中部国際空港/log20230528
中部国際空港 Chubu Centrair International Airport | |||||||||
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IATA: NGO - ICAO: RJGG | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 | 日本 | ||||||||
所在地 | 愛知県常滑市 | ||||||||
種類 | 商業 | ||||||||
運営者 | 中部国際空港株式会社 | ||||||||
標高 | 5 m (15 ft) | ||||||||
座標 | 北緯34度51分30秒 東経136度48分19秒 / 北緯34.85833度 東経136.80528度座標: 北緯34度51分30秒 東経136度48分19秒 / 北緯34.85833度 東経136.80528度 | ||||||||
公式サイト | www.centrair.jp | ||||||||
滑走路 | |||||||||
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空港の一覧 |
中部国際空港 (ちゅうぶこくさいくうこう Chubu Centrair International Airport)は、愛知県常滑市沖の伊勢湾海上の人工島にある国際空港である。空港法4条1項で法定された拠点空港である。愛称はセントレア。略称として中部空港、中部と言われることもある。時刻表や発着案内では名古屋(名古屋飛行場と明確に区別する必要があるときは名古屋(中部))と表示される。
概要
IATA空港コードはNGOで、開港前に名古屋飛行場(通称:小牧空港 = 旧・名古屋空港)で使われていたものを継承している。2010年4月現在、定期国際線は旅客便週277便、貨物便週13便が就航する。
愛称としてのセントレア(Centrair)は、英語で「中部地方」を意味する"central"と「空港」を意味する"airport"を組み合わせた造語で、一般公募の中から選ばれた。商標として登録されており(商標登録番号:第4566713号)、空港ビルやホテルなど、空港内の施設の名称となっているほか、空港島の地名にもなっている。また、英語での正式名にも使用されている(日本初)事から、航空交通管制における当空港の呼出名称にも使用されている。
歴史
計画から開港まで
- 1985年(昭和60年) : 中部空港の建設に向けた調査が開始される。
- 1989年(平成元年) : 候補地を伊勢湾東部地域にすることが合意される[1][2]。
- 1991年(平成3年) : 第6次空港整備五箇年計画で調査事業となる(この時点では地方拠点空港として位置づけられていた)。
- 1996年(平成8年) : 第7次空港整備五箇年計画に大都市圏拠点空港としての整備が記載される。
- 8月22日 : 日本初となる夜間騒音・飛行テストが行われる(1回目は昼間で1995年12月)。
- 1997年(平成9年) : 政府予算に中部国際空港事業費が盛込まれる。
- 1998年(平成10年)5月1日 : 中部国際空港株式会社設立。
- 2000年(平成12年)8月1日 : 空港島の本格着工が始まる。
- 8月19日 : 中部国際空港起工式。
- 2001年(平成13年) : 空港島埋立工事に着工。
- 2002年(平成14年)1月6日 : ターミナルビル着工。
- 2004年(平成16年)6月24日 : 国土交通省航空局の小型ジェット機が飛行場検査のため初着陸。
- 2005年(平成17年)1月29日 : 名鉄空港線開業。
開港後
- 2005年(平成17年)2月17日 : 開港。
- 2005年(平成17年)2月22日 : 開港後初の滑走路閉鎖。ノースウエスト航空(現・デルタ航空) 72便タイヤ破裂の為。
- 2005年(平成17年)7月3日 : 開港後初の緊急着陸。コンチネンタル・ミクロネシア(現・コンチネンタル航空) 975便油圧系統のトラブルの為。
- 2005年(平成17年)9月27日 : 愛・地球博(愛知万博)のアメリカ館に展示されたライト兄弟のグライダーが、スカイタウンに移設。
- 2005年(平成17年)9月30日 : アメリカン航空が就航開始から僅か半年で撤退を発表。ビジネス客の利用が伸びなかった事、燃料費の高騰によるコスト削減の為。
- 2006年(平成18年)10月1日 : 大阪航空局中部空港事務所内に中部FSC設置
- 2006年(平成18年)1月24日 : 2006年7月13日限りで全日本空輸 鳥取線廃止を発表、国内線では初の廃止。
- 2007年(平成19年)1月6日 : マレーシア航空 クアラルンプール線が休止、再開の目途はない。
- 2008年(平成20年)1月7日 : 全日本空輸貨物便、東京/成田発の天津線を除き撤退。
- 2008年(平成20年)2月16日 : 工事の為、2007年11月から休業していた日帰り温泉施設「宮の湯」がリニューアル、名称を「風(フー)の湯」に改称し営業再開。
- 2008年(平成20年)3月31日 : コンチネンタル・ミクロネシア(現・コンチネンタル航空) ホノルル線がこの日夜の出発便をもって運休。
- 2009年(平成21年)2月 : 中部国際空港利用者、国際貨物取扱量、免税店などの空港内売上がすべて過去最低を更新。
- 2009年(平成21年)3月29日 : エミレーツ航空及び全日本空輸 天津・広州線、国内線で日本航空インターナショナル 福岡線(小牧発着便は残存)、国際貨物事業でフェデラルエクスプレス、大韓航空カーゴが撤退(他に貨物便でユナイテッド・パーセル・サービス、アシアナ航空カーゴ、エアブリッジ・カーゴが撤退済み)。
- 2009年(平成21年)10月22日 : 冬ダイヤにおいて国際線が開港時を割り込む週275便(1日39便)となる事を発表(地元地方紙朝刊)。又、開港後初の赤字。
- 2009年(平成21年)10月25日 : 日本航空インターナショナルが、国際線でパリ・ソウル/仁川線を運休。
- 2010年(平成22年)10月31日 : 日本航空インターナショナル 東京/成田線・国際線運航のJL53/8405便を国内線運航に変更。
- 2011年(平成23年)1月5日 : 全日本空輸 米子・徳島線を不採算を理由に同時撤退。
空港の展望と問題点
需要と供給
