押上駅
押上〈スカイツリー前〉駅 | |
---|---|
駅入口(2012年4月15日) | |
おしあげ〈スカイツリーまえ〉 Oshiage (SKYTREE) | |
所在地 | 東京都墨田区押上一丁目 |
所属事業者 |
京成電鉄(駅詳細) 東京都交通局(都営地下鉄、駅詳細) 東京地下鉄(東京メトロ、駅詳細) 東武鉄道(駅詳細) |
押上駅(おしあげえき)は、東京都墨田区押上一丁目にある、京成電鉄(京成)・東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)・東武鉄道(東武)の駅である。
当駅は京成電鉄と都営地下鉄、東京メトロと東武鉄道で同一の駅を共用する共同使用駅であり、前者は京成電鉄、後者は東京メトロの管轄駅となっている。
東京スカイツリータウン開業にあわせて、2012年(平成24年)5月22日から、副駅名「スカイツリー前」が導入された[1][2][3][4]。
利用可能な鉄道路線
2012年3月17日に東武鉄道が駅番号を導入したことで、当駅を通る4事業者の路線はすべて駅番号が付記されることになった。
駅構造
京成電鉄・都営地下鉄
京成電鉄・東京都交通局 押上駅(スカイツリー前) | |
---|---|
改札口(2008年1月3日) | |
おしあげ(スカイツリーまえ) Oshiage(SKYTREE) | |
所在地 | 東京都墨田区押上一丁目10-2 |
所属事業者 |
■■京成電鉄(京成) 東京都交通局(都営地下鉄) |
電報略号 | 押(東京都交通局、駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(京成)186,230人*/日 (東京都交通局)184,002*人/日 -2010年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)11月3日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■■京成押上線** |
駅番号 | ○KS45 |
キロ程 | 0.0 km(押上起点) |
(1.1km) 京成曳舟 KS46► | |
所属路線 | 都営地下鉄浅草線** |
駅番号 | ○A 20 |
キロ程 | 18.3 km(西馬込起点) |
◄A 19 本所吾妻橋 (0.8km) | |
備考 | 共同使用駅(京成の管轄駅) |
* 直通連絡人員を含む ** 両線で相互直通運転を実施 |
島式ホーム2面4線を有する地下駅で、京成電鉄の管轄駅である[5]。 PASMO・Suicaで印字される履歴は「押上」となっている。京成電鉄の管理駅のため、サイン類は京成に準じており、かつては行先としての京急久里浜駅も「久里浜」と案内されていた。駅名標は以前ホーム側が京成式のものを、壁側にはかつて都営浅草線で使用していた形式のものをそれぞれ設置していたが、「スカイツリー前」の副駅名導入に合わせ2012年3月下旬に壁側のものも京成式のものに取り替えられ、さらに同年5月中旬にはホーム側の駅名標が無くなった。発車標は京成電鉄のものを使用している。
開業当初はホームの両端の下に改札口があったが、2003年(平成15年)3月19日に営団(現東京メトロ)・東武の駅が開業してからは、京成曳舟寄りの改札口を営団・東武の駅に通じる連絡通路に移設するとともに、従来の改札口が閉鎖されて、通路も乗り換え専用になった。
都営地下鉄浅草線の地下トンネル出口付近に位置しており、東京都交通局乗務員と京成電鉄乗務員との乗務交代が行われる。また都営浅草線方面から進入する際に、カーブの直後に駅が位置しているため、駅手前100m前後からトンネル内側壁にオレンジ色のラインが引かれている。
かつては1番線から保線用の側線が分岐していて砂利受け取り用のホッパーが存在した。現在ホッパーの跡は駅冷房用の換気ダクトに転用されている。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 都営浅草線 | 日本橋・新橋・西馬込・泉岳寺・ファイル:TRON 9-9145.gif羽田空港・横浜方面 | 一部始発は3番線 |
3・4 | ■■京成押上線 | 青砥・高砂・船橋・成田・ファイル:TRON 9-9145.gif成田空港(■成田スカイアクセス線・■京成本線)・千葉・北総線方面 | 一部始発は2番線 |
通常は、1番線(都営浅草線・京急線方面)・4番線(京成線方面)から発着している。
京成線普通列車あるいは都営浅草線内各駅停車の列車が、優等列車(エアポート快特・快特・アクセス特急・特急・通勤特急・エアポート快速・快速)を待ち合わせる場合は、普通列車が1・4番線に待避し、優等列車が2・3番線に入線して先発する(京成線方面における普通列車と急行列車の待ち合わせは組まれていない)。日中に横浜方面快特が成田スカイアクセス線経由のエアポート快特(アクセス特急)を待ち合わせをする場合に実施される。
