コンテンツにスキップ

山口智充

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。61.117.233.107 (会話) による 2013年7月30日 (火) 10:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎出演番組)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

山口智充
本名 山口智充
ニックネーム ぐっさん
生年月日 (1969-03-14) 1969年3月14日(55歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府四條畷市
血液型 O型
身長 173.5cm
言語 日本語
方言 関西弁
最終学歴 大阪府立四條畷北高等学校
出身 吉本興業のオーディション
コンビ名 DonDokoDon(活動休止中)
相方 平畠啓史
芸風 漫才コントボケ
モノマネ
立ち位置
事務所 吉本興業東京本社
活動時期 1994年 -
同期 ロンドンブーツ1号2号
ペナルティ
オセロ など
現在の代表番組 ぐっさん家〜THE GOODSUN HOUSE〜
天才!志村どうぶつ園
にじいろジーン
ワンダー×ワンダー
過去の代表番組 リンカーン
スタぴか!
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル
配偶者 既婚・3児
テンプレートを表示

山口 智充(やまぐち ともみつ、1969年3月14日 - )は、日本お笑いタレントものまねタレント俳優声優歌手司会者。愛称は、ぐっさん大阪府四條畷市出身。吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。大阪府立四條畷北高等学校卒業。既婚。身長173.5cm。体重84kg。平畠啓史とともにお笑いコンビDonDokoDon」のボケを担当していたが、2011年現在は単独での仕事が多くマルチタレントとして幅広い分野で活動している。

経歴

高校時代に友人とコンビを組んでコントのようなことをしていた。芸能活動を始める前はマツヤデンキで営業担当として勤務し、優良社員賞を受賞するほど優秀な社員だった。ミュージシャンを目指すために退職。その後、宝塚ファミリーランドで勤務している時に相方の平畠と知り合い、お笑いの道へ進んだ。

全国区の知名度を得たのは『明石家マンション物語』(フジテレビ系列)に出演してからである。同番組内では芸達者なラテン歌手「ガルシア」というキャラクターで登場。以後、バラエティ番組を中心に活動するようになった。

吉本の芸人としては珍しく、声帯模写や効果音など多彩なものまねを得意とする(後述)。

かつてはミュージシャン志望だっただけあって、その歌唱力は高く、ギター演奏もこなす。宮迫博之雨上がり決死隊)とのデュオ「くず」として音楽活動(作詞作曲を担当)も行っている。くずの楽曲中では演奏面でも「ギターを弾きながらハーモニカを吹き、同時に足の先に括り付けた鈴を鳴らす」という器用さを見せている。

四條畷市立くすのき小学校(山口本人の母校が統合した先の小学校)校歌の作詞・作曲を担当している[1]。この他にも演歌歌手に楽曲を提供したり、『いただきマッスル!』(中京テレビ制作・日本テレビ系列) の挿入歌を作詞・作曲したりしている。また、日本テレビ系列の音楽バラエティ番組『MusiG』において自身のボーカル、佐野元春の作詞・作曲、山本耕史のギターによる「The Whey-hey-hey Brothers」として1枚のシングルをリリースしたこともある(いずれの番組も放送終了)。

ミュージシャンの奥田民生に「こんなに歌唱力もあって面白い人が音楽の世界にいたら敵はない。ぐっさんの本業がミュージシャンでなくて良かった」とまで言わしめたエピソードもある。

このように歌も歌える、演技もできる、ものまねもできるなどと「マルチな才能を持つしっかりもの」というイメージがあるが、かつてレギュラー出演していた『リンカーン』の放送時間を間違えたり[2]、一般常識クイズではことわざや理数系の問題が苦手な方で、正解できないなど天然ボケの気質もあり、松本人志に「あんまり知られてへんけど、ぐっさん結構アホやねん」と言われたこともある。共演が多く仲も良い雨上がり決死隊の二人は、『アメトーーク!』にて山口のことを「あんなに器用なのに、めっちゃアホ」と評している。

母親の出身地は鹿児島県大島郡瀬戸内町である[3]

人物

プロレスラーのようながっしりとした体型をしており、周囲からは「芸人の身体ではない」と言われる程だが、格闘技を本格的にやったこともなければ、トレーニングをしているわけでもない。自称「ナチュラル・ボーン・マッスル」。久本雅美にその肉体形成の不可思議さをネタにされ、「ラグビーをしたことがないラガーマン」と表現されたこともある。一時期、「カラダ〜はAV男優だよ〜♪」というギャグがあった。

腕力はかなり強く、特に左腕を用いた腕相撲は「黄金の左腕」と言われ、今まで誰にも負けたことがなく、自衛隊員にも勝ったことがあると本人は語っている。『リンカーン』において出演者全員を相手にその力を披露し、連続20人斬りを達成したことがあり[4]、俳優界で無敵だった哀川翔にも勝っている。