開港以来国内線の便数が減り続けており、また2008年度は2007年度と比べ搭乗者数も大幅に減少しており、国内線の維持に課題が残る[4]。
京都・大阪・神戸近辺や東京国際空港を南北に挟む横浜〜東京に比べて周辺人口が少ないため、乗り継ぎの容易さ、所要時間の少なさ、国内線の就航が多いという利点を利用して、地方空港から中部国際空港を経由による日本国外への渡航需要の喚起を推進しているがPR不足、さらには国際線そのものの減便傾向が続いていることもあり、空港の目標の5%にまだ届いていない。
また、成田国際空港や関西国際空港と比べて、近隣に大企業の本社が少ないことによる国際線のビジネスクラス利用者の少なさと、それがもたらす採算の悪化を受けた国際線の伸び悩み、また、空港施設使用料が日本国内の他の空港に比べて高いことも利用者の伸び悩みに影響していると言う意見もある(例えば国内線の使用料は東京国際空港が100円であるのに対して中部国際空港は300円)。
2007年8月の関西国際空港二期工事限定供用後は、成田国際空港及び関西国際空港がそれぞれ滑走路2本となっているのに対し、中部国際空港は滑走路1本であり、競争条件として不利であると中部国際空港株式会社や地元財界は考えており[5]、二本目滑走路整備事業の実現を強く求めているが、現状では実現は極めて難しい。
東海道・山陽新幹線「のぞみ」の増発の影響で、九州方面の国内線の利用者が名古屋空港時代より減少している。それでもこの状況に対応するため、県営名古屋空港発の福岡便が就航し、路線を中部国際空港に集約する空港一元化の原則が揺らぎ始めている。
中部国際空港は静岡空港より後に事業化された[6]が、静岡空港の事業の遅れにより中部国際空港のほうが先に開港することとなり、需給的には本来の想定より良い条件で開港することとなったため好調を維持してきたという側面があるが、2009年6月の静岡空港の開港後は、本来想定された状態となり、その真価が問われることとなる。
2007年2月、国土交通省の交通政策審議会航空分科会において航空局による中部圏の航空需要予測が発表された。2017年度における中部国際空港の需要予測はそれぞれ、国内旅客数730万人(2005年度実績:680万人)、国際旅客数810万人(同:530万人)、国際貨物量38万トン(同:23万トン)、発着回数12.7万回(同:10.5万回)。
愛知県の貨物についても半数が成田・2割が関空利用で、残り3割のみが中部空港利用[7]で、アメリカのフェデックスは成田国際空港・関西国際空港への集約のため、2009年3月29日に撤退した[8]。また全日空も開港後に、トヨタ自動車関係者などによる需要を見込み、同空港発着の国際線や貨物事業の拡大を行ったが、貨物便については、一旦中部発着の貨物専用便の運航を全面廃止し、成田国際空港及び関西国際空港に集約する意向を表明した(すでに撤退、2空港に集約)。この結果、2008年1月7日以降は、週21便(往復計42便)あった中部国際空港利用の貨物便が、天津の週5便(往復計10便)のみとなった。なお、日本航空など他社との競争などにより需要予想を大きく下回ったことを受けて、2008年3月30日に天津便も廃止し、中部国際空港における貨物機による運航から全面撤退した[9]。
2007年3月より全日空は、トヨタ自動車関係者によるビジネスクラス需要を見込んでビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスのみのボーイング737-700ER型機「ANAビジネスジェット」を広州便に就航させた。しかしその見込みが外れ、その後同機材を導入した成田 - ムンバイ線同様搭乗率が低迷した為に、1年も経たずに機材を一部変更した上に、2008年3月をもって同機材での運航は打ち切られることとなった[10]。
その後も全日空による国際線の縮小傾向は続き、2009年3月には中部 - 天津、中部 - 広州路線の撤退を行った。中部 - 広州路線は上記のように2007年3月から就航したものの、わずか2年という早期での撤退となり、これにより全日空の中部発の国際線は仁川線のみのわずか1路線となった。さらに全日空は同年5月に、中部 - 米子線と中部 - 徳島線を不採算を理由に2011年1月に同時撤退することを決定した上に[11]。その後、2011年10月になり、中部-香港路線を新規開設した。
日本航空グループも、世界的規模の金融不況を受けたビジネスクラス需要の伸び悩みから、同空港発の国際線の不採算路線から撤退する方針を明らかにし、2009年から2010年にかけて中部 - パリ線と中部 - 香港線、中部 - バンコク線から撤退した。さらに、2008年にはマレーシア航空(1月)と ユナイテッド航空(11月)、ジェットスター航空(12月)が全面撤退したほか、2009年3月にはエミレーツ航空も撤退するなど、外国航空会社の撤退も相次いでいる。
アクセスの問題
名鉄中部国際空港駅から名鉄名古屋駅方面への直通の最終は23時31分発の岐阜行き全車一般車特急である。 飛行機の到着時間の大幅な遅れが発生した場合、この最終電車以降、路線バスや公共交通機関がまったくないため最終電車に間に合わない乗客は空港内に泊まるか航空会社が手配を行う。このことから乗客はもちろんのこと空港関連企業の従業員からも最終電車の時間延長を望む声が強く出ている(商業施設新聞による)。
また、鉄道事故等の輸送障害が発生した場合の代替交通手段が少ないという弱点もある。成田空港(JR東日本と京成電鉄)や羽田空港(京浜急行電鉄と東京モノレール)や関西空港(JR西日本と南海電鉄)は鉄道会社がそれぞれ2社ずつ乗り入れているが、当空港は名鉄のみの乗り入れとなっており、名鉄線内で人身事故が発生すれば代替の交通機関が無くなることになる(バスでの移動も可能だが、輸送力に限界がある)。
また、JR東海の路線による乗り入れ構想もあったが、技術的な問題や採算性の問題から断念されている。武豊線も参照。
開港時の反対運動
中部国際空港やアクセス道路の建設、周辺部の開発についての反対運動が行われており[12]、話し合いだけでは反対派住民を説得できなかったため、中部国際空港株式会社による反対派漁民の漁具撤去の仮処分[13]や、愛知県による空港アクセス道路(知多横断道路)建設のための土地収用[14]などの措置が取られている。
今後の整備計画
二本目滑走路整備事業
