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バトルスピリッツ 覇王

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バトルスピリッツ > バトルスピリッツ 覇王

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バトルスピリッツ 覇王
アニメ
原作 矢立肇
監督 西森章(第1話 - 第15話)
渡辺正樹(第16話 - )
シリーズ構成 冨岡淳広
キャラクターデザイン ヒラタリョウ
メカニックデザイン やまだたかひろ
音楽 瀬川英史
アニメーション制作 サンライズ
放送局 テレビ朝日系列
放送期間 2011年9月18日 -
漫画
原作・原案など 矢立肇
作画 一式まさと
出版社 集英社
掲載誌 Vジャンプ最強ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 Vジャンプ:2011年11月号 - 2012年1月号
最強ジャンプ:2012年1月号 - 連載中
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

バトルスピリッツ 覇王』(バトルスピリッツ ヒーローズ)は、トレーディングカードゲームバトルスピリッツ』を元にした日本のテレビアニメ作品。

2011年9月18日から名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の制作によりテレビ朝日系列(ANN・フルネット局24局のみ[1])で毎週日曜7時00分 - 7時30分に放送されている。キャッチコピーは「カードを持てば、誰でもヒーロー!」、「夢を求めて、カードバトラーたちの熱き戦いが始まる!」。

概要

「バトルスピリッツシリーズ」第4弾及びシリーズ初の完全地上デジタル放送にあたる本作は、前作『バトルスピリッツ ブレイヴ』までとは世界観を一新した作品となっている。前2作までの難解且つシリアスな作風とは一転して、今作では日常の描写やキャラクターによるナレーターへのツッコミ、キャラクターが極端なディフォルメ調に変化するなど『バトルスピリッツ 少年突破バシン』の様なソフトな作風へ転換している。

本作でのバトルスピリッツは、「キャラクターがカードダス自販機でカードを購入する」「カードを実体化しての対戦は機械で行う」「キャラクターが"環境""大人買い"といった言葉を口にする」「『バトルスピリッツ ブレイヴ』において特別な力を持っていたブレイヴや12宮Xレアが市販されている」「主人公の最終目標が公式大会」であるなど、市場規模と発売時期を除けばある程度現実に即した描写がされている。

また、6話以降、前2作の登場人物たちが髪色や姿を変え、モブキャラとして登場。

キャラクターデザイナーは一新されるものの、それ以外のスタッフは継続されている。

あらすじ

陽昇ハジメは、バトスピ好きの中学1年生。ある日、スピリットが実体化するという画期的なシステム「バトルフィールドシステム」を研究する両親が国際バトスピ協会に招聘されて日本を離れることになり、ハジメは親友のデンジロウ博士の家に預けられることになる。

