コンテンツにスキップ

RNAウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。LightgrayShips2015 (会話 | 投稿記録) による 2012年3月23日 (金) 06:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (+Category:ウイルス学)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

RNAウイルスとは、ゲノムとしてRNAをもつウイルスのこと。

ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAをいったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出すタイプのものとがある。後者をとくにレトロウイルスと呼ぶ。

また、二本鎖RNAウイルスと一本鎖RNAウイルス、さらに一本鎖RNAウイルスを+鎖型と-鎖型に分けることもある。 一本鎖の+鎖RNAウイルスはゲノム自体がmRNAとして機能し得る。SARSの原因であるコロナウイルスはこれに含まれる。レトロウイルスもここに含まれるが、上記のようにいったんDNAに遺伝情報を移す。-鎖RNAウイルスゲノムはmRNAと相補的な塩基配列のためそのままではmRNAとして機能できない。これをRNA依存性RNAポリメラーゼによって+鎖に転写して機能する。

RNAウイルス

関連項目