十綱橋
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十綱橋(とつなばし)は福島県福島市飯坂町と同市飯坂町湯野にある摺上川に架かる橋である。福島県道3号福島飯坂線が通り、この橋の東詰で終点となる。
現在の橋について
1915年(大正4年)9月竣工。全長51.7mの鋼上路2ヒンジブレーストリブアーチ橋で、現存する大正期の鋼アーチ橋で最も古いものの1つである。飯坂温泉の中心街にあり交通の大動脈となり、温泉を代表するランドマークである。歴史的土木構造物として、2004年の土木学会選奨土木遺産に認定される。
欄干にはかつてのつり橋のワイヤーをモチーフにした街灯が取り付けられていたが、拡幅工事により撤去された。
拡幅後、2009年春から、欄干とアーチ部の夜間のライトアップを実施している。これは福島県の景観アドバイザーをつとめる内原智史の指導によるもの[1]。
概要
- 形式 鋼上路2ヒンジブレーストリブアーチ
- 橋長 51.7m
- 支間長 最大40.24m
- 幅員 6.5m
- 橋脚 半重力式(直接基礎)
- 着工 1914年(大正3年)4月10日
- 完成 1915年(大正4年)9月
橋の歴史
昔、橋の両岸を十条の藤の綱で結び、板を渡してその上を歩行していたので「十綱橋」と言っていた。 1882年に木造のつり橋がかかり、これが落ちると1884年に橋がかけられた。この橋は1910年に落橋したが修繕された。その後に現在の橋がかけられた[2]。
参考文献
- 十綱橋 - つり橋のワイヤーをモチーフにした街灯の写真あり
典拠
座標: 北緯37度49分50.4秒 東経140度27分18.4秒 / 北緯37.830667度 東経140.455111度