具体的な事業規模や滑走路延長は今のところ未定である。中部国際空港株式会社の現在の試算では、現在の滑走路から300m沖合に現在の滑走路と平行に3,500m滑走路を1本新設し、空港島の面積を約200ha埋め立てて増やすとしており、事業費は約2,000億円の見込み[15]。2007年6月21日の国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申 [16]では、「完全24時間化を検討」という間接的な表現ながら二本目滑走路整備事業の必要性が示されたが、同時に「地元関係者の努力による需要の拡大」や「中部圏における(注:県営名古屋空港との)空港間の役割分担」の必要性が示された。二本目滑走路整備事業について国土交通省航空局幹部は「空港会社の収入は着陸料。需要の伸びは極めて重要な要素で、計算上十年経っても十三万回を達成できない条件下で、巨額の設備投資をする意思決定はできない」と発言している[17]。国内旅客・国際旅客・貨物とも輸送量が低迷する中、二本目滑走路整備事業の行方は不透明となっている。
空港島・施設
空港の設置・運営は政府指定の特殊会社である「中部国際空港株式会社」(Central Japan International Airport Co., Ltd., CJIAC)が行う。着工に入る前頃まで、「中部地域の新しい国際空港」の意味を込めて「中部新国際空港」と呼ばれていたこともあった。日本で初めて民間の主導で開発されたこともある。
埋立地の面積は、5.80 km²(南北4.3 km、東西1.9 km)、うち空港部分4.73 km²。残り1.07 km²は愛知県企業庁が地域開発用地として、常滑対岸部の1.30 km²とともに造成した「中部臨空都市(りんくう常滑駅を含む)」である。
飛行場施設
管制塔
国内初の円形の管制塔でターミナルビルの北東に位置する。滑走路端まで見渡せる高さということから計算され、高さ86.75m(鉄筋5階建)となった。2009年時点で国内では東京国際空港、成田国際空港に次ぐ高さ。
また、中部国際空港における航空管制は、関西国際空港と同様に広域航空管制を実施している。
これは、中部発着の航空機のみならず、名古屋飛行場(愛知県西春日井郡豊山町他)・航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)・浜松基地(静岡県浜松市西区)・陸上自衛隊明野駐屯地(三重県伊勢市他)などの進入・出発機のターミナルレーダー管制業務を行っている。
従来、航空路管制とトラフィック調整して飛行高度を許可する必要があったが、中部管制にて12,000ftまでは、航空機に対して上昇許可が与えられるようになっている。
管制塔内には、最新のデジタル機器や液晶ディスプレイの導入を行い、従来よりも多彩な情報を提供できるようになったとともに、IFR室にあっては、レーダー画面に液晶ディスプレイを導入したことにより照明を落とさなくて済むようになっている。
旅客施設
- 鉄骨4階建
- 延べ床面積:約22万 m²(南北約1,030m×東西約500m)
- センターピアをはさんで北ウイング(国内線)、南ウイング(国際線)が配置された折り鶴をイメージしたT字形の構成となっており、旅客の移動距離の短さが特長である。到着は2階部分、出発は3階部分にまとめられている他、チェックインカウンターから搭乗ゲートまでおよそ300mと近くなっている。T字型形状に合わせたスポット配置は、計画時に航空関係者を含めて検討を行い、入隅部の機材運用に若干の制約がある。ただし、スポットによっては、出発の際に長い距離をタクシングする必要があり遅延を発生させる原因のひとつになっている。
- インラインシステム(In-Line System)
- 保安検査は、チェックイン後の手荷物の搬送、仕分けの過程で検査を行うインライン方式を採用している。通常行われる検査方式では、チェックイン前の手荷物検査で検査場が混雑し、行列が出来てしまい、出発時刻よりかなり早く空港に来る必要があった。インライン方式にすることで、旅客ターミナルビルをコンパクトにすることが出来、乗客は搭乗までの時間を食事や両替など、旅の準備に使うことができる。イギリスなどで行われている多段階の検査方式と同様なものである。
- ターミナルビル1階には、常滑郵便局セントレア分室[18]が置かれている。
- センターピアガーデン : 木々が立ち並び、ガラス窓の天井から光が差し込む吹き抜けの全天候型の庭園。
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南ウイング(国際線)
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北ウイング(国内線)
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国際線チェックインカウンター
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国際線・国内線チェックインカウンター
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国内線出発待合室
商業施設
総店舗面積、約11,000m²。他の空港では小規模な店舗が点在するのに対して、100店舗以上の地元や東西の有名店、レストランが集合している。ショッピング街としてスカイタウンには、開放的なヨーロッパ調の街並みの「レンガ通り」と、照明を落として古い日本の商店街の雰囲気を作り出している「ちょうちん横丁」がある。国際線出発ロビーにある免税店街には、国内最大級の免税店も存在する。
スカイタウンにある「くつろぎ処」では、日本の空港初の展望風呂「風の湯(ふうのゆ)」(2008年2月16日のリニューアル再オープンで「宮の湯」から改称された。)があり、浴場内や屋外の休息場所から滑走路および離着陸する飛行機を眺めることができる。また「くつろぎ処」内にはリフレッシュサロン「グランラフィネ」やお食事処は「風々茶屋」が設置される。なお「くつろぎ処」のリニューアルは、2007年11月1日より2008年2月15日まで行われ、展望風呂の経営者が替わったほか、従来あった床屋が廃止された。周辺行楽地と合わせ、セントレア見学のバスツアーなども数多く組まれる。
空港会社は空港の安定経営の為、非空港部門で収益の過半を稼ぎ出す方針だが、現状は厳しい状況が続いている。
エアブロイ
セントレアはドイツバイエルン州にあるミュンヘン国際空港と姉妹空港提携をおこなっている。このミュンヘン空港内のレストラン「エアブロイ」で醸造されたビールをルフトハンザ・カーゴで空輸し、セントレア内のレストランで期間限定販売している。