そこにはなんと、完成したばかりのバトルフィールドシステムの試作機が置かれていた。テストランとしてハジメは早速バトルを挑むが、実体化したスピリットを見て大興奮。

バトルフィールドシステムの導入で活気づくバトスピ界。ハジメは「英雄龍ロード・ドラゴン」を手にし、様々なライバル達とバトルを繰り広げる。

登場人物

主要人物

陽昇 ハジメ(ひのぼり ハジメ)
- 平田真菜
所有Xレア:爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル
主人公。様々な調味料を俺流ブレンドしたふりかけご飯とバトスピが大好きな中学一年生。垂れ下がった3本のアホ毛と赤いハチマキが特徴。テンションが高く明るい性格であるが、目上の相手には敬語を使えるなど礼儀正しい一面も持つ。「アゲてくぜ!」が口癖。整理整頓などをせず、物を片付けられない性格で「物は座って取れる場所にあればいい」という理由から自室になっているテントは入手したカードなどが散乱している。
「かっこいいのが多い」からと言う理由で赤の(一部白の機獣やマジックも含む)皇獣、翼竜デッキをメインにしている(19話でのテガマルとの会話によるとバースト導入前はブレイヴを主体にしたデッキを使用しており、様々なブレイヴを使用していたが赤に落ち着いた模様)。当初はデッキの中心となるものを持っておらず試行錯誤していたが、アフローヌのアドバイスにより、彼とのバトル後自販機から引き当てた『英雄龍ロード・ドラゴン』を自分のキースピリットとして組み始める。アントニーとの会話から上級バトラーが持てる『ハイランカーパス』を所持していることが明らかになっている。バトルフィールドでのテストバトルから半年後、両親がドイツへ旅立つ事を契機に巽家に居候し(5話の時点で13歳)、庭先に自分が持ち込んだかなりの数のぬいぐるみやカード類をテントに保管。3話で門出中学に転入する。その間、バトルフィールドではじめて勝利した伝説の人となっていた。
キースピリット召喚の決め台詞は恥ずかしがって言えないタイプで、チヒロ戦では「大っきくて、牙とかもあるカッコいい熊!」とグダグダと言えずじまいだったが6話において「真っ赤なヒーロー、爆熱召喚!」の台詞を体得。バトスピ覇王チャンピオンシップ赤ブロックでは予選を突破したが決勝でテガマルと当たる。バトル当初はその前に行ったコブシとの試合が尾を引いて調子が出なかったが持ち直している。勝負所でバースト効果を持つ「覇王爆炎撃」と「爆烈十紋刃」のどちらかをセットするかに迷い(どちらもスピリットを破壊する効果を持つ)、結局は彼のキースピリットである『皇牙獣キンタローグ・ベアー』を警戒し「爆烈十紋刃」をセット、思惑通りにキンタローグ・ベアーを破壊する事に成功する。しかし自分のバーストばかりに気を取られておりテガマルがセットしたバーストの警戒を怠っていた隙を突かれ、他のスピリット達のアタックを受けて敗北。試合後にアフローヌから「覇王爆炎撃」をセットしていたら勝利していたかもしれないというアドバイスを貰う(実際試合を決めたのはBP4000以下のスピリット達であったため)。
キマリやマナブの戦いを観戦後コウタと共に「修行の旅」を開始する。バトル中は感情が顔に出やすく、手の内を相手に察知されることが多かったがバトスピ仙人とのバトルでは表情を変えずバトルを行う事と(バトスピ仙人曰く「勝負中は何時もバトスピフェイス」)、バトスピ仙人の戦い方を観てキースピリットに拘り過ぎると戦いの幅が狭くなる事を学ぶ。バトル後、テガマルも所持している「皇牙獣キンタローグ・ベアー」を受け取った。その後バトスピ仙人の導きでカードバトラーが疲れを癒す「バトスピ温泉」に飛ばされる。バトスピ秘宝館で見付けたバトスピタワーで赤のマジック「五輪転生炎」を入手しデッキに加え、マナブ戦においては「大っきなヒーロー、豪快召喚!」の台詞で二大覇皇を揃えた。サイゴード・ゴレムの「大粉砕」によるデッキ破棄でデッキアウトの危機を迎えるがバースト「五輪転生炎」を発動させ窮地を脱し、最後のドローで引いたバースト効果を持つ「双翼乱舞」をセット、「ロード・ドラゴン」の効果による連続攻撃で逆転勝利した。16話でハイランカーシードリーグに出場。決勝戦で些細な誤解から自身を敵視するタメルと決勝戦で対戦。バトルの中で修業の成果を発揮、バースト効果を持つマジックをフラッシュで活用するなど冷静なプレイングで優勝し覇王チャンピオンシップ全国大会への出場権を獲得した。18話で話の前日にショップのバトスピタワーから赤の覇王Xレア「爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル」を入手。「爆烈、爆勝ち!驀進召喚!」の台詞と共にその力を引き出すためデッキを再構築している。20話から始まる覇王チャンピオンシップ全国大会にハイランカーシード枠で出場。予選第一回戦第1試合で名古屋代表のリュウタと対戦し見事に勝、続く二回戦ではローラ泉と対戦することになり彼女の「勝ったらアラタに告白する」という参加目的と聞き、珍しく憤慨しているがバトルではいつもの調子を発揮し勝利を飾った。決勝リーグでは最終試合でイサミと対戦することになる。イサミとのバトルでは勝利に拘る余り自分が何故バトルしているのかを見失ってしまうが、「自分と共に戦うスピリット達と勝って行きたい」という気持ちを思い出し持ち直すことに成功。しかしイサミの猛攻の前に残りライフ1、手札ゼロという状況にまで追い詰められる。だが土壇場でマジック「双翼乱舞」をドローしバゼルの効果でバースト発動した事で手札を4枚増やし「双光気弾」「五輪転生炎」といったマジックを巧みに使い「ミブロック・ブレイヴァー」を撃破。フィールドがガラ空きになった隙を付き逆転勝利し遂に世界大会への挑戦権を獲得した。
27話では中学が春休みに入りクラスメイトの五十嵐マサキにバトルを申し込まれ、快諾する。マサキが自分を指名した理由が「負けても悔しくない相手だから」と言う後ろ向きな理由を聞いた際には一喝しているがバトルの中でお互いに本気を出して戦い転校するマサキに「ロード・ドラゴン・バゼル」で手向けを送った。春休みに入り巽家の面々とバカンスに出掛ける。未確認生物を見つけて自分の手下にしようと目論むキマリに巻き込まれる形で付いて行くことになり、ボンバーに拉致されてしまう。そして成り行きから両親の同級生であるDr.サンセットの潜水艦で「幻のカード」を求めて旅立つことになった。28・29話では出番があったがバトル自体はキマリやマナブが行なっている。
30話では財布をスられてしまい、追い掛けている最中イギリス代表の一人であるレナードに出会う。彼に財布を取り返してもらった後にカードショップでバトルをする事になる。バトルでは手札事故を起こしてしまい、形勢不利な状態から始まる事に。。それでも善戦するが勝負所でバースト効果を持つカードを引けなかったため、そのままバゼルを破壊されてしまい敗北してしまうがお互いの強さを認め合い世界大会の大舞台で決着を付ける事を約束し別れた。
その後は引き続き強いカードバトラーを求めて中国に滞在しており、ひょんな事からチヒロと彼女を追い掛けていたテガマル達と再会する。そして成り行きからチヒロを助け、事情を聞いた上で日下部家に向かう。日下部夫妻の代理として立ちはだかったテガマルとチヒロのバトルを見届けた。
32話では「バトスピニュース」に映っていたアラタに会うために、イタリアに向かう。そこで自分達と同じくアラタに会いにイタリアに足を運んだレナードと再会。女性を追いかけ回し、フラレてしまう姿を目撃する。その態度に幻滅するレナードに対し、アラタとキマリのバトルを観戦するように諭した。
巽 キマリ(たつみ キマリ)
声 - 藤田咲
所有Xレア:魔羯邪神シュタイン・ボルグ呪の覇王カオティック・セイメイ
ハジメの同級生の女子。紫【魔影】デッキの使い手。立振舞いは女の子らしいのだが、目立ちたがり屋でナレーターにまで突っ込みを入れる。「世界征服」を夢に日々邁進し日常の全ては世界征服への道程と信じて疑わない。基本的に周囲を巻き添えにするタイプだが常識人としての感性も持ちあわせており時折冷静なツッコミを入れることがある。会話の中で使い古された言い回しを多用しそれを聞いたタメル曰く「昭和の香りがする」と言われている。ハジメの幼なじみであるが、1話の時点で数年ぶりに顔を合わせたかのような会話のやり取りをしている。またバーストが導入された事を知らない上に(バーストの発動条件すら知らなかった)「魔羯邪神シュタイン・ボルグ」を使用している事から復帰組である可能性がある。バーストをメインに使用するハジメに翻弄されて敗北。テガマル達によると「バトルフィールドで初バトルして初敗北したカードバトラー」として有名になっているらしい。文句を言いつつもハジメと行動を共にすることが多い。
キースピリット召喚の決め台詞を流行らせた張本人。テガマルからは「スピリットに愛、嫌いではない」と評価されている。
