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感嘆符疑問符

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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感嘆符疑問符(かんたんふぎもんふ、⁉、!?)は、約物のひとつで一瞬の疑問の後驚いたことを示す。感嘆符(!)の右に疑問符(?)がついた記号である。類似の記号に疑問符感嘆符が存在する。

概要

句点などと同様に文の末尾に使用され、最初に驚いた状態から、疑問を持つ状態に変化したことを示す[要出典]。 文がなく、単独で使用されることもある。

日本語における発音は、最初に強く発音し、その上で語尾を上げる[要出典]。 主に会話の表現で使用される。

縦書き時に使用されることが多く、この場合は縦中横になる。

斜体にして使用されることもある。(

日本の文学では、小林多喜二蟹工船二葉亭四迷平凡など、用例を多く見ることができる。[1]

コミックなどでは多用される表現手法である。

用途

  • 一瞬の驚きの状態から、その事象について疑問を持つ状態への遷移を単独で示す。
    • 例:「明日地球が滅びるんだって」「⁉」
  • 一瞬の驚きの状態から、その事象について疑問を持つ状態への遷移を言葉とともに示す。
    • 例:「私がノーベル賞を受賞したんだ」「うそっ⁉」
  • 現在の起こっている状態がまったく理解できないことを単独で示す。
    • 例:(正面から顔幅が1メートルある人が急速に迫ってきている)「⁉」
  • 現在の起こっている状態がまったく理解できないことを言葉とともに示す。
    • 例:(手に持っていた筈の本が俎板に変わっている)「あれっ⁉」

チェス等の棋譜では意欲的な注目すべき手を示すのに用いられる。詳細はen:Punctuation (chess)#!?: Interesting moveを参照。

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+2049 1-8-79 ⁉
⁉
感嘆符疑問符

脚注

  1. ^ 小林多喜二蟹工船では、感嘆符疑問符と疑問符感嘆符が区別して用いられている[要出典]

参考

関連項目