当駅折り返し列車の場合、京成線方面に折り返す場合はすべて3番線。都営浅草線(京急線)方面に折り返す場合は2番線と3番線の両方から発着している。なお、土休日ダイヤでの当駅折り返し列車は存在しない。
-
京成・都営ホーム
-
3・4番線ホーム
東京メトロ・東武鉄道
東京地下鉄・東武鉄道 押上〈スカイツリー前〉駅* | |
---|---|
コンコース(2005年3月29日) | |
おしあげ〈スカイツリーまえ〉 Oshiage (SKYTREE) - | |
所在地 | 東京都墨田区押上一丁目1-65 |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ) 東武鉄道(東武) |
電報略号 | オシ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(東京地下鉄)120,091人**/日 (東武鉄道)85,122***人/日 -2010年- |
開業年月日 | 2003年(平成15年)3月19日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 東京地下鉄半蔵門線**** |
駅番号 | ○Z 14 |
キロ程 | 16.7 km(渋谷起点) |
◄Z 13 錦糸町 (1.4km) | |
所属路線 | ■東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(押上支線)**** |
駅番号 | ■TS 03 |
キロ程 | 0.0 km(押上起点) |
(1.3km) 曳舟 TS 04► | |
備考 | 共同使用駅(東京地下鉄の管轄駅) |
島式ホーム2面4線を有する地下駅で、東京メトロの管轄駅である。京成・都営の駅より南側に位置している。終日にわたって当駅で折り返す列車があるほか、東京急行電鉄所有車両のうち東武線非対応編成の終着駅となっている。2・3番線は主に折り返し用に使われ、昼間は主に3番線で折り返している。半蔵門線と東武スカイツリーラインの直通運転列車の発着は1・4番線に限られる。1番線と4番線では折り返しができないため、東武スカイツリーラインの当駅始発の列車は設定されていない。一方、当駅終着の列車は平日の終電として設定されている。
PASMO・Suicaで印字される履歴は「地 押上」「東武押上」となっている。東京メトロと他社線の接続駅は他社管理が多かったが、当駅が東京メトロの管理下にある理由は、半蔵門線が水天宮前駅から当駅まで延伸したため、当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が建設を行い、そこに東武鉄道が乗り入れる体制を取ったためである。
半蔵門線のもう一方の接続駅である渋谷駅も同様の体制であったが、2007年12月2日より、直通運転を行っている東京急行電鉄に駅業務が移管された。
東京メトロ管理の駅であるため、通常東武鉄道の駅とはカウントされないが、東武鉄道の駅としては野田線流山おおたかの森駅に次いで2番目に新しい駅である。
2・3番線は渋谷方面への折り返し線となっている。この線路は松戸方面へ延伸可能な構造になっているが、事業主体を含め具体的な計画は決まっておらず、東京メトロでは副都心線の開業をもって新規路線の建設を終了すると発表しているため、延伸されるめどは立っていない。
半蔵門線・東武スカイツリーラインの改札外コンコースには、半蔵門線が水天宮前から当駅まで開業する直前に開催されたトンネルウォークに参加した子供たちの手形が飾られている。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 半蔵門線 | 大手町・渋谷・中央林間方面 | 東武伊勢崎線からの直通列車 |
2 | 半蔵門線 | 大手町・渋谷・中央林間方面 | 朝・夜の当駅折返しの列車 |
3 | 半蔵門線 | 大手町・渋谷・中央林間方面 | 当駅折返しの列車 |
4 | ■伊勢崎線(東武スカイツリーライン) | 北千住・越谷・久喜・南栗橋方面 |
4番線についての案内表記については、東武スカイツリーラインの愛称導入当初も単に「東武伊勢崎線方面」となっていることが多かった。東京スカイツリータウンの開業に合わせて、「東武スカイツリーライン 北千住方面」など行先も表記されるようになった。(2012年5月現在)
-
東京メトロ・東武鉄道ホーム
-
渋谷方面を見る。中央の2番線・3番線は折返し用にクロッシング分岐器がある
-
1番線より渋谷方面を見る
-
将来の延伸に備え、中央2線は途中まで線路が続いている