6話の終盤、マツリから「呪の覇王カオティック・セイメイ」を譲り受け取り、このカードを「セイメイ様」と呼ぶ程マツリとセイメイに入れ込んでいる。後にハジメ達共にバトスピ覇王チャンピオンシップ赤ブロックに出場し、全国大会出場が決定した。博識な一面を持ちテガマルが口にした「歴史に埋もれた棚志家の再興」についても知っていた。譲り受けたカオティック・セイメイを活かすデッキを構築し直しており対戦したチヒロを下している。その後赤ブロック代表として覇王チャンピオンシップ全国大会に出場。1回戦最終組でマナブと対戦。「粉砕」と「大粉砕」を中心としたデッキ破棄を駆使する戦法に苦戦し、執拗なデッキ破棄によりデッキ0まで追い込まれてしまう。起死回生の策としてセイメイの「呪滅撃」で勝負を決めようとするが、マナブがフラッシュで出した青マジック「エクスキューションデストロイ」によってセイメイのBPを上昇させられた事で(しかもコストをサイゴード・ゴレムから確保しレベルを下げる事でBPを減らすという徹底ぶり)セイメイがサイゴード・ゴレムを破壊。「呪滅撃」の発動を無効化されそのままデッキアウトで初戦敗退となってしまった。試合後は落ち込んでいたがすぐに持ち直しており、慰めようとしたハジメ達を呆れさせている。ローラ泉とのバトルでコウタから「キマリがハジメの初恋の相手」と疑問を投げかけられた際には、満更でもない表情を見せている。世界大会に出れなかった事については平気な素振りを見せているが、巽家で行われたハジメの祝勝会で一人だけ離れた場所にいた事から未練があるようである。春休みに入りバカンスの為に訪れた南国でタメルから謎の生物の話を聞き、「世界征服」の一環としてハジメ達を引き連れて目撃場のあった洞窟を訪れる。そしてボンバーに拉致されてしまい、同じく「世界征服」を企む自称悪の科学者であるDr.サンセットと潜水艦の所有権を賭けてバトルをし勝利。「幻のカード」を求めて旅立つことになった。32話ではアラタを追ってイタリアに向かう。一行の中で世界大会の出場権を持ってない事からバトルすることになる(正確には自分の魅力で僕にすること)。「カオティック・セイメイ」を召喚し紫属性の展開力を活かしたプレイスタイルで一気に畳み掛けようとするが、「天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード」のバースト効果が発動。展開していたスピリットが全て破壊されそのまま敗北してしまった。
巽 コウタ(たつみ コウタ)
声 - 高木礼子
キマリの弟で、巽家長男。小学二年生。オレンジのオーバーオールがトレードマーク。カードバトルは初心者レベル。姉に負けっぱなしだが、スピリットなどの効果知識は豊富。几帳面な性格でテントに散乱したハジメの私物を片付けている。幼いながらカードコレクターであり系統:「歌鳥・漂精」である『ペンタン』シリーズをネクサスやマジックを含め、やたらと集めたがる(ハジメ曰く無限収集)。覇王チャンピオンシップ地区予選では観戦していたが『超皇帝ジークペンタン・ノヴァ』を『導化姫トリックスター』百枚と交換した猛者でもある。どういう理由か古典的トランクス派。ハジメの事を「ハジメあんちゃん」と呼んで慕っており一緒に行動したり、応援したりしている事が多い。作中では専ら登場人物達の挙動にツッコむツッコミ役であり(ただしペンタンが絡むとボケに回る)、特に姉に対しては辛辣なツッコミしておりよく逆襲されている。23話で試合前のチャレンジバトルでアラタと対戦するが秒殺(バトルの描写すらなかった)、だが「面白いデッキを組んでいる」という評価をもらっている。その後少しずつであるが実力を上げている模様。
棚志 テガマル(たなし テガマル)
声 - 福山潤
所有Xレア:刀の覇王ムサシード・アシュライガー
髪を丁髷のように結んだ侍風のカードバトラー。仲間を大切にしておりコブシとチヒロとの絆は非常に強い。(コブシ曰く「夢で繋がっている」)どんな低コストのスピリットでも最強に変貌させてしまう「神の手」を持つとされ、ライフのダメージを受けても仰け反らないことから「仁王立ちのテガマル」の異名を持つ。デッキは赤属性で低コストのスピリットを展開する系統:「皇獣」を主力とし、相手の持ち味を最大限に発揮させて「皇牙獣キンタローグ・ベアー」でねじ伏せる戦法を得意とする。後に覇王Xレア『刀の覇王ムサシード・アシュライガー』を入手し、そのままデッキに加えてバトルしている事や諸事情でハジメが使用した際には『使いやすい』と言う感想を抱いている事からデッキの完成度はかなり高めである事を裏付けている。
自分に必要な物事にしか興味がなく、ハジメのことも「ハチマキ」としか呼ばない(しかし16話ではハイランカーシードリーグ決勝で戦うハジメの前に現れた際はフルネームで呼んでいる)が、実力上位であっても礼節は重んじる。牛乳が大好物で登場するシーンほぼ全てで(6話ではフライドチクワ)持ち歩いて飲んでいる。その日の状態で味が違うものを選んでおり、特にフルーツ牛乳は特別な日にしか飲まない。バトスピ覇王チャンピオンシップではハジメを倒し全国大会出場権を獲得。大会後バトスピ温泉を訪れ、アントニーが仕掛けたゲームで覇王Xレア『ムサシード・アシュライガー』を入手。そのままデッキに投入、見事に使いこなしアントニーを倒した。覇王になった暁には「歴史に埋もれた棚志家」の再興を願っている。19話ではコブシとチヒロと待ち合わせをするべくショップに来訪。そこに居たハジメと自分たちの持つ夢についていつもよりも饒舌になって語り合い、全国大会でバトルする事を約束した。全国大会でも順調に勝ち進んでおり、一足早く決勝戦に駒を進めている。決勝戦では第2試合で白ブロック代表の伏田シュウと対戦し圧倒的な実力差を見せて日本代表の座を勝ち取った。この間に爬獣『レッサー・ドラグサウルス』や白マジック『絶甲氷盾』『甲竜封絶破』をデッキ加えている。ハジメとイサミのバトルを見学し試合後に初めて彼の名前を呼んだ。
31話で屋敷から逃げ出したチヒロを追っていた所でハジメ達と再会。キマリの横槍で取り逃がしてしまい、その事をチヒロの両親から叱責されているがハジメが共に居る事から必ず戻ってくると言い切っている。そしてチヒロの両親の代理として彼女とバトルすることになった。お互いの手の内を知り尽くした者同士の熾烈を極める戦いになり、既の所で逆転されてしまうが、その勝利を祝福した。
33話ではイタリアの古都に長い間求めいていた「日出国の龍の歌留多」がある事を突き止め、所有者であるラゴシア伯の元を訪れる。その所有者に相応しいかどうかを見せるためにラゴシア伯とバトルをすることになる。ライフが残り1にまで追い詰められてしまうが、デッキに加えた「龍の歌留多」事『絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン』を召喚、逆転勝利を果たしカードの所有権を獲得した。
仁霧 コブシ(にぎり コブシ)
声 - 松田健一郎
所有Xレア:風の覇王ドルクス・ウシワカ
テガマルの露払い。緑の殻虫デッキの使い手。
キースピリット『グラント・ベンケイ』を始めとするスピリットの召喚時効果による手札選択破棄で相手の選択肢を狭め、キースピリットの力で畳み掛ける戦略を得意とする。ハジメに敗北して以降は覇王Xレア『風の覇王ドルクス・ウシワカ』を中心とした神速デッキに再構築しハジメと対戦。優位に立っていたが既の所で敗北(しかし勝利したハジメやバトルを観戦していたテガマルからは「バトルの内容はコブシの方が勝っていた」と評されている)
キースピリットの召喚時には相撲取りのような機動を取ったり、語尾に必ず「押忍!」を付けるのが口癖の体育会系男子。異性と会話をするのが苦手らしく、覇王になった暁には「女子にモテたい」と口にしている。キマリによって無理矢理親衛隊へ編入させられる。テガマルと出会う前は自分の強さを持て余しており、様々なショップをめぐり歩きデッキの強いカードを賭けたバトルを繰り返しカードを集め負けた相手が悔しがる姿を見て喜んでいた。そんなある時テガマルと出会いバトルを行なって敗北、自分のカードを渡そうとするが断られる。テガマルの「御家再興」という夢の為に突き進むそのに心動かされ、行動を共にするようになった。
日下/日下部 チヒロ(くさか/くさかべ チヒロ)
声 - 水沢史絵
所有Xレア:氷の覇王ミブロック・バラガン魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー
テガマルの太刀持ち。デッキは白の系統:機獣・機人「ミブロック」シリーズとマジック「幻影氷結晶」などで相手スピリットを手札に戻す所謂バウンス効果を中心にした構成。
一人称が「オレ」とその立ち振る舞いから美少年だと思われていたが、31話にて本名が「日下部チヒロ」であると発覚し更に女の子である事が明らかになった。男の子の格好をしているのは、男子への憧れと両親への反抗から。普段は髪を結っており(キマリとのバトルでライフが0になる寸前に帽子が外れる描写があり、お団子で髪を束ね隠していた。またバトスピ温泉でも皆と入らず絵を描いていたり、感極まったハジメに抱きつかれた際に過剰反応したりなど性別が女子である事が暗に示唆されていた)、短く見えるが女の子の格好している時は下ろしている。ドレスを着ている際は女の子らしい喋り方をしているが、本人にはいつもの喋り方の方が楽であるらしい。
言葉は少ないながらも少々毒舌家。普段はクールな振る舞いをしているがバトルフィールドに立つと別人のように笑顔を見せている。持ち歩いているスケッチブックにはスピリットのイラストが描かれており、バトル中でも自身が召喚したスピリットの後姿を描き写してはその美しさに見惚れている。
ちょっとした手違いでテガマルのデッキを持ったハジメとバトルして敗北。自分自身のデッキではないことを理由にノーカウントとしたが、ハジメは再バトルを望んでいる。
将来は自分が考えたスピリットがバトルフィールドで通用できるようなスピリットデザイナーになりたいと考えている。ハジメも「夢が叶うといいな!」と力強く後押ししており、当人もそれだけは認め、赤ブロック予選前には「夢は見ておく」と返答している。
