東浜巨
福岡ソフトバンクホークス #16 | |
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![]() 2013年9月29日福岡ヤフオク!ドーム | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 沖縄県与那城町(現:うるま市) |
生年月日 | 1990年6月20日(34歳) |
身長 体重 |
181 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 ドラフト1位 |
初出場 | 2013年4月11日 |
年俸 | 1,400万円(2014年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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東浜 巨(ひがしはま なお、1990年6月20日 - )は、福岡ソフトバンクホークスに所属する日本のプロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d1/2012_ASIA_higashihama.jpg/250px-2012_ASIA_higashihama.jpg)
名前の由来は、「心も体も大きく育つように」との願いを込められつけられた[1]。与那城小学校2年から「与那城ストロング」で野球を始める。与勝中学校では軟式野球部に所属し、3年夏は県大会優勝、九州大会3位とエースとしてチームを牽引した。
沖縄尚学高校では1年の春からベンチ入りし、3年春のセンバツでは5試合で41回を投げて防御率0.66と安定したピッチングで、同校を9年ぶりの優勝に導いた。3年夏は県大会の決勝で浦添商業高校に敗れ準優勝。プロからも注目されたが、進学を希望しプロ志望届は提出しなかった。
亜細亜大学進学後は硬式野球部に所属し、1年春から東都大学野球リーグ戦に出場。初登板から3試合連続で完封勝利をあげ[2]、新人賞を受賞。以降、最高殊勲選手2回、敢闘賞1回、ベストナイン投手部門4回と東都大学リーグを代表するエースとなり、3年秋には松沼雅之(東洋大)の持つ通算15完封の記録を超えるリーグ新記録の通算16完封を達成した[2]。4年次には亜大で初めて投手として主将に就任した[3]。日米大学野球選手権大会は第37回(1年夏)と第38回(3年夏)に出場。通算成績は4試合で9回を投げ、防御率1.00。また、第25回アジア野球選手権大会日本代表(1年夏)とU-26 NPB選抜 対 大学日本代表(1年秋)の大学日本代表にも選出された。東都リーグ通算完封は最終的に22を記録した。
2012年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスと埼玉西武ライオンズ、横浜DeNAベイスターズの3球団から1位指名を受け、抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。そして11月30日、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で契約に合意、背番号も「16」に決定した。
プロ入り後
4月11日の対オリックス戦(ヤフオクドーム)でプロ入り初登板、初先発したが初回に満塁本塁打を打たれるなど、3回1/3を6失点(自責点は1)で降板[4]。試合自体は松田宣浩のサヨナラホームランでソフトバンクが勝ち、黒星は付かなかった[4]。2度目の登板となった4月18日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(Kスタ宮城)でも5回6失点で降板[5]。敗戦投手となり、翌日二軍落ちした[5]。その後は二軍で投げ、同年のフレッシュオールスターゲームのウエスタン・リーグ代表に選出[6]。フレッシュオールスターゲームでは、先発投手を務め2回1安打無失点で、優秀選手となった[7]。4月18日以来の登板となる9月23日の対千葉ロッテマリーンズ戦(QVCマリンフィールド)で、先発して6回を3安打3失点の内容でプロ入り初勝利[8]。10月5日の日本ハム戦ではプロ初完封[9]。2014年シーズンは新人王の権利が残っている。
選手としての特徴・人物
オーバースローから最速152km/h(プロ入り後の最速は147km/h[10])のストレートとスプリッターのように変化の大きいツーシーム、球速の違う数種類のスライダー、カットボール、カーブの組み立てで[11]打たせて取るピッチングを主体とする[12]。その一方で、大きな変化をする変化球が少なく、打者にタイミングを取られやすいという欠点が指摘されている[13]。
打者のタイミングを外す投球術に長け[14]、試合中の修正能力も高い[15]。
