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王至森寺

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王至森寺
所在地 愛媛県西条市飯岡3021
山号 法性山
宗派 真言宗御室派
本尊 大日如来
創建年 舒明帝12年(639)
開山 舒明天皇
札所等 新四国曼荼羅霊場31番
文化財 キンモクセイ(国の天然記念物)
法人番号 3500005003977 ウィキデータを編集
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王至森寺(おしもりじ)は、愛媛県西条市飯岡にある寺院。山号は法性山、宗派は真言宗御室寺派、本尊は 大日如来新四国曼荼羅霊場の第三十一番札所である。

御詠歌:ありがたや たつあらなみを しづめつつ み船導く 森のともしび

概要・歴史

寺伝によると、その昔、舒明帝が道後温泉へ行幸の途中、燧灘で暴風雨に遭われた。この時、森の中の寺で難を避けられた故事に因み王至森寺と称した。伝説に、森の木を大阪小松藩が御庫屋敷の建材に用いたところ、毎夜、帰りたいと泣くような音がするので川へ流した。月日を経て現在の戻川に流れ着いたことから地名に転じたという。鎮守法性大権現の別名は大威徳明王。牛に跨り、忿怒相を現す慈と威の像で篤い信仰があった。 山門の扁額「法性出」は小松藩三代一柳頼徳の筆跡である。 (中略)一柳頼徳は名君と称せられ、当時三百諸侯きっての能筆家であった。裏山に西国三十三番札所があったが、最近境内へ移して祀っている。

伽藍

  • 山門
  • 本堂
  • 大師堂
  • 法性権現堂

文化財

国指定天然記念物 (昭和2年指定)
かおり風景百選 (平成13年11月12日認定)
  • キンモクセイ

前後の札所

新四国曼荼羅霊場
30番 萩生寺 -- 31番 王至森寺 -- 32番 極楽寺

参考文献

  • 新四国曼荼羅霊場会/監修 『新四国曼荼羅霊場ガイドブック』えびす企画/刊 2007年1月

外部リンク