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多摩動物公園駅

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多摩動物公園駅
京王動物園線駅舎(左側は京王れーるランド)
(2006年6月3日)
たまどうぶつこうえん
所在地 東京都日野市程久保
所属事業者 京王電鉄駅詳細
多摩都市モノレール駅詳細
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多摩動物公園駅(たまどうぶつこうえんえき)は、東京都日野市程久保にある、京王電鉄多摩都市モノレールである。

駅前に多摩動物公園がある。

当駅 - 高幡不動駅間は京王動物園線多摩都市モノレール線の併走区間になっている。

利用可能な鉄道路線

駅構造

都道相模原立川線を挟んで、両社線の構内が独立している。

京王電鉄

京王 多摩動物公園駅
プラットホーム(電車が停車しているのが2番線、右側は旧降車ホーム)
(2008年4月4日)
たまどうぶつこうえん
Tama-dōbutsukōen
◄KO29 高幡不動 (2.0km)
所在地
北緯35度38分56.7秒 東経139度24分16秒 / 北緯35.649083度 東経139.40444度 / 35.649083; 139.40444 (京王 多摩動物公園駅)座標: 北緯35度38分56.7秒 東経139度24分16秒 / 北緯35.649083度 東経139.40444度 / 35.649083; 139.40444 (京王 多摩動物公園駅)
駅番号 KO 47
所属事業者 京王電鉄
所属路線 動物園線
キロ程 2.0km(高幡不動起点)
新宿から31.7 km
駅構造 地上駅
ホーム 頭端式 1面2線
乗降人員
-統計年度-
5,958人/日
-2011年-
開業年月日 1964年昭和39年)4月29日
備考 新宿駅から31.7km
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動物園線の終着駅であり、多摩動物公園正門の都道を挟んで反対側に位置する。

頭端式ホーム1面2線を有する地上駅。2番線はワンマン編成専用で、ホームに転落防止柵が設置されている。なお、新宿方面からの直通電車は、2番線の有効長が4両編成分であることから、すべて1番線に到着する。

運行ダイヤは日中毎時3本高幡不動との間を専用のワンマン編成が往復するのが基本である。土曜・休日は新宿発着の直通急行(下り1本、上り3本)が運行される。多摩都市モノレール開業前は、当駅が中央大学明星大学の最寄り駅で、学生の帰宅時間帯に不定期列車を運行していた。現在も両大学の入学試験等に増発される。かつては平日にも新宿発着、土曜・休日には都営新宿線からの直通急行が設定されていた。

1番線降車ホームはかつて多客時に使用されていたが、現行ダイヤでは使用されていない。この降車ホームを利用してフリーマーケットなどのイベントが開催されている。平日昼間は閑散とした終着駅であり構内が広く、京王電鉄が協力的なこともあり府中競馬正門前駅とともにテレビ番組CMロケーション撮影に使われることが多い。2010年平成22年)4月までにトイレと通路部分を除いて撤去され、跡地には動物園で見られる動物の写真などが掲示された看板が設置されている。

元来当駅は多客時対策として両ホームとも乗降分離が可能な構造で建設されており、2番線側にも降車ホームがあった。その後、改札口に通じる箇所が柵で閉め切られ、使用停止とされた。こちらも1番線側同様に撤去され、跡地には同様の写真パネルが設置されている。

京王電鉄で唯一、トライビジョン式の発車標を使用していた。 トイレは1番線側の降車ホームに設置されている。ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」を併設する。

