太平山三吉神社

太平山三吉神社
所在地	秋田県秋田市広面字赤沼3-2
主祭神	大己貴大神、少彦名大神、三吉霊神
社格等	県社・別表神社
創建	伝673年（白鳳2年）
例祭	5月8日、10月17日

太平山三吉神社（たいへいざんみよしじんじゃ）は、秋田県秋田市にある神社。

由緒

社伝によれば673年（白鳳2年）、役小角が創建したという（白鳳は逸元号。一般的にいわれる白鳳と西暦の対照表と合っていないが、社伝ではこうなっている）。その後801年（延暦20年）征夷大将軍坂上田村麻呂が戦勝を祈願して社殿を建立し、鏑矢を奉納したという。

中世を通じて薬師如来を本地仏とする修験道の霊場として崇敬され、近世には秋田藩主佐竹氏からも寺領を寄進され、現在の里宮は8代曙山佐竹義敦の建立である。戊辰戦争では奥羽鎮撫総督九条道孝の祈願所となった。

現在も東北地方を中心として全国に三吉神社が祀られ、太平山講、三吉講も広く分布している。

祭神

大己貴大神、少彦名大神、三吉霊神

三吉霊神

三吉霊神は太平城主鶴寿丸藤原三吉が神格化されたと社伝にあるが、基本的に山岳信仰による神である。力、勝負、破邪顕正を司る神である。

祭事

• 1月17日：三吉ぼんでん祭
• 5月8日：春季例大祭
• 7月17日：開山祭（御神体が里宮から奥宮（太平山山頂）へ遷る）
• 8月8日：講社大祭
• 9月17日：閉山祭（御神体が奥宮から里宮へ遷る）
• 10月17日：秋季例大祭

境内外社

• 奥宮：（秋田市太平山谷字谷山21、秋田市仁別字務沢、太平山山頂）

祭神：大己貴大神、少彦名大神、三吉霊神

創建：伝白鳳2年

• 木曽吉山神社：（秋田市太平八田字矢櫃）

祭神：金山比古神、金山比賣神

創建：弘化3年

• 神仙山神社：（秋田市太平八田字矢櫃、前岳山頂）

祭神：事代主神、大綿積神、猿田彦神

創建：弘化年間以前

• 御手洗神社：（秋田市仁別字務沢1）

祭神：火産霊神、祓戸神

創建：不明

• 御滝神社：（秋田市仁別字務沢）

祭神：火産霊神、祓戸神

創建：不明

年表

＜＞は関連事項

• 673年（白鳳2年）：伝役小角創建
• 801年（延暦20年）：伝坂上田村麻呂社殿建立
• 1602年（慶長7年）：＜佐竹義宣、秋田入封。＞
• 1868年（明治1年）3月：＜神仏分離令＞
• 1871年（明治4年）5月14日：＜社格制度制定＞

交通

バス

• 三吉神社入口（秋田駅から大学病院線・太平八田線）
  • 秋田中央交通

その他

• 駐車場 : 有り

外部リンク

• 太平山三吉神社