配線図
← 錦糸町・大手町・ 渋谷・中央林間 方面 |
→ 北千住・春日部 ・久喜・南栗橋 方面 |
|
↓ 亀戸 方面 | ||
凡例 出典: * 以下を参考に作成。 ** 電気車研究会、「東武鉄道線路配線略図」、『鉄道ピクトリアル』、第58巻第1号 通巻第799号「【特集】 東武鉄道」、 2008年1月 臨時増刊号、巻末折込。 ** 羽生峰夫・池田直人(東武鉄道)、「東武鉄道11号線直通化工事と直通運転の概要」、鉄道ジャーナル社、 『鉄道ジャーナル』 第37巻4号(通巻第438号) 2003年4月号、49頁、図2および図3。 ** 東京メトロ公式ホームページ 押上駅構内図 ** 東武鉄道公式ホームページ 曳舟駅構内マップ ※ 本図の入線方向は通常営業運転の方向であり、直通運転中止時や回送列車の入線方向を含まない。 ※ 浅草方面の東武線は、とうきょうスカイツリー駅付近でクロスして図の左上方向へ向かうが、本図では省略している。 |
利用状況
各社局の一日平均乗降人員は以下の通り。
- 京成電鉄 - 京成電鉄の駅では第1位[6]。
- 2011年度:181,171人
- 東京都交通局
- 2010年度:184,002人(乗車人員 92,984人、降車人員 91,018人)[7]
- 東京メトロ(下記人数には東武鉄道との直通連絡人員を含む)
- 2010年度:120,091人[8]
- 東京メトロは開業前の予想乗降人員を73,000人としていたが、開業以来その数字を上回り、順調に増加している。
- 2010年度:120,091人[8]
- 東武鉄道
- 2010年度:85,122人[9] - ただし、この数値は同一駅扱いの業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)の乗降人員も含んでいる。
近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 京成電鉄 | 都営地下鉄 | 東京メトロ | 東武鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1992年 | 80,992 | [10] | |||
1993年 | 81,638 | 97,301 | [11] | ||
1994年 | 82,841 | 98,153 | [12] | ||
1995年 | 83,888 | 96,962 | [13] | ||
1996年 | 82,836 | 96,101 | [14] | ||
1997年 | 83,726 | 96,479 | [15] | ||
1998年 | 81,811 | 94,877 | [16] | ||
1999年 | 80,648 | 92,962 | [17] | ||
2000年 | 79,805 | 92,293 | [18] | ||
2001年 | 81,118 | 93,704 | [19] | ||
2002年 | 80,808 | 93,704 | 17,000 | [20] | |
2003年 | 83,902 | 87,773 | 30,721 | 21,213 | [21] |
2004年 | 84,953 | 86,000 | 36,923 | 25,005 | [22] |
2005年 | 85,956 | 85,948 | 39,951 | 26,088 | [23] |
2006年 | 88,011 | 87,744 | 45,649 | 30,638 | [24] |
2007年 | 91,383 | 91,922 | 53,230 | 34,467 | [25] |
2008年 | 93,332 | 92,747 | 56,079 | 38,433 | [26] |
2009年 | 92,280 | 92,336 | 57,660 | 39,641 | [27] |
2010年 | 92,813 | 92,984 | 60,655 | 42,416 | [28] |
※東武鉄道のデータはとうきょうスカイツリー駅(旧、業平橋駅)のデータを再掲。
駅周辺
駅周辺北方は古くからの住宅街であり、駅東側には押上通り商店街が広がっている。
駅の西側の業平橋駅貨物ヤード跡地およびセメント工場跡地などの再開発事業として東京スカイツリーを中心とする東京スカイツリータウンがある。2012年5月の開業以前から、すでに東京の一大観光スポットになっていた。
業平橋駅南側付近にあった東武本社は社屋を移転、当駅北方の同社社宅跡地に新社屋を建設し、2009年に完成した。
駅の北側には東武伊勢崎線押上2号踏切がある。東京スカイツリーの開業後に道路の交通量が増加することが予想されているため、墨田区ではこの踏切の廃止・高架化を求めているが、2012年1月に事業化が決定、近く着手する予定である。
