ふしぎ星の☆ふたご姫

『ふしぎ星の☆ふたご姫』（ふしぎぼしのふたごひめ）は、日本のアニメ作品。

概要

テレビ東京系で2005年 4月2日から放送されている。放送時間は土曜朝10:00 - 10:30、BSジャパンは火曜夜6:55 - 7:25、AT-Xでの初回放送は火曜朝10:00 - 10:30。また、小学館の学年誌や少女漫画雑誌ちゃおなどに連載される（画・阿南まゆき）などメディアミックス展開もされている。

本作品は双子のプリンセスの成長と冒険を描いた作品である。本来のユーザーは低年齢の子供または少女向けであるが、やはり大人のアニメファンやオタク男性の間でも人気が高い。

当初は、フジテレビのレジェンズ・甦る竜王伝説の後番組に放映する予定だったが、2005年にフジテレビで起きたライブドア問題の発覚の影響で放送局がテレビ東京系に変更になった。

注意：以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。

あらすじ

広い宇宙をただようコンペイトウ型の小さな星「ふしぎ星」は、その内側に（ペルシダーかダイソン球のように?）7つの国がある。ところが、ある日突然光（作品では「おひさまのめぐみ」という）が衰え、ふしぎ星に異変が起こる。その光を取り戻すため、中心になる「おひさまの国」の双子の半人前プリンセス、ファインとレインが使命を受けて旅に出る。

主な登場人物と種族

ふしぎ星には地球人と同じような人間以外にも、各種の獣人などが住んでいる。

おひさまの国

ふしぎ星の中心の空に浮かぶ国。ふしぎ星のあらゆる物のエネルギー源である「おひさまのめぐみ」を作りだしている、ふしぎ星中最も重要な国。

ファイン （声：小島めぐみ）
元気いっぱいの明るい性格の持ち主。趣味はおいしいものを食べること。ピンク色を基調にしている。
レイン （声：後藤邑子）
おっとりとした性格だが、実は色々なことを考えている。趣味はおしゃれ。ブルーを基調にしている。

上記の2人は巷では「ふしぎ星始まって以来、最もプリンセスらしくないプリンセス」と言われている。本人達もそれを自覚しているが、それを他人に言われると落ち込む。

プーモ （声：こおろぎさとみ）
ファインとレインに仕える妖精で、由緒ある妖精のプライドを持つ。ファインとレインの行動にいつもヤキモキさせている。
トゥルース （声：羽多野渉）
ファインとレインの父。おひさまの国の国王。
エルザ （声：川澄綾子）
ファインとレインの母。おひさまの国の王妃。
キャメロット （声：杉山佳寿子）
ファインとレインの教育係。とても教育熱心。
グレイス （声：皆口裕子）
かつてふしぎ星の危機を救った、伝説のプリンセス。
レミント （声：中嶋聡彦）
おひさまの国の執事。
オメンド　（声：田の中勇）
おひさまのめぐみ観測所で調査をやっている。キャメロットとは幼馴染の関係。

ニャムル族

猫に似た姿をした獣人。「おひさまのめぐみ」を浴びながら昼寝をするのが何より大好きで、種族の名前も寝ている時の寝言からついたと言われている。

タビィ （声：泰勇気）
ジル（声：倉田雅世）
2人とも、おひさまの国の気象調査、調整を務めている。
ルル（声：鈴木みさと）
キャメロットの下で働く教育係見習い。常にメモを取っている。

月の国

ふしぎ星の夜を守り、またふしぎ星と宇宙を繁ぐ穴である「星の泉」がある国で、それを管理する役割も担っている。

シェイド=エクリプス （声：皆川純子）
月の国のプリンス。変装してエクリプスと名乗り、ファインとレインを追う。プロミネンスに興味を持つ。シェイド=エクリプスであることは16話で明らかになった。作品内では当初それを知る者はミルキーだけで、そのことは二人の秘密にしていた。常にクールで人に対して素っ気ない態度を取るが、ミルキーとレジーナには優しい。
ミルキー （声：こじまかずこ）
月の国のプリンセス。まだ幼いが、ファインに勝るとも劣らぬ食いしん坊。
ムーンマリア （声：潘恵子）
月の国の女王。オーロラで未来が見えるという予知能力の持ち主。
ローマン　（声：平井啓二）
月の国の元大臣。ふしぎ星の国の乗っ取りを企み策謀を巡らせ、やがて発覚して行方をくらますが、引き続き地下に潜って活動している。その自らの野望を実現する力に利用しようと、ファイン・レインの使うプロミネンスを密かに狙っていた。力を奪取したが、用済みとして闇の小箱に飲み込まれる。
ヤン　（声：遠藤圭一郎
ラウ　（声：久保田隆）
いずれもローマンの手下。
レジーナ
シェイドがエクリプスに変装している時に足として使っている二足歩行の恐竜のような生物。とても賢く、よくしつけられているようでエクリプスの命令に極めて忠実に従う。

