コンテンツにスキップ

小籔千豊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。202.127.93.59 (会話) による 2013年3月9日 (土) 16:18個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

小籔 千豊
本名 小籔 千豊
ニックネーム 小籔ちゃん、かずぽん
生年月日 (1973-09-11) 1973年9月11日(50歳)
出身地 日本の旗 日本 大阪市住之江区
血液型 B型
身長 188cm
言語 日本語
方言 大阪弁
最終学歴 近畿大学附属高等学校
出身 吉本総合芸能学院(NSC)第12期
コンビ名 ビリジアン(現在は解散)
トリオ名 ビッグポルノ
相方 やまだともカズ
芸風 吉本新喜劇漫談コント
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
(東京本社)
活動時期 1993年 -
同期 2丁拳銃
COWCOW
土肥ポン太
テンダラー
現在の代表番組 よしもと新喜劇
ちちんぷいぷい
今ちゃんの「実は…」
他多数
過去の代表番組 なるトモ!
他多数
他の活動 俳優歌手
配偶者 既婚
テンプレートを表示

小籔 千豊(こやぶ かずとよ、1973年9月11日 - )は、日本喜劇男優お笑いタレント

大阪市住之江区出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京本社所属。吉本新喜劇の座長。近畿大学附属高等学校卒業。

略歴

1993年、山田知一(現在はやまだともカズの名で構成作家として活動)とコンビ「ビリジアン」を結成。フルーツ大統領のメンバーに編成されるなど関西では人気を得るも2001年に解散した。解散直後、小籔自身は警察官への転職を真剣に考えるなど、一時芸能界からの引退を決意しかけたが、その独特なスタイルなどから吉本の社員に慰留され続け、バッファロー吾郎木村明浩の薦めで同年吉本新喜劇に入団する。

入団当初は声量も足りず、セリフも棒読みに近いものだったが、主に内場勝則座長の下「いざという時頼りない人」「全身紫スーツで固めた身体の弱いヤクザ」(池乃めだかと組んで演じる)「小悪党の秘書」でブレイクすると司会役、店員役などあらゆる重要な役柄を与えられるようになり、一躍新喜劇のエース、吉本の有望株に急成長を遂げた。

2004年夏からは、座長不在時に川畑泰史と組んで座長代理も務め、その「川畑小籔コンビ」の新喜劇が内外で高い評価を得る。また、同年秋からはNHK朝の連続テレビ小説わかば」のレギュラーに抜擢され、原田夏希演じる主人公若葉の先輩職人・杉本康博役を演じ、全国的に小籔の知名度を広めることになった。

2005年3月には「吉本新喜劇 川畑泰史・小籔千豊公演 がんばろっカナ!?キャンペーン」をなんばグランド花月にて開催。吉本新喜劇の歴史に残る大イベントを成功させ、イベント内で新喜劇の大御所・桑原和男からも「(川畑小籔両名は)次代の新喜劇を背負うのに相応しい人材」とお墨付きを貰っている(その後も、現座長の内場や辻本茂雄が重鎮ポジションになり、次期座長候補の小籔が座長の立場になって新喜劇を上演するなど、次代の新喜劇を背負う小籔にさらなる飛躍が期待されてきた)。

これらを受けて、2005年8月に座長就任要請があり、2006年1月に受諾を決意。2月28日に襲名御披露目を行い、その後1週間は「小籔祭り」として名実共に初の座長公演が行われた。初回の襲名口上には、内場と辻本、吉田ヒロの3座長と未知やすえが脇を固め、2回目以降は辻本、ヒロの代理としてめだかと川畑が参加した。この期間は、小籔より名前が大きい「オオヤブ」姓の人、身長188センチの小籔より背が高い人(女性の場合はハイヒールでもOK)、「千」より大きい名前(万田さん、千一さんなど)の人は入場無料扱いになった。

新喜劇外の活動としては、2006年上方お笑い大賞の話題賞を受賞するほか、2003年1月16日には同じく新喜劇を主戦場とするレイザーラモン出渕誠住谷正樹)と3人によるユニット「ビッグポルノ」を結成。コントやラップ、トークなど、様々なパフォーマンスを行った。また、2005年8月31日には「国立文楽劇場より愛をこめて」と題して同所では異例のコントライブを行い「伝統とエロスのコラボレーション」(小籔談)を具現化してみせ、ラップナンバー「SUNRISE SUNSET」ではボーカルとラップを務めた。より多くの人にビッグポルノを見せたいという思いから、サマーソニックなどの野外音楽フェスティバルに出演を希望したが全て断られたため、それならばと自らお笑いと音楽を融合させた野外イベントを企画し、2008年から「コヤブソニック」として毎年規模を拡大させながら開催を続けている。

