コンテンツにスキップ

夜空ノムコウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。弟5 (会話 | 投稿記録) による 2012年8月1日 (水) 02:39個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

「夜空ノムコウ」
SMAPシングル
初出アルバム『SMAP 012 VIVA AMIGOS!
Smap Vest
SMAP AID
B面 リンゴジュース
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル ビクターエンタテインメント
作詞・作曲 スガシカオ川村結花
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1998年1月度月間1位(オリコン)
  • 1998年度年間2位(オリコン)
  • SMAP シングル 年表
    Peace!
    1997年
    夜空ノムコウ
    (1998年)
    たいせつ
    (1998年)
    テンプレートを表示

    夜空ノムコウ」(よぞらのむこう)は、SMAPの27枚目のシングル1998年1月14日ビクターエンタテインメントから発売された。

    概要

    SMAP初のミリオンセラーシングル(オリコンプラネットチャート・出荷ベース共に)。この後オリコンでは「らいおんハート」「世界に一つだけの花 (シングル・ヴァージョン)」の2作(プラネットチャート・出荷ベースでは「SHAKE[1]を含む3作)がミリオンを達成するが、1990年代ではSMAPのシングルとして最大のセールスとなっている。プラネットチャートでは年間シングルチャートでは1位を記録、オリコンの年間チャートでも2位を記録する大ヒット作品となった。

    オリコン史上、ジャニーズ事務所所属のグループでは3組目のシングルミリオンセラー達成となっている(他はKinKi Kids近藤真彦)。

    のちに作詞者のスガシカオや作曲者の川村結花らのセルフカバーを始め、多くの歌手によってカバーもされている。

    本作のPVは、歩道橋の上でメンバーが寒空の中歌うというものだが、実は撮影時木村拓哉カキにあたり酷い下痢腹痛に襲われていたという逸話がある。木村も含め全員哀愁の漂う険しい表情で写っているが、これも演技ではなく実際の寒さに耐えかねたことから出た「素」の姿であると語っている。

    「夜空ノムコウ」とは逆にカップリングの「リンゴジュース」は『SMAP×SMAP』ではおろか、ライブでも歌われていない。しかし、スガシカオのセルフカバーバージョンは「夜空ノムコウ」よりも早くにリリースされている。

    同曲は2002年4月から中学2,3年生の音楽の教科書に掲載された。

    2011年3月末からソフトバンク 復興支援ポータルサイトのCMソングとして使用された。

    木村のみにソロパートが与えられている。歌いだしは中居と木村である。  

    スガシカオとの関係

    「夜空ノムコウ」の作詞を依頼されたスガは、締切当日までその依頼をすっかり忘れており、締切日に札幌での仕事に向かう途中の羽田空港のロビーにてマネージャーに指摘されて思い出したという。そのためスガは札幌に向かう飛行機の機内とホテルの部屋で慌てて作詞を行う羽目になったことから、後に『SMAP×SMAP』(関西テレビフジテレビ)にゲスト出演した際、同曲の歌詞をもじって「『夜空ノムコウ』に待っていたのは実は締切だった」と語っている。

    スガがSMAPのリリースから3年もセルフカヴァーを拒んだのには、SMAPに義理立てがあり、頼まれたから作っただけということで、スガは公の場で「夜空ノムコウ」の歌唱を行わず、ライブでも一切歌うことはなかった。しかし、教科書掲載や卒業式での楽曲使用、さまざまなカヴァーバージョンが出てきたことで「スタンダード」となった事を受けて自ら歌うことを決意。スガ自身はもはや「自分の曲」という印象はさらさらなく、他人の曲をアレンジするスタンスで挑んだという。また、現在においても、SMAPのこの曲を愛して誰かに伝えようとする心意気には敵わないと認めている。

    ミスターマッスル

    発売された当時、『笑っていいとも!』に出演して人気を集めていたミスターマッスルによって(正確には声優の幸野善之の歌唱で)カバーされており、ごくまれに出演者や一般観覧者にもシングルCDが数枚配られていたのが確認されている。CDのジャケットもSMAPのオリジナルのパロディとなっており、夜空をバックに一人でポーズを決めているミスターマッスルとなっている。

    収録曲

    1. 夜空ノムコウ
      • 作詞:スガシカオ 作曲:川村結花 編曲:CHOKKAKU
    2. :後に作曲者の川村結花がセルフカバーをしており、同年9月9日にシングルとしてリリースされている。2001年には作詞のスガもアルバム『Sugarless』でセルフカバーしている。
    3. リンゴジュース
      • 作詞・作曲:スガシカオ 編曲:CHOKKAKU
    4. :スガシカオの提供。こちらは作曲も担当。スガのアルバム『FAMILY』でセルフカバーしている。
    5. 夜空ノムコウ(Instrumental)
    6. リンゴジュース(Instrumental)

    カバー

    脚注

    1. ^ 発売は「夜空ノムコウ」より早いがミリオン達成はこちらのほうが後である。