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南北多摩合戦

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南北多摩合戦(なんぼく・たま・がっせん、またはかっせん)とは日本フットボールリーグ(JFL)におけるダービーマッチである。

概要

  • JFLにおいては東京都国士舘大学サッカー部横河電機サッカー部→横河武蔵野FC佐川急便東京SCの3チームが所属し、一時期ダービーが実施されていたが、国士舘は2004年に撤退、佐川も2007年SAGAWA SHIGA FCとして滋賀県に移転(厳密には佐川急便大阪SCとのチーム統合の上での移転)となり、東京都を本拠とするJFLのクラブは横河1チームのみとなった。
  • その後2009年FC町田ゼルビアが昇格を果たし、3年ぶりのJFLでのダービーが実現する運びとなった。しかし、当初は「JFL東京ダービー」といわれており、同年4月にインターネットのスポーツニュースサイト「スポーツナビ」で、当時の横河・依田博樹、ゼルビア・戸塚哲也両監督の座談会で「新たなる東京都ダービーの実現に向けて」と題して話したが、一部のサポーターは「チーム名に町田・武蔵野の両市の名前が入っているので、「東京」という文字を入れるにはいささか問題がある」として、東京都の多摩地方を本拠地とするチーム同士の対戦[1]であることを意識付けてこの「南北多摩合戦」というダービー名がつけられたとされている。
  • 町田は2012年Jリーグ ディビジョン2に属していたためこのダービーは行われなかったが、2013年町田がJFL降格になったことを受けて、再びリーグ戦で行われたが、2014年は町田がJリーグ「復帰」(Jリーグ ディビジョン3加盟による)となったことから、現段階での「南北多摩合戦」は2013年度のものが最後となった。

ホームスタジアム

チーム名 スタジアム名
命名権名称)
収容人員 画像 備考
横河武蔵野 武蔵野陸上競技場 5,000人 武蔵野市陸上競技場
町田ゼルビア 町田市立陸上競技場 10,600人 町田市立陸上競技場 2012年にJ2昇格も2013年JFL降格
その他中立開催
(主なものだけ)
東京スタジアム
(味の素スタジアム)
49,970人 味の素スタジアム 上記ホームスタジアムが芝生保護やスタンドなどの改修で使えない場合に使用する。
他に東京スタジアム西競技場、江戸川区陸上競技場江東区夢の島陸上競技場多摩市立陸上競技場などが使われる場合がある
国立西が丘サッカー場
(味の素フィールド西が丘)
7,940人 西が丘サッカー場

試合結果

リーグ戦

  • 横河武蔵野FC:4勝2分2敗
  • FC町田ゼルビア:2勝2分4敗
月日 時期 会場 ホーム 得点 アウェイ 観客数
2009 4月11日 JFL 前期第5節 武蔵野 武蔵野 2-1 町田 1,326
10月17日 後期第12節 多摩陸 町田 1-2 武蔵野 1,315
2010 6月19日 前期第16節 西が丘 武蔵野 2-3 町田 1,204
10月31日 後期第13節 西が丘 町田 1-2 武蔵野 1,411
2011 4月24日 前期第7節 町田 町田 1-2 武蔵野 3,044
11月5日 後期第14節 駒沢 武蔵野 0-0 町田 1,586
2012年は、町田がJ2所属・武蔵野がJFL所属のため試合なし
2013 5月4日 JFL 第10節 武蔵野 武蔵野 0-1 町田 2,257
7月14日 第20節 町田 町田 2-2 武蔵野 2,742

外部資料

(スポーツナビ・スポーツライターの宇都宮徹壱著「JFL定点観測」より)

関連項目

  • 東京ダービー (サッカー)(このうち、東京ヴェルディ対町田ゼルビアの試合に関しては「東京都クラシック」と称されている)

脚注

  1. ^ 厳密には日本プロサッカーリーグに属するFC東京東京ヴェルディ1969も、名目上は「東京都全域がホームタウン」となっているが、実際味の素(東京)スタジアム調布市)を試合の本拠地、またホームタウン活動も前者は主に調布市・府中市三鷹市都心23区を中心とした地域、後者は稲城市多摩市立川市といずれも多摩地域がメインである