A (電気グルーヴのアルバム)
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『A(エース)』 | ||||
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電気グルーヴ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
WHITE BASE STUDIO SOUND ATELIER HEART BEAT STUDIO SONY SHINANOMACHI STUDIO | |||
ジャンル |
野球ディスコ (ジャケット帯に記載) | |||
時間 | ||||
レーベル | キューン・ソニーレコード | |||
プロデュース | 石野卓球 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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電気グルーヴ アルバム 年表 | ||||
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『A』収録のシングル | ||||
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A(エース)は、日本のテクノユニットである電気グルーヴの7枚目のオリジナルアルバム。
1997年5月14日にキューン・ソニーレコードよりリリースされた。
解説
前作「ORANGE」リリース前後から、所属事務所の消滅による移籍、マネージャーの失踪、レコード会社に対する不信などのトラブルが続き、メンバー間でフラストレーションが溜まっており、「電気グルーヴをなめてる世間に対してリベンジをしてやる」という強い意志によって作られた。[1]石野と砂原は(最も売り上げた「VITAMIN」の売り上げを上回る)「22万枚以上は売り上げたい」という目標を立てたが[1]、先行シングルとしてリリースされた「Shangri-La」のスマッシュヒットのおかげで累計売上34万枚と過去最高の売り上げを記録した。 「電気グルーヴにおける『ヘッド博士の世界塔』(フリッパーズ・ギターのアルバム)を作るまでは電気を解散させるわけにはいかない」と以前から発言していた砂原良徳はこのアルバムの出来に満足し、次作であるアルバム『VOXXX』のレコーディング中に音楽性の違いから脱退を表明。1999年4月2日付で正式に脱退した。以降のグループメンバーは石野卓球とピエール瀧の2人組という形態となる。
収録曲
- かっこいいジャンパー - WICKED JUMPER
- 作詞・作曲:石野卓球
- VOLCANIC DRUMBEATS
- 作詞:石野卓球、ピエール瀧/作曲:石野卓球
- ポケット カウボーイ - POCKET COWBOY
- 作詞:ピエール瀧/作曲:石野卓球
- ユーのネヴァー - NEVER
- 作詞:石野卓球/作曲:石野卓球、砂原良徳
- パラシュート - PARACHUTE
- 作詞;ピエール瀧/作曲:砂原良徳
- ガリガリ君 - GARIGARI KUN
- 作詞・作曲:電気グルーヴ
- 猫夏 - CATY SUMMER
- 作曲:石野卓球、砂原良徳
- あすなろサンシャイン - ASUNARO SUNSHINE
- 作詞・作曲:電気グルーヴ
- この曲のために瀧はボイストレーニングを受け、本格的な発声練習をしてレコーディングに望んだ。
- Shangri-La
- 作詞:電気グルーヴ/作曲:Silvetti、電気グルーヴ
- Bebu Silvettiの「Spring Rain」をサンプリングした先行シングル曲。日産・テラノのCMソングとしても使われ、電気グルーヴ最大のヒットとなった楽曲である。
- SMOKY BUBBLES
- 作詞:石野卓球/作曲:石野卓球、砂原良徳
- ループ ゾンビ - LOOP ZOMBIES
- 作詞:石野卓球・ピエール瀧/作曲:石野卓球、砂原良徳
参加ミュージシャン
- 山木秀夫 - ドラムス(2曲目)
- 田中フミヤ - ターンテーブル(6曲目)
- 太宰百合 - エレクトリックピアノ、アコースティックピアノ、キーボード(5、7、10曲目)
- 佐々木久美 - ボイス(5、7曲目)
- 村山達哉 - ストリングスアレンジ(8曲目)
- 金原千恵子 - ストリングス(8曲目)
- 天久聖一 - 敬礼ボイス
- 安藤裕子 - イングリッシュボイス
- MIJK VAN DIJK - ジャーマンボイス
脚注
- ^ a b 「ROCKIN'ON JAPAN」1997年5月号インタビュー