また、土肥ポン太と一緒におくにと申します。で2005年のM-1にも挑戦した。翌2006年は座長・社長とコンビ名を改め出場した。また、翌2007年は、川畑と座長座長として出場し、見事準決勝進出(敗者復活は辞退)。また、座長座長としてキングオブコントにも出場している。2008年2月20日に、亡くなった小籔の母親への後悔の思いを歌った「プリン」を発売し、歌手デビューも果たした。この「プリン」は「誰も知らない泣ける歌」で紹介、スタジオの涙を誘ったが、西田敏行からは「歌、下手だな」と言われてしまった。

人物

  • 大阪NSC12期生。同期には2丁拳銃COWCOW土肥ポン太テンダラーなどがいる。
  • 自称「ド在阪芸人」だが、2011年に東京本社へ移籍。以降、東京での仕事が増えている。
  • 最大の特徴は、身長188cm、体重63kgという長身かつ超ガリガリ体型。
  • 小籔の『やぶ』は藪や薮ではなく、正しくは(いわゆる原義が「竹藪(たけやぶ)」の方の"やぶ")である。
  • プロフィール上、身長185cmと表記されていたが、座長就任時のキャンペーンとして「小籔の身長188cmより高い人は無料」と言うキャンペーンを行っていた。
  • 妻、娘一人、息子一人。奥さんは菅原洋一にそっくりだと、他の芸人等に言われる。夫である小籔曰く「奥さんの顔は2点だが、性格は100点」らしい。
  • 実家は自転車屋を経営しており、その模様が2010年1月18日放送の「ごきげんライフスタイル よ〜いドン!関西テレビ)」のとなりの人間国宝さんにて放送され、父が出演していた。その後父とは2010年春から「小籔★スターリオン」で1年間共演している。また、住之江でワンルームマンション経営もしている。ちなみに祖父は民間療法施術者であり、小籔はよく「医者もどき」と揶揄して語っている。
  • 実家が自転車屋であるにもかかわらず、2011年春から自転車チェーン店のイメージキャラクターになった。
  • 父と妹は、小籔本人とほとんど同じ顔。子供の頃、妹と2人で道を歩いていると、見ず知らずのおじさんから「君ら、小籔さんとこの子やろ」と言われたことがある。妹は、名古屋の和菓子店・松河屋老舗に嫁いでいるのが自慢。
  • ノンミートイーターで、自ら「ロハスの先駆け」と語っており、BSE騒動の際には、「私の時代が来た」と語ったと言われている。ただし、魚や乳製品は食べることが出来、思想的なものではない。小籔の祖父が「肉は体に悪い」として教育していたため、肉を受け付けない体になってしまった(ちなみに、その祖父は60代で死去)。マクドナルドでは、もっぱらフィレオフィッシュ。にも関わらず、2006年の健康診断で、痛風の気があると診断された。2010年4月5日放送の日本テレビ「アンラッキー研究所」では、ラムなどの肉を食べないことについての質問は何万回も聞かれてきた、もし無人島で食糧が肉のみであれば食べると語った。キッチンぷいぷいでも小籔だけ肉を外してもらっている。
  • 座長に就任してからは、テレビ番組出演時の自己紹介の際必ず「吉本新喜劇座長の〜」という冠をつけるようになった。また、コメントを求められた際に「I am 座長の私も〜」と言うこともある。新喜劇の宣伝やアピールも積極的に行う。
  • 土肥ポン太を「永遠のライバル」と目しており、2007年の「オールザッツ漫才」で土肥のネタ(お嫁サンバカメラマン)が大ウケした際、小籔は舞台裏で般若の様な顔になっていたという(本人談)。
  • 2007年7月に個人のブログ開設。驚異の更新ペースで土肥とアクセス数を勝負していた。現在は、更新停滞。
  • 小籔軍団なる一団(後述)を引き連れて、クラブ等を飲み歩く。構成員は、主にbaseよしもとの若手芸人。
  • 島田珠代と共に「IQサプリ」に出演した際、パーフェクトスッキリを達成した。
  • 将棋を趣味とし、吉本興業内での将棋大会で優勝するほどである。将棋のプロとも面識がある。小籔が将棋を始めた理由は母親がきっかけ。母親が勤めていた会社に同期で入社した二人の男がおり、その内の1人は真面目で仕事もできたが、もう1人はボンクラであった。しかしこのボンクラの方が将棋、麻雀ゴルフを趣味としており、この趣味を生かして上司に取り入り出世していったのだが、真面目な方は出世しなかった。このことから世渡りが上手になるようにと母親は当時子供であった小籔に将棋を教え始めた。
  • 「滑っていても手を抜かずに最後まで芸をやり続けること」「目いっぱい」などの意味で芸人が使う「マンキン」という言葉は、小籔が使い始めた言葉(ラジオ番組「ゴー傑P」での本人の弁より)。ある芸人が舞台で滑っていても全力で芸をやり続けている姿を見て、「滑ってもまったく動じへんなぁ。あいつ、万金丹(まんきんたん)でも飲んで、舞台上がっているのか?」との感想から派生した言葉。
  • カメラオレンジジュース、ナポリピザ、マドラスのカレーが好き。
  • 2011年7月から2012年にヴィッセル神戸に在籍した韓国のサッカー選手・ペ・チョンソクは小籔に風貌が似ており(身長も187cmある)、神戸入団早々「コヤブ」「ザチョウ」という渾名がつけられた。また「チョン」の漢字表記は「千」である。