ドイツにはビールにコーンスターチ等の添加を禁止するビール純粋令という法律があった(現在は無効)。この法律に基づいて醸造されたビールを鮮度の高い状態で空輸している。製造から5日以内のビールをセントレアでは出しており、2006年は3万杯飲まれた[19]。
この企画が好評を博したため、その後も毎年夏期を中心に継続して行われており、2010年も7月10日から8月31日までの間、レストランクイーンアリスアクアでラガービールの『フリーガークエル』と白ビール(ヴァイツェンビール)の『クムラス』の2種類を販売している[20]。
イベント施設
ターミナルビル1階、センターピアガーデンの先端に、結婚式が可能なスペース、施設が設けられており、週末を中心に挙式が行われている。披露宴は、3階の展望レストラン「クイーン・アリス」ブランドの「アリスダイニング(クイーン・アリス&歌舞伎)」で行われるのが一般的であり、参列者の参集から、挙式、披露宴、新婚旅行への旅立ちが、空港内だけで完結する。
4階のイベントプラザ、1階のセントレアギャラリー、別館のセントレアホール等で各種展示会やショー、ミニコンサートなどのイベントが開催されている。オフィス棟の第2セントレアビルには、国際シンポジウム、セミナー、株主総会、室内楽、展示会、発表会、懇親会など、多目的に利用できる会議ホール「セントレアホール」が設けられている。
展望デッキ
滑走路に向けて大きく突き出した全長300mの屋外展望デッキ「スカイデッキ」が設けられている。
展望デッキはもともと柵のみの計画だったが、開港前国土交通省より注意を促され、今のワイヤー方式に変更した。なおワイヤー方式を採用した日本初の空港である。
アクセスプラザ
ターミナルビル東側には、交通アクセスを集約した「アクセスプラザ」がある。アクセスプラザには鉄道駅・バス乗車場・高速船のりば・自動車駐車場・タクシーのりばとの連絡が集約されており、ターミナルビルおよびホテルへのアクセスが便利なようにまとめられている。ただし、路線バス・貸切バス及びタクシーでの空港到着時の降車場のみはアクセスプラザではなくターミナルビル本館1階となっている。アクセスプラザからは出発・到着ロビーのある2階・3階へ段差なしで移動できる。
マスコットキャラクター
空港のオリジナルキャラクターとしてアランジアロンゾがデザインした「セントレアフレンズ」が設定されている。当初「なぞの旅人フー」、「なぞの荷物持ち」、「なぞのトリ」が発表され、2005年1月17日にどうぶつたち(いぬくん、ねこちゃん、かもめちゃん)、くもくんたち(クラウズ)(くもくん、くろくもくん)、ひこーきなかま(プレインズ)(ひこーきくん、ジェットくん)が追加発表された[21]。なお「なぞの旅人フー」は開港前の2003年10月に名前が一般公募され決まった。衣類、玩具、お土産品、お菓子等セントレアフレンズのキャラクターグッズも多く販売されている。最近では、フーを中心にしたダンスやイベントなどもありテーマパークのような印象を感じさせる。特に大好評なのは毎月行われるセントレアフレンズデーでフー達と踊ろうのコーナーである。そこで歌われるなぞの旅人マーチはみんなで振り付けをするので好評である。また、絵本が発刊されておりストーリー性も高く、世界を旅しているため、世界各地の衣装を着たフーもいる。最近はご当地モノとして名古屋らしいシャチホコと一緒になったフーやエビフライを食べているフーもある。
拠点がある機関
- 海上保安庁 第四管区海上保安本部 中部空港海上保安航空基地(北緯34度52分33秒 東経136度48分29秒)
2008年10月1日に発足し、10月21日に伊勢航空基地を移転し常滑海上保安署を統合した。巡視艇と航空機を運用する海上保安航空基地としては関西空港海上保安航空基地に次いで2箇所目。2機のベル 212ヘリコプターと巡視艇1隻が配備されている。
貨物施設
旅客ターミナルビルに隣接して、貨物ターミナルが設置される。国内線・国際線共用であり、トラック待機場の設置などリードタイムの短縮を図るとともに、保税地域の適用による税関手続きの簡素化を目指す。
日本の海上空港で唯一、空輸された大型貨物を船積みできる設備があり、2011年5月27日から、東日本大震災で電力不足が懸念される東京電力が常陸那珂火力発電所で使用するためのガスタービン発電機(重さ100t)の着荷拠点となった(使用機材はアントノフAn-124およびイリューシュンIl-76)。セントレアから現地までは海上輸送される[22]。
ホテル
空港島内にはセントレアホテルとコンフォートホテル中部国際空港、東横INN中部国際空港がある。セントレアホテルは当初、別の企業が進出する予定であったが2003年に辞退したため、名古屋鉄道が進出した経緯がある。
同時に造成された中部臨空都市にはりんくう常滑駅前に「Jホテルりんくう」(2棟)がある。
天候・環境が与える運航の影響
空港予定地によく吹いていた北風(伊吹おろし)の影響による欠航やダイバートを防ぐため、滑走路はほぼ北向きに建設された。しかし、全日空機(エアバスA320)の初試験着陸は強い西からの強風(鈴鹿おろし)のため名古屋空港(当時)に避難し、開業後も強い西風により関西国際空港へのダイバート便が出た。
この件に関する報道では、横風に対する弱さや不安が強調されていたが、国際民間航空機関の基準では「空港の欠航率は5%以内」、中部国際空港の欠航率(他空港への代替着陸も含む)は2.1%であり、今後の状況を見守るとしている[23]。
国土交通省交通政策審議会の資料によると、就航率は97.9%で全国86空港中44位である[24]。
また、環境対策として護岸に藻場の整備などを行ったため、そこに小魚が集まりそれを狙う海鳥が多く集まるようになった。2007年8月から9月にかけて、バードストライク(航空機と鳥の衝突事故)による滑走路の閉鎖が続けて発生している[25][26]。
環境対策
- 騒音対策
- 空港を海上に建設することにより、市街地への航空機騒音を低減した。離着陸時の騒音は市街地では騒音基準を下回るようになっている。
- 海流への配慮
拠点・焦点都市としている航空会社
1社が当空港をハブ空港(拠点都市)としており、2社が焦点空港(焦点都市)として運航している。
就航路線
国際線は25都市275便/週、うち貨物は17便/週、国内線は80便/日、就航している(2009年10月21日現在)。国内線、貨物便においては減便、撤退もしくは運休する路線が相次いでいる。国際線においても、ピークだった2007年夏ダイヤには週354便が就航していたが、その後の原油高や景気後退などで、国際線ではアジア、中東への便を中心に便数減が続いている。
