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大江 維時(おおえ・の・これとき 仁和4年(888年) - 応和3年6月7日(963年7月5日))は平安時代の貴族、学者。大江千古の三男。
文章博士~大学頭~式部大輔~東宮学士~参議などを歴任、従三位・中納言にまで出世する。
学者としても名が高く、醍醐天皇・朱雀天皇・村上天皇の侍読を担当した。日観集、千載佳句を編集。また、唐に留学して中国の兵法「三略」を学び、それを「訓閲集」という120巻の書物に記している。
記憶力に優れ、他人の死没年や屋敷の移り変わりの様子なども把握していたようだ。