17話では世界征服の一環としてテガマルを手下にしようとするキマリとバトルをすることに。彼女とは気が合うのか楽しげに会話をしながらバトルを繰り広げた。
貴族の流れをくむ名家の令嬢であるがために親から全てを強要されて生きてきた。本人はそのような生き方を「レールに乗っている様な人生」と思っており、窮屈さを感じていた模様。そんな中、学校で白のXレア『巨神機トール』と出会いスピリットのデザイナーになる夢を抱くも反対され、一度は夢を諦めて書き溜めていたイラストを捨ててしまう。そんな時テガマルと出会い、捨ててあったイラストを見た彼から「このスピリットでバトルをしてみたい」と言われた事がキッカケで行動を共にするようになった。
31話で女の子の格好をしてテガマル達から逃げていた時にハジメ達と中国で再会し、その際に出自が明らかになった。両親が決めた婚約者と無理矢理結婚させられる事を嫌がり逃げ出したが、ハジメ達の説得で自分の気持ちを伝える為に両親の下に戻る事を決意。バトルを「はしたない」「理解出来ない」と頭ごなしに忌避する両親の代理として挑んできたテガマルと対戦。その際にデッキを再構築したのか『魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー』とブレイヴ『コテツ・ティーガー』をデッキに投入している。ブレイヴによるバトルを重視しているイサミとは違い、低コストのスピリットを大量展開するデッキとなっている。お互いの手の内を知り尽くした者同士の一歩も引かない戦いを繰り広げた末に白マジック『次元断』の効果と『ミブロック・ブレイヴァー』の合体時効果の連携で逆転し、勝利と両親の理解を掴み取った。
大泉 マナブ(おおいずみ マナブ)
声 - 武藤正史
所有Xレア:太陽神龍ライジング・アポロドラゴン、月光龍ストライク・ジークヴルム、月光神龍ルナテック・ストライクヴルム、鉄の覇王サイゴード・ゴレム
門出中三年D組に在籍する生徒会長。一年生から三期連続で役を担う。硬度1400の硬水を好む。
一見するとガリ勉風だが、バトルになると一転して軽いノリになり、「バトル」を「おもてなし」、「スピリットの召喚」を「指名」と称すなど、ホストクラブのスタッフのような台詞回しになる。また、時間厳守を信条とし、守らなかった相手には反省文を書かせたがる。
学校の威信を賭けて「太陽神龍ライジング・アポロドラゴン」を主体にした赤緑の混色ブレイヴデッキでテガマルとバトルするもバーストを知らず敗北したが、新たなデッキで「もてなす」ことを約束した。
バトスピ覇王チャンピオンシップ決勝では青の造兵デッキに趣旨替えし、赤ブロック代表になった。バトスピ温泉では夕食を賭けてハジメとバトルし、「大粉砕」でハジメのデッキを破壊しデッキアウトを狙うが惜しくも敗北。彼の強さを認め全国大会で再びバトルすることを約束する。全国大会の初戦でキマリと当たるが、大粉砕と粉砕によるデッキ破壊とバーストを駆使した戦法で勝利する。順調に勝ち進んでおり24話では決勝リーグ第1試合で勝利を収め、一足早く日本代表となった。
27話で中学を卒業、高校受験もバトスピで合格した。
28話ではDr.サンセットの潜水艦で旅をしているハジメ達と中国で再会、世界の名水巡りの途中「幻のカード」を持っているというコレクターの屋敷に向かい、謎の怪盗ドラゴン・アイと追走劇を繰り広げる。彼女を追い詰め、バトルをすることになる。序盤からバーストの応酬で熾烈な戦いとなる「サイゴード・ゴレム」を召喚し「大粉砕」や「粉砕」の効果でデッキアウトを狙うが、土壇場でのドラゴン・アイの「烈神速」の成功でセイリュービが召喚されてしまう。返り討ちで「サイゴード・ゴレム」を破壊されてしまった事で勝機を失いそのまま敗北してしまった。バトル後ハジメ達と共に「ジーニアス号」に同乗し旅の一行に加わる。33話では『幻のカード』を求めず幻の名水を探していたおり『アマテラス・ドラゴン』のバトルを観戦していない。
大泉 カタル(おおいずみ カタル)
声 - 松岡美佳
所有Xレア:光の覇王ルナアーク・カグヤ
マナブの弟。13歳。ハジメとキマリのクラスメイト。兄と違い肥満体で常に鞄にお菓子類を所持し、何かと口にしている。ペンタンを加えた黄色デッキの使い手。バトスピ覇王チャンピオンシップの予選のガンスリンガーでは自信満々の態度であったが1勝も出来ずに敗北しそのことでバトルを引退し兄のサポートに専念しようと考えていたが、バトスピ仙人の策略でハジメとバトルすることに。バトルでは口調が変化しオネエ言葉で喋る。極度のブラコンで兄の危機を救うためにその力を発揮し、修行で力を付けたハジメを下している。全国大会ではキマリの神輿担ぎの担い手にさせられていたが、27話では通常のカードバトルで勝利している。
薬師寺 アラタ(やくしじ アラタ)
声 - 羽多野渉、少年時代:相田さやか
所有Xレア:龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード、天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード
バトスピの世界チャンピオン。赤の翼竜、古竜の使い手でスピリット達を「相棒」と呼ぶ熱い性格。バトルスタイルは直感に従ったプレイングでスピリット同士の連携とライフを打たせてコアを貯め、キースピリットをバースト召喚で召喚し一気に叩くスタイルを得意とする。「流離いのカードバトラー・アフローヌ」に変装してはミカの店に顔を出して子供達とバトルしている。ハジメ達からは「アフロさん」と呼ばれている。額に十字傷があるが、変装しても隠していない。50円アイスをこよなく愛する。公式サイトのプロフィールによると女運が絶望的に悪いとされ、実際劇中でもミカにアプローチするもスルーされたり、幼馴染みで現在では大の苦手になっているローラ泉から猛烈アタックされている。
バトルフィールドに興味を持ち、ハジメとキマリのバトルを観戦してフィールドに早く立つことを望む。店を訪れて出会ったハジメを何かと気にかけているようで変装してアドバイスなどを送っている。19話での会話によるとミカとはチャンピオンになる前からの顔見知りで、かつてデートを賭けてバトルをした事があるが敗れたらしい。未だに未練を持っているのか1話以前よりも前からよく店に訪れてアプローチをしているが軽く流され、時には逆撃を受けている。23話でアラタ本人として初めてハジメ達と会話を交わした。ローラ泉とは幼馴染みであるが、幼少期に振り回された過去を持つためか現在では大の苦手で名前を呼ばれると反射的に隠れてしまうほど。彼女が自分を追いかけて全国大会に出場したと聞いた際には「ここに来る途中で自分を好きになったんだろう」と苦言を呈している。
32話で放送されたニュース番組「バトスピニュース」でイタリアに訪れていた所を映され、ハジメ達やレナードがイタリアに訪れるキッカケになっている。惚れやすい性格をしている事が明らかになり、その日でも1日3人振られた模様。あまりに軽いその性格のせいで心酔していたレナードからは「憧れのままの方が良かった」とまで言われる始末に。前日にデートしていた際にバトスピタワーから赤の覇王Xレア「天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード」を入手しており、チャンピオンシップに出場権が無いキマリとバトルすることになった。バトルではその圧倒的な引きの良さとプレイング力で勝利を勝ち取った。
如月 ミカ(きさらぎ ミカ)
声 - 高橋美佳子
バトスピを取り扱っているカードショップの店長。サバサバした性格であるが面倒見が良い。チャッカリしている部分があり、昔馴染のアラタからは「イイ性格」と言われている。コスプレが好きなのか作中では色々な格好をしている。事実15話でのバトスピサンタとのバトルで「ハジメのライフが減るごとにサンタのトナカイと入れ替わる」という状況になった際には、皆が嫌がる中一人だけ喜んでいる素振りを見せ自分だけトナカイになれなかった時は落ち込む素振りを見せていた。かつては「天霊のミカ」の異名を持つ元カードバトラーで世界王者になる前のアラタを下す実力の持ち主であったが、自身のキースピリットである「大天使ミカファール」が伝説入り(禁止カード)になった事で一線を退いた。ハジメ達からは「姉御」「ミカ姉」と呼ばれている。
実は全国のバトスピカードショップやバトスピ秘宝館を取り仕切っているらしい。後にハジメ達と中国のカードショップで再会、世界の店舗も仕切っていると述べている。カードバトラーの情報も持っており、アフローヌがアラタだという事も知っている。全国大会でアラタやアントニーと見物している事からアントニーとも知り合いであると思われる。元門出中学OG。
バトスピ仙人
バトスピ道場に住まうという謎の人。登場時には何故か三輪車を漕ぎながらペンタンの着ぐるみや怪しいお面で登場。「ショーグンペンタン」をキースピリットにしたペンタンデッキでハジメとバトルする。本人曰くペンタンデッキで「勝率3割を切る」を目標としているらしい。キースピリットに拘るそのバトルスタイルがハジメにある事を気付かせた。正体はミカであるが、巽姉弟にはバレている(ちなみにハジメにはバレていない)。
バトスピ仮面
ケロケロエース版「龍」で登場。全国大会出場を決めショップでデッキ構築をしていたハジメの前に現れバトルを申し込む。その正体はミカ。一緒にいたキマリは一発で正体を見抜くが、やはりハジメは気付いていない。バトルの中でハジメに忘れかけていた「バトスピを楽しむ心」を思い出させた。キースピリットはアニメ版とは違い覇王Xレアの「光の覇王ルナアーク・カグヤ」になっている。