国内線
国内線航空券には、旅客施設使用料300円が上乗せされている。使用料の徴収は東京国際空港についで2例目で、2005年4月1日より実施されている。
航空会社 | 就航地 |
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日本航空 (JAL) [27] | 新千歳空港、成田国際空港 |
日本トランスオーシャン航空 (JTA) | 那覇空港、石垣空港(石垣発は那覇経由)(2012年3月24日をもって運休) |
全日本空輸 (ANA) [28] | 稚内空港(6月~8月のみ運航)、女満別空港、旭川空港、新千歳空港、函館空港、秋田空港、仙台空港、成田国際空港、新潟空港、松山空港、福岡空港、長崎空港、阿蘇くまもと空港、宮崎空港、鹿児島空港、那覇空港 |
スカイマーク (SKY) | 新千歳空港、仙台空港(2012年10月から就航開始予定)、那覇空港 |
アイベックスエアラインズ (IBX) | 仙台空港、大分空港 |
統計
行き先 | 旅客数 | 国内線順位 |
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新千歳空港 | 約126万人 | 上位17位 |
福岡空港 | 約115万人 | 上位21位 |
那覇空港 | 約110万人 | 上位23位 |
国土交通省 平成19年度航空運輸統計速報(平成20年6月26日)、上位50位までを記載。
国際線
国際線出発にかかる旅客施設使用料は2,500円
航空会社 | 就航地 |
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日本航空 (JL) | 上海浦東国際空港(上海)、天津浜海国際空港(天津)、台湾桃園国際空港(台北)、ホノルル国際空港(ホノルル) |
全日本空輸 (NH) | 仁川国際空港(ソウル)、香港国際空港(香港) |
大韓航空 (KE) | 仁川国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)、済州国際空港(済州) |
アシアナ航空 (OZ) | 仁川国際空港(ソウル) |
済州航空 (7C) | 金浦国際空港(ソウル) |
中国国際航空 (CA) | 北京首都国際空港(北京)、上海浦東国際空港(上海)、成都双流国際空港(成都) |
中国東方航空 (MU) | 北京首都国際空港(北京)、上海浦東国際空港(上海)、天津浜海国際空港(天津)、青島流亭国際空港(青島)、西安咸陽国際空港(西安) |
中国南方航空 (CZ) | 上海浦東国際空港(上海)、広州白雲国際空港(広州)、瀋陽桃仙国際空港(瀋陽)、大連周水子国際空港(大連)、長春龍嘉国際空港(長春) |
キャセイパシフィック航空 (CX) | 香港国際空港(香港)、台湾桃園国際空港(台北) |
チャイナエアライン (CI) | 台湾桃園国際空港(台北)、高雄国際空港(高雄) |
エバー航空 (BR) | 台湾桃園国際空港(台北) |
フィリピン航空 (PR) | ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) |
タイ国際航空 (TG) | スワンナプーム国際空港(バンコク) |
シンガポール航空 (SQ) | シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール) |
ベトナム航空 (VN) | ノイバイ国際空港(ハノイ)、タンソンニャット国際空港(ホーチミンシティ) |
ガルーダ・インドネシア航空 (GA) | デンパサール国際空港(デンパサール) |
フィンランド航空 (AY) | ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(ヘルシンキ) |
ルフトハンザドイツ航空 (LH) | フランクフルト国際空港(フランクフルト) |
エティハド航空 (EY) | アブダビ国際空港(アブダビ)、北京首都国際空港(北京) |
デルタ航空 (DL) | ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)、グアム国際空港(グアム)、ホノルル国際空港(ホノルル)、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(デトロイト) |
コンチネンタル航空 (CO) | グアム国際空港(グアム) |
貨物便
2007年には年間2,800便近くの国際貨物便があったが、その後原油高や景気低迷などで減便が相次ぎ、2008年には年間1500便弱にまで落ち込んだ。その結果、2008年の国際貨物取扱量は開港以来最低の約14万5,000tにまで減少した。このような状況に対抗すべく、仁川国際空港を経由して輸出入が出来るセントレア・コネクションINC(インチョン)などを導入している。
航空会社 | 就航地 |
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アシアナ航空カーゴ (OZ) | 仁川国際空港(ソウル)、シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ) |
揚子江快運航空 (Y8) | 上海浦東国際空港(上海) |
エア・ホンコン (LD) | 香港国際空港(香港) |
エバーグリーン国際航空 (EZ) | 香港国際空港(香港)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ)、ポート・コロンバス国際空港(コロンバス) |
上記に加えボーイング社がボーイング787の部品を運送する為、ボーイング747-400改造フレイター機747LCFを2007年1月よりアメリカワシントン州エバレットへ向け運航中。
就航都市
国内線
- 北海道 : 札幌/新千歳、旭川、函館、稚内、女満別
- 東北 : 秋田、仙台
- 関東 : 東京/成田
- 北陸 : 新潟
- 四国 : 松山
- 九州 : 福岡、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島
- 沖縄 : 沖縄/那覇、石垣(2012年3月24日をもって運休)
国際線
今後の就航開始予定
- 日本:スカイマーク(2012年10月から仙台線(1日1便)を就航開始予定)