ギャグ

自分の身体の細さを前面に出したネタがメイン。他人を褒めているようで実はけなしている「ほめ殺し」的な台詞の言い回しは、新喜劇でも随一を誇る。また、辻本茂雄の「茂造じいさん」と同じくトラブルメーカー的な役割が多いため、責任転嫁ネタが数多い。また、ベタな笑いを基調とする新喜劇において、ビリジアン時代からの売りであるシュールなボケも多く見られる。座長就任後は、仙人のようなカツラを被り、辻本がよく演じるじいさん店員役を演じるなど、方向性を模索している途中である。従来の新喜劇ではなかったサブカルチャーをモチーフにした作品や女性役にも挑戦しており、「シスター小籔」「女子高生・小籔千豊子」を演じている。 ピンの時のネタでは、顔芸が比較的多い。

「俺はなあ…」

中でも秀逸なのは、ヤクザに追い詰められるなど、修羅場の状況で放つこのやりとり。

(小籔)「おーい、それ以上俺らなめとったらいてまうぞ」
(ツッコミ)「いてまう?われなめとるんかコラァ」などと言われこのセリフ。
(小籔)「俺は、今はこんなんやけどなぁ、こう見えてもなぁ、昔はあんなんやったんや!
(ツッコミ)「どんなんやってん!」
(小籔)「今まで数々の悪いことやって来とんねや!殺人強盗恐喝窃盗詐欺婦女暴行密輸誘拐放火……以外はやって来とんねや!」
(ツッコミ):「何やそれ!あと何が残ってんねん!」
  • 更にそれに対して、
(小籔)「つまみ食いとかあるやろ!水出しっ放しとか。妹叩くとか。ダブルドリブルとか。おかわりしたのに残すとか。ブランコなかなか代われへんとか。メロンパンの上だけ食べるとか」
(ツッコミ)「ただ行儀悪いだけやないかい!!」
  • 「お母ちゃんにちょっと怒られるだけやないかい」
  • 「むちゃくちゃ怒られるわ!!!」
  • 「しらんがな〜」

この後、小籔が相手の胸倉を掴んで「なめとったらいてまうぞ」と怒鳴りつけ、急に顔をしかめて肋骨を押さえたところを、共演者に「どないした?」と言われこの一言。

  • 「大きい声出したら、アバラ折れました」
    • 初期の頃は「そんなら出て行くな」と言われた後に逆切れし「何やとこらー」と言った後、もう一方の肋骨を押さえ、「どないしたんや」「もう一方も折れました」とぼけるシーンもあった。さらに、稀に3回目に叫ぶと、前述の骨折が治るというギャグもあった。

