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hyde

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hyde
出生名 寶井 秀人(たからい ひでと)[1]
別名 HYDE
HYDE P'UNK
生誕 (1969-01-29) 1969年1月29日(55歳)
出身地 日本の旗 日本 和歌山県和歌山市
ジャンル ロック
職業 ヴォーカリスト
ギタリスト
作詞家
作曲家
担当楽器 ヴォーカル
ギター
活動期間 2001年 - 2006年 (HYDE)
2008年 - (VAMPS)
レーベル HAUNTED RECORDS (2001年 - 2009年
事務所 THEO
共同作業者 L'Arc〜en〜Ciel
VAMPS
K.A.Z
公式サイト HYDEIST
デヴィッド・シルヴィアンカート・コバーンBAKIMORRIEマリリン・マンソン

hyde(ハイド、本名:寶井 秀人(たからい ひでと)[1]1969年1月29日[2]- )は、日本ヴォーカリストL'Arc〜en〜Cielのヴォーカリスト、P'UNK〜EN〜CIELのギタリスト、および自身のソロ・プロジェクト「VAMPS」のヴォーカリスト。2006年まではHYDE名義でのソロ活動も行っていた。妻はタレント大石恵

概要

身長、体重、生年月日などのプロフィールを完全に隠して活動していたが、音楽雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」2002年4月号で生年月日(1969年1月29日)および出身地(和歌山県和歌山市)を公表したことから、L'Arc〜en〜Cielのファンクラブ会報であるLE-CIEL内でも生年月日を公表した。

また、身長についても2012年1月29日出版の自伝書「THE HYDE」の中で、161cmだと明かしている(これらの情報は現在まで公式サイト上では発表されていない)。

好きなアーティスト邦楽ではオフコース小田和正)やGASTUNKDEAD END洋楽ではニルヴァーナレディオヘッドマリリン・マンソンなど。

来歴

宮崎駿監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」などに影響を受け、小学生の頃からアニメーターを目指す[3][4][5]。中学の頃は、絵を描いたり、友人達と軍服を着て山や海でキャンプをするという生活を送り[4][5]、中学卒業後、大阪にあるデザイン専門学校のグラフィックデザイン科へ入学するが、周りの影響でギターを始めたことから興味の対象が移り、音楽の道へ進むことになる。しかしながら、絵の特技を活かし、L'Arc〜en〜Ciel初期のライブ告知ポスターなどのデザインや、現在でもソロ活動時のプロモーションビデオの絵コンテを自ら描いている。また、作詞するとき、製作中の曲を聴いて浮かんできたイメージを画用紙に絵を描き、それを見て歌詞を作っていた時期があった。

音楽活動当初、しばらくはどのバンドの固定メンバーにもならず様々なバンドのセッションに参加していた。その後Kiddy Bombsというバンドのギタリストが脱退したため代わりに加入、このバンドで後にL'Arc〜en〜Cielのドラマーとなるperoと出会う。

Kiddy Bombsでの行き詰まりを感じ始めたhydeはperoらを誘いJelsarem's Rodを結成。その直後Jelsarem's Rodのギタリストとベーシストを探して参加したセッション大会で出会ったtetsuyaから一緒にバンドを作ろうと話を持ちかけられるが、Jelsarem's Rodの結成直後だったために断った。

しかし、Jelsarem's Rodでも行き詰まりを感じたhydeは話を断ってからも積極的に声をかけてきていたtetsuyaと兵庫県西宮市でセッションをする。このセッションで手応えを感じたhydeはJelsarem's Rodを解散、peroと共にL'Arc〜en〜Cielの結成に参加する。その後はL'Arc〜en〜Cielの項目参照。

Jelsarem's Rodの活動中は、ギタリストとベーシストにhydeが弾き方を教えていた(2007年音楽番組より)。また、tetsuyaからの誘いに対して、hydeの決め手となった言葉は、「自分 (tetsuya) とバンドをやっていた方が絶対にhydeのためになる。」だった。

L'Arc〜en〜Ciel活動開始直後まではhideと名乗っていたがX JAPANhideと紛らわしい為にhydeへと改名した(偶然にも、本名の名前も同じく「秀人」となっている)。L'Arc〜en〜Cielが活動初期に無料配布したビデオ『L'Arc-en-Ciel』の冒頭ではHIDEと表記されている(エンディングのスタッフロールではHYDEと表記されている)。