- 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン) とうきょうスカイツリー駅 - 同一駅扱いとなっている(後述)
- 京成電鉄本社
- 東武鉄道本社
- 東京スカイツリータウン
- 東京都立本所高等学校
- 墨田区役所 横川出張所
- 墨田区横川コミュニティ会館
- 墨田区勤労者福祉サービスセンター
- すみだ消費者センター・すみだ女性センター
- すみだ福祉保健センター
- 本所税務署
- 東京都主税局 墨田都税事務所
- 業四市場
- 押上駅前郵便局
- 三菱東京UFJ銀行 押上支店
- みずほ銀行 押上支店
- 横十間川
- reasonジム
京成と東武の本社最寄り駅
当駅は京成電鉄本社と東武鉄道本社の最寄り駅である。東武鉄道本社はA3出口付近に所在し、とうきょうスカイツリー駅(旧・業平橋駅)前の東武鉄道旧本社へは徒歩5分程度である。
京成電鉄本社と東武鉄道旧本社の近くには、それぞれ「京成橋」「東武橋」という名の北十間川に架かる橋がある。なお、京成電鉄本社は2013年に千葉県市川市の京成八幡駅前に移転する予定となっている。
バス
最寄りの停留所は、B3出入口付近のロータリーにある「押上駅前」と、四ツ目通りと浅草通りの交差点付近にある「押上」の2ヶ所となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局と京成バスにより運行されている。
押上駅前
2012年4月1日までは路上(都営バスは旧押上駅前交番付近、墨田区内循環バスは書店付近)にあったが、駅前ロータリーの供用開始とともにすべての路線の停留所が駅前ロータリーに移された。
押上
四ツ目通りと浅草通りの交差点にある。B2またはA2出入口が至近である。
- 都08系統:錦糸町駅行き/東武浅草駅前経由 日暮里駅行き
- 都08系統急行:錦糸町駅行き/奥浅草経由 日暮里駅行き(土曜・休日のみ)
- 上23系統:上野松坂屋行き/平井駅行き(十間橋経由と押上駅経由があり)
- 上26系統:上野公園行き/亀戸天神経由 亀戸駅行き
- 門33系統:十間橋経由 亀戸駅行き/豊海水産埠頭行き
- S-1系統(観光路線バス「東京→夢の下町」):錦糸町駅行き/上野松坂屋(上野御徒町駅)・東京駅丸の内北口(土曜・休日のみ)行き
歴史
京成電気軌道の創始期には、繁華街浅草に近い東京側のターミナル駅としての位置付けだった。当初は東京市電(後の都電)との接続駅で当駅からの乗り入れも想定していたため、京成電軌の当初の軌間は1,372mmで敷設された。
後には押上より浅草への路線建設を出願し、さらに上野・秋葉原まで高架線を建設する構想も立てられた。しかし、東武鉄道との競願となったことに会社上層部が焦り、京成電車疑獄事件(京成疑獄)を引き起こしてしまい、浅草乗り入れ計画は頓挫、町屋経由での上野乗り入れ後は、長らく中途半端な都心側盲腸線の存在となっていた。
1960年(昭和35年)に都営地下鉄との相互直通運転開始により、直接浅草・都心方面への乗り入れの接続駅となる。その後も地上駅舎は使用されたが、後に完全地下化され、地上駅跡地には上野にあった京成電鉄本社が移転して現在に至る。
- 1912年(大正元年)11月3日 - 京成電気軌道のターミナル駅として開業。
- 1960年(昭和35年)
- 1978年(昭和53年)7月1日 - 都営1号線を浅草線に改称。
- 1989年(平成元年) - 東武伊勢崎線業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)と地下連絡通路で結ばれる。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 東武伊勢崎線と営団地下鉄半蔵門線との相互直通運転開始に伴い、東武鉄道・営団地下鉄の押上駅が開業。業平橋駅(現とうきょうスカイツリー駅)との連絡通路を閉鎖。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化に伴い、半蔵門線の駅は東京メトロへ継承。
- 2012年(平成24年)5月22日 - 東京スカイツリータウン開業にあわせて、新たに副駅名「スカイツリー前」を導入[1][2][3][4]。
かつて存在した駅
付記
京成電鉄・都営地下鉄浅草線の駅ナンバリング
当駅は京成電鉄・東京都交通局の駅ナンバリングの対象となっていて、京成電鉄の駅番号はKS45、都営地下鉄浅草線の駅番号はA-20となっている。駅の各種掲示物では両者が併記されていて、車内案内表示器では「KS45,A-20」と両者を併記して案内している。
延伸構想について