- イタリア:アリタリア-イタリア航空(2012年からミラノ線かローマ線を就航開始見込み)
- タイ:サニー航空(2012年からバンコク線を就航開始見込み)
- トルコ:トルコ航空(2012年か2013年からイスタンブール線(週2~3便程度)を就航開始見込み)
今後の増便・減便予定
- 日本:全日本空輸(2011年10月30日から札幌/新千歳線を1日8便から1日6~7便(10月30日~11月30日・12月22日~2012年1月10日・2月1日~3月24日は1日7便、12月1日~21日・2012年1月11日~31日は1日6便)に減便予定)
- アメリカ合衆国:デルタ航空(2011年12月22日からデトロイト線を週5便(月・水・金・土・日)から1日1便に増便予定)
- タイ:タイ国際航空(2012年1月6日からバンコク線を週10便から週11便(午前便週7便の他に、午後便が月・木・土から月・木・金・土)に増便予定)
- アメリカ合衆国:デルタ航空(2012年1月17日からデトロイト線を1日1便から週5便(月・水・金・土・日)に減便予定)
- 日本:日本トランスオーシャン航空(2012年3月24日をもって石垣線(1日1便)を運休予定)
撤退又は廃止した航空会社と路線
国内線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空 (JAL) | たんちょう釧路空港、青森空港、いわて花巻空港、福岡空港、那覇空港(日本トランスオーシャン航空便として運航中) |
JALエクスプレス (JEX) | 仙台空港、長崎空港、阿蘇くまもと空港、鹿児島空港 |
全日本空輸 (ANA) | 福島空港、鳥取空港、米子鬼太郎空港、徳島阿波おどり空港、大分空港(アイベックスエアラインズ便として運航中) |
スカイマーク (SKY) | 茨城空港、東京国際空港 |
国際線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空 (JL) | 成田国際空港(東京)(国内線として運航中)、仁川国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)、北京首都国際空港(北京)、広州白雲国際空港(広州)、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)、グアム国際空港(グアム)、シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ) |
JALウェイズ (JO) | スワンナプーム国際空港(バンコク)、ホノルル国際空港(ホノルル)(日本航空便として運航中) |
日本アジア航空 (EG) | 台湾桃園国際空港(台北)(日本航空便として運航中) |
全日本空輸 (NH) | 上海浦東国際空港(上海)、天津浜海国際空港(天津)、広州白雲国際空港(広州)、台湾桃園国際空港(台北)、ホノルル国際空港(ホノルル) |
中国東方航空 (MU) | 南京禄口国際空港(南京) |
中国南方航空 (CZ) | 深圳宝安国際空港(深圳(上海浦東国際空港経由)) |
香港エクスプレス航空 (UO) | 香港国際空港(香港) |
マレーシア航空 (MH) | クアラルンプール国際空港(クアラルンプール) |
エミレーツ航空 (EK) | ドバイ国際空港(ドバイ) |
アメリカン航空 (AA) | シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ) |
ユナイテッド航空 (UA) | 台湾桃園国際空港(台北)、サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ) |
デルタ航空 (DL) | 成田国際空港(東京)、サイパン国際空港(サイパン) |
ノースウエスト航空 (NW) | 成田国際空港(東京)、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)、グアム国際空港(グアム)、サイパン国際空港(サイパン)、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(デトロイト)(東京/成田・サイパン以外はデルタ航空便として運航中) |
フライ・ミクロネシア (5K) | サイパン国際空港(サイパン) |
コンチネンタル・ミクロネシア (CS) | ホノルル国際空港(ホノルル)、グアム国際空港(グアム)(コンチネンタル航空便として運航中) |
エア・カナダ (AC) | バンクーバー国際空港(バンクーバー)、トロント・ピアソン国際空港(トロント) |
オーストラリア航空 (AO) | ケアンズ国際空港(ケアンズ) |
カンタス航空 (QF) | ケアンズ国際空港(ケアンズ) |
ジェットスター航空 (JQ) | シドニー国際空港(シドニー(ケアンズ国際空港経由))、ケアンズ国際空港(ケアンズ) |
ニュージーランド航空 (NZ) | オークランド国際空港(オークランド)、クライストチャーチ国際空港(クライストチャーチ) |
貨物便
航空会社 | 就航地 |
---|---|
JALカーゴ (JL) | 成田国際空港(東京)、仁川国際空港(ソウル)、天津浜海国際空港(天津)、香港国際空港(香港)、台湾桃園国際空港(台北)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)、ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス)、シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ)、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(アトランタ)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ) |
ANA&JPエクスプレス (9N) | 成田国際空港(東京)、有明佐賀空港(佐賀)、仁川国際空港(ソウル)、大連周水子国際空港(大連)、廈門高崎国際空港(廈門)、天津浜海国際空港(天津)、香港国際空港(香港)、台湾桃園国際空港(台北)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ) |