1番線に電車を停車させてイベントを開催する時には、改札外側からの使用になる。

駅舎に併設する形で「京王れーるランド」があり、動物公園に来園する子供を主な対象に京王の鉄道グッズなどを販売している。

駅前広場にはかつてデハ2400形の2410号が保存展示されていたが、その後京王平山研修センター内京王資料館に移設されたので、跡地は植え込みになっている。

2009年(平成21年)6月19日にホーム中程の待合室の供用を開始した。

のりば

1 動物園線 高幡不動調布明大前新宿方面
2 動物園線 高幡不動方面
京王電鉄多摩動物公園駅の配線

多摩都市モノレール

多摩都市モノレール 多摩動物公園駅
多摩モノレールの駅全景(2006年9月1日)
たまどうぶつこうえん
Tama-Dobutsukoen
程久保 (1.0 km)
所在地
所属事業者 多摩都市モノレール
所属路線 多摩都市モノレール線
キロ程 12.3 km(上北台起点)
駅構造 高架駅
ホーム 相対式 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,109人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 2000年平成12年)1月10日
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駅入口(2008年11月16日)
駅に停車中のライオンのイラストが描かれた1000系(2008年11月16日)

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。駅は道路脇上(正門前)にある。

かつてコンコース内に1000系電車運転台部分のモックアップが設置されていた。ちなみに前面行先表示器は「多摩テック」となっていた。

のりば

1 多摩都市モノレール線 高幡不動・立川北玉川上水上北台方面
2 多摩都市モノレール線 多摩センター方面

歴史

  • 1964年昭和39年)4月29日 - 京王帝都電鉄多摩動物公園線(現、京王電鉄動物園線)の開業に合わせて駅開業。
  • (時期不明) - 多摩動物公園線が動物園線と改称され、動物園線の駅となる。
  • 2000年平成12年)1月10日 - 多摩都市モノレール線の「多摩動物公園駅」が開業し、京王動物園線との乗換駅となる。

利用状況

京王電鉄における2011年度の1日平均乗降人員は5,958人である[1]。1970年代後半には中央大学の移転によって乗降人員が大幅に増加したが、多摩都市モノレールの開通に伴って中央大学などの最寄駅が中央大学・明星大学駅になったため、京王電鉄の駅の乗降人員は大幅に減少したが、「多摩動物公園駅」の利用に限定した場合は現在でもモノレールよりも乗降人員が多い。

多摩都市モノレールにおける2010年度の1日平均乗車人員は1,109人である[2]

近年の1日平均乗降人員および乗車人員推移は下記の通り。

年度 京王電鉄 多摩都市
モノレール
出典
1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1964年 3,338 [3] -
1965年 5,054 -
1970年 11,301 -
1975年 12,799 -
1980年 37,338 -
1981年 37,619 [4] -
1985年 34,323 -
1990年 30,403 15,195 - [5]
1991年 15,508 - [6]
1992年 15,649 - [7]
1993年 15,742 - [8]
1994年 15,762 - [9]
1995年 31,648 15,683 - [10]
1996年 15,230 - [11]
1997年 14,515 - [12]
1998年 14,222 -
1999年 27,763 [13] 13,631 1,427 [14]
2000年 19,322 9,205 1,274 [15]
2001年 7,230 1,271 [16]
2002年 6,208 1,225 [17]
2003年 5,355 1,205 [18]
2004年 4,707 1,138 [19]
2005年 9,258 4,479 1,232 [20]
2006年 7,844 4,014 1,261 [21]
2007年 7,026 3,563 1,216 [22]
2008年 6,599 3,364 1,265 [23]
2009年 6,107 3,104 1,219 [24]
2010年 5,961 1,109

駅周辺

バス路線

その他

  • 京王帝都電鉄時代に全廃となった5000系の先頭車前面行先表示器の当駅の表示コマには、多摩動物公園にちなみライオンの横顔がバックにデザインされていた。
  • 映画『ふりむけば愛』(1978年公開)で、京王線ホームがロケに使われている。
  • 多摩モノレールの駅では京王動物園線への乗換案内は駅路線図での表記のみに留まる。

隣の駅

京王電鉄
動物園線
急行・各駅停車
高幡不動駅 - 多摩動物公園駅
多摩都市モノレール
多摩都市モノレール線
程久保駅 - 多摩動物公園駅 - 中央大学・明星大学駅

脚注

関連項目

外部リンク