湘南ゴールド
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神奈川県 根府川分室 原木 -
結実状況
湘南ゴールド（しょうなんゴールド）は、神奈川県が開発した柑橘類の品種。今村温州と神奈川県西部で採れるゴールデンオレンジ（黄金柑）の交配で作られた[1][2]。交配から12年かけて品種登録を行い、2006年から出荷を開始している[3][4]。品種登録番号は平成15年11月第11469号[2]。
特徴
華やかな香り[4]と12%までにも及ぶ糖度[1][2][5][4]を特徴とし、 ゴールデンオレンジの懸念事項であった果実の小ささを温州みかんと交配することで解消した[1][5][4]。温州みかんが市場から姿を消す4月から5月にかけて出荷することができる品種である[1][2][3]。
4月に成熟するが、仮貯蔵してから食べると成熟時にやや強めであった酸味が弱くなり風味が向上する[1][5]。
消費低迷による生産者の経営破綻の懸念を解消するために、神奈川県が開発に着手した[1]。開発は県農業技術センターで行われた[3]。
シンニング
生産者と関係機関によるシンニング方法の検討会を開催し、試験樹を設置、栽培技術と品質の向上を行っている[6]。
収穫量
| 西暦 | 収穫量 | 備考 |
|---|---|---|
| 2006年 | 450kgほど[3] | 初出荷年 |
| 2008年 | 約4tの見込み[3] |
ＪＡへの出荷
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出荷基準 -
生産者の出荷 -
出荷物検査 -
最終品質チェック
生産者が、自己申告で秀品・優品と選別してきたものを、サンプルとして、１ケースずつ検査員がチェックし、選果が甘いものはやり直しとなり荷受けされない [7]。階級がまちまちなので、最終チェック後、大きさ別に選果されて出荷される[7]。
周知活動
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わいわい市寒川店での販売
神奈川県内百貨店他、都内百貨店、わいわい市寒川店をはじめとする神奈川県内の大型農産物直売所での販売を通じ、神奈川県及び生産者、関係機関による消費者への周知を行っている[8]。
脚注
- ^ a b c d e f 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波事務所 (初出年不明). “「黄金柑」より大きく、果皮の滑らかな、さわやか味のかんきつ新品種「湘南ゴールド」 — 農林水産研究情報総合案内”. 2008年4月11日閲覧。
- ^ a b c d 神奈川県農業技術センター (2007年12月). “湘南ゴールド : 神奈川県農業技術センター”. 2008年4月11日閲覧。
- ^ a b c d e 楠田裕司 (2008年4月11日). “asahi.com：【神奈川】新種ミカン食後にいかが - 食”. 朝日新聞. 2008年4月17日閲覧。
- ^ a b c d サンクトガーレン (2008年3月31日). “<※1 湘南ゴールドについて>” (PDF). 2008年4月11日閲覧。
- ^ a b c 根府川試験場 (2000年11月). “webnews17号 新黄金柑「湘南ゴールド」を育成！！”. 2008年4月11日閲覧。
- ^ かながわブランド振興協議会 (20120720). “かなさんの畑 湘南ゴールドのシンニング（摘果）作業を勉強してきました！”. 2012年9月5日閲覧。
- ^ a b かながわブランド振興協議会 (20120313). “かなさんの畑 湘南ゴールドの選果現場を直撃！～おいしい湘南ゴールドをお届けするために、厳しいチェックが行われています”. 2012年9月5日閲覧。
- ^ 神奈川県 県民局 総務部 広報課 (20120301). “2012年3月号 神奈川県 県のたより”. 2012年9月5日閲覧。
