ガルーダ・インドネシア航空
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法人番号 | 5700150000419 | |||
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設立 | 1949年 | |||
ハブ空港 |
スカルノハッタ国際空港 デンパサール国際空港 | |||
焦点空港 |
ハサヌディン国際空港 ジュアンダ国際空港 ポロニア国際空港 セピンガン国際空港 | |||
マイレージサービス | Garuda Frequent Flyer | |||
会員ラウンジ | Garuda Indonesia Executive Lounge | |||
航空連合 | スカイチーム(2014年加盟予定) | |||
親会社 | インドネシア共和国政府 | |||
保有機材数 | 85機 | |||
就航地 | 51都市 | |||
本拠地 |
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代表者 |
Emirsyah Satar (President and CEO) | |||
外部リンク | http://www.garuda-indonesia.co.jp/ |
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ガルーダ・インドネシア航空(ガルーダ・インドネシアこうくう、インドネシア語: PT (Persero) Perusahaan Penerbangan Garuda Indonesia)は、1949年に設立されたインドネシアの国営航空会社。日本では「ガルーダ航空」とも、英語圏ではGaruda Indonesiaとも表記される。
概要
社名の「ガルーダ」は、インドネシアの国章でもあるヒンドゥー教の神鳥ガルダから取られている。ガルダはヴィシュヌ神を乗せ、天空を駆け抜けたと言われており、機体の垂直尾翼に描かれているロゴには”安全で快適な空の旅を”との願いが込められている。当初は旧宗主国のKLMオランダ航空が運航していた諸島間運航を引き継ぐ形で運航を開始、1954年3月には100%国有化された。インドネシアのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。
ハッジチャーター
イスラム教国のインドネシアの航空会社である為、時期によってはメッカ巡礼の為、他社から機材をリースしてチャーター便を運航(ハッジチャーター)したりするので、保有機材中にハイブリッド塗装の機体が見られることがよくあり、運航の合間に通常定期路線に同機材を投入することもある。
機内入国審査プログラム
一部の長距離便で、独自の入国審査プログラム「機内入国審査プログラム」が行われている[1][2]。これは、搭乗前にビザ代金を支払い、機内にて到着ビザの発給と入国審査を同乗する入国審査官が行い、到着後は専用ブースを通って入国ができる。
1990年代
創立時からほぼ全世界に等しいほど乗り入れていたが、1997年のアジア通貨危機によりマニラ・ホノルル経由ロサンゼルス便率いる北米線とと欧州線のほとんどが廃止された。
2001-2009年
EUが「安全性に問題がある」として、他の全てのインドネシアの航空会社とともに2007年7月6日からのEU域内への乗り入れ禁止を決定されていた[3]。
また、アメリカ連邦航空局(FAA)も、全てのインドネシアの航空会社は安全面の水準がICAOの基準に合わないとされ、ガルーダ・インドネシア航空の搭乗予定者(特にアメリカ人)に注意を呼びかけている(2007年4月現在)。スカイチーム加盟航空会社との提携も旅客・貨物ともすべて中止していた(2009年4月現在)。
ジャカルタまたはデンパサールを起点に、2009年をめどに再びロンドンやアムステルダム、フランクフルトへの3路線への就航を計画し、2008年2月にボーイング社に最新機材を大量発注した上、2007年以降に大きな事故がないことからEU域内への乗り入れ禁止解除を要望していた。しかし、2008年7月24日のリリースで「安全対策がまだ不十分」として却下されたが、一年後の2009年7月14日にリスト更新で同社の管理体制が国際基準の安全性を満たしているとして、他3社と同時に2年ぶりに禁止解除され、2010年6月よりジャカルタ/ドバイ/アムステルダム線の運航を再開した。
2009年-現在
EUの乗り入れ禁止解除を受け、2009年7月にthe Quantum Leapという再建計画を発表した。[4]また同時にロゴ、制服、機体塗装、尾翼のデザインなどが一新された。このデザインはアメリカの大手デザイン事務所ランドーアソシエイツによるものである。[5] 2010年11月23日に航空連合・スカイチームに加盟する契約を締結した[6]。加盟予定は2014年3月頃を見込んでいる。
2012年3月13日に日本就航50周年を迎え、4月27日に東京国際空港へ乗り入れた。[7][8]
就航都市
ガルーダインドネシア航空 就航都市 (2013年6月現在) | ||||
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国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
東南アジア | ||||