バトスピチャンピオンシップ関係者

立花 タメル(たちばな-)
声 - 渡辺明乃
所有Xレア:龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード
立花財閥御曹司。独自の正義論を持ちヒーローのコスプレをしたり、キマリを花嫁にしようとする。キマリ本人からは邪険に扱われているが、全く意に介していない。キマリですら辟易させており最近では相手にされなくなりつつある。執事としてセル爺が居る。コスプレをしている際には自ら「タメルダー」と名乗っている。
アラタのデッキを模倣し、ハイランカーシードを決勝まで進める実力を持つ。しかしアラタのデッキ「だけ」を模倣しているためかその力を発揮出来ていない模様。ハジメとのバトルではマジックを使用するタイミングを間違えるなどのミスを連発し結局敗北する。試合後ハジメのライバルがテガマルであると聞き、彼のデータを収集しようとしていた。全国大会にも出没し、ことあるごとにキマリにアプローチをかけるがすべて逆撃に終わる。だが、マナブの何気ない一言から彼を師事する素振りを行い始めている。ちなみにDr.サンセットが所持している「世界名家名鑑」にも名前が載っている。
古屋 リュウタ(ふるや-)
声 - 内匠靖明
所有Xレア:光の覇王ルナアーク・カグヤ
黄ブロック代表。「金シャチのリュウ」の二つ名を持つ。相手のバトルを採点しリーゼントを撫でる振りで策を閃かせる。ハジメとバトルでは戦い方を採点し余裕めいた態度を取っていたが、勝負所で初歩的なミス(アタック側のスピリットの「アタック時効果発揮後」にフラッシュタイミングに入る)を犯し敗北した。
芹沢 イサミ(せりざわ-)
声 - 近藤隆
所有Xレア:魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー、氷の覇王ミブロック・バラガン
黄ブロック出場者。緑の髪と麻呂眉毛を持つ少年で京都弁で話す。マイペースな性格をしており自作の俳句や川柳をよく読んでいる。白と緑の覇皇ブレイヴデッキの使い手。バトルスタイルはミブロックシリーズや白の機獣を中心としたデッキで布陣を整うまではじっと耐えつつ、マジックなどで相手の攻撃をいなして行き陣形が整うと自分のスピリットの効果をフルに活用し相手の反撃を封じ一気に畳み掛けるバトルスタイルを取る。
テガマルが特に注目している人物であり、その理由はバーストが主流になっている現在のバトスピ環境でブレイヴを主軸としているから。実際にバトルを見た彼からは「底が知れない」と評されている。決勝リーグに勝ち進んでおり最終戦でハジメと対戦することになる。決勝リーグ最終戦でのハジメとのバトルでは彼のプレイングからどの様な手を打ってくるかを予測、ロード・ドラゴンのバースト召喚を察知し「ミブロック・バラガン」をセット、そのままバースト召喚している。さらにバラガンの効果でロード・ドラゴン・バゼルを手札にバウンスし有利な状況に持ち込むことに成功。しかし諦めないハジメの前に次第にペースを崩されて行き、最後には「ミブロック・ブレイヴァー」を撃破されて敗北。自分に勝利したハジメに祝いの歌を送った。
月島 タスケ(つきしま-)
声 - 森田成一
所有Xレア:風の覇王ドルクス・ウシワカ
自称「テガマルのライバル」で江戸ッ子風の少年。関東圏出身だが、親の都合で今回は紫ブロックからの出場。コブシと同様に緑の怪虫、殻虫デッキを扱うが自身の性格から神速スピリットをも多用する。イサミとの戦いではマイペースな彼に振り回されて苛立ちすら覚えるも最後にはその実力を認めた。ケロケロエースの漫画版ではハジメの対戦相手になっている。
泉・ローラースルー・じゅん子(いずみ-)
声 - 白石涼子
所有Xレア:烈の覇王セイリュービ
白ブロック出場者でハジメの二回戦の対戦相手。今時のファッションに身を包んだ美人風の女性カードバトラー。マイペースな性格で周囲を振り回し享楽的な一面を持つ所謂「残念美人」。名前が長いためハジメとナレーターから「ローラ泉」という略称を提案され、当人もそれを気に入ったのか受け入れている。デッキはセイリュービをキースピリットに据えた緑の暴風デッキ。アラタから認められるほどの実力者であり、その証拠にハジメとのバトルではフラッシュタイミングでマジックを巧みに使いこなしている。
アラタとは幼馴染みであるが、彼を「アーくん」と呼んでいるが当人のアラタから苦手意識を持たれている(名前を呼ばれたら机の下に隠れるほど)。アラタの回想では告白して来た次の日には日替わりランチの如く次々と恋愛対象が変化しており、彼からは「出会った瞬間に恋をする神速恋愛」と評されている(事実対戦相手のハジメにも興味を示している描写を見せている)出場した理由は全国大会で勝利してアラタに告白するため。その参加動機から対戦相手のハジメに「浮ついている」と批判される。しかしバトルでは年上で経験を持つ実力者として殆ど互角の勝負を見せ、お互いのキースピリットを召喚し熾烈な戦いになるが惜しくも敗北。試合後は自分のバトルを評価したギャラクシー渡辺に興味を持ち、彼を追い掛けている。ケロケロエースの漫画版では対戦したテガマルに惚れたような描写を見せている。
レナード・ウィリアム・アードレイ
声 - 岸尾だいすけ
所有Xレア:騎士の覇王ソーディアス・アーサー
ハジメ達が中国で出会ったイギリス代表のカードバトラー。ロンドンの由緒正しき名門校であるブレトワルダ学園に在籍している。非常に礼儀正しく実家が騎士の末裔で、騎士道精神を大切にしており常に敬語で話している。正義感が強く、スリに財布をすられたハジメの財布を取り返している。コイントスが好きでブレイドラが描かれたコインを使用し相手の未来を占う際に使用している。様々な色のカードを使いこなす程の実力者であり、特定の色は決まっていない。ハジメとのバトルではキマリが好きと言った紫の【魔影】デッキを使用した。キマリからは「キザ男君」と呼ばれている。ミカによると夢はイギリス王室の近衛兵になる事でそのために鍛錬を重ねており、日々の努力を欠かさない努力家であるらしい。当初は「ハジメ君」と呼んでいたがバトル後にハジメの提案で呼び捨てで呼び合うようになり、世界大会でバトルする事を約束した。