当駅より北上し、地下鉄11号線(東京地下鉄半蔵門線)が松戸駅まで、地下鉄8号線(東京地下鉄有楽町線)が野田市駅までそれぞれ延伸する構想がある。当駅は既に東京地下鉄・東武鉄道の2・3番線ホームから松戸方面への延伸を可能にするための対応工事が済んでいる(→詳細は東京直結鉄道も参照)。
とうきょうスカイツリー駅と同一駅扱い
東武鉄道においては運賃計算上、当駅はとうきょうスカイツリー駅と同一駅扱いになっている。東武鉄道各駅からとうきょうスカイツリー駅まで有効な乗車券を所持していれば、当駅でも乗降可能である。
ただし、当駅は東武ではなく東京メトロが管理しており、東京メトロでは「押上駅」を正式名称としているためもあり、実際には別の構内であり、とうきょうスカイツリー駅と当駅の間は改札内で行き来することはできない。とうきょうスカイツリー駅と当駅を行き来するためには、一旦改札口を出て地上に出る必要がある。
東武・営団の押上駅が開業する以前は京成押上線・都営浅草線押上駅 - 業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)頭端式ホームとの乗り換え改札通路が設置されていたが、半蔵門線の開通を機に通路が閉鎖され、後に業平橋駅の頭端式ホームも撤去された。
当駅はとうきょうスカイツリー駅と同一駅扱いのため、当駅の運賃表にはとうきょうスカイツリー駅までの運賃は記載されていない。ICカードを利用して当駅からとうきょうスカイツリー駅まで乗車すると140円が引き落とされる。また、錦糸町駅以南の東京メトロ各駅から当駅を経由してとうきょうスカイツリー駅まで乗車すると当駅までの運賃が引き落とされ、東武線の運賃は引き落とされない。
隣の駅
京成電鉄と東京都交通局、東京地下鉄と東武鉄道はそれぞれで相互直通運転を行っている。ただし、種別については当駅を境に当該事業者のものに変更となるものが多いため、各事業者ごとに個別に記載する。
- 京成電鉄
- ■■押上線
- ■快速特急・■ファイル:TRON 9-9145.gifアクセス特急・■アクセス特急・■特急・■通勤特急・■ファイル:TRON 9-9145.gif快速・■快速
- 押上駅(スカイツリー前) (KS45) - 青砥駅 (KS09)
- ■普通
- 押上駅(スカイツリー前) (KS45) - 京成曳舟駅 (KS46)
- ※「ファイル:TRON 9-9145.gif」のついた種別は、当駅から先の都営浅草線内ではエアポート快特として運転されるものを指す。
- ■快速特急・■ファイル:TRON 9-9145.gifアクセス特急・■アクセス特急・■特急・■通勤特急・■ファイル:TRON 9-9145.gif快速・■快速
- 東京都交通局
- 都営浅草線
- ■ファイル:TRON 9-9145.gifエアポート快特
- 浅草駅 (A 18) - 押上駅(スカイツリー前) (A 20)
- ■エアポート快特以外の列車種別
- 本所吾妻橋駅 (A 19) - 押上駅(スカイツリー前) (A 20)
- ■ファイル:TRON 9-9145.gifエアポート快特
- 東京地下鉄
- 半蔵門線
- 錦糸町駅 (Z 13) - 押上〈スカイツリー前〉駅 (Z 14)
- 東武鉄道
- ■伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
- ■急行・■準急
- 押上〈スカイツリー前〉駅(TS 03) - 曳舟駅 (TS 04)
- ■急行・■準急
脚注
- ^ a b 押上駅に副駅名「スカイツリー前」を導入します! (PDF) - 東京地下鉄ニュースリリース、2012年2月9日(2012年2月9日閲覧)
- ^ a b 押上駅に副駅名「スカイツリー前」を導入します! (PDF) - 東武鉄道ニュースリリース、2012年2月9日(2012年3月17日閲覧)
- ^ a b 押上駅に副駅名「スカイツリー前」を導入します! - 東京都交通局ニュースリリース、2012年2月9日(2012年2月9日閲覧)
- ^ a b 押上駅に副駅名「スカイツリー前」を導入します! (PDF) - 京成電鉄ニュースリリース、2012年2月9日(2012年2月9日閲覧)
- ^ a b 京成電鉄と他事業者との共同使用駅では、駅を実際に管理している事業者の駅番号のみが付与されるが、当駅は唯一の例外で、都営地下鉄の駅番号も表記されている。
- ^ 京成電鉄 駅別乗降人員
- ^ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ^ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
- ^ 東武鉄道(乗降人員)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
関連項目
外部リンク