71。
文化人として著作・編纂が多く、著に「通鑑博論」がある。
参考文献