三本和彦
三本 和彦(みつもと かずひこ、1931年12月22日 - )は、東京都出身のモータージャーナリスト、株式会社三信工房代表。國學院大學経済学科、東京写真大学(現:東京工芸大学)写真技術科卒。
来歴
1956年東京新聞記者を皮切りに、多摩美術大学講師を経て1969年からフリーのフォトジャーナリスト、モータージャーナリストとして雑誌の投稿や27年間続いた「新車情報」(テレビ神奈川)の司会などで活躍。フジテレビの深夜のニュース番組(プロ野球ニュースの直後の番組で、1987年頃で当時のキャスターは露木茂アナ(当時))の特集で自動車の話題の時にコメンテーターとしてたびたび登場した。1989年には英BBCの「Top Gear」のミニ30周年記念イベントを取り上げた時に英語でインタビューを受けている。
また、「全国こども電話相談室」(TBSラジオ)の回答者や、同じくラジオ番組「三本和彦の自動車王国」のパーソナリティとしても活躍。2005年にはTheサンデー(日本テレビ)のコメンテーターで登場した。
モータージャーナリストとしては実用本位な物の見方で辛口のコメントをする立場をとる。ゆえに「羊の皮を被った狼」[1]「猫足」[2]などの名言を残す一方、辛辣な迷言や失言も多く、「新車情報」では「気の狂ったアヒル」[3]、「枯葉マーク」[4]、「公衆便所のベンチレーター」[5]、「稲荷の鳥居」[6]、「フランス野郎」[7]など枚挙に暇が無い。
一方、カメラのブランド、ニコンに自動車デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロを紹介したのはあまり知られていない。
2005年10月25日から11月12日まで、モータファンダイアリーズ - コラム&エッセイ-<新車情報よもやま話> で「新車情報」を降板した本当の理由を明らかにし、反響を呼んだ。
現在、日本写真家協会会員・日本自動車研究者&ジャーナリスト会議(RJC)顧問もつとめている。
高速道のサービスエリアで無料配布される「HIGHWAY WALKER」誌内にてコラムを執筆している。
2011年7月現在、愛車はホンダ・フィットハイブリッド。
主な著書
- 「世界最長ラリーに挑戦して」(二玄社)
- 「お金のかからないクルマの使い方」(光文社)
- 「三本和彦・もう黙っちゃいられネエ」(三推社)
- 「三本和彦・怒りのサンドバッグ」(立風書房)
- 「クルマからみる日本社会」(岩波新書)
- 「辛口クルマ選び徹底ガイド」(日本文芸社・毎年刊行)
- 「『いいクルマ』の条件」(NHK出版)
- 「三本和彦、ニッポンの自動車を叱る」(二玄社)
他多数。
注釈
外部リンク
- モータファンダイアリーズ-コラム&エッセイ-三本和彦 (2007年5月31日に閉鎖)