日本貨物航空 (KZ) | 成田国際空港(東京)、上海浦東国際空港(上海)、香港国際空港(香港)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)、ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス)、シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ)、スキポール空港(アムステルダム)、ミラノ・マルペンサ国際空港(ミラノ) |
大韓航空カーゴ (KE) | 仁川国際空港(ソウル)、ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス) |
中国貨運航空 (CK) | 上海浦東国際空港(上海) |
チャイナエアラインカーゴ (Cl) | 台湾桃園国際空港(台北) |
シンガポール航空カーゴ (SQ) | シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク) |
トランスマイル航空 (TH) | クアラルンプール国際空港(クアラルンプール) |
ユナイテッド・パーセル・サービス (5X) | 上海浦東国際空港(上海)、ルイビル国際空港(ルイビル)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ) |
フェデラルエクスプレス (FX) | 成田国際空港(東京)、仁川国際空港(ソウル)、上海浦東国際空港(上海)、サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ)、フランクフルト国際空港(フランクフルト)、アルマトイ国際空港(アルマトイ) |
エアブリッジ・カーゴ (RU) | 香港国際空港(香港)、フランクフルト国際空港(フランクフルト)、シェレメーチエヴォ国際空港(モスクワ)、イェメリャノヴォ空港(クラスノヤルスク) |
ルフトハンザ・カーゴ (LH) | フランクフルト国際空港(フランクフルト)、ランドヴェッテル空港(ヨーテボリ)、シェレメーチエヴォ国際空港(モスクワ)、アスタナ国際空港(アスタナ) |
廃止された路線
旅客便
- 日本
- 中国
- マレーシア
- クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)(マレーシア航空)
- アメリカ合衆国
- シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ)(アメリカン航空)
- サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ)(ユナイテッド航空)
- カナダ
- バンクーバー国際空港(バンクーバー)(エア・カナダ)
- トロント・ピアソン国際空港(トロント)(エア・カナダ)
- オーストラリア
- ニュージーランド
- オークランド国際空港(オークランド)(ニュージーランド航空)
- クライストチャーチ国際空港(クライストチャーチ)(ニュージーランド航空)
- アラブ首長国連邦
- ドバイ国際空港(ドバイ)(エミレーツ航空)
- フランス
- シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ)(日本航空)
貨物便
- 成田国際空港(東京)(JALカーゴ)
- 有明佐賀空港(佐賀)(全日本空輸)
- 仁川国際空港(ソウル)(JALカーゴ)
- 上海浦東国際空港(上海)(フェデラルエクスプレス)
- 天津浜海国際空港(天津)(JALカーゴ)
- 青島流亭国際空港(青島)
- 台湾桃園国際空港(台北)(JALカーゴ)
- スワンナプーム国際空港(バンコク)(JALカーゴ)
- ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)
- サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ)(フェデラルエクスプレス)
- シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ)(JALカーゴ、ANA&JPエクスプレス)
- ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス)(JALカーゴ)
- テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ)(ユナイテッド・パーセル・サービス、フェデラルエクスプレス)
- ルイビル国際空港(ルイビル)(ユナイテッド・パーセル・サービス)
- インディアナポリス国際空港(インディアナポリス)
- ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(アトランタ)
- ドバイ国際空港(ドバイ)
- スキポール空港(アムステルダム)(日本貨物航空)
- ミラノ・マルペンサ国際空港(ミラノ)(日本貨物航空)
国際線便数(週あたり)の推移
2004夏 (名古屋空港) |
2004冬 (開港時) |
2005夏 | 2005冬 | 2006夏 | 2006冬 | 2007夏 | 2007冬 | 2008夏 | 2008冬 | 2009夏 | 2009冬 | 2010夏 | 2010冬 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旅客便 | 220便 | 267便 | 313便 | 306便 | 324便 | 343便 | 354便 | 341便 | 343便 | 316便 | 288便 | 266便 | 277便 | 258便 |
貨物便 | 5便 | 26便 | 40便 | 54便 | 52便 | 47便 | 51便 | 45便 | 30便 | 26便 | 15便 | 17便 | 13便 | 14便 |
合計 | 225便 | 293便 | 353便 | 360便 | 376便 | 390便 | 405便 | 386便 | 373便 | 342便 | 303便 | 283便 | 290便 | 272便 |
空港へのアクセス
名古屋市街まで約40km(40分)
鉄道
バス
近年は名鉄特急との競合や燃料費高騰等の影響によりバスの休廃止が相次いでいる。休廃止路線については当該項目を参照されたい。
船舶航路
休廃止路線
- 松阪高速船(松阪ベルライン)