味覚が鈍感で「美味しい」と「すごく美味しい」の二通りしかないと評されることがある。雨上がり決死隊の宮迫博之には「ぐっさんにとっては高級蒸しアワビ牛丼もおいしさは一緒」、ダウンタウン松本人志には「キャラメルさえ与えておけばいい」と評され、『リンカーン』では、試食で皆が「美味しくない」という料理を「美味しい」と言って一人だけ食べ続け、料理人として出演した際には、高級食材を使って中華料理を4品作り、そのうち2品のスープは山口が味見して「旨い」と言ったが、試食したダウンタウン、さまぁ〜ず、雨上がり決死隊からはマズいと評された。山口自身はテレビ朝日系列の『笑顔がごちそう ウチゴハン』の司会をしており、その味覚の鈍感さぶりに宮迫が思わず「(共演している)江角さん、キレてくるで」と突っ込んだこともある。

森田一義アワー 笑っていいとも!』の「スポンサーはあなた!」コーナーでは抜群のバランス感覚を見せた。「人差し指に傘を乗せたまま維持」「両手の指にハンガーの柄の部分をかけて回し続ける」、「お好み焼きのでピンポン玉を弾き続ける」等のゲームで、ほとんどその場を動かないという余裕をもって成功している。

名古屋の放送作家・松永英隆と深い関わりがあり、『ぐっさん家〜THE GOODSUN HOUSE〜』(東海テレビ制作)の番組企画として名古屋市天白区平針に所在する愛知県運転免許試験場にて大型自動二輪車を取得した。愛車は1976年製カワサキ・KZ900LTD[5]

サラリーマン時代に電車通勤をしていた際、偶然居合わせた女性からストーキングに遭っていたことを明かし、『ココリコミラクルタイプ』でコントとして再現された。

習字や絵画なども趣味で行っており、バラエティ番組CMなどでその腕を披露している。

テレビ東京系列の年明け特番『今年も生だよ芸人集合 笑いっぱなし伝説』の第一回「吉本歌がうまい王」にて、今田耕司が推していた山崎邦正を抑えて優勝。翌年には、自身の歌唱が主となる名物コーナーとなる「ぐっさんのビッグショー伝説」がスタートした。

「四角い物フェチ」である。角張った感触と、物がスッポリ収まる感覚(「スフォ感」と形容)がたまらないとのこと。番組の企画でジュラルミンケースの工場を訪問した際や、『アメトーク』に出演した時は「四角いもの」に囲まれ終始興奮していた。中でも最も気に入っている四角いものは「天突き(ところてん切り器)」で、四角いところてんを四角い天突きに入れ、四角い棒で押すと四角がたくさん並んだ網から四角いところてんがたくさん出てくるからのこと。この嗜好は自動車にも現れており、愛車は四角い形が特徴のトヨタ・プロボックス

大のサウナ好きでもあり、『アメトーーク』にも企画を持ち込んで放送される位である。お気に入りは塩サウナ。山口曰く「肌がトゥルットゥルになる」とのこと。またサウナに入る時は、タオルで股間を隠さずに入るのが流儀であると語っており、2010年6月5日放送の『にじいろジーン』のコーナー「ぐっさんを連れて行くならこんなトコ!」では、ゲストの石田純一が勧めるスパに行った際にはタオルで股間を隠さず、VTRでは番組キャラクターの「ジーンちゃん」のテロップで山口の股間を隠しており、それを見た共演者のベッキーは、こういう形で「ジーンちゃん」テロップを使われたことに憤慨する。

オリコン調べの「理想のお父さんランキング」で第一位を獲得したこともあるほど、好感度が高い[6]

2005年、『笑っていいとも!』出演時にあるコーナーで「今、家にCDかける機械がない。」「昔、カセットテープケースがスリムになったことに腹がたった。今でも昔録音したテープをよく聴いている」と語っていた。

バイク党で、仲間内で「山口モータース」というバイクチームを結成し、揃いのツナギツーリングをしている。また相葉雅紀とともに「ミッドナイトツーリングクラブ」も結成している。

大のトミカファンで、自身のコレクションは約200台所有し、子供時代に集めていた当時のビンテージものから自身の好きな車種まで幅広く集めている。「子供がいないときにこっそり一人で遊ぶのが好き」であり、2010年にはトミカ40周年を記念し「トミカでっかい子供大使」に任命された。

エピソード

ギャグ路線からシリアスまで多様なものまね芸を持っているが、かつてテレビ番組の本番中に大失敗をしたことがある。『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』(フジテレビ系列)においてデーモン小暮閣下のものまねをした際、歌い出しのタイミングを間違えフライングした。その時はものまねをされた本人として登場した小暮に軽く突っ込まれていた。

