アオブダイ
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アオブダイとはブダイ科の魚類で、体長は大きいものでは90cmほどにもなり、前頭部がこぶのように突き出ている。また歯が他の身体の各部位に比べて発達していて、人間の指を噛み切るくらいの顎の力もある。その強靭な歯と顎を使いサンゴを骨格ごとかじって、それをエサとしている。エサであるサンゴがある程度の水温(約18℃以上)なければ生息できないため生息域が東京以南なので、それに従ってアオブダイの生息域も東京以南となっている。アオブダイはオスとメスとで体色の違いが著しく、オスの体色が真っ青であることから、この魚に名前をつけた人はおそらくオスのみを見て名づけしたのだと思われる。ちなみにメスの体色は赤褐色に白っぽい色や黒っぽい色の模様があるのが一般的である。活動は昼間行い、夜は岩陰などで、自分の口から粘液を出して薄い透明な膜を張ってその中で寝る。食用で、昔から各地方独特の呼び名で呼ばれている。