登場人物の親族

陽昇 マヒル(ひのぼり マヒル)
声 - 楠大典
所有Xレア:龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード
ハジメの父親。陽昇研究所所長で発明家。妻のアカリと共にバトルフィールドの研究を行っている。後に「バトルフィールドの父」と呼ばれる。
息子のアホ毛は父親譲り。19話での回想によると全国大会用にバトルフィールドを更に改良した模様。
陽昇 アカリ(ひのぼり アカリ)
声 - 園崎未恵
ハジメの母親。胸元からカードを出したり、バトルフィールドのテストプレイ時のキマリの文句を「意見」とするなど良くも悪くも柔軟な思考の持ち主。後に「バトルフィールドの母」と呼ばれる。
息子が小さな頃は絵本ではなくカードのテキストを読み聞かせていた。夫とは学生時代からの友人同士である。
巽 デンジロウ(たつみ デンジロウ)
声 - 矢部雅史
キマリやコウタの父親であり、陽昇研究所副所長。マヒル&アカリ夫妻が出国した為に実質的な所長代理である。マヒル&アカリ夫妻の研究のパートナーで、一緒にバトルフィールドシステムの研究を行っている[2]。キマリとは対照的に控えめな性格。
巽 ハナヨ (たつみ ハナヨ)
声 - 萩森じゅん子
デンジロウの妻。突飛な行動をする人物を見ると「麻疹にかかっている」「大人になれば治るわよ」と口にする。夫とは現在でもラブラブな関係ではあるが、時折辛辣な台詞でダメージを与えるのはしっかり子供たちに受け継がれている。

その他

ナレーション
声 - 諏訪部順一
前作同様タイトルコールやバトル中の解説を担当するが、今作では登場人物(主にキマリ)との掛け合いが入っており、ある時はダンディに、またある時はオネエ口調に喋り前作より人物性が増している。また、「カオティック・セイメイ」を持っていると告白。27話では黒いシルエットの姿をさらし、男の子のロマンを力説する。
ギャラクシー 渡辺(ギャラクシー わたなべ)
声 - 諏訪部順一
前2作に登場した謎のMCと同一人物かは不明。
井上裕衣
声 - 井上裕衣(メ~テレアナウンサー)
実在のメ~テレ女子アナウンサー・井上裕衣その人。この作品では覇王チャンピオンシップ全国大会開始以降、各回の冒頭に送る劇中番組『バトスピニュース』のキャスターとして大会の模様や、世界に旅立ったハジメたちが立ち寄る都市のニュースを報道したりする。後期OPでも出演している。
アントニー・スタルク
声 - 島崎信長
所有Xレア:月光神龍ルナテック・ストライクヴルム、太陽神龍ライジング・アポロドラゴン
欧州、ユーロ圏チャンピオンで世界ランク二位の実力者。紫と白の混色デッキという戦略と戦術の典型的使い手。ソラリスという鳩を飼っている。王者であるアラタには全敗しており彼を「獣」と侮蔑するが、アラタ自身はアントニーのことを「バトスピ魂がこもっていない」と称している。繊細な性格で、巽姉弟の直球なセリフにも傷つく。バトスピ温泉を訪れ、チャンピオンシップ予選に敗れたカードバトラー達に「ハイランカーパス」を持つ者なら誰でも参加でき優勝すれば覇王チャンピオンシップ全国大会への参加資格をもらえる「ハイランカーシードリーグ」の開催を告知。更に覇王Xレア「刀の覇王ムサシード・アシュライガー」を商品としたゲームを行いアシュライガーを手にしたテガマルと赤デッキを使用してバトルを行った。覇王チャンピオンシップ全国大会にもアラタと共に顔を出しており、試合を見物している。
ヒデ
バトスピ覇王チャンピオンシップ赤ブロック一回戦でコブシと対戦したカードバトラー。「大噴火」の異名をもち、「太陽龍ジーク・アポロドラゴン」を中心とした赤白混合デッキを使う。
柴門 ケイスケ (さいもん ケイスケ)
声 - 大川透
チャンピオンシップ最高齢カードバトラー。門出中学の校長でミカの恩師。バトルではサングラスをかけカツラを被り、シークレットブーツを履いてハードボイルド(と言うよりも、某刑事ドラマの団長)風に戦い、ライフを受ける時も渋く決める。紫の魔影と赤白マジックでの混合ブレイヴデッキの使い手。本人曰く学校では「校長」、カードショップでは「団長」らしい。18話では飛ばされたハジメのロード・ドラゴン・バゼルを偶々拾い、追いかけてきたハジメとバトルをすることに。デッキを再構築したのか系統:覇皇を持つコジロンド・ゴレムをキースピリットに据えた青の造兵デッキでデッキ破壊を狙うが、ロード・ドラゴン・バゼルを召喚したハジメに惜しくも敗れる。教師時代は社会科の先生。金と黒のフェアレディZを愛車にしている。
花形マツリ(はながた マツリ)
声 - 能登麻美子
所有Xレア:呪の覇王カオティック・セイメイ
陽昇研究所に入ってきたデンジロウの新米助手。
キマリの憧れの女性で、普段の立振舞いや口調は優しく御淑やか。興奮すると突然目つきや髪が逆立ち口調も江戸っ子調の男らしい台詞と、攻撃的な性格へと変貌し召喚時には丑の刻参りや江戸の祭りの様なパフォーマンスをする。
カオティック・セイメイの呪滅撃を主体とした紫の「魔影」デッキによるコア除去で相手プレイヤーのダウンを狙うバトルスタイルをとる。
6話でのハジメとのバトル後、キマリにカオティック・セイメイを譲り渡す。
シン子(シンこ)、エイ子(エイこ)、タイ子(タイこ)
声 - 鹿野優以藤井ゆきよ財津慶子
チヒロの追っかけ。チヒロを傷つけた者には烈火の如く激怒し、敗北したら滝の様に涙を流す。
五十嵐マサキ (いがらし マサキ)
声 - 下野紘
ハジメ達のクラスメイト。照れると人差し指で頬を掻くのが癖。春休みが始まる前に校門付近でハジメにバトルを申し込む。デッキを持っているが他人とバトルした事がない。デッキは赤と白の混色デッキでキースピリットは「英雄龍ロード・ドラゴン」(はじめてのバトルセットVSハイランカーに収録されている構築済みビギナーデッキ。公式HP参照)。それまでは一人でやる「一人バトスピ」をやっていたが、バトルフィールドのバトルを体験したいと思い思い切ってハジメにバトルを申し込む。当初は初めてのバトルフィールドでターンシークエンスを間違うなどをしていたが次第にお面白さを覚えてくる。キマリには「大人しい性格」と評されるが、その後のバトルスタイルを見て「自分に似て負けず嫌い」に変わってる。ハジメにバトルを申し込んだのは「初めてのバトルで負けても悔しくない相手」と言っていたが、実際は春休みに転校してしまうからで最後の思い出作りのつもりでバトルを挑んだのが本当の理由。その事を聞いたハジメからは「最後にすんな!!」と激を飛ばされる。バトルはお互いのロード・ドラゴンが召喚、ハジメが全力を出して勝利した。後日、餞別としてハジメ達からオススメのカードを、カタルからは大量のお菓子類を貰い、笑顔で旅立った。
Dr.サンセット
声 - 真殿光昭
28話より登場。「世界征服」を企む自称「悪の科学者」。悪のボスらしく膝にネコ「ゴダール」を乗せている。デッキは系統:覇皇を持つ紫のスピリット「太骨望」をキースピリットにした魔影デッキ。「幻のカード」を手に入れるべく潜水艦「ジーニアス号」で世界中を旅している。手下のボンバーが連れてきた事でハジメ達(正確にはキマリ)と出会う事に。そしてカードを手に入れて「世界征服」をするという目的を聞いたキマリから、潜水艦を賭けてバトルする事になってしまう。バトルには余り慣れていないようでバーストを発動させて「太骨望」を召喚する事に拘り過ぎた為かカオティック・セイメイの「呪滅撃」の効果に気付かず、疲労状態のセイメイを破壊、そのままライフを失ってしまい敗北してしまった。実は日昇夫妻とは同級生であり、生まれたばかりの頃のハジメとも会っていた。ハジメの母であるアカリに恋をしていたが、マヒルと結婚した事で失恋し悪の道に走った模様。約束通り潜水艦の所有権をキマリに取られてしまい、ハジメ達の保護者になる形でカードを求めて旅立つことになった。
暗黒戦士ボンバー
声 - 松田健一郎
サンセットの手下。凄まじく屁が臭い。言葉そのものは通じていないが、リアクションや、プラカードで意思表示している。何故かキマリに恋をしており、サンセットがハジメ達の留守の隙を狙って出発しようとした際止めている。
怪盗ドラゴン・アイ(ノラ・ニャオ)
声 -神田朱未
所有Xレア:烈の覇王セイリュービ
ハジメ達がジーニアス号の補給の為に寄った中国で出会った自称怪盗兼カードバトラー。デッキは紫と緑のビートダウンデッキで「バトルとは一つの点ではなく、線で見るもの」と言い切るなどかなりの使い手である事が察せられる。バトル中はスピリットたちが攻撃する際に拳法家のような怪鳥音を響かせている。カードコレクターの屋敷に予告状を出し侵入、怪盗の名に違わぬ軽快な動きで襲いかかる罠を次々と突破し目当てのカードを盗み取ろうとするが追いかけて来たハジメ達とバトルすることになる。マナブからは「怪盗とは思えない」と言わしめるほどのバトルの腕前を見せ、序盤からバーストの応酬を繰り広げる。サイゴード・ゴレムがバースト召喚され執拗な「大粉砕」でデッキ破壊が進みデッキアウトの危機に陥ってしまう。しかしトラッシュのコアが足りないにも関わらず、「烈神速」を宣言。敢えて疲労したスピリットにマジックを使用するという一件無意味と思える行動でトラッシュにコアを送り、烈神速の条件を満たした事でセイリュービを召喚。そのままサイゴード・ゴレムを破壊し次のターンで逆転勝利した。バトル後、実は被害者と思われていたコレクターが強盗団のボスで彼女自身はバトスピ捜査官であることが判明。予告状を出して盗みに入ったのも捜査の一環でハジメ達を驚かせたことを謝罪、コレクターを逮捕した。
アブラ・カタブラ
声 -くまいもとこ
ハジメ達一行がイタリアを散策していた時に出会った少年。青デッキの使い手。アラブの石油王の息子であり貴族であるが気取った部分が無く喋り方にも何処か品がある。初登場の際には空飛ぶ絨毯に乗って登場し、イタリアの不良少年たちに絡まれていたハジメ達の代わりにバトルをし倒している。食欲旺盛でバトスピが大好きであるというハジメと何処か似た雰囲気を持っており、出会ってすぐに意気投合している。キマリがアラタの時と同じようにウインクして篭絡しようとしたが全く気付かなかった。ハジメ達と訪れピザ店で来場1万人目の記念カードを入手し早速デッキに組み込んでハジメとバトルする事に。入手した青のスピリット「ロック・アラディン」と「マジン・ゴレム」の連携攻撃でハジメを追い詰める。が、ハジメが入手していた赤のネクサス「神焔の高天ヶ原」が配置された事と「ロード・ドラゴン・バゼル」の連携攻撃の前に自身のコンボを崩されてしまいそのまま敗北した。バトル後ハジメが世界大会の出場選手である事を聞き、もう一度バトルするために予選大会に出場することを決意した。
サファリ
巽家の愛犬。やや大型の白いラブラドール・レトリーバー。普段はおとなしいが、好物のフライドチクワ欲しさに凶暴化する事もある。やや肥満体だが、ハジメを引き摺る程の馬力を誇る。
ソラリス
アントニーの飼い鳩。並みの鳥類よりも賢く、主の暴言を吐く者には嘴でつつく。