HYDE

HYDEはhydeのソロ活動時の名義。バンド活動時はhydeと小文字表記だがソロの場合はHYDEと大文字表記となる。所属レコード会社はHAUNTED RECORDS (Ki/oon Records)。

2001年に「静」をテーマに活動をスタートさせ、シングル3枚、アルバム1枚をリリース。この初期の3部作、「evergreen」「Angel's tale」「SHALLOW SLEEP」の初回版の棺型のCDケースは本人の強い希望で実現に至った。

2003年からは活動方針を「動」に180度転換しバンドスタイルで再始動した。2005年にはギタリストのK.A.Zをサポートに置き、再び活動を開始。NANA starring MIKA NAKASHIMAへの曲提供や、映画『ステルス』の日本語版主題歌を担当し話題を集めた。2006年2月発売のシングル「SEASON'S CALL」ではK.A.Zが作曲を担当するなどバンドの形相を呈してきた。2006年にはツアー「HYDE TOUR 2006 FAITH」で日本全国を回った。2009年の3月18日には、ソロ名義初のベストアルバム『HYDE』をリリース。これまでのシングル7作品とカップリング、及びアルバム3作品から曲がセレクトされ、これとは別に、新たに前述の中島美嘉への提供曲「GLAMOROUS SKY」を全英語詞でセルフカバーした。

VAMPS

サポートメンバー

HYDE BAND

  • HIROKIヒロキベース (ex.media youthKILLERS)
    • シングル「HELLO」より参加、シングル「COUNTDOWN」以降はライブメンバー。
  • FURUTONフルトンドラム (ex.SPACE COWBOY、ex.OBLIVION DUST、ex.BUG)
    • シングル「HELLO」より参加、シングル「COUNTDOWN」以降はライブメンバー。
  • K.A.Zカズリードギター (ex.hide with Spread Beaver、ex.OBLIVION DUST、exSpin Aqua)
    • シングル「COUNTDOWN」よりギタリストとして参加、シングル「HELLO」からHYDEとの共同プロデューサー兼ギターアドバイザー。
  • クレイグ・アダムス (Craig Adams) ベース (ex.SISTERS OF MERCYWayne、ex.THE CULT)
  • スコット・ギャレット (Scott Garrett) ドラム (ex.THE CULTMISH)
    • シングル「COUNTDOWN」よりレコーディングのみ参加。

他にもANIS (MONORAL)、武田真治がアルバム『666』にサックスで参加。sakura (ex.L'Arc〜en〜Ciel、SONS OF ALL PUSSYSZIGZO) がライブに参加している。

ディスコグラフィ

シングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番
1st 2001年10月17日 evergreen 8cmCD
12cmCD
KSDL-1223
KSCL-411
2nd 2001年12月12日 Angel's tale 8cmCD
12cmCD
KSDL-1224
KSCL-424
3rd 2002年2月27日 SHALLOW SLEEP 8cmCD
12cmCD
KSDL-1225
KSCL-441
4th 2003年6月21日 HELLO 12cmCD (CCCD) KSCL-545
5th 2003年11月6日 HORIZON 12cmCD (CCCD) KSCL-626
6th 2005年10月5日 COUNTDOWN 12cmCD KSCL-888
7th 2006年2月22日 SEASON'S CALL 12cmCD+DVD
12cmCD
KSCL-942〜943
KSCL-944

アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番
1st 2002年3月27日 ROENTGEN CD KSCL-444(初回版)
KSCL-445 (通常版)
1st英語版
(アジア限定)
2002年7月8日 ROENTGEN english version CD  
2nd 2003年12月3日 666 CD+DVD
CD
KSCL-666〜667
KSCL-668
1st英語版 2004年10月14日 ROENTGEN.english CCCD+DVD
CCCD
KSCL-740〜741
KSCL-742
3rd 2006年4月26日 FAITH CD+DVD
CD
KSCL-999〜1000
KSCL-1004
ベストアルバム 2009年3月18日 HYDE CD+DVD
CD
KSCL-1444〜1445
KSCL-1446

再発版

2005年7月27日 HYDE 『ROENTGEN.english』 CD-DA版再発 (KSCL-868)
2005年10月26日 HYDE シングル4th・5th CD-DA版再発(KSCL-957、KSCL-961)

