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氷川神社 (杉並区)

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氷川神社
所在地 東京都杉並区高円寺南4-44-19
主祭神 素盞鳴命
社格 村社
創建 天文年間か
別名 高円寺氷川神社
例祭 8月27日8月28日
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氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都杉並区高円寺南にある神社。

由緒

当神社は、口伝によれば天文年間(1531年1544年)の創建と伝えられる[要出典]。これは、別当寺であった宿鳳山高円寺と同じ頃の創建である。また、社伝によれば文治5年(1189年)頃、源頼朝奥州征伐の際この地に着き、家臣である安達藤九郎盛長に命じて社殿を建立させたとも[要出典]、または家臣の村田兵部某が高円寺村にとどまり農民となった時、大宮の氷川神社を勧請して社殿を建立したのが起源ともいわれている。これらについては、資料が火災によって失われたため詳細は明らかでない[1]

以後は高円寺村の鎮守として崇められていた。明治時代になると村社になる。

その後昭和になり、第二次世界大戦による戦災で社殿が焼失。現在の社殿は1971年(昭和46年)に再建されたものである。

また1948年(昭和23年)には全国でも唯一といわれている気象神社が当神社に遷座された。例大祭は、もとは9月18日に行われていたが、台風などによる悪天候が多いことから、1958年(昭和32年)に8月27日28日に変更された。

気象神社

気象神社

気象神社は、祭神は八意思兼命

もとは、馬橋4丁目(現在の高円寺北4丁目)にあった大日本帝国陸軍陸軍気象部の構内に、1944年(昭和19年)4月10日に造営されたものである。この神社前で勤務前に気象観測員が気象予報の的中を祈願したという。戦後の神道指令で撤去されるはずであったが、連合軍宗教調査局の調査漏れで残存した。そこで、当局に申請して払い下げを受け、1948年(昭和23年)に当時は9月18日だった例大祭の際に、現在の氷川神社に遷座した。

現在の社殿は、旧社殿が老朽化したために、2003年(平成15年)に建て替えたもの。例大祭は、6月1日気象記念日に行われる。

一般の知名度はさほど高くないが、日本で唯一の気象の神様として気象予報士を目指す受験生など一部では存在が知られ[2]、合格祈願や快晴祈願などで参拝されている[3]

境内社

アクセス

脚注

  1. ^ 高円寺氷川神社公式サイト「神社概要
  2. ^ 高円寺の氷川神社、気象神社のウェブサイト“気象神社Web”を開始ASCII.jp 2007年5月10日
  3. ^ 高円寺駅|氷川神社―日本唯一!全天候型気象神社ぶらり途中下車の旅 2010年5月29日放送分

関連項目

外部リンク