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コルト・キングコブラ

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コルト・キングコブラ
概要
種類 回転式拳銃
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計・製造 コルト
性能
口径 .357口径(約9mm)
銃身長 102mm
使用弾薬 .357マグナム弾
装弾数 6発
作動方式 ダブルアクション
全長 229mm
重量 1191g
有効射程 50m
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コルト・キングコブラ: Colt King Cobra)は、アメリカコルト社が1986年から1990年まで生産していた「MK-Vシリーズ」の回転式拳銃

特徴

同社のコルト・トルーパーの後継として登場。パイソンと同じく.357マグナム弾を使用するリボルバーである。

基本設計はMK-Vシリーズだが内部機構(メカニズム)に改良が加えられている[1]

強力なマグナム弾の衝撃に耐えられるように従来のリボルバーよりも強度面を意識したつくりになっており、ボディーには錆びに強いステンレス素材を採用している。そのためシルバーカラーが標準仕上げとなっているが、表面にガンブルー塗装が施されたものもある。

銃身長には2.5インチ、4インチ、6インチ、8インチの4種類があり、特に8インチモデルは拳銃での狩猟が許されているアメリカの一部の州ではスコープを搭載してハンティングに使用することも可能となっている。前述の通り廉価な銃ではあるが、高い耐久性と安定した性能を誇るため民間での射撃や狩猟は勿論のこと、一部の警察関係でも使用された。[要出典]

コルト・アナコンダ

コルト・アナコンダ 6インチモデル

コルト・アナコンダ (英: Colt Anaconda)は、キングコブラの生産終了後である1990年に「コルト社初の.44マグナム」として発表された「MK-Vシリーズ」の大型リボルバー。

外観は同社のダブルアクションリボルバーの中で最も有名な存在であるパイソンに似ているが、内部機構はキングコブラを基本としているためパイソンよりも生産コストを削減することに成功し、その上でキングコブラと同様、充分な強度を確保している。

しかし、発売当初は設計上に不完全な部分があったのか、シリンダーの回転不良などが多くあまり評判が芳しくなかった。[要出典]その後少しずつ改良が重ねられ、最終的にはコンバットシューティングなどに使用される程の性能を持つ実用性の高いリボルバーとなった。

他に.45LC弾を使用するものも製造されたがこちらはあまり普及しなかった。なお実銃のアナコンダはすべてステンレス素材で製造されており、キングコブラのようにガンブルー塗装が施されたものは製造されていないためエアソフトガンにあるブラックカラーのアナコンダは実在しない。

登場作品

映画・テレビドラマ

ユージこと大下勇次刑事が映画あぶない刑事リターンズからあぶない刑事フォーエヴァーまでキングコブラの2.5インチモデルを使用していた。
矢部刑事がキングコブラの2.5インチモデルを使用。

漫画・アニメ

美樹がキングコブラの4インチシルバーモデルを、海原神がアナコンダの6インチシルバーモデルを使用。
ボルボ西郷と汚野刑事がキングコブラの6インチモデル使用。

ゲーム

キングコブラが登場銃器の一つとして登場。
C.Anacondaという名称で登場。作品中、唯一のリボルバー式である。
Anacondaという名称で登場。唯一のリボルバー式である。
Anacondaという名称で登場。使用弾薬が50アクションエキスプレス(50AE)弾に変わっており、装弾数も7発と、実銃より1発多い。
44アナコンダという名称で登場。白鐘直斗専用武器の一つ。
44MUGNUMという名称で登場。(外見で判断すれば、アナコンダの可能性大)
本城恵梨依が使用。

脚注

  1. ^ 内部機構のほかに、各部の機構を見直すことによって生産コストの削減に成功し、それにより、従来の同社製リボルバーでは重く粘っていたトリガーアクションがある程度改善された、と言われている。[要出典]

関連項目

外部リンク

  • Colt - コルト社公式サイト
  • Colt Anaconda - コルト・アナコンダ(コルト社公式サイト)