ラビ族

ミーア （声：佐藤利奈）
月の国の見張り番。語尾に「～ラビラビ」を付けて話す。
チューバ （声：吉沢希梨）
占いオババ。うさん臭さ満点だが、ふたごに最後に行った占いは本物らしい。

メラメラの国

「おひさまのめぐみ」を熱に変え、ふしぎ星の気温管理を担当する国。

獅子族

リオーネ （声：福圓美里）
メラメラの国のプリンセス。照れ屋だが、ファインとレインとは仲良し。
ティオ （声：山崎バニラ（3～25話）→溝脇しほみ（27話～））
メラメラの国のプリンス。ファインとレインを守るという誓いを律儀に守っているがいつも空回りしている。愛馬（犬）であるメラメラドッグの名前は「サンダーボルト」。
ウォル （声：大川透）
メラメラの国の国王。感情表現が激しい。
ニーナ （声：前田ゆきえ）
メラメラの国の王妃。

ベアベア族

ホワン （声：三宅健太）
中華料理屋のシェフ。得意な料理はメラメラチャーハン（辛口）。

ホーホ族

しずくの国

ふしぎ星の水の管理を担当する国。「おひさまのめぐみ」のカで水を水蒸に変え、雲を生み出している。

ビーバ族

ミルロ （声：すきがら沙智）
しずくの国のプリンセス。自分の意思表示を出すのを苦手とするが、絵を描くのが得意。
ナルロ　（声：寺田はるひ）
しずくの国のプリンス。赤ん坊。
パンプ　（声：林理幹）
しずくの国の殿下。子供たちの面倒見がいい。
ヤームル　（声：近野真昼）
しずくの国の女王。シッポを使って感情表現することができる。

リリ族

ガーガ族

スク族

タネタネの国

全ての植物の母と言われる「マザーツリー」が存在する国。ここの植物の種がふしぎ星中の全ての植物の元となっている。

タネタネ族

ソロ（声：松本さち）
タネタネの国のプリンス。11人の姉にかわいがられている。
イシェル（声：升望）、ハーニィ（鈴木みさと）、ゴーチェル（こじまかずこ）、ニーナ、サーヤ、シヨン、ロロア、ナーシャ、キュアリー、ジュリア、ジョイナー
タネタネの国のプリンセスたち。11人それぞれ得意分野が異なる。
キング （声：平野俊隆）
タネタネの国の国王。せっかちで他人の話を聞かない。
フラウア （声：堀裕美子）
タネタネの国の王妃。キングを的確にフォローしている。

モルモ族

ウッキー

宝石の国

ふしぎ星中で使用されるあらゆる道具を作り出している国。様々な鉱山が存在し、そこの鉱物を「おひさまのめぐみ」のカで加工して物を作り出す。

ブライト （声：柿原徹也）
宝石の国のプリンス。爽やかな印象を強く持つ好青年。ふしぎ星のプリンセスたちの憧れになっている。特にレインに好かれているが、ファインに想いを寄せている節がある。しかし、生来の性格が空回りし元月の国の大臣に唆され、闇の力に取り込まれてしまう。以後は黒い服装に身を包み、様々な国で悪事を働くことに。
アルテッサ （声：水橋かおり）
宝石の国のプリンセス。いつも大きな宝石を身に着ける母親譲りの自信家でブラコン。ソフィーをライバル視している。ブライトが闇の力に見入られた後、正気に戻す為、ふたご姫たちと行動するようになる。
アーロン （声：小野大輔）
宝石の国の国王。もの作りが得意で、発明家のセンスを持っている。
カメリア （声：寺田はるひ）
宝石の国の王妃。いつもゴージャスな衣装を身につけている。

チュッチュ族

ブブ族

ポコポ族

人形

プペット （声：清水愛）

かざぐるまの国

巨大な風車があり、そこから風を送り出してメラメラの国の熱、しずくの国の雲、タネタネの国の植物の種など、他の国が作り出した物を循環させる役割を担当している国。

ドッグル族

ソフィー （声：佐藤利奈）
かざぐるまの国のプリンセス。自分が思ったことをすぐ口にしてツッコミを入れる性格の持ち主（特にライバル視のアルテッサに突っ込む）。しかし率直に言っているだけで、悪意は皆無。
アウラー （声：下野紘）
かざぐるまの国のプリンス。ブライトに負けず劣らず、国中の女の子の憧れ的存在。
ランダ （声：加藤将之）
かざぐるまの国の王。王らしい威厳の持ち主。
エレナ （声：〆野潤子）
かざぐるまの国の王妃。耳を使った子育てが得意。
- この他に、幼い王子と王女が計6人いる。