- 四日市エアポートライン : 四日市浜園旅客ターミナル(四日市市)
- NPO法人「神社みなとまち再生グループ」 : 神社港(伊勢市)
- 2005年より夏期の土日祝日に運航したが、2007年以降運航していない。
- 常滑ミナトライン : 常滑港
- 2006年9月24日に運航休止
中止となった路線
自動車
空港には5,800台分(開港時の4,000台から拡張(500台分は予約車専用)。他に臨時駐車場2,000台分有り)の駐車場が用意されている。駐車料金は300円/時間が基本(30分以内無料、1日最大1,500円 各種割引制度あり[30])。他に空港島内のホテルに1,164台分の有料駐車場があり、ホテルの宿泊客は割引サービスを受けられる。
タクシー
名鉄知多タクシー・知多つばめタクシー・安全タクシー・大興タクシー・鯱第一交通・宝交通によって構成されている中部国際空港構内タクシー営業会の加盟会社のタクシーが乗り入れている。かつては、ひまわりも加盟していた。
定額タクシー
空港と名古屋市内、豊橋市内などの主要地区との間は、当該地区内までなら定額でタクシーに乗車できる制度が開港時に導入された。最短経路計算で算出した本来より安価な運賃を設定するかわりに、利用促進による車両回転の効率化を目的とした制度であったが、予想したほどの効果を上げることができず、2007年12月10日からのタクシー運賃値上げと同時に廃止された。2011年11月現在は名古屋MKがセントレアからの定額タクシーを運行している。
脚注
- ^ 中部国際空港セントレア - 開港までの足跡 - 愛知県
- ^ 他に候補地として、三重県鈴鹿市沖、木曽三川の河口部、三河湾幡豆沖があった
- ^ 一時強風により着陸断念し名古屋空港で待機していた
- ^ 2007年6月7日付け中日新聞
- ^ {{{1}}} (PDF)
- ^ 静岡空港は第6次空港整備五箇年計画で事業採択。中部国際空港は第7次空港整備五箇年計画で事業採択。
- ^ 2008年4月29日付け中日新聞。2007年6月15日付け中日新聞及び2008年3月6日付け日経新聞
- ^ 貨物大手フェデックス、中部空港から撤退へ 来年3月
- ^ 中日新聞2008年3月6日
- ^ 搭乗率が同路線に比べ高いものの、約50%と低迷した成田 - ムンバイ線は便数を減らして運航が継続されている
- ^ 伊丹・中部発着の5路線廃止=全日空、来年1月に 時事通信 2010年5月31日
- ^ 岩田郁代(知多の海と緑の会). “中部国際空港はいらない! - 万博・道路・新空港やめよう大集会(1999年11月13日)資料”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。 日本共産党愛知県委員会. “税金の巨大なムダづかい中部国際空港計画”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。 日本共産党知多地区委員会. “中部国際空港のページ”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。 中部国際空港建設見直しを考えるネットワーク. “中部国際空港建設見直しのホームページ”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ 中部国際空港株式会社 ( エラー: year に「年」の漢字は付けないでください。月や日まで含める場合や「年」の漢字を付ける必要のある場合は year を使用せず date に記入してください。). “『空港建設工事に係る妨害禁止の仮処分申し立て』について”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。 中部国際空港株式会社 ( エラー: year に「年」の漢字は付けないでください。月や日まで含める場合や「年」の漢字を付ける必要のある場合は year を使用せず date に記入してください。). “『空港建設工事に係る妨害禁止の仮処分決定』について”. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ 公害等調整委員会. “18 愛知県起業, 常滑市都市計画道路事業3・1・3号浜田線, 愛知県及び愛知県道路公社起業, 常滑市都市計画道路事業1・3・1号知多横断道路に関する審査請求(平成15年(イ)第19号事件)”. 平成15年度 公害等調整委員会年次報告 - 第4章 土地収用法に基づく不服申立てに関する意見の申出等. 9月8日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ 平成19年6月5日付け読売新聞記事
- ^ 2007年6月21日の国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申 (PDF)
- ^ 平成19年6月9日付け中日新聞記事
- ^ 常滑郵便局セントレア分室詳細
- ^ 平成19年7月10日付け名駅経済新聞
- ^ 【好評発売中】おいしさをそのまま空輸。ドイツビール「エアブロイ」期間限定販売!!(中部国際空港 2010年7月10日付新着情報より)
- ^ 「セントレアフレンズ」新キャラクターについて
- ^ 世界最大級の貨物機到着 火力発電の設備運び中部空港に(asahi.com)2011年5月30日閲覧。
- ^ 中日新聞 - 「鈴鹿おろし」で欠航増える?
- ^ 国土交通省 交通政策審議会 第7回航空分科会配付資料 (PDF)
- ^ 鳥害 深刻 中部空港(2007年8月30日付け読売新聞)
- ^ 鳥また衝突、40分閉鎖 中部空港(2007年9月1日付け読売新聞)
- ^ JALエクスプレスの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ エアーニッポン・ANAウイングスの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ NHK三重放送局ニュースより-セラヴィ観光汽船が撤退を表明。また、四日市港-中部空港間の航路も他社に譲渡を検討。
- ^ 中部国際空港 駐車場 料金表・各種割引案内
関連項目
- 海上空港
- 2005年日本国際博覧会
- デ・ラ・ファンタジア
- 南セントレア市(知多郡美浜町と南知多町が市町村合併後に使用する予定だった市名)
- ROMES 06
- 名古屋飛行場
- マスコットキャラクター一覧 (なぞの旅人フー)