また、別のパターンとしては…

  • (怒鳴りつけたあとに)ヤクザ「やろうっちゅんか、あぁん!」 

小籔「俺がやるんちゃう。こいつがやるんや!!」と、別の人(大抵内場が多い)に転嫁する。

なお、座長就任後はこのギャグは一切使用していない。

その他

  • 肋骨しかないガリガリの体をアピール。または、ボディアタック。
  • 主に川畑と共演している時、ついてないときに「ラッキー!」と言う。
  • 言い訳。遅刻した際などに、モロゾフプリンや、カレーそば、ナポレオンの寝起きなどについて延々と講釈を始めるが、全く関係ない話なので「何の話してんねん!!」とツッコまれる。
  • 「例えばですね、昔、ナポレオンというフランスの皇帝がいたんですよ。その皇帝はですね、ある日起きなければならない時間になってもなかなか目を覚まさなかったんですよ。執事は大変困りました。そうだ、ナポレオン様の大好物のチーズを鼻に近づければ、ナポレオン様は目を覚ますのではないかと思いついたわけですよ。執事はチーズをナポレオン様の鼻に近づけたんですよ。そしたら、なんと、ナポレオン様は目を覚ますどころか、寝ぼけたまま、奥さんの名前を呼んで、『今晩は疲れてるんだ、勘弁してくれ』ナポレオン様はそうおっしゃったそうですよ。」といい、辺りがシーンとなった途端。「おまえ何の話してんねん?」とツッコまれる。大体ツッコむのは、烏川耕一である。
  • 「例えばですね、モロゾフのプリンってあるじゃないですか。あのガラスのコップって、なかなか捨てれないんですよね。あれ上等やから、いつも洗うて麦茶入れて飲んだりとかして使ってるんですけど、あのガラスのコップばっかり家にブワーッと並んでたら『うわっ、この家貧乏臭い家やなぁ』と思われたらイヤやから、今度こそモロゾフのプリンもらった時はガラスのコップ捨てなあかんなぁと思うてたんですけど、こないだね、またモロゾフのプリンもらったんですけど、また洗うて使てますねん」「…ってなんの話や!?」
  • (小籔)「行く途中で銀行強盗があったんですよ。犯人が逃走してパトカーがカーチェイスしてたんですよ」
    (共演者)「どこで見とったんや?」
    (小籔)4チャンネル
    (共演者)「サボっとるやないか!」
  • 川畑のことを「じゃがばたさんとか言うてましたね〜」、「顔パンパン」といじる。
  • 「フォフォフォフォフォ」と、横隔膜と肋骨を揺らすような笑い声を発する(他のメンバーは、俗に「引き笑い」と称する)。
  • 「店のことなら何でも聞いてちょうだい」と言われ、「なぜ、横浜中日は、あんなに素敵な外国人を取ってくるんですか?」「なぜ、巨人交流戦になると落ちてくるんですか?」などと、まったく関係の無い質問をする。島田一の介が「それはですね…」と答えようとして、周囲から「答えんでいい!」と突っ込まれる。そして小籔は、「トイレどこですか?朝からずっと我慢してたんですよ」と言って、いったん退場する。
  • 「申し訳ございません」と言いながら、ありえないくらいでかいおならをする(勿論実際の音ではなく、演出による音である)。「全然反省していないやないか!」と突っ込まれると、未知やすえが「実は…私です」と言って、「やすえちゃんが?ええーっ?」と驚かれる。
  • 川畑と悪役2人組で登場し、川畑の動機が、夫がいなく自分を1人で育てた母親のためだったと分かると。
  • (小籔)「僕も分かりますよ。僕も父1人、母1人。」
  • (川畑)「普通やがな!!」
  • (小籔)「家族揃って皆でガヤガヤ……」

と、川畑とは比較的裕福な家族図を説明する。

レイザーラモン住谷(既に退団)とのやりとり

  • (住谷に)「やるんかコラ」と肩を?まれ「肩揺すんなや、背中曲がるやろ!」「できればもう一方も揺らして」
  • 「男は骨やで!」
  • (初対面で)「あなた何ですか?ゴミ袋の神様ですか?」