メーメ族

鳥人族

その他

ナギーニョ　（声：矢薙直樹）
常に流浪の旅を続けている吟遊詩人。甘い歌声が、星中の女性たちを虜にしている。その詩は時に予言や危機を知らせる素振りでも合った。しかし、本来はプリンセス・グレイスに仕える一族の末裔で、七つの国の密偵的存在でもある。ふたご姫たちに最上級の力を与える為にグレイスが眠りに陥った事、闇の力の根本、最封印の方法などを伝えた。
パール　（声：宍戸留美）
海の中にある国のプリンセス。歌が得意。
ブウモ　（声：ゆきじ）
プーモを黒くしたような妖精で、闇に落ちたプーモ族の一種。

アイテム

サニールーチェ
変身用のブローチ。蓋を開けて中のプレートを指で回し、以下の呪文を唱える。
「ファンファン　ファイン（声ファイン）、ランラン　レイン（声レイン）、プロミネンス　ドレスアップ」。

「おひさまの恵み」の力で動いており、力を使い切ると「サニーチャージ」する必要がある。
ロイヤルサニーロッド
「プロミネンスの力」が宿る杖。使う時は先端のチューリップ形の花が開く。プロミネンスは2人用と1人用の2種類がある。通常は2人用を使い物事を解決していく。
プロミネンス

ファインとレインが同時に「トゥイン　トゥインクル　ブルーミッシュ　○○○」（○○はかなえたい事柄）の呪文を唱えて使用する。強力な力を持つが自分のために使用してはいけないことになっている。

ひとりプロミネンス

「トゥインクル　ブルーミッシュ　○○○」（○○はかなえたい事柄）の呪文を唱えて使用する。一人で、かつ自由に使えるが力は限られる。今のところは「かくれんぼしましょ」(自分の姿が透明になる)、「だるまさんがころんだ」(対象の動きを止める)がある。
星の小瓶
二人の修行の進み具合を示すもの。冒険から帰還するたびにプーモが「プリンセスレベル」をチェックする。よい行いをすると星の砂が増え、また良くない行いだと減る。
デコールメーカー
おひさまの国に伝わるデコールを作る道具。蓋から物(木の実など)を入れハンドルを回すとデコールになる。使う者のプリンセスレベルが高いと美しいデコールができる。
羽根のミューグラム
月の国の秘宝。ファインとレインが月の国の問題を解決したことからムーンマリアより譲られた。相手に向けてボタンを押すことで、意志に関係なく踊らせてしまうことができる。

ダンス

この作品を盛り上げる要素として、随所にふたご姫のダンスを使用している。

イヤイヤダンス
嫌なときに、このダンスを披露している。特によく使われている。一度リオーネやアルテッサも踊ったことがある。
プンプンダンス
怒ったときに使われる。
コマッタダンス
困ったときに使われる。
アリガトダンス
感謝するときに使われる。

他多数のバリエーションがある。なお、ダンスのパターンは作画担当が決めている。

スタッフ

原案：バースデイ
企画：松下洋子
総監督：佐藤順一
監督：河本昇悟
シリーズ構成：中瀬理香
キャラクターデザイン：数井浩子
キャラクターデザイン、総作画監督：小林明美
総作画監督：丹羽恭利、西位輝実（28話まで）
コンセプトデザイン：宮尾佳和
プロップデザイン：若山政志
美術監督：大橋由佳
美術:スタジオイースター
美術設定：小林徳光
背景協力:TEAM，SART
色彩設定：川上善美
撮影監督：櫻田知之
撮影:旭プロダクション
編集：西山茂
ビデオ編集:キューテック
音響監督：本山哲
音響製作:オムニバスプロモーション
タイトル:仲尾幸時
スタジオ:タバック
音楽プロデューサー:本地大輔、高岸るみ子
選曲:佐藤恭野
調整:熊倉亨
録音助手:明石崇康
効果:今野康之
音楽：中川幸太郎
音楽製作：インターチャネル
音楽協力:テレビ東京ミュージック
製作デスク:金子文雄
設定製作:津田尚克
プロデューサー：森村祥子（テレビ東京）、高橋知子（NAS）
アソシエイトプロデューサー：春田克典（ハルフィルムメーカー）
アニメーション製作：ハルフィルムメーカー
製作：テレビ東京、NAS

主題歌

OP「プリンセスはあきらめない」作詞：森林檎　作曲：本田洋一郎　編曲：佐藤泰将　歌：FLIP-FLAP
ED1（28話まで）「おしゃれファンタジー」作詞：kenko-p　作曲・編曲：高野康弘　歌：ファイン★レイン（小島めぐみ&後藤邑子）
ED2（29話から）「パタタタ・ルン♪」作詞：森林檎　作曲：後藤冬樹　編曲：中川幸太郎　歌：ファイン★レイン（小島めぐみ&後藤邑子）
挿入歌
- 「パラダイス・プリンセス」作詞：森林檎　作曲：水谷広実　編曲：佐藤泰将　歌：ファイン★レイン（小島めぐみ&後藤邑子）
- 「らぶ☆らぶ★まじっく」作詞・作曲・編曲：木村真也　歌：FLIP-FLAP

外部リンク

この項目は、テレビ番組に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（ポータルテレビ/ウィキプロジェクト放送または配信の番組）。

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