用語

陽昇研究所
陽昇マヒルが所長を務める発明研究ラボ。陽昇家が隣に併設されている。
棚志家
戦国時代に式神を操り活躍していた一族。小国ながら平穏を保っていたが、その力を疎んだ者達の手によって滅ぼされてしまう。当時の当主覇王丸(声 - 福山潤)は流浪の末に織田信長(声 - 諏訪部順一)に救われ“ カルタ番 ”なる重要な地位についていたが本能寺の変に遭遇。死の覚悟をキメた信長に至宝・“ 龍のカード ”(スピリットカード絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン)を託され「我が志を継げ」との言葉を賜り落ち延びるが、その際にバテレン風の謎の男にカードを奪われる失態を演じ使命を全うできぬまま没落。歴史の闇に消えてしまう。現在の後継者であるテガマルは覇王になった暁には棚志家を再興をしたいと願っている。
なお、“ 龍のカード ” は後にイタリアの古都・ラゴシアの領主であるラゴシア伯(声 - 稲田徹)が所有している事を突き止めたテガマルがラゴシア泊とバトスピバトルを行い、勝利したテガマルが獲得。約450年ぶりに棚志家の手に戻った。
日下部家
チヒロの実家。明治時代からの貴族の流れ(華族、又は士族と推測)を汲む世界でも有数の大資産家でDr.サンセットが持つ名鑑にも掲載されている。初代ゴンゾウは製粉業から鉄鋼業に進出、輸送業にまで及んでいる。
バトルフィールドシステム
バトルスピリッツを用いて、召喚されたスピリットを実体化させるシステム。幼いハジメの「龍星皇メテオヴルムに会いたい」の何気ない一言で研究が始まり、5年以上もの歳月を経て現実化にこぎつける。ハジメとキマリによるテストバトルにより様々な問題点を至適された上で改良、半年でバトスピショップと併設した場所が世界中に広まっている。バトスピ道場やバトスピ秘宝館、ビーチバーでは勝負の状況をアナログ式のブラウン管型テレビで観戦できる。20話から開始された覇王チャンピオンシップ全国大会ではバージョンアップが施された形で一新されている。24話から始まる決勝リーグに合わせて観客席が解放されており、観客がモニターでなくフィールドからバトルを観戦出来るようになっている。
作動時には、カードバトラーが「ゲートオープン、界放!」と叫び、伝送され瞬時にバトルフォームが装着される。(従来作品での「イセカイ界」と同様)。
「覇皇」
「英雄龍の伝説」から新たに加えられた系統。バースト能力を発揮させる。名前のほとんどは古今東西の御伽話の主人公や英雄、綽名、口癖からである。
覇王Xレア(ヒーローエックスレア)
系統「覇皇」で最も強力な特殊能力を持つXレアの総称。全てにおいて「○○の覇王」と称される。
龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード
所有者:陽昇マヒル、薬師寺アラタ、立花タメル
系統【覇皇・古龍】。自分のライフ減少後にバーストが発動する。バースト効果は自分のライフが3以下のときにBP15000以下のスピリット1体を破壊し、その後このスピリットカードを召喚する。
アタック時に自分のバーストがセットされている時、このスピリットのBP以下の相手スピリット1体を破壊する。幻羅星龍ガイ・アスラ以来のレベル4にレベルアップ可能なスピリット。バースト発動から召喚する事を前提にしているためかコストが8と高めになっている。
モチーフはドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の主人公であるジークフリートと日本神話に登場するヤマトタケルノミコト
氷の覇王ミブロック・バラガン
所有者:日下チヒロ、芹沢イサミ、伏田シュウ
系統【覇皇・機人】。自分のライフ減少後にバースト発動する。バースト効果はスピリット召喚である。
相手のアタックステップ開始時に自分のスピリット1体を手札に戻すことで、戻したスピリットのコストまで相手のスピリットを好きなだけ手札に戻すことが出来る。このカード自体も戻すことが可能なためカードの効果を使い回すことも可能。また、自分のバースト発動後に手札にあるバースト効果を持つカードを1枚セットする事が出来る。
モチーフは土方歳三(バラガン=バラガキ)。
呪の覇王カオティック・セイメイ
所有者:花形マツリ、巽キマリ
系統【覇皇・魔影】。相手による自分のスピリット破壊によりバーストが発動する。バースト効果は相手スピリットのコア1個をトラッシュに置き、このバースト発動時に紫のスピリットが破壊されていたときにデッキから1枚ドローする。バースト召喚は出来ないが、バースト効果発揮後に手札に戻るため効果を使い回す事が可能。紫の新属性効果「呪滅撃」(下記参照)を持つ。しかしセイメイの呪滅撃はレベル3からの効果であるため、使用するタイミングを見極める必要がある。
モチーフは安部晴明
風の覇王ドルクス・ウシワカ
所有者:仁霧コブシ、月島タスケ、伏田シュウ
系統【覇皇・殻虫】。相手による自分のスピリット破壊によりバーストが発動する。バースト効果は相手スピリットを2体疲労させ自分のフィールド・トラッシュ・リザーブのコアが合計8個以上の時に、このスピリットを召喚する。
神速を持つ上にこのスピリットのバトル終了時に手札に戻すことができる。
モチーフは源義経(牛若丸)。
鉄の覇王サイゴード・ゴレム
所有者:大泉マナブ
系統【覇皇・造兵】。相手のスピリット、ブレイヴの召喚時効果発揮後にバーストが発動する。バースト効果は相手のデッキの上から召喚時効果を発揮したスピリット、ブレイヴのコストと同じ枚数破棄し、その中にバースト効果を持つカードがあった時にこのスピリットを召喚する効果である(無ければ召喚は不発に終わりトラッシュに送られる)。
青の新属性効果「大粉砕」(下記参照)をもつ。
モチーフは西郷隆盛
刀の覇王ムサシード・アシュライガー
所有者:アントニー・スタルク→棚志テガマル
系統【覇皇・皇獣】。相手のスピリットのアタック後にバーストが発動する。バースト効果はスピリットの召喚とバースト召喚されたターン、アシュライガーのBPを+3000する効果である。ただし、バースト召喚するためにはBP5000以上のスピリットにアタックされなければならない。
レベル3の時にアタックで相手のライフを減らした時、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。相手スピリットとのバトル時にBPを比べて破壊した時相手のブレイヴ1つかネクサス1つを破壊する。
モチーフは宮本武蔵
光の覇王ルナアーク・カグヤ
所有者:大泉カタル、古屋リュウタ
系統【覇皇・想獣】。相手による自分のスピリット破壊後にバーストが発動する。バースト効果は自分のトラッシュに黄属性のカードが3枚以上あるとき、ボイドからコア1個を自分のライフか自分のリザーブに置き、このスピリットを召喚する効果である。
フラッシュタイミングで自分のリザーブのコアを2個トラッシュに置くことで、そのバトルの間相手スピリット1体の全てのレベルのBPを2000に書き換える効果がある。
モチーフはかぐや姫
爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル
所有者:陽昇ハジメ
系統【覇皇・戦竜】。自分のライフ減少後にバーストが発動する。バースト効果はスピリットの召喚である。
レベル2・3のアタック時の効果として自分のバーストを1枚オープン可能。オープンしたカードのバースト条件が【相手の『このスピリット・ブレイヴの召喚時』発揮後】だった時にバーストを発動し、自分のバーストを発動した際にはこのスピリットは回復する事が出来る。
モチーフは桃太郎+(炎が爆ぜる→バゼル)
魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー
所有者:芹沢イサミ、日下チヒロ
系統 【覇皇・機人】。相手による自分のスピリット破壊後にバーストが発動する。バースト効果はスピリットの召喚だが、召喚するためには自分の白のスピリットが破壊されていなくてはならない。
相手のアタックステップ終了時に相手が一度もアタックしてなければ相手のライフのコア1つを相手のリザーブに置く(ただしこの効果で相手のライフを0には出来ず、ターンに1回しか使えない)。合体時には相手のアタックステップ中に相手の手札が増えた時、相手のバースト1つを破棄する効果もある。コスト10とかなりの重量級でバースト召喚で喚び出すことが前提になっている。
モチーフは近藤勇(勇→勇気→BRAVE→ブレイヴァー)
烈の覇王セイリュービ
所有者:泉・ローラースルー・じゅん子、ノラ・ニャオ
系統 【覇皇・華兵】。バーストの発動条件は自分のライフ減少。バースト効果は自分のライフが3以下の時このスピリットカードを召喚する。緑の新効果「烈神速」を持っており、自分のトラッシュにコアが5個以上ある時にトラッシュのコア全てをリザーブまたはフィールドに振り分けることでノーコストで召喚できる。緑のXレア「鳥武帝スザクロス・ソウソー」に次ぐ2体目の華兵持ちXレアである。
モチーフは三国時代の英雄の一人である劉備と四神の一体である青龍
騎士の覇王ソーディアス・アーサー
所有者:レナード・ウィリアム・アードレイ
系統:【覇皇・魔影】。バーストの発動条件は自分のライフ減少後。バースト効果はジーク・ヤマト・フリードやセイリュービと同じく自分のライフが3以下の時にこのスピリットを召喚する。レベル2・3『このスピリットのアタック時』には自分のトラッシュにある「不死」を持つスピリット1枚をコストを支払わずに召喚する事が可能。レベル1の段階でBP10000、レベル3では20000にまで成長する。その能力のためか召喚コストが12と高めになっており、バースト効果で喚び出す事が前提になっている。
モチーフは円卓の騎士を率いたとされるアーサー王
天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード
所有者:薬師寺アラタ
系統:【覇皇・古竜】。バーストの発動条件はライフ減少後。バースト効果は自分のライフが3以下の時、自分の赤のスピリット1体につきBP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する。その効果発揮後このスピリットカードを召喚するというもの。レベル2 から『このスピリットのアタック時』にBP+10000。更にレベル3からはバーストをセットしている際に赤のシンボルを1つ追加するという効果を持っている。幻羅星龍ガイ・アスラ、龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードに続く3体目のレベル4を持つスピリットであり、コストもヤマトを超えるコスト9になっている。ヤマトの発展型であるが、能力は別物になっている。
モチーフはジークフリートとヤマタノオロチを退治したと言われる神話時代の英雄スサノオノミコト
魅惑の覇王クレオパトラス
所有者:ラゴシア伯
系統:【覇王・導魔】バースト発動条件はライフ減少後。自分のライフが3以下の時、このスピリットカードを召喚する。召喚時に自分のトラッシュにあるマジックカード1枚を手札に戻すという効果を持っている。。新属性【魔光芒】を持っており、マジック使用後にノーコストで同じ効果を連続で使用することが可能。下半身が四つの巨大なオベリスクで構成されている。
モチーフはクレオパトラ
バトルフォーム
前二作同様バトルフィールドでバトルを行う際に装着されるもの。今回はスポーツ感覚としてスーツとプロテクター一式になっている。色以外は共通だが、アンダーウェアは男女腰回りが異なっている。
バースト
「英雄龍の伝説」から採用されたシステム。シート上の左上の専用スペースにカードを伏せた状態で設置しておき、バトル中に一定の条件を満たした時点で(任意であるためあえて発動しない事も可能)これを開示(バースト発動)。スピリット召喚やマジックなど何らかの効果をノーコストで発揮する。発動条件や発揮する効果はカード毎に異なる為、ゲーム展開を従来よりも予想しにくいスリリングなものにしている。現在のバースト発動条件は「自分のライフ減少後」「相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後」「相手による自分のスピリット破壊後」、更に『黄金の大地』からは「相手のスピリットのアタック後」が追加されている。
バトスピ覇王チャンピオンシップ
新たに始められた世界大会。全国6ブロックに分かれ3名が世界進出。勝ち進み、優勝すれば現チャンピオンであるアラタと直接対決できる。
覇王(ヒーロー)
ワールドチャンピオンに変わる新たな称号。
呪滅撃
「英雄龍の伝説」から使用されるようになった紫属性の新効果。この能力を持つスピリットが破壊された際に相手のライフ一つをリザーブに送る事で、回復状態でフィールドに戻る。現時点でカオティック・セイメイのみが所有している能力。
大粉砕
「黄金の大地」より登場する青属性の新効果。レベル1つに付きデッキの上から5枚破棄させる。マジックと併用すれば最低30枚破棄も可能になる。現時点でサイゴード・ゴレムのみが所持している能力。
烈神速
「爆烈の覇道」からの緑属性の新効果。フラッシュタイミングでトラッシュにあるコアを使用して召喚する。ただし、決められた個数のコアが無いと召喚出来ない。自分のトラッシュにあるコア全てををリザーブまたはフィールドに好きなように置きノーコストで召喚することが可能。現時点でセイリュービのみが所有している能力。
魔光芒
「剣舞う世界」から登場する黄属性の新効果。一度発動したマジックを再びノーコストで発動させターンエンド後、自分ターンで使用したマジック全てを手札に戻す。現時点でクレオパトラスのみが所持している能力。
ハイランカーパス
バトスピショップでの大会入賞者に与えられるカード。バトスピの全国大会である「ヒーローチャンピオンシップ」の特別出場枠・通称ハイランカーシードへのエントリーに必要。
門出町
今作のメイン舞台。海と山に囲まれ、路面電車も通っている。
門出中学校
ハジメたちが通う中学校。生徒会長は大泉マナブ、校長は紫門ケイスケ。ミカの母校でもある。彼女が在学していた頃はバトスピが流行し始めた時代でバトスピクラブがあり、そこに所属していた。(その時代は男子は学ラン・女子はセーラー服で現在は私服)