大学時代にはリーグ通算最多奪三振記録を更新したが、奪三振へのこだわりはなく奪三振率も高くない[16]。また、同じく完封のリーグ記録も樹立したが、試合の中では完封を意識しておらず、「どんな形でも“勝てる投手”になること」を目指しているという[16]。また、「究極のピッチングは10安打完封」[17]などと述べている。
元プロ野球選手の大野倫とは母方の祖母同士が姉妹にあたり親類である[18]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2013 | ソフトバンク | 5 | 5 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 120 | 28.2 | 27 | 4 | 9 | 0 | 1 | 25 | 0 | 0 | 15 | 9 | 2.83 | 1.24 |
通算:1年 | 5 | 5 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 120 | 28.2 | 27 | 4 | 9 | 0 | 1 | 25 | 0 | 0 | 15 | 9 | 2.83 | 1.24 |
- 2013年度シーズン終了時
記録
- 初登板・初先発:2013年4月11日、対オリックス・バファローズ3回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、3回1/3を6失点(自責点1)で勝ち負けつかず[4]
- 初勝利・初先発勝利:2013年9月23日 対千葉ロッテマリーンズ24回戦(QVCマリンフィールド)、6回を3失点[8]
- 初完投・初完投勝利・初完封勝利:2013年10月5日、対北海道日本ハムファイターズ24回戦(札幌ドーム)、9回4被安打10奪三振(無四死球)
背番号
- 16 (2013年 - )
登場曲
出典
- ^ “東浜巨、防御率0.80でベストナインに〜亜細亜大エースの目標は「40勝」”. web Sportiva. 集英社 (2009年5月28日). 2012年10月25日閲覧。
- ^ a b “3年でリーグ新記録!東浜“松沼弟超え”16完封”. Sponichi Annex. (2011年9月27日) 2012年10月12日閲覧。
- ^ “東浜 亜大初の投手主将に ロッテスカウト「1位指名重複間違いない」”. Sponichi Annex. (2012年1月1日) 2012年10月12日閲覧。
- ^ a b c “東浜 プロ初先発で満弾洗礼も強運黒星消えた”. Sponichi Annex. (2013年4月12日) 2013年4月12日閲覧。
- ^ a b “東浜 2軍降格 また6失点KO、自らダメ出し「甘い」”. スポーツニッポン. (2013年4月19日) 2013年9月22日閲覧。
- ^ “7・18フレッシュ球宴 東浜ら選出”. スポーツニッポン. (2013年5月31日) 2013年9月22日閲覧。
- ^ “東浜 全球直球勝負で優秀選手「後半戦で頑張りたい」”. スポーツニッポン. (2013年7月18日) 2013年9月22日閲覧。
- ^ a b プロ初勝利の東浜「この1年自分の中でもがきながらやってきた」スポーツニッポン2013年9月23日配信
- ^ ソフト来季へ光!東浜プロ初完投初完封(デイリースポーツ2013年10月6日、同日閲覧)
- ^ “【ソフトB】東浜復調2年ぶり147キロ”. nikkansports.com (2013年7月11日). 2014年2月9日閲覧。
- ^ 『アマチュア野球 vol.32』日刊スポーツ出版社、2012年、4-7頁頁。ISBN 978-4-8172-5520-4。
- ^ 中村和久「Professional Report 2012」『週刊ベースボール』2011年11月7日号、ベースボール・マガジン社、86-87頁、雑誌20441-11/7。
- ^ 田坂貢二 (2013年5月2日). “燕・小川が早くも3勝…明暗分かれるルーキーたち”. サンケイスポーツ 2013年9月22日閲覧。
- ^ 『野球太郎』No.1、廣済堂出版、19頁、雑誌69411-06。
- ^ “巨407K!リーグ記録M3”. nikkansports.com. (2012年10月10日) 2012年10月12日閲覧。
- ^ a b 『アマチュア野球 vol.33』日刊スポーツ出版社、2012年、64-65頁頁。ISBN 978-4-8172-5526-6。
- ^ “亜細亜大・東浜巨「究極のピッチングは10安打完封」”. web Sportiva. 集英社 (2012年10月8日). 2012年11月30日閲覧。
- ^ “東浜に親類の元プロ大野倫が2桁○太鼓判”. nikkansports.com. (2013年2月9日) 2013年4月23日閲覧。