ホキ

ホキ
分類
界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 条鰭綱 Actinopterygii 目 : タラ目 Gadiformes 科 : マクルロヌス科 Macruronidae 属 : ホキ属 Macruronus 種 : ホキ M. novaezelandiae
学名
Macruronus novaezelandiae (Hector, 1871)
和名
ホキ
英名
Blue grenadier, hoki, blue hake, New Zealand whiptail, whiptail, whiptail hake

ホキ（マオリ語：hoki）はオーストラリア南部からニュージーランド近海の水深10～1000mに生息するタラ目マクルロヌス科の魚。

学名のMacruronus novaezelandiaeは「ニュージーランドの大きな尾」を意味する。

かつてメルルーサ科（Merlucciidae）に分類されていたが、近年では独立したマクルロヌス科（Macruronidae）に分類されることが多くなった。

形態

体長60～120cm。姿はソコダラに似て、大きな眼球を持ち、非常に細長い先細った体は、第二背鰭と尻鰭と癒合した尖った尾鰭で終わる。第一背鰭は短く尖る。

背側の体色は淡い青緑色で、側面と腹側は銀色、鰭は黒ずむ。

生態

魚を食べる肉食性であり、大きな口には鋭い尖った歯があり、ハダカイワシを主な獲物とするが、甲殻類とイカも食べる。

6-7月ごろ産卵する。寿命は12-14年ほどである。

利用

ニュージーランドのみでなく、全世界に流通する食用魚であり、一般的な白身魚である。持続可能な漁業のためにホキ漁業は海洋管理協議会の認証を受けている。

マクドナルドではフィレオフィッシュにホキ、タラ、スケトウダラの3種が使われている。とくにホキは年間700万キロ（0.7万トン）も使われており、絶滅の危機を迎えている。

ホキの減少により、ロング・ジョン・シルバーズはホキの使用を止め、デニーズは使用をニュージーランドに限定している。また、マクドナルドはホキの使用量を減らしたが、漁獲枠が増加すれば、今後増やす可能性があるとしている。日本のマクドナルドではスケトウダラが使用されている。

ほっともっとでは、白身魚のフライの魚を使っている。また、ニュージーランドに限定している。