キャラクター

小籔の特徴は、たくさんの個性的なキャラクターを持っていることである。1回限りのキャラクターも多数存在するが、ここでは数回登場したキャラクターを挙げる。

コヤブ王子

小籔がしばしば演じるキャラクター。ヨシモト王国(もしくはコヤブ王国)の王子を自称する男で、新婚の家庭に突然転がり込む事が多い。ネルシャツ(夏季はボーダー柄のシャツ)を着用し、リュックサックを背負っている。「ニホンゴワカラナイ」と言いつつ、日本の慣習に関してやたら詳しい。公演によって、「王位を継ぐのが嫌で家出した王子」「正体はただの空き巣」など、設定が異なる。

シスター小籔

シスターの格好で登場し、突然倒れてうどん屋などのお店に転がりこむという場合が多い。「ヨハネ小籔」と名乗り、店の人から事情を聞かれると「実は教会が火事で焼け、住んでいたマンションは耐震強度を偽装され、そこのエレベーターはシンドラー社製で…」等と泣きながら話す(その際、共演者から「2006年の総決算みたいな人やな」と突っ込まれる)。2008年3月1日の放送では、

聖書らしきものを開きネタを言うことも。

  • 例:「主はおっしゃいました。右の頬をぶたれたならば、左の頬を差し出しなさい。右の台で負けた場合は左の台でやりなさい」(その際、「嘘つけ!パチスロ必勝法やろ」などと突っ込まれる)。

他に「東京ドームの試合を見ていたとき、主はおっしゃいました。『今の大きい外野フライ、広島やったら入っとんで』」と言い、「どっかのおじさんがビール飲みながら言うことやねんそれは」とツッコまれる。

  • なぜか数珠を持っており、『私、浄土真宗なんです』と言う。「シスターちゃうんか?」と言われ、その後に本当はシスターではなく旧姓が「四数田(しすた)」だったというオチが多い。「それどっちかと言うと、『しすうた』とちゃうか?」と言われ、「あの数寄屋造り(すきやづくり)みたいな感じで」。「知らんわ」と常にツッコまれる。
  • おお…たかじんやっぱ好っきゃねん」っと唱えて祈る。突っ込まれると「あーこれはヘブライ語で、おお、たかじんとは、おお神よという意味なんです」「やっぱ好っきゃねんとはヘブライ語でやっぱり君が好きだという意味なんです」っとボケる(「日本語と一緒やないかい」とツッコまれる)。コヤブ王子の時にやる事もある。
  • 劇の最後で物事が解決すると特定の出来事を交えた賛美歌を歌うが、途中からキャバクラの宣伝の歌を歌いだす。「♪いつくしみ深き〜…」と讃美歌(312番「いつくしみ深き」)を歌って「浄土真宗とちゃうんかい!」と突っ込まれることもある。

小籔勉強

学生服を着て、眼鏡をかけ、長髪のカツラで登場することが多い。カツラの上には昭和の匂いをうかがわせる学生帽を被っているが、その中身はてっぺんハゲというオチである。学生服を着ていることが多いが、ごくせんをパロディにした「こやせん」では、ごくせんの主人公・ヤンクミの着ている、アディダス製のジャージに似たジャージを着ていた(違いは、3本線と2本線)。

  • なぜか鹿児島弁でしゃべり、「えらい訛ってるね」と共演者から言われた際、「私生まれは京都なんですけど、小さいときに大阪に引っ越したもので」といい、共演者からは「ずっと関西やがな」とつっこまれる。そのあと、小籔自身は「父が鹿児島人バリバリなもんで」とフォローする。
  • 共演者が危機的状況に陥ったときに、馬鹿にするように笑って貶したりする(例「バーカー(馬鹿)」「パーゲー(ハゲ)」など独特な口調で)。
  • その他の代表的な台詞ネタ…(未知やすえなどの美しい女性を見て、その独特の訛りで)「なんて美しい人だ〜。こんなに綺麗な人を見たのは、(踊りながらリズミカルに)平成元年以来だぁ〜」等。

その後、「いや〜、初めまして、私吉本大学から来ました小籔勉強と申します」と関西弁で普通にしゃべり、共演者から「訛り取れとるがな」「お前普通にしゃべれるやないか」と突っ込まれる。