映像作品

  発売日 タイトル 規格 販売生産番号
ミュージック・ビデオ 2004年11月3日 ROENTGEN STORIES DVD KSBL-5787
ライブビデオ 2006年11月8日 FAITH LIVE DVD(2枚組)
Blu-ray
KSBL-5824〜5825
KSXL-1

その他

発売日 タイトル アーティスト 内容 規格 規格品番
1992年2月21日 殺意 Gilles de Rais 「SUICIDE」「殺意」の2曲にtetsuyaとコーラス参加 CD EXC-007
2003年12月3日 Crescent Gackt 「オレンジの太陽」の作詞・作曲を共作し、デュエット。 CD CRCP-40046
2005年8月31日 GLAMOROUS SKY NANA starring MIKA NAKASHIMA 「GLAMOROUS SKY」の作曲を担当。 CD AICL-1650

写真集

自叙伝

ライブ・コンサートツアー

公演日程 形態 タイトル 公演規模 会場
2004年2月9日 - 3月17日 コンサートツアー 2004 FIRST TOUR 666 全国11都市21公演 CLUB CITTA' (2公演)
CLUB DIAMOND HALL (2公演)
Zepp Fukuoka (2公演)
BAY5 SQUARE (2公演)
広島CLUB QUATTRO
新潟フェイズ (2公演)
Zepp Sapporo (2公演)
Zepp Osaka (2公演)
和歌山GATE
Zepp Sendai (2公演)
日本武道館 (2公演)
2006年4月1日 - 9月2日 コンサートツアー TOUR 2006 FAITH 全国40都市51公演 CLUB CITTA'
水戸LIGHT HOUSE
横浜BLITZ
TAKASAKI club FLEEZ
HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
SHIBUYA-AX
山梨KAZOO HALL
HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
郡山ヒップショット
山形昭和SESSION
青森QUARTER
新潟LOTS
長野CLUB JUNK BOX
富山Club MAIRO
金沢Eight Hall
帯広MEGA STONE
北見オニオンスタジオ
旭川EDEN
函館金森ホール
岐阜Club-G
豊橋LAHAINA
浜松窓枠
静岡JAMJAJAM
神戸VARIT
京都MUSE
奈良ネバーランド
和歌山GATE
長崎DRUM Be-7
佐賀GEILS
熊本DRUM Be-9
鹿児島CAPARVOホール
宮崎WEATHER KING
OITA-T.O.P.S
高知BAY5 SQUARE
松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール
高松オリーブホール
米子BELIER
岡山オルガホール
広島CLUB QUATTRO
HOUSE OF BLUES Anaheim (米国公演)
SFO-Slim's (米国公演)
Zepp Fukuoka (2公演)
Zepp Sappporo (2公演)
Zepp Sendai (2公演)
名古屋市総合体育館 レインボーホール
大阪城ホール (2公演)
横浜アリーナ (2公演)
宜野湾市海浜公園 野外劇場

タイアップ

evergreen ユニクロ』CMソング (本人出演)
SHALLOW SLEEP 日本テレビ系「スーパーテレビ情報最前線」エンディングテーマ
A DROP OF COLOUR 松竹映画『化粧師 KEWAISHI』イメージソング
THE CAPE OF STORMS 松竹映画『下弦の月〜ラスト・クォーター』主題歌(劇中ではLast Quarterとして歌われる)
HELLO dwango いろメロミックス』CFソング (本人出演)
HORIZON 映画『スカイハイ 劇場版』主題歌
SWEET VANILLA 『dwango いろメロミックス』CFソング (本人出演)
MASQUERADE 映画『CASSHERN』OFFICIAL ALBUM『OUR LAST DAY』収録
SHINING OVER YOU 任天堂バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』CMソング
COUNTDOWN 映画『ステルス』日本語版テーマソング
SEASON'S CALL MBSTBSアニメBLOOD+』オープニングテーマ

バンド遍歴

出演

CM

映画

アニメ

参考文献・出典

  1. ^ a b ソニー・マガジンズ『THE HYDE』寶井秀人、2012年1月29日
  2. ^ ROCKIN'ON JAPAN」2002年4月号
  3. ^ 『L’Arc - en - Ciel 虹色の青春―Early Days Like a Rainbow』 コアハウス(1998年6月)
  4. ^ a b 『L’Arc - en - Ciel 飛行曲線』 コアハウス(1998年11月)
  5. ^ a b 『L’Arc - en - Ciel 追憶の扉』 鹿砦社(1998年12月)

関連項目

外部リンク