林えいだい
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林えいだい(はやしえいだい、1933年12月4日 - )は、日本の記録作家である[1][2]。アリラン文庫主宰。読売教育賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞ほか受賞[2]。
福岡県香春町生まれ。実家は神社で実父は神主で多くの脱走朝鮮人炭鉱労働者を匿い、特高警察に検挙され拷問され間もなく死去。早稲田大学文学部在学中に荒畑寒村の「谷中村滅亡史」を読み社会主義運動に傾倒する。大学を中退し故郷に帰る。炭鉱夫を経て香原町役場に勤務し町史の編纂にあたる。 その後、北九州市から青年労働者の教育を依頼される。 強制連行とカネミ油症に関する報告が多い[3]。
著書
- 『女たちの風船爆弾』亜紀書房、1985年2月。
- 『銃殺命令 BC級戦犯の生と死』朝日新聞社、1986年。
- 『精算されない昭和 朝鮮人強制連行の記録』岩波書店、1990年。
- 『証言・樺太朝鮮人虐殺事件』風媒社、1991年。
- 『松代地下大本営 証言が明かす朝鮮人強制労働の記録』明石書店、1992年
- 『日露戦争秘話 杉野はいずこ? 英雄の生存説を追う』新評論、1998年
- 『証言 台湾高砂義勇隊』草風館、1998年。
- 『台湾の大和魂』東方出版、2000年
- 『台湾秘話 霧社の反乱・民衆側の証言』新評論、2002年12月25日、ISBN 4-7948-0582-9
- 『黒潮の夏 最後の震洋特攻』光人社、2009年。
出典
- ^ ジャーナリズム列伝:記録作家・林えいだい(1)(2) - 『朝日新聞』名古屋夕刊2011年6月30日配信
- ^ a b 林 えいだい 図書出版 弦書房
- ^ CiNii Search - "林えいだい"