  • 勉強の名前の由来を聞かれた際に、「高校のときにスポーツ推薦で大学に入ることができました」といい「勉強関係ないがな」とつっこまれるのは必ずであり、小籔も「親の心子知らず」とフォローする。何かにつけて矛盾を指摘されると、必ず自らがフォローして笑わせるというのが定番である。
  • また、ショックを受けたときや嬉しいことがあったときは必ず効果音が入る。
  • 関西電力(子会社・関電SOS)のテレビCMには、このキャラクターで出演している。

オタク小籔

腰まである超ロン毛のカツラに眼鏡、リュックサックという格好で登場。すっちーも同じ格好で遅れて登場し、2人とも人気アイドルのオタクという役。 小籔とすっちーのボケ合戦が主なギャグである。 アルバイトとして登場する。

  • 髪の毛が長いことを川畑に指摘されても反応せず、何回か言われたあと「えっ、僕のことですか?」と言う。さらに「家族の中で一番短い」、「昨日散髪に行った」などと言う。
  • すっちーと口論になると、長い髪の毛を振り回して喧嘩を始める。

ホスト小籔

ホストの格好で登場する。本名は小籔田五作だが、ホストに似つかわしくない名前であることをいじられる。ちゃんと源氏名があるとフォローする。 役は、ホストクラブで働く学生だったり、ストーカーであったりする。

ラジオでの発言

罵倒

舞台やテレビでのお決まりのことしか言わないのとは異なり、自分のラジオでは毒舌、罵倒キャラ。しかも、ハイヒールのリンゴによれば、「飲み会での小籔の悪口は、ほんまグロイ!」との発言から分かるように、毒舌、罵倒は、ラジオ向けの演出ではなく、小籔本人の地のキャラクターのようである。ちなみに、小籔の目指すラジオは、「単に面白いラジオではなく、伝説に残るラジオ」らしい。

2ちゃんねる

小籔本人の話によると、最初に2ちゃんねるを友達から教えてもらった時には、「こんなにおもろいサイトがあるんや」と面白がり、度々読んでいた。しかし、自分と笑い飯が出演している毎日放送ラジオゴー傑Pスレッドで、笑い飯よりも小籔に関する書き込みが多く、そのほとんどが罵倒、苦情であることを知ってから、ラジオ番組内でも2ちゃんねる、2ちゃんねらーを意識した発言、罵倒が始まった。生放送中に番組のスレッドに書き込まれたやりとりを番組後半で取り挙げたこともあった。

小籔軍団

メンバー

舞台出演

なんばグランド花月うめだ花月に不定期出演中。うめだ花月では、小籔や五十嵐サキ出渕誠住谷正樹なかやまきんに君などのメンバーが連夜実力派若手芸人とコントや新喜劇を繰り広げている。また、最近ではルミネtheよしもとにて、新喜劇のほかレイザーラモンと一緒にスペシャルコントに出演することもしばしばある。

主な出演番組・映画

テレビ

現在のレギュラー
過去のレギュラー
単発・ゲスト
※第13弾ではMVPを取得。ザ・ゴールデンSP3では、無断で合コンに参加した先輩芸人の井上竜夫のことを「合コン」というタイトルで語りMVSを獲得。「しらこい」「ジャイケン」などの言葉遣いが爆笑を呼んだ。番組出演回数が松本人志千原ジュニア宮川大輔ほっしゃん。ケンドーコバヤシ河本準一といったレギュラー・準レギュラーを除くと3回で兵動大樹有田哲平と並ぶ歴代1位、また、番組における「金のハンコウ」の獲得回数も4回で、これも兵動と木村祐一に並ぶ番組歴代1位である(スピンオフも含めれば、兵動の5回がトップ)。MVSを獲得した事で、準レギュラーの座を獲得したものと思われる。
※2009年度の読売テレビチャリティーパーソナリティ。
※レギュラー出演者・千鳥のノブのピンチヒッターとして出演。

ほか多数

ドラマ

ラジオ

現在
過去

映画

山田洋次監督の作品に多数出演している。

CM

PV

CD

  • プリン(アーティスト名は「こやぶかずとよ」、2008年2月20日発売、関西および高知限定にもかかわらずオリコン最高位95位、インディーズチャート6位 毎日放送「よしもと新喜劇」エンディングテーマ)
  • プリン(2008年4月23日発売、全国発売)

DVD

出版物

  • 『なんば花月 芸人読本』
  • 『よしもと魂』

イベント

外部リンク