また、多くのものまねができるにも拘らず、長嶋茂雄アントニオ猪木のものまねは下手で、『リンカーン』でものまねを交えたゲームを行った時は、普段ものまねをやらない芸人よりも下手であるといじられたことがある。

意外にもキャッチボールが苦手である。はりけ〜んず前田登は「投げようとしたら異様に身構えていた」、「投げ返す時なぜかボールが横に飛び牽制球かと思った」と証言している。

新選組!』(NHK大河ドラマ)の劇中、佐藤浩市演じる芹沢鴨オウムに馬鹿にされるというシーンにおいて、オウムに台詞を覚えさせる調教が撮影に間に合わず、スタッフは急遽、永倉新八役で出演していた山口にオウムの吹き替えを依頼したエピソードがある。山口は見事にオウムを演じ切り、このシーンは無事放送された。

2006年7月16日に放送された『FNS26時間テレビ』内の『笑っていいとも!』増刊号生放送スペシャルで、小学生女子300人に聞く好きな男性レギュラーランキングで1位になった。その理由として「歌う姿にキュンときます」などがあった。

四條畷市立くすのき小学校の校歌の作詞・作曲は、母校が統合されたために新校歌を作る必要があり、友人が山口本人に依頼したことで実現した。小学校には直筆の歌詞表が飾られた。しかし、紙で貼って上書きされたような形跡があったことを『ちちんぷいぷい』(毎日放送制作)でハイヒールリンゴに指摘された。 2005年、西武ドームで開催された渡辺美里のラストライブ『MISATO V20 スタジアム伝説〜最終章〜 NO SIDE』に大江千里とともに応援に駆けつけ、3人は一気に意気投合していったというエピソードがある。

山口達也TOKIO)が結婚するときにはピーターとともに後見人になった[7]

2010年4月8日放送の『VS嵐』でスペシャルドラマ『わが家の歴史』チームの一員として参加したが、「ピンボールランナー」のボールキャッチ役になった際、ボールが籠に2個入った際のベルトコンベヤーのスピードアップでバランスを崩して場外に転倒してゲーム終了、ボール2個分の得点の40点しか獲得できず、これがチームの負けに繋がった。なお、このコーナーでベルトコンベヤーから転倒し、アウトになったのは当該番組の史上初で、100点を下回ったのも初めてとなった。

ディスコグラフィー

アルバム

  1. (有) 山口モータース2009年7月22日
  2. 晴れ時々快晴2012年4月4日

出演番組

バラエティ

コンビでの出演はDonDokoDonを参照。

現在
過去

テレビドラマ

映画

劇場アニメ

海外アニメ

ラジオ

CM

その他

ものまねレパートリー

小学生の頃からの特技であるものまねのレパートリーは、形態模写や声帯模写など100を超える。特にマニアックな暑苦しい系統のキャラクターのネタを武器にしている。

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

その他

など

脚注・出典

  1. ^ 2010年4月11日放送(近畿地方は2010年5月5日放送)『課外授業 ようこそ先輩』、NHK総合による。
  2. ^ 準レギュラーも含めて間違えたのは山口だけで、当然共演者から激しいツッコミを受けたが苦笑するだけで一言も言い返せなかった。松本は「(山口が回答した時間帯であれば)完全に筑紫哲也的な時間帯(『NEWS23』の放送時間帯)やん」とつっこんでいる。
  3. ^ 2008年3月8日放送『ワンステップ!』(TBS系列)による。
  4. ^ ちなみにその際出演していたのはダウンタウン・さまぁ〜ず・雨上がり決死隊・品川庄司FUJIWARAおぎやはぎバナナマンフットボールアワースピードワゴン中川家の20人だが、そのうち中川礼二品川祐原西孝幸宮迫博之松本人志はかなり粘らせて勝利し、自ら「絶対負けない」と言っていた庄司智春には圧勝した。
  5. ^ 『アメトーーク』2012年11月1日放送 有名人&芸能人の愛車データベース 2013年3月31日閲覧
  6. ^ ちなみにその時のランキング2・3位は関根勤所ジョージであった。
  7. ^ 2008年3月15日放送『メレンゲの気持ち
  8. ^ 「あれ、ぐっさんは?」TBS『リンカーン』から山口智充が消えた理由(日刊サイゾー)
  9. ^ 同番組オリジナルソングの作詞・作曲・歌唱(グット園長名義)も手掛ける。
  10. ^ 2000年11月19日放送『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の企画「松本セコセコ裁判」で松本の声を担当。

外部リンク