スタッフ

  • 原作 - 矢立肇
  • 監督 - 西森章(第1話 - 第15話)、渡辺正樹(第16話 - )
  • シリーズ構成 - 冨岡淳広
  • キャラクターデザイン - ヒラタリョウ
  • スピリットデザイン - 今石進、丸山浩
  • メカニックデザイン - やまだたかひろ
  • キャラクター監修・設定協力 - 石田智子
  • キーアニメーター - 石川てつや
  • CGプロデューサー - 柴田英樹
  • CGディレクター - 井上喜一郎
  • ゲームデザイナー - マイケル・エリオット
  • 美術監督 - 中村典史
  • 色彩設計 - 柴田亜紀子
  • 撮影監督 - 貞光寿幸
  • 編集 - 渡辺直樹
  • 音楽 - 瀬川英史
  • 音響監督 - 藤野貞義
  • チーフプロデューサー - 宝田寿也(メ〜テレ)、尾崎雅之(サンライズ)
  • プロデューサー - 福嶋更一郎(メ〜テレ)、若鍋竜太(サンライズ)
  • アニメーション制作 - サンライズ
  • 制作[3] - メ〜テレ、サンライズ、ADK

主題歌

オープニングテーマ「Freedom」(第1話 - 31話)
作詞 - 池畑伸人 / 作曲・編曲 - Masayoshi Minoshima+REDALiCE / 歌 - Masayoshi Minoshima(Alstroemeria Records)+REDALiCE(ALiCE'S EMOTiON) feat.ayami
※16話から音源と曲調が変更。
オープニングテーマ「Wake Up! My Heart!!」(第32話 - )
作詞 - 池畑伸人 / 作曲・編曲 - 山下洋介 / 歌 - 羽多野渉
※TVシリーズ初OPが変更になった主題歌。
エンディングテーマ「My Hero My No.1」
作詞 - 池畑伸人 / 作曲 - 山下和彰 / 編曲 - 土橋雅樹 / 歌 - 羽多野渉

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 バースト召喚! 英雄龍ロード・ドラゴン! 冨岡淳広 西森章 馬引圭 長生中
石田智子
2011年
9月18日
2 バーストVSバースト! グラント・ベンケイ出陣! 加瀬充子 中島大輔 田辺謙司 9月25日
3 皇牙獣キンタローグ・ベアー 疾風怒濤! 仁王立ちのテガマル あみやまさはる 誉田晶子 鈴木幸江 10月2日
4 頂点の激闘! 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード! 石橋大助 河村智之 齋藤昭裕 澤田譲司 10月9日
5 バースト応酬! 降臨! 氷の覇王ミブロック・バラガン! 山田由香 池野昭二 菊池晃 10月16日
6 運命の出会い!?! 呪の覇王カオティック・セイメイ 神山修一 渡辺正樹 石川てつや 10月23日
7 ヒーローチャンピオンシップ開幕! 風の覇王ドルクス・ウシワカ見参! 冨岡淳広 加瀬充子 中島大輔 田辺謙司 10月30日
8 ドルクス・ウシワカ 逆襲のコブシ! 打倒ハジメ! あみやまさはる 河村智之 谷田部勝義 波風立志
長生中
11月6日
9 打倒テガマル! 運命の爆烈十紋刃! 山田由香 渡辺正樹 齋藤昭裕 澤田譲司
鈴木幸江
11月13日
10 会長VS校長!? 驚異の大粉砕、鉄の覇王サイゴード・ゴレム! 石橋大助 馬引圭 石田智子 11月20日
11 修行編スタート! 試練のペンタンデッキ! 神山修一 誉田晶子 長生中 11月27日
12 探せ! 刀の覇王ムサシード・アシュライガー! 冨岡淳広 加瀬充子 中島大輔 田辺謙司 12月4日
13 バースト、そしてワースト ハジメデッキ、破壊10秒前!? あみやまさはる 河村智之 菊池晃 12月11日
14 燃えよブラザー! 光の覇王ルナアーク・カグヤ! 山田由香 誉田晶子 谷田部勝義 波風立志 12月18日
15 地獄のクリスマスイブ!? 暴風デッキ、軍師鳥ショカツリョー! 石橋大助 馬引圭
渡辺正樹
齋藤昭裕 澤田譲司 12月25日
16 救え、キマリ姫! 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード! 神山修一 渡辺正樹 石川てつや 2012年
1月8日
17 世界征服暴走バトル 白VS紫 Xレア対決! 山田由香 加瀬充子 中島大輔 田辺謙司 1月15日
18 新たな仲間、爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル! あみやまさはる 池野昭二 石田智子 1月22日
19 ハジメとテガマル バゼルVSアシュライガー? 冨岡淳広 誉田晶子 長生中 1月29日
20 爆裂スタート! 覇王チャンピオンシップ全国大会!! 石橋大助 馬引圭 菊池晃 2月5日
21 雅な合体! 魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー 神山修一 渡辺正樹 中西伸彰 平塚知哉 2月12日
22 行くぜ、二回戦! 大粉砕VS呪滅撃! 山田由香 齋藤昭裕 波風立志 2月19日
23 奇跡の召喚!? ヒーローXレア、烈の覇王セイリュービ あみやまさはる 加瀬充子 中島大輔 田辺謙司 2月26日
24 決勝戦開始! ムサシード・アシュライガーVS怪奇バースト男! 冨岡淳広 渡辺正樹 石川てつや 3月4日
25 ハジメVSイサミ! 怒濤の決勝バトル!! 石橋大助 誉田晶子 石田智子 3月11日
26 夢の舞台へ…! 決着、バーストVSブレイヴ!! 渡辺正樹 長生中 3月18日
27 初陣 バトルフィールド! ロード・ドラゴンVSロード・ドラゴン! 山田由香 馬引圭 菊池晃 3月25日
28 世界への挑戦! 太骨望デッキ登場! 神山修一 渡辺正樹 工藤寛顕 波風立志 4月1日
29 ドラゴン怒りの烈神速!? セイリュービ飛翔! あみやまさはる 誉田晶子 中島大輔 田辺謙司 4月8日
30 華麗なる好敵手 騎士の覇王ソーディアス・アーサー! 石橋大助 加瀬充子 中西伸彰 平塚知哉 4月15日
31 決断のバースト テガマル対チヒロ 冨岡淳広 河村智之 齋藤昭裕 石川てつや 4月22日
32 王者吼える! 天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード! 山田由香 池野昭二 石田智子 4月29日
33 幻のカードを探せ! 竜のカルタの謎 神山修一 馬引圭 工藤寛顕 野口和夫
菊地功一
尾形健一郎
5月6日
34 鉄壁コンビ! ロック・アラディンとマジン・ゴレム あみやまさはる 誉田晶子 菊池晃 5月13日
35 覇王ドリームマッチ! スサノ・フリードvsバゼル!! 石橋大助 加瀬充子 中島大輔 天﨑まなむ 5月20日

コミカライズ との相違点

一式まさと作画

テガマル戦ではハジメが勝利している。
予選一回戦がコウタ。執事ペンタンだけでなくパム、ゴリスタルを召喚している。
アラタはアフローヌになっていない。またしおらしい仕草をしている。
一話に一回ふりかけ御飯を食べるシーンがある。
ロードドラゴンバゼルの初陣の相手がキマリ。ボーズハンズを召喚している。

杉山ユキ作画でバトルスピリッツ 覇王 龍のタイトルでケロケロエースに連載

当初から門出中に転入するところから始まる。
一話からテガマルとバトルし敗北。
バトルフォームは使用せず胸部プロテクターのみ。
コブシとテガマルには関係性がない。
アフローヌはバトルフィールドでハジメと勝負する。

脚注

  1. ^ この内、福島放送福島第一原子力発電所事故の影響で前作『バトルスピリッツ ブレイヴ』の放送を途中で打ち切ったが、本作から放送を再開している。
  2. ^ 現在はその助手として花形マツリをパートナーとしている。
  3. ^ 放送開始当初テロップは普通の字体だったが、2012年放送分よりカラーロゴに変更。この枠では『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』終了から約5年ぶりにロゴ表記に戻った。

関連項目

外部リンク

メ〜テレ制作・テレビ朝日系列 日曜7時台前半枠ニチアサキッズタイム第1枠)
前番組 番組名 次番組
バトルスピリッツ ブレイヴ
(2010年9月12日 - 2011年9月11日)
バトルスピリッツ 覇王
(2011年9月18日 - )
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