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ジャカルタ | スカルノハッタ国際空港 | メインハブ空港 | |
バリ島 | デンパサール国際空港 | ハブ空港 | ||
マカッサル | ハサヌディン国際空港 | 焦点都市 | ||
バリクパパン | セピンガン国際空港 | |||
スラバヤ | ジュアンダ国際空港 | |||
メダン | ポロニア国際空港 | |||
ジョグジャカルタ | アジスチプト国際空港 | |||
バンドン | フセイン・サストラネガラ空港 | |||
ロンボク島 | ロンボク国際空港 | |||
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クアラルンプール | クアラルンプール国際空港 | ||
ペナン | ペナン国際空港 | |||
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シンガポール | シンガポール・チャンギ国際空港 | ||
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バンコク | スワンナプーム国際空港 | ||
東アジア | ||||
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東京 | 成田国際空港 | ||
東京国際空港 | ||||
大阪 | 関西国際空港 | |||
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北京 | 北京首都国際空港 | ||
上海 | 上海浦東国際空港 | |||
広州 | 広州白雲国際空港 | |||
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香港 | 香港国際空港 | ||
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台北 | 台湾桃園国際空港 | ||
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ソウル | 仁川国際空港 | ||
西アジア | ||||
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ジッダ | キング・アブドゥルアズィーズ国際空港 | ||
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アブダビ | アブダビ国際空港 | ||
ヨーロッパ | ||||
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アムステルダム | スキポール空港 | ||
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ロンドン | ガトウィック空港 | 2013年11月2日就航予定 | |
オセアニア | ||||
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シドニー | シドニー国際空港 | ||
メルボルン | メルボルン空港 | |||
パース | パース空港 | |||
ブリスベン | ブリスベン空港 | 2013年8月1日就航予定 | ||
休・廃止路線 | ||||
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名古屋 | 中部国際空港 | ||
福岡 | 福岡空港 | |||
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ホノルル | ホノルル国際空港 | マニラ経由 | |
ロサンゼルス | ロサンゼルス国際空港 | ホノルル経由 |
日本への乗り入れ
成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、関西国際空港に乗入れている。路線は東京/成田、東京/羽田、大阪/関西-デンパサール線及び、東京/成田-ジャカルタ線を運航中。過去には、名古屋/中部、福岡-デンパサール線も運航していた。日本人客室乗務員が必ず乗務している。2013年10月から大阪/関西-ジャカルタ線の運航を再開する予定[9]。
便名
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/78/In-flight_meal_Garuda_Indonesia_Air_Lines_200507.jpg/220px-In-flight_meal_Garuda_Indonesia_Air_Lines_200507.jpg)
- GA086-089: ヨーロッパ、アブダビ
- GA100-199: 国内線(スマトラ)
- GA200-299: 国内線(中部ジャワ、マラン)
- GA300-399: 国内線(スラバヤ)
- GA400-499: 国内線(バリ、ヌサ・トゥンガラ)
- GA500-599: 国内線(カリマンタン)
- GA600-699: 国内線(スラウェシ、マルク、パプア)
- GA700-799: オーストラリア
- GA800-899: アジア
- GA900-999: 中東
機材
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/90/Garuda_Indonesia_Airbus_A330-243_Aoki.jpg/220px-Garuda_Indonesia_Airbus_A330-243_Aoki.jpg)
ガルーダ・インドネシア航空の機材は以下の航空機で構成される。(2013年5月現在)
機 種 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備 考 | |||||
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F | C | Y | 計 | ||||||
エアバス A330-200 | 10 | 1 | — | 36 | 186 | 222 | |||
エアバス A330-300 | 6 | 18 | — | 42 | 215 | 257 | |||
ボーイング 737-300 | 5 | — | — | 16 | 94 | 110 | 退役予定 | ||
ボーイング 737-500 | 4 | — | — | 12 | 84 | 96 | 退役予定 | ||
ボーイング 737-800 | 58 | 8 | — | 12 | 144 | 156 | |||
ボーイング 747-400 | 2 | — | — | 42 | 386 | 428 | 退役予定 | ||
ボーイング 777-300ER | — | 10 | 8 | 38 | 268 | 314 | 2013年6月に納入予定 | ||
ボンバルディア CRJ1000 NextGen | 8 | 10 | — | 12 | 84 | 96 | |||
計 | 93 | 47 |
過去に運航していた主な機材
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6b/Garuda_Boeing_747_at_Zurich_Airport_in_May_1985.jpg/200px-Garuda_Boeing_747_at_Zurich_Airport_in_May_1985.jpg)
- エアバス A300
- エアバス A300-600R
- ボーイング 737-200
- ボーイング 737-400
- ボーイング 747-200
- マクドネル・ダグラス DC-10
- マクドネル・ダグラス MD-11
- ダグラス DC-3
- ダグラス DC-8
- ダグラス DC-9
- コンベア240
- コンベア340
- コンベア440 メトロポリタン
- コンベア990 コロナード
- フォッカ-27 フレンドシップ
- フォッカー28 フェローシップ
- ロッキード L-188 エレクトラ
事故と事件
1950年の最初の事件以来、ガルーダ・インドネシア航空は14回の死亡事故が起きている。最新の5件は:
- 865便(マクドネル・ダグラスDC-10)は1996年6月13日に、福岡空港を離陸する時にエンジンに異常が起き、離陸スピードを上回る速度で滑走路をオーバーランした。 第三エンジン燃料管が断ち切れ炎上し機体は大破。275人の乗員・乗客の内3人が死亡した。[3]
- 152便(ジャカルタから直行便のエアバスA300)は1997年9月26日、視界不良の中、メダン空港の18マイル手前のシボランギットに墜落した。222人の乗客と12人の乗組員の全員が死亡。[4]
- 421便(ボーイング737-300)は2002年1月16日にロンボク島からジョグジャカルタまで飛行中、悪天候のためやむをえずソロ川に緊急着陸をした。スチュワーデス1名が死亡したが、59人の他の乗客と乗組員は無事だった。[5]
- 238便(スマラン行き、ボーイング737-500、登録:PK-GGD)は2007年2月1日、スカルノハッタ国際空港にてプッシュバックをする際、サウジアラビア航空ボーイング747-300機(登録:TF-ATJ)と衝突した。96人の乗客は負傷しなかったが、多くが事故のため精神的ショックを受けた。
- 200便(ジャカルタから飛ぶボーイング737-400、登録:PK-GZC)は、2007年3月7日0700時、ジョグジャカルタのアジスチプト国際空港に着陸時にオーバーランして、水田に突っ込み燃上した。 少なくとも21人が死亡。これにより、事故機の機長が業務上過失致死傷容疑でインドネシア警察当局に逮捕された。
出典
- ^ 機内入国審査プログラム Garuda Indonesia
- ^ Immigration on Board Garuda Indonesia
- ^ List of airlines banned within the EU
- ^ “"Quantum Leap" planned for post-EU ban Garuda”. eTurbo News. (23/7/09) 2010年12月9日閲覧。
- ^ Garuda Indonesia Introduces vibrant new brand identity by Landor Associates(ランドーアソシエイツ公式サイト)
- ^ ガルーダ・インドネシア航空、スカイチームに加盟(ガルーダ・インドネシア航空日本語公式サイトより)
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 10月に運航再開へ=関空・ジャカルタ線―ガルーダ